2009/07/17 余部鉄橋ツーリング 本文へジャンプ


雪の無いところを考えていました


年始早々天気が悪かったです。3連休ですが、天気が初日だけはなんとかなりそうです。
もう、山は凍結で越えることができません。走れるところは限られてきます。どこに行こうかと迷っていたのですが、
大阪なら雪の心配は無さそうです。かと言って、どこを狙うか考えるのもメンドーになってきて…(笑)

実は私はエセ四国の人間です。出生は高松になっていますが、親が親の実家である高松に産みに帰っただけなの
です。大阪や奈良や兵庫の関西圏で育ち、26歳まで暮らしていました。どっちかと言うと関西人(笑)かも。
もう少しで四国に帰ってきてからの期間が関西で暮らした期間を越えようとしているところです。
関西圏を離れて結構な年数がたってきていますので、老化と共に記憶も飛びかけています(^_^;)。
一般の方々には全く関係ないですが、学生時代に育った所に行ってみたくなりました。小学校の時は奈良に住んで
いて2009年冬のツーリングで行ってますが、第二弾として中学高校の頃に住んだ大阪に行ってみることにしました。

              お知らせ

   今回も、ツーリングの経路をGoogleMapに表示し
   どこに行ったのか、どこの写真なのかがわかるページ
   を準備しました。
   画像もクリックすると拡大できます。
   地図も拡大縮小可能です。

       こちらからどうぞ     MapへGO!



天気はよさそうでしたが…


2013/01/12 曇/晴

軟弱に5時起きで6時出発です。まだ外は真っ暗です。まずは、ミニストップで熱いコーヒーを仕入れます。
気温は1度です。かなり寒いので、耐寒装備も最大です。今日は、肩の付近の貼る使い捨てカイロを2つ装備して
います。首からZIPPOカイロ、靴にもカイロを入れています。電熱ベストとグリップヒーターも最大出力です。


いつもの熱いコーヒーを…

気温は1度です…


徳島道を走ります。山越えをする頃に夜が明けましたが、田畑には霜が降りているのが見えます。凍えるほど寒いはず
ですが、きちんと防風と防寒をすれば意外ともつものです。暖かいとは言わないまでも、困ることなく走行できますね。
コレで上下で100Wクラスの電熱服を着たら…きっと暖かいのレベルで耐寒ツーリングできちゃうんでしょうな(^_^;)
順調に、南淡路、北淡路を超えて走ります。


淡路島南PA

淡路島SA


今日も楽ナビポータブルを装備して走っているのですが…朝から愉快なことが起きています。コーヒーを買うときにコンビニ
に入りましたが、出たところ、なぜかナビ上の自車の方向が逆なのです。最後の状態を記録しているようですが、なんらかの
都合(バイクだと電源入れる前に方向が変わるとかかも)で方向情報が狂うと、それが実際に走っても修正されず、バックし
て走行していると認識しました。おかげでリルートしてバックしろと出てくるのです。困ったナビですな…。


楽ナビポータブル


明石大橋を越えて阪神高速に入り、大阪市内を越えます。市内通過は分岐も多くナビ様頼りになることも多いところなの
ですが…なんと、今度はICを通過した時でも無いのに、いつのまにか(高速道路の下を走る)一般道を走行していることに
なっています。おかげでナビは次のICで上がるようなルートを指示しようとします。ヲイヲイ、次の分岐はどっち行けばいいね
ん…状態でした。ゴリラでこのあたりを通過したことがありますが、そんな初歩的なミスは一度もありませんでした。
今回は何度もコレが起こってしまいます。手動で戻しても、すぐに降りたがるのです。手動設定したんだから間違いじゃ
ないってのがわからんのか、このアホっ(笑)
このナビの能書きには、車速信号に接続せずにより高い自車位置精度を実現する、車速補完型3Dハイブリッドセンサー
(3軸ジャイロセンサー+3軸加速度センサー)を新搭載。クルマの上下・左右・前後の動きに加えて、車体の傾きなどの
細かな動きまで感知するので、「GPSが受信できない場所」や「クルマが左右に傾きながら、上下に旋回する場所」でも
正しい自車位置表示が可能です…とあるのに、フツーに走っていても自車位置が狂うって駄目だろ…そりゃ。
まぁ、想定外のバイクなもんで妙な振動を拾って誤作動しているんでしょうかね?
ということで、ICを降りてまず、第一の目的地に到着です。

市内の府立Y高校です。青春テレビドラマでお馴染みの名前がついている愉快な高校ですが、戦前からあり既に100周年を
越えている(私の在学中で70周年だった)歴史はそれなりにある学校です。当時のポジションは3番手でした。小中学校の頃
はロクに勉強もしないで遊んでいたので、なんとなく流れで入った高校です。義務教育と違って、初めて選別をされ世間の目
の冷たさに気づかされましたねぇ。ここに来たからには一流大学(旧帝大)は、現役ではまず無理で、浪人しても年2、3人と
既に寂しい未来を約束されるステキな高校です。えらいところに来たもんだ…と、あがいて脱出をはかっていた高校生活でし
たので、そんな苦しい思い出しかありません。が、当時でも戦前の古い校舎でした。両側に教室があるので暗いし、油がしみこ
んだ黒い木の床の廊下。古き良き雰囲気はありますが…そんなもん、若者には理解できませんよね。最新式のステキな明るい
施設の方がずっと良いです。…ということで、すっかり立て直されていました。が、それも建築後結構たっているようで、既に
外壁のタイルが落ちかけていました。時代の流れは無常ですねぇ。当時の正門は、たぶんそのまま残っていたと思うのですが、
正門なのに普段閉ざされていて、大通りに面した通用門が使われているようでした(当時は別の施設の敷地だったところを
買収して拡張したみたいですな…) 正門も…既に歴史の中に沈んでいっているような…。唯一、記憶にある建物が残って
いたのが同窓開館です。銘板によると昭和9年建築みたいです(;゜Д゜) 当時から古くて入ったこと無かったですけどね。


正門前に堂々駐輪(笑)

唯一健在同窓開館

桃谷駅


学校から通学に使った道を通り、JR大阪環状線 桃谷駅にも寄ってみます。ガード下の雰囲気は変わってませんでしたが、
駅前にマクドナルドができていたり、確実に変化はしているようでした。大阪の町中って感じですなぁ〜。

次に、中学時代を過ごした八尾市に行ってみます。当時は電車で移動していたのですが、バイクで行くと意外と距離が近かった
ことに驚きます。が…ある程度混んでいるのと信号が多いので、時間は結構かかってしまいます。さすが大阪ですな。
最寄り駅だった近鉄山本駅にも行ってみますが、駅前広場もロクにとれない狭い感じのところです。住んでいた家は1年半くらいの
期間だったため、その位置が記憶から飛んでいましたが、近くまで行くと、な〜んとなくココかな?というところを入っていくと
バッチリ合っていました。はっきり覚えて無くても何らかの記憶は残っているものですねぇ(^_^;)
当時の家は…マッチ箱の様なボロい家ながら…いまだ、ほとんど姿を変えずに残っていました。
中学にも行ってみました。通学路を走りますが…既に記憶が飛んでいて、何もおぼえていません。八尾市立のY中学ですが、
私の教室があった新館は健在でした。当時から古かった円形校舎部分が、ちょうど撤去されているのか工事中でほとんど中が
見えないようになっていました。残念…もうちょっと早く来たら、当時の姿を結構残したものが見えたかもしれないのに…(^_^;)
近所を走ってみますが…当時の友達の家も…思い出せません。自分の中でも既に消えかけている思い出の場所ですねぇえ。


近鉄山本駅

当時住んでいた

八尾市立Y中学


さて、高校の途中から大学時代まで住んでいた堺市泉北ニュータウンの家に行ってみます。大学時代はほぼ兵庫県に下宿し
ていたし、就職してもすぐ兵庫県に行ったので、ここも実質住んだ期間は短いです。が、原付に乗りはじめたことや、就職して
からも実家にバイクで帰ることはあったので、さきほどの八尾市よりは道路の記憶があります。
途中の道は…これまた結構混雑していました。富田林を抜け、亀の甲交差点を通り、泉北ニュータウンに入ります。
弟が通った府立S高校に行ってみます。比較的新しい高校だったので、当時のままの姿で残っていました。
泉北高速鉄道 光明池駅にも寄ってみます。私が住み始めた頃は、ここはまだ未開通でした。当時の家から、駅前で1kmほど
ありますが、全て空き地で家から駅が見えていました(笑) 今ではとっても立派になってびっくりです(;゜Д゜)

そして近所の中学へ。ここは弟が通ってました。当時は新設でキレイでしたが、今はすっかりお疲れです。が、当時のまま
の姿で残っているようでした。弟は中学と高校が結構そのまま残っていて、ちょいとうらやましい感じです。
私が住んでいた家は…取り壊されて建て替えられて残ってませんでした。当時、これ以下は無いというボロい家を親父が建てた
ため、(築後10年くらいなのに)後で買った人があっさりと壊して、とってもステキな家に建て替えてしまいました。その家には
レクサスと、エスティマが停まっていましたが…リッチ感バリバリですな。回りの家は、まだ全て残っています。家を立てるときは
ケチってはいけませんね。長いこと使うものですからねぇ。

そういや、近所に当時Z2に乗っているほぼ同年代のお兄さんが居たのですが、まだ乗っているのかな?と覗くと、車庫には
無残な(おそらく)刀が放置されているのが目に付きました。無常ですなぁ〜(´Д`)

余談ですが、うちのすぐ近所には、女優の沢口靖子の実家があります。当時、高校生だった彼女がオーディションに合格して
ゴジラに出て、町内から有名人が出た!と喜んでいたのを思い出します。今回も行って見ましたが、当時はあった表札が
無くなっており、すごく頑丈そうな門ができていました(^_^;)


大阪府立S高校

光明池駅 サンピア

光明池駅

堺市立A中学

この先に某女優の実家が

ああ無常 刀が…


さて、お昼になってお腹もすいてきました。住み慣れたところも随分変わってしまっていましてガソリンスタンドもコンビニも
できていました。給油してコンビニで軽く昼飯を食っておきます。


LED信号にゼブラ模様

給油します

コンビニで昼食


このまま帰ると少し早すぎるのでちょっと寄り道しようと思います。私がいた頃は影も形もなかった関西新空港です。
一度は行ってみたかったのです。高速ができていて、ひとっ走りです。途中岸和田SAにて休憩です。
自販機で何が世界初なのか…とてもビミョーな自販機でジャンボサイズ250円のコーヒーを買ってボトルに入れます。
この自販機、作られる内部の様子を液晶画面で確認できるようになっていましたが…ふ〜ん、って感じですね。
味は(量も)…やっぱりミニストップの150円コーヒーに負けます。


岸和田SA

朝ほど寒くない

自販機でコーヒー

ジャンボサイズ250円


関西国際空港に行くのですが、埋め立てられて空港へは橋を通って行きます。この橋ですが、瀬戸大橋や鳴門大橋と違って
高い橋脚からロープで釣られたような構造にはなってなくて、道の両側の視界が海上では異様に広くすっきりとしていました。
先ほどは雨が降るかと思われる天気だったのが一転して、今は快晴です。通る車もほとんどなく、とても気持良く空港に渡って
行くことができました。また走ってみたいと思わせる道でしたねぇ。


意外と密度が薄いかも

ジャンボ機だ〜

道は空いてます


初めて見た関空は、意外と密度が薄く感じました。な〜んにも無いって感じかな。飛行機もあまり飛んでなく、これでは
千歳空港の方が発着機体が多いのでは?と思うくらい。でも、さすが国際空港です、高松空港では見ることのできない
ジャンボ機がやってきていました(^^)/
でも…通ってきた道は、ほとんど車も通らず…閑散としていました。鉄道があるとはいえ…こんなんで大丈夫か?と
思うのでありました。


こちらは港の方ですが…

墟の雰囲気が…(笑)


港の方にも寄ってみましたが、ここも廃墟寸前という雰囲気が出ていたのは気のせいでしょうか?
橋を戻って阪神高速湾岸線を走ります。途中、中島PAで休憩です。


休憩します

中島PA

天気は最高っ

視界良好!


まだ寒くはありませんが、これから寒くなってくるだろうので、電熱ベストの電源を接続しグリップヒーターの電源もONにします。
阪神高速を乗り継ぎ、明石大橋を渡ります。天気が良くて気持ちいいですね〜(^^)/


明石大橋

バイクも何台か居ます

南淡 LEDが…


最後は津田SAにて休憩です。そろそろ日が暮れて暗くなってきています。まだ気温は下がってきてない感じでした。
石明かりを撮影しようと思ってたのですが、点灯していませんでした。最後に出発しようとした頃にやっと点きました(^_^;)


ナビ夜間モード

日が暮れて…

テールも目立つかな?

石明かりが…


さて、夏なら一気に帰るところですが、帰る前に給油しておきます。冬は寒くて出発時に給油のために下車するのがおっくうに
なるので帰る前に給油しておきたいのです。と、いつものガソリンスタンドで給油していたのはいいのですが…、給油が終わった後
にメインキーを戻そうとハンドル付近まで来たときに手が滑ってしまいキーを投げてしまったのです(;゜Д゜)
キーはカウル内部に転がり込んでしまいました。で…落ちてきません。カウル内部にハマり込んでしまったようです。
さぁ、探さないとエンジンがかからず帰れません。最悪は、予備キーで起動できますが、カウル内部に落ちたキーが走行中に落ちて
なくなってしまうと、部品でブランクキーを買って切り直さないといけなくなり大変です。
夜なのでカウル内部は暗くて(老眼もあって)ほとんど視界が効きません。バイクを移動させて、手を突っ込み、ゴソゴソと探ること
約10分、悪戦苦闘の結果やっとキーを探し出しました(^^)/
帰ってから手を見ると、カウル内部を探るときにできた擦り傷がありました。まったくとほほでしたよ(^_^;)


帰る前に給油ですが…

大変な目に会いました


ということで、今日の走行が無事終わりました。出発時は寒かったですが、日中はそれほどでもなく冬期の割りには走行距離を
伸ばすことができました。
な〜んとなく、中学高校生時代の思い出を一気走りした感じでした。こんなことをやっていると、自分も人生も残りが少なくなり
過去を振り返っているんだなぁ〜と思う今日この頃でした。


                  今回の走行 約513km、無事故無違反無転倒。


                                   
 戻る