先日から天気予報には騙され続けました。一日、抜けるような青空の下でのツーリングがしたいです。11月下旬の三連休は今年最後の三連休。天気は良さそうなので、宿泊ツーリングのライダーも多いでしょう。コレは期待して走ってみたくなりました。
2025/11/23 晴 春には山陰の大山に行っているし、先日は同期ツーリング(車でしたが)広島の三次に行ってます。行ける範囲が限られているしネタ切れ深刻です。Versysで四国の西側は行きましたが東の室戸岬へは行ってません。前から行きたかった室戸の廃校水族館もあるし、室戸回りの四国半周を企画しました。残念なことに三連休は高速道路の休日割引適応外になっています。二輪では定率割引が使えるのですが1回の走行距離が80km以上と制限があります。高松から徳島へ抜けるとギリギリ距離が足りず適応外です。2区間戻れば安くなるのですがそれも無駄です。仕方がないので節約方法として空いてる朝の国道を利用して県境まで行き、徳島の市街越えをするため高速を短距離利用することにしました。 朝4時起きの5時出発です。気温は低めの予想でしたがそのとおりで5度くらいと真冬に近い感じです。下着や靴下は既に真冬装備の分厚いもの。USB電熱ベスト利用です。ズボンは防風インナー入れたライディングジーンズ、グローブは作業用冬手袋でとりあえず問題無し。途中、気温が下がっていき、警告の出る3度が出て、一瞬ですが1度まで出ました(゚Д゚) もう真冬並ですね。東かがわのすき家で朝食。納豆たまごかけご飯で390円とコスパが良いのですが、アプリのクーポン利用で30円引きの360円とさらにお得でした。 引田ICから高速に入ります。休日割引も二輪定率割引も適用外ですが、高松中央から徳島だと1780円です(休日だと1250円)。引田から徳島だと930円と850円の経費節約ですので楽に朝飯代が浮きますね。途中、松茂PAで休憩。夜が明けようとしています。朝の暗い時から走り始め、だんだんと夜が明けていく景色を眺めながら走るのはロングツーリングならではの特別な感覚で好きです。太陽が出るときにちょうど徳島の吉野川を越えるサンライズ大橋を渡るときでしたが…名前そのままじゃん…で気分も盛り上がります(笑) 道の駅で休憩しながら走ります。今日は連休で天気が良いのでバイク多数と…思っていたのですが、普段の日曜程度か以下かというビミョーな数でした。道の駅でもバイク…ほとんどみかけません。 国道55号線を走っても面白くないので南阿波サンラインに入ってみます。昔は有料道路だったところです。海岸沿いを走るのですが、あまり海岸の景色がよく見えず、4つある展望駐車場も…かなりビミョーです。昔はヤンキーが走り回ったせいか20時から5時までは二輪通行止めです。いまだに解除されないとは…、まぁ影響は限りなく少ないですが…。ヤンキー対策で波状路はあるわ、古くなって路面も悪いわ…であまり快走路だとは言えませんね。第四展望台で休憩です。室戸の夕陽丘キャンプでキャンプしていたという岡山のMT−09ライダーさんが居ました。朝から気温が高くて真冬装備だと暑いくらいだと言ってました。こちらは朝は真冬だったのに。確かに今は気温が10度を超えて暖かく感じます。 道の駅宍喰温泉に寄ってみますが…バイク皆無。DMVが発進待ちしていました。お客はゼロではありませんでしたが少なかったです。続いて道の駅東洋町に寄ります。あれ?ココは道の駅ではなく海の駅を名乗っていたはずなのに…と後で調べましたが2024年の10月より道の駅になったようです。ここで先行したDMVに追いつきます。DMVは…通常路線バス&列車のはずですが、既に観光目的になっているのかまったり走っているようです。 今日の目的の一つであるむろと廃校水族館に到着です。国道沿いにあってアクセスが非常に楽です。かつての小学校を水族館にしたものですが、水族館としてはフツーというところなのに小学校の施設を残したところに味があると感じます。2018年にできたので比較的新しいです(廃校は2006年らしいが)。特に目玉となる飼育魚類はないものの、地元のカメが多いこと、そして小学校というノスタルジーが強力なので意外や人気っぽいっです。入館料も600円とお財布に優しいです。入ってすぐに、コレは小学校怪談あるあるの人体模型が出迎えてくれて、既に水族館に来たのか小学校ノスタルジーを感じに来たのかわからなくなってしまいます(笑) あちこちに、そのままだと廃棄される小学校の備品の数々が出迎えてくれて一人で来るより、老人会で来て皆さんでワイワイ騒ぎながら見るほうが楽しいと思います。水族館としてはフツーに展示されていますが多くはありません。屋外の水槽(サメやカメ多数)も元は小学校のプールだったというのも凄いですね。体育館は施設の飼育場所として利用されているようで公開されていませんでした。外では文化祭っぽい時期だったからか、ピザ釜で焼いた小さい焼き芋が100円で売ってたので買ってみました。繊維が多くて上質とは言えませんがちゃんと焼けていて美味しくいただきました。訪れる観光客もそれなりに居て賑わっていました。子供が来てるというより老人が来ている気がしましたが…(謎) 到着時に気温が高くなっていたので電熱をOFFにして薄手のダウンを脱いで収納していたのですが、それでも歩くと暑いくらいでした。朝の寒さ…何だったんだろうかと思うくらいに。 続いて室戸岬です。一応岬にも寄ってみましたが、バイクはほぼ見かけず。ちょうど良い時間なのに、今日はバイクをほとんど見ません。三連休の中日で天気もとても良いのに…?? 室戸スカイラインを上がってみます。高岡園地展望台にも寄ってみますが、バイクが1台いただけでした。天気が良いので展望台からの眺めも良いのですが…人は少なかったです。 スカイラインを下って岬に戻ります。スカイラインの入口の急坂は岬の景色が広がってとてもステキなのですが、急坂過ぎてバイクを停めるのが困難です。今回も撮影しようとしましたが、Versysのサイドスタンドが立ちすぎていてうまく停められなかったので断念しました。 そろそろ昼食の時間です。道の駅キラメッセ室戸に寄ってみます。いつも車が多く停まっている(駐車場が狭いせいか?)人気の駅です。ここで弁当を買って食べようと思っていたのですが、いつもの場所はジェラート専用になっており弁当は施設内とありました。が、行っても白米(と赤飯)や総菜はあったのですが弁当は売ってませんでした。仕方が無いのでパンを買って、海沿いのベンチに座って昼食です。 日和佐を過ぎたあたりから、そろそろ給油しておこうかと思っていたのですが、室戸付近ではセルフのスタンドどころか、一般スタンドすら少ないです。しかも日曜日だったので小さいスタンドはお休みしていました。高知から伸びている鉄道の終着である奈半利でやっと給油できました。 奈半利を過ぎたところから県道12号線で山に入ります。馬路村や魚梁瀬に向かう道なのですが、意外や道はごくフツーでVersysでも楽々走れてしまいます。この道沿いにかつては魚梁瀬森林鉄道が走っており木材が山から運び出されていたのです。もっともそれは私が生まれた頃の話で遠い昔の物語となっています。トンネルや橋梁などが残っており、重要文化財指定を受けているようです。道沿いからアクセスできるトンネルもあるのでお手軽に見学可能です。まずは奈半利から一番目にあるエヤ隧道です。ローマ数字の「T」が刻まれています。ココはトンネル内も立入禁止になっていないようです。説明板も設置されてステキなのですが手入れはイマイチで劣化が目立ちます。 2番目のバンダ島隧道に行こうとしたのですが、通行止めになっていました(゚Д゚) それじゃ反対側からアクセス…と回って次の明神口橋に向かうと…そこも通行止めでした。橋の改修のため11月18日から通行止めみたいです。5日前なら通れたのか…(゚Д゚) 橋から50mほどのところにオオムカエ隧道があります。ここが3番目のトンネルです。ここは先ほど通行止めになっていたところから通じる現役の道ですし路面も悪くないです。Versysでも走れますが…行き止まりでないとわかってないと辛い道ですね。 続いて道沿いにある平瀬隧道です。4番目ではないのか…Wという刻印は無いようです。崩落の恐れがあるので通行止めになっています。残念なことです。 馬路村の手前にある五味隧道です。線路も残る一番良いところだと思うのですが…なぜか道の下にあって見えにくい。前回来たときはまだ草木が少なくて見えやすかったのに…。前回気づきませんでしたが、川の対岸にあるお土産屋さんの「馬路村ふるさとセンターまかいちょって家」の展望台から良く見えるのでした。 トイレもしたくなったこともあり、センターに入ってお土産を買います。嫁はポン酢が大好きで、ここの名産の馬路村のポン酢を常備しています(四国のスーパーなら普通に売っている)。なので、関連商品をゲットしたいと思っていました。ちょうど、ポン酢4種類のお試しセットがあったのでそれをゲット。飲み物も炭酸入りと無しがあったので買ってみます。支払う段階でJAF特典ありと書かれていたので聞いたところ「500円以上買ったら150円のコーヒーが無料で飲める…というので会員証提示してコーヒーを無料ゲットです(^^)/ 店内の休憩スペースでコーヒーを飲んでまったり。展望台から対岸の五味隧道も撮影。店の外にあった謎のキャラクターですが、帰ってから画像でGoogle先生に聞いたところ「ごっくん馬路村の男の子:通称ごっくん坊や」と呼ばれているらしいです。 国道に戻り安芸市の手前から県道208号線に入り北上します。ココも道がフツーに良くてVersysでも楽勝です。Googleマップでは伊尾木森林鉄道の軌道跡ということですが橋の名前が出てきません。ネットで調べると小川(おごう)川橋梁とか花の橋梁と書かれているものもありますが謎です。トンネルとまた違って意外と長く続く立派な橋脚に驚かされます。前に来たときよりも草木に覆われた部分が増えて遺跡感が増して良い感じです。少し陽が傾いて夕景っぽくなっていて秋のもの悲しさが加わって感傷的になってしまいます。かつてここを木材満載の林鉄が走っていた頃を想像すると涙が出ますね〜。 あとは帰るだけです。国道55号線を高知へと向かいます。すでに日は傾いて夕方の光線になっています。毎度の国道沿いにある赤野休憩所のトイレを利用させてもらいます。海岸線もよく見えます。途中から高速の無料区間に入ります。かつてはあまり完成区間が長くなく、高知市内のかなり手前で降ろされてしまい、混雑する国道を走った記憶があるのですが現在は市内まで突き抜けて有料区間へも入れます。このまま帰ると少し早いのと、経費節約で高速は大豊IC−高松中央IC区間のみの利用とするため、市内をパスして南国へと抜けます。高知龍馬空港ICで降り、少し国道を走ったあとグーグル先生に導かれ、通ったことのない道を北上しました。特に混雑も無く快適に走れ、道の駅南国風良里へ。時間は16時半だったので、市内に帰る高知のバイクが多く停まっていると思ったら…香川県ナンバーのバイクが数台停まっているだけでした。それも、入れ違いで出て行きすぐに私一人に。さびしい道の駅となってしまいました。国道32号線を北上します。途中で完全に日没になって日が暮れました。真っ暗になるまではイエローフォグで走ります。道の駅、大杉にも寄りましたがバイク皆無でした。夕暮れを見ながら走ります。良い天気で一日ガッツリ走れて嬉しいですね。 大豊ICから高速に乗ります。さすが連休中だけあって混雑していました。馬立PAに入り、食堂で夕食です。なやんだあげく、謎の「やまくじら生姜焼き定食950円」にしました。帰って調べると予想通りイノシシ肉でしたが、かつてはイノシシは食べることを禁じられており、裏の名前でやまくじらが使われていたのですね。いまじゃボタン鍋なんて高級品なのに…。出るときに岡山ナンバーのV−Strom650XTライダーさんが来ました。ここから岡山だと、坂出から分岐して高松もあまり距離…変わらないんですね。彼は日帰りで四国カルストに行っていたそうですが、天気が良く、まだそれほど寒くなく雪も無かったということでした。前の連休とはえらい違いですね。四国カルストもまもなく冬期閉鎖になりますが、最後の連休は観光日よりだったみたいです。快調に走って府中湖PAに寄ります。ここには徳島ナンバーのバイクが2台居ましたが入れ違いでした。高松中央ICで降りて、次回のために給油しておき無事20時前に帰宅したのでした。帰りの高速は二輪定率割引が対象になるので休日割引が無い場合は2220円ですが、1390円になるはずです。割引無しで無頓着に高知から乗っていたら2710円と倍近くになっていたはずです。割引と走る区間を考えて経済的に行くべきですね。食費やガソリン代が浮きますから。 おまけです スマートモニター兼ドラレコですがマイクロSDカードを入れ替えました旧カードを取り出した時に動画ファイルを見てみました。画質は色もビミョーでザラついていて2世代くらい前の動画という感じです。今使っているモノの中で一番ショボいかも。 気になる費用の問題ですが…今回は10252円
ガソリン代 4212円 (1L 180円 20km/Lで計算) 高速代 930円+1390円=2320円 朝飯 360円 パン530円 焼き芋100円 夕食950円 水族館入園料 600円 お土産1180円 今回の走行 468km 無事故無違反無転倒
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