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本格的な上下セットの電熱服が欲しかったのです


今までは電熱服と言えるのかどうかの際どいう、韓国製の電熱ベストを使っていました。なんと言っても消費電力
が10w程度と、カブでも使えてしまう低電力ですし、お値段もレギュレーターがついて12000円くらいと激安でし
た。ステキ度は高くないものの、使い捨てカイロとは全く違う暖かさでした。寒くないではなく、暖かいという新次元
を体験させてくれました。が、どうしても、広く開いた首筋や腕のところが暖かくありませんし、下半身も無防備でし
た。セレブの皆さんが着ている上下セットがどうしても欲しかったのですが…、外国製の品々は配線一つにしても
とても効果で現実的ではありません。なんとかならんのか…と思っていましたが…。


ついに買ってしまいました(^_^;)


いろいろ探しているとKLANというイタリアのメーカーの品に行き着きました。有名なガービングなどに比べてもまだ安価
です。配線類のオプションも高くなく、なんとか手が出そうです。実は2012年の冬に気づいて狙ってみましたが…既に
メーカー欠品でサイズがなくなっていました。輸入品は秋に輸入して在庫を売って終わりです。翌年は10月から…とあ
ったので、10月にHPをチェックすると2013年モデルが出ていました。速攻で注文です。さすがに在庫はありました(笑)

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ついに買っちゃいました(^^)/
RSタイチのショップですが…安かったもので。
収納用バッグがついています。
ケーブルも一緒に買っておきました。
ケーブルは、Y字分岐、レギュレーター、そしてレギュレーターの外部コントロールです
Y字ケーブルを使う時は、ヒューズを最初についている5Aから10Aに変更です(Y字ケーブルについています)。
全体像はこんな感じです。
上下の服から電源ケーブルが出てきます。
うまくまとめてバッテリーまで導かねばなりません。
  Y字ケーブルだけで接続するとこうなります。
上着からは下向きにケーブルが出てくるのを無理矢理上向きに曲げます。さらに、コントローラーが上着の内部に隠れて使えないし、電源につなぐ端子まで上着の中に隠れます。(特にツアラータイプのジャケットを上に着るとそうなります)
使えませんね…これでは。
幸いなことに、レギュレーターを使うと、使用しなくなる付属のスイッチがあります(2セット余ります)。
このうち1つのスイッチをとりはずし、長さを調節して短い延長ケーブルを作りました。
すると、こんな感じで割と素直に取り回すことができます。
Y字ケーブルの先が、外側に着るジャケットからはみ出す程度になり、ちょうど良い感じです。その先にコントローラーが来ます。実際に乗り降りするときには、コントローラーまでをバイクに残す格好になります。
降りて歩いているときにケーブルが長くだらんと、垂れ下がるのは微妙ですからねぇ。
電源はバッテリーに直接つなぎます。
ヒューズは10Aです。
服の電源線は左側に出るのでいったん下に出してエンジンの裏側を回って配線しています。
こちら側に出てきました。
最初は付属のY字ケーブルを使用してました。いきなり初期不良で片側が接触不良でして交換してもらいました。コネクタ部分が長くて体にフィットせず違和感があったので短いものを自作しました。さすがに電力容量50〜100Wを真面目に通電しようとすると問題があります。市販のコネクタやケーブルでは無理があります。できあいのケーブル+コネクタセットでは100W部分が溶けてきました(やっぱり)。現在は、2本のケーブルを1カ所にまとめてコネクタに入れてますが…これも若干不安ですね。予備を1セット作って常に持ち歩いています。Y字分岐は接触不良も多発していて困りものです。
最初は、服の中でレギュレーターを入れて温度調整しようとしたのですが、やっぱりケーブル部分が大きくてやりにくかったのです。結局、カウルの中にレギュレーターを入れて、遠隔で調整できるオプションのボリュームを買ってタンク上に設置して手元で調整できるようにしました。
普段はこのように、カウルからカールケーブルが出て、それを服の下にあるコネクタに接続する形式をとりました。
これが一番現実的かも。


感想

さすがに100Wがフルに稼働すれば快適です。特に下は、GTRの特性(カウルの防風+エンジンの発熱)のおかげで、Gパンに電熱服だけで、まさにコタツ状態になって夢見心地です。上も首筋も温かいし腕も上腕部は暖かいです。
が、電源トラブルで発熱しないことも多々あり、現在は予備ケーブルも持っていく始末です。
2017年現在では、厳冬期でも上は冬寄りの3シーズンジャケット1枚、ウルトラライトダウンジャケット+電熱服+長袖シャツです。昼から暖かくなればウルトラライトダウンジャケットは脱ぎます。厳冬期とは思えない軽装で済みます。下はGパン−+電熱服+パッチです。パッチは本来不要っぽいのですが、私が汗かきで着ないとジャケットが汗臭くなるので仕方なしに着ています。

あと要注意点があります。電熱服は便利ですが、トラブルが発生したら機能しなくなり、とても寒い目を見る羽目になるかもれしません。トラブル時に対応できるよう、ある程度の服は予備で持つのが良いかと思います。

電熱服…一度経験すると手放せません。冬も凍結さえしなければ、快適にツーリングができるようになりました(^^)/

追伸

購入したクランですが、代理店が撤退したため、現在入手が難しくなっています。適当にお安くて良かったのですが…。

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