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毎年春と秋の2回、大学同期の3人でツーリングをしています。前回の秋は、その直前に車でキャンプをしていたこともあり、雨予報だったので中止にしておりツーリングは1年ぶりとなります。その間、私はGTRからVersysに乗り換えており、今回は皆さんに初披露となるので楽しみにしていました。が…天気予報は無情の雨でした。少なくとも土曜は直前までダメっぽかったのですが…。
2025/05/31 晴 当初の目的地は奈良でした。が、木曜日の天気予報では日曜はなんとかなりそうですが土曜は雨の可能性が高い曇りです。特に奈良の方の雨の確率が高そうでした。雨の場合は車で行く予定ですが、降りそうで降らなかったり翌日の日曜が晴れたらなんだか悔しいです。まだ瀬戸内海側の方が天気がもちそうな感じでした。幹事のT見氏が宿の無料キャンセル期限を最大限に利用してしまって木曜夜にキャンセル、目的地を三原に変更しました。直前なので宿もあまり空いてなかったのか1泊2食付きで7600円と激安…だけど昭和27年からやっているという旅館になったようです。しかも…駐車無料で三原駅から激近なのに?? 朝起きてみると…コレは晴れ(しかも快晴)ですよね?という天気予報は何だったんだの好天です。気温も上がりそうなのでハーフメッシュのジャケットの下にシャツとTシャツ+長袖Tシャツにして脱いで温度調整できるようにしておきました。 集合は去年と同じ道口PAに11時と遅めです。普段通り朝飯を食って後片付けもできてしまいます。8時過ぎに出発です。給油もしておきますが、ガソリンは補助が入って値段が10円ほど安くなっています。助かるのですが、戦争で原価が上がっているのを忘れさせて麻痺するので痛みをちゃんと知らせた方が良いかもしれません。燃費の良いバイクや小型車が流行るかもしれません。時間に余裕があるので下道を通り、坂出北ICから高速に乗って橋を渡ります。与島PAでトイレ休憩です。休日ですがあまりバイクは多くありませんでした。 ゆっくり行ったのですが道口PAには10時過ぎに到着。椅子に座って持ってきたコーヒーを飲んでくつろぎます。前回は皆さん早めに到着していたのですが今回は普通でした。待っている間にPAに入ってくるバイクウォッチをしていましたが…珍しいバイクは無かったかも。予報が雨だったので皆さん出鼻をくじかれた可能性はありますが、バイクはボチボチというところでした。11時前に皆さん集合です。すぐにインカムのペアリングを行いますが、毎度の事ながら説明書どおりにならず苦戦します。幹事のT見氏は今日のイベント予定が無いというので、たまたま前日にGoogleマップで見つけた横島にある展望台を目指すことにしました。天気が良いので瀬戸内海の展望が望めるはずです。インカム設定後出発。ナビに目的地を入力しますがI田氏は私がGTRで2代目として使っていた年代物のゴリラ、T見氏が5年くらい前のバイク用ナビ、私がグーグル先生と全員違います。ナビをさせるのですが…市街地で微妙に違いがでて面白いですね。 インカムを使用しているので雑談しながら走れるし、ナビの指示を言い合ってどっちにするか検討することも可能です。福山市内を通過し、横島へ向かいます。距離からして鞆の浦のある海岸線沿いではなく山の中を突っ切れとナビ様は指示下さりました。町を抜けると昼食を取る施設が急激に減ります。半島を抜けて田島にでも入ったらもっと期待できないでしょう。が、島に渡る寸前にナビを見ると道の駅アリストぬまくまが見えたのでインカムで皆さんに知らせ、道の駅に寄ります。レストランにて昼食。ちょっとオサレにパスタとパンのセットを頼みましたが…スープは定食と同じ2杯まで無料の味噌汁とオサレ感が微妙でした。1280円はちょっと高いかも(´Д`) 立派な橋がかかっている田島を通り横島へと向かいます。さすがに島の道は広くはありませんが困るほどでもありません。横島から突先の展望台への道は対向が困難なほど狭い道ですが、四国の酷道や険道と違って路面が荒れていたり落ち葉が散乱していることもなく大型バイクでも問題なく走れます。途中では車で来て釣りを楽しむ人が多くいました。展望台手前の駐車場にバイクを停めます。なんと、仮設式ではありますがトイレも設置されていて助かります。Googleマップで見る限り展望台まで200mくらいです。天気も良く日差しが強いのでジャケットを脱いで軽装にて登っていきました。まだ真夏ほどの蒸し暑さがなく陰に入れば風が涼しく気持ちよかったですね。運動不足なのかお二人は少しキツそうに見えました。頂上には石鎚神社という小さな祠がありました。その裏手の一番高いところに大きな石があって上がれますが、海側は絶壁で落ち放題です。私とT見氏は岩に乗って記念撮影をしました。高度のある絶景を眺めてイイ気分です。瀬戸内海を行き交う船の中に、見たことのある大きなフェリーが錨を降ろして停泊?しているのが見えました。帰って拡大して確認すると、まもなく就航予定のさんふらわ〜ぴりかでした。試験運行中みたいですね。 展望台へのアクセス路は、海岸沿いで片側落ち放題の狭い道です。バイクでは問題ありません。釣り人多しでした。田島の横田漁港にて記念撮影もしてみます。イベントがコレしかないので余裕ですね。 三原までは遠くなく駅近くにあるAEONに寄って毎度の酒とおつまみを仕入れておきます。 三原駅に近い山根旅館に到着です。AEONからあっという間でした。歩いて行ける距離。道沿いに入口があって車寄せもありません。今日は天気がビミョー予報だったせいかお客が少なく、入口にバイク2台は置いて良いということでした。私のは1台でも無理っぽい。少し歩いたところに駐車場を借りているようで車用の1台を割り当ててもらいました。コレで無料なので文句はありません。夜飯は18時半なので、まずは買ってきたビールを一本です。風呂も入っておかないといけないので1本だけ…という話しが勢いで2本飲んでしまいました。疲れた体に冷たいビールがイイ感じの上、昔の友達とヨタ話しをしながら飲む酒は美味いです。風呂は、タイル張りの昭和感炸裂のお風呂でした。それほど熱くなかったので少しアルコールが入った体に優しかったかも。 18時半になって、南側の大通りのさらに南側にある和食処 登喜将というお店に案内されました。以前は旅館で作って提供していたでしょうが…人手不足でできなくなったところもあって、ココもそういう感じで外注になっているのでしょう。宿泊費が7600円なので期待してなかったのですが、お店の雰囲気やカウンターで飲み食いしている人を見ていても…ココは安い店って訳ではなさそうです。三原はタコが有名らしく、タコを使った料理で、これは普通に食べたら3000円ではくれないだろう…という内容で、逆に本当に宿泊費は7600円?という感じでした。お高い店なので飲んだ中ジョッキは6杯で4380円とイイ値段でしたけどこんなものでしょう。思いがけずコスパの高い夕食でした。 食後は歩いて港の方に行ってみます。明石と同様、駅からそう遠くない所に港があります。ちょうど船が来るところでした。港には昭和にあった失われた電源不要の技術である「伝言板」が残っていました。既に本来の機能は無用の長物となっています。が、落とし物伝言板として使われているようで、なんだか懐かしさすら感じました。昔は都会の駅には伝言版あったなぁ…と懐かしい気分になりました。今やスマホでピッで終わりですからね。そんな時代が来るとは思ってなかったなぁ。 旅館に門限はなかったです。帰る途中のコンビニで酒とつまみを追加しておきました。T見氏が買いだめしていたというコンビニで売っていた山崎のミニボトルを差し入れてくれたのでありがたくいただきます。普段はこれ以下は無いというブラックニッカをハイボールにして飲んでいる身としては非常に嬉しい差し入れです。グラスは無いので、旅館の湯飲みにウヰスキーをついで、香りを楽しみながらいただきました。そして私推奨の甘いおつまみ:本来は疲れた時のリッチなお八つの生クリームたっぷりのシュークリームを買っておきましたので、それと共にいただいて幸せ気分でした。昔の仲間とのヨタ話も盛り上がり0時まで楽しみました。防音性の無い旅館の部屋ですが、ほとんど宿泊者がおらず夜遅くまで喋ってしまって…本来ならアウトなところでしょう。疲れているのですぐに爆睡…とはいかず、お二人の爆音イビキを聞くハメに(笑) 朝食は7時半です。老人なので比較的早起きで7時前には稼働開始です。朝食は宿で提供されました。床が沈みかけている座敷に座っての食事で、置いているテレビはブラウン管式です。昭和感炸裂中かも。地デジ開始時に出ていたコンバーター(うちにもありました)を使っているようですが、まだ稼働するんだ…とそっちにもビックリです。朝食は典型的な日本の朝食で量もチャンとありました。私にしては食べ過ぎかも。 山根旅館は昭和27年からというので我々が生まれる10年前からやっているようです。今ではほとんど見なくなった旅館形式で、建物の中央部に中庭があって、廊下から直接入れる部屋は襖で仕切られているだけという作りです。トイレは1階は和式で2階の1つだけ洋式でした。せっかくなので久々に和式で大便を体験しましたが…既にプロテクターを入れたズボンを履いていたので大変でした。昭和感を満喫してしまいました。今日の予定も急遽決めた近場にある竹原見物以外にはないのでゆっくりとしています。 竹原までは海岸沿いを走ります。なかなかの快走路でした。海辺では釣り人多数です。途中で大きな船が見えたのですが、今治造船があってコンテナ船を建造中でした。ほどなくセブンイレブンがあったので入ります。モーニングコーヒーを飲みたくなりました。天気が良く、瀬戸内海を眺めながらまったりです。 竹原には10時過ぎに到着。近いですし快走路でした。道の駅たけはらの駐輪場に駐車。古い町並みは歩いて行ける距離です。道の駅をとりあえず見ておきます。たまゆらって何?ジジイは知りませんでしたがこの竹原を舞台にしたアニメみたいでした。 歩いて町並み保存地区を回ります。まだ人出はそれほど多くありません。アジアンな観光客も居なくて平和です。旧笠井邸というところに入りました。NPO法人の係員が無料の説明をしてくれました。このあたりは塩田であったこと。塩が飽和して値下がりしたときに酒造りが始まったことを知りました。元は…塩田の地主さんだったんですね。実は私の家の敷地の半分は…地目が塩田です。ウチの地元も元は塩田だったのです。竹原も塩田は既に無く、お酒を造っているところがわずかに残るだけになっているようです。 町並みは平坦地ですが、横手は少し小高くなっており西方寺がありました。階段を上って、市内の見晴らしが効くところです。お寺ですが、おみくじがあるのを発見。コレは勝負するしかありません。毎度の行事ですが気合いが入ります。が…結果は、私が吉、T見氏が中吉、I田氏が大吉とI田紙の圧勝に終わりました。次こそは…勝ちたいものです。 それほど広くないですが、ゆっくり見ると時間がかかります。このへんが北限かな? 竹鶴政孝とリタの銅像発見。NHKのマッサンは有名ですが、余市のニッカがメインだと思っていました。竹鶴の実家がここ竹原だったのですね。実家が酒造りをやっていたという流れでウヰスキー作りをしたのは知ってましたが…ココがそうだったとは驚きでした。 ということで、現存する酒蔵の1つに入ってT見氏が地酒を買いました。中でおねーさんが地酒の説明もしてくれて観光気分も盛り上がります。T見氏は日本酒も大好きで観光すると必ず地酒を買っています。YZFのトップケースは大きくないので入れるのに苦労しそうです。 お昼になりました。道の駅に戻って食堂にて食事です。峠下牛が有名っぽくて、牛丼と肉うどんがありましたが…うどん県民としては県外でのうどんは御法度なので牛丼をいただきます。確かに牛は上品でしたが味が薄い気がします。アメリカンな牛肉と派手な味付けのお安い牛丼に毒されている身としては…980円とお高いのがなんだかビミョーかも。 T見氏は現役のお偉いさんで明日も仕事なので早めの切り上げです。2号線を使って福山へ。途中の三原バイパスや尾道バイパスは無料でで快適です。私が兵庫に住んでいた頃の80年代後半ではまだ距離が短かった記憶があるのですが、今では区間が伸びて福山の手前までは行けちゃいます。私は良いのですが…お二人は250ccなので少々キツかったかもしれません。熱いハートがあれば大丈夫ですが老人にはキツいですね。ということで、福山で給油の後解散です。 今日は夕食を食べて帰ると言って出てきているので早く帰ってもしかたありません。高速代を節約して下道選択です。I田氏は国道2号線で帰るというので途中の笠岡まで一緒に走ります。2号線は比較的大きな都市を通って混雑してるので避けたい道です。岸沿いの沙美海岸を通る県道47号線を走ってみることに。天気も良いし、比較的信号の少ない海岸沿いの道だったのでツーリング気分も盛り上がります。バイクも何台かみかけたので国道2号線のエスケープ路として使われているのかもしれません。昼からは気温が上がっており、竹原観光の時から下はTシャツ1枚です。ローソンで今年初かもしれないアイスコーヒーをいただきます。 沙美海岸は海水浴で知られている海岸だったと思いますが行ったことはありませんでした。90年代の某アニメで主要キャラがこのあたりの地名を多用していたものがあって仲間といろいろ回りました(美星とか遥照など)。その中に沙美もあったけど来てませんでした。もう30年くらい前の話ですね。東西に長い砂浜の海岸でした。公園になっており、今は海水浴には早すぎるのでBBQを楽しむ家族もいたりしてそれなりに人はいました。帰ってGoogleマップを見ると「日本の海水浴発祥の地」とありますが…ホントか? 下道をさらに走って前回も走った水島を通り、児島ICから高速に入ります。与島PAで休憩。バイクもチラホラみかけますが多くはありませんでした。ちょっと早いのですが、家まで適当な食事処がないので晩飯にします。前回は定食だったので今回は与島ラーメン(800円)をいただきます。伊吹産のいりこを使っているのが命名の理由っぽいです。昨日から食べ過ぎなので、このくらいの夕食で十分です・ まだ日が高く夕陽を浴びながら瀬戸大橋を渡り、節約のため坂出ICで降ります。今は6月で日が長く19時15分に日没予定でした。今日も快晴なので夕陽期待で海沿いをうろついてみましたが…日没時には薄い低層の雲にかかってビミョーな焼けでした。写真は…露出補正で焼けっぽいですが…実際はかなり白っぽいですね(´Д`) まだ少し時間があるので帰る途中に高松港サンポートに寄ってみます。ちゃんとした写真を撮るには三脚もいるし、バイクも真っ黒になるので若干照明も必要なので手抜き撮影で済ませます。まだ空にわずかに青みが残る頃、夜景と共に撮ってみたいけどそれなりの装備が必要なのでなかなかできませんね。 帰り着いたのは20時前。比較的近場だったので走行距離は1日分にも満たない400kmちょっとでした。昔の仲間と喋りながらボチボチ行くツーリングもたまには良いものです。今回もインカム大活躍。コレが無いと辛い装備になりました。 気になる費用の問題ですが…今回は21840円
ガソリン代 3752円 (1L 183円 20km/Lで計算) 高速代 行き 2800円 帰り(橋のみ) 1360円 宿代 7600円(安っ) 酒おつまみで2950円 昼飯1230円 980円 晩飯800円 コーヒーと麦茶228 アイスコーヒー140円 今回の走行 410km 無事故無違反無転倒
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