北海道2017春 その1 本文へジャンプ



昨年末から3月末まで上の娘の受験で、毎日、毎週末ガッチリ缶詰にして監視し、課題を与えて勉強をさせていました。放置するとすぐ逃げ出してサボるという最悪なアホですから。受験生という自覚が全くありませんでした。なんとか受験も終わり、今後は自発的勉強路線に変更しました。これから先は自分の意思で切り開かないと、手取足取りでは大学生や社会人になれませんからね。ということでバイクに乗れない日々が続き、ストレス溜まりまくりでした。今年のGWは、1.5日休めば9連休です(ウチは5月1日は半日勤務なので)。コレは行くしかありません。ということで、なんと31年ぶりの春の北海道に行くことにしました。1986年に東北旅行をした後、函館から小樽まで走ったのが最初で最後でした。夏のパターンは十分理解していますが、春は実質初めてで、ドキドキですね。

 2017.04.28 自宅 → 舞鶴 (晴)

仕事を早めにフェードアウトし、自宅を5時前に出発。お盆時期には慣れているのだが、この時期の渡道は事実上初めてなのでパターンがつかみにくい。一度だけGWに渡道をしたことがあるが、それは31年前の1986年。当時乗っていたCBX−750Fで東北を回った後、函館へ上陸し小樽まで走っただけ(帰りのフェリー利用のため)。当時の記憶なんてすっかりぶっ飛んでいるので写真だけが頼りだ。東北で桜前線を追い越して北海道へ上陸したこととは確かだ。写真の記録によるとスキーウェアを着て走っているがオーバーパンツは履いてない。超寒かったはずはないと思うのだが…。とりあえず真冬でも耐えられる装備を持って行くが、電熱服を中心に電気の調整と、下の電熱服の脱着で対応しようと考えた。さすがに舞鶴までは軽装で、下の電熱服は着てないし、上も電気ケーブルすら装着せずただの服状態である。それでも出発時は、やや暑く感じるほどであった。
ありがたいことに舞鶴までの天気は晴れで雨の心配は無い。GWスタート前夜ということで混雑が心配だったので早めのスタートだ。いつもの大坂峠の渋滞、神戸ジャンクションあたりの渋滞もなくスムースに流れていて助かった。淡路島の室津PAでおにぎりの軽食をとる。ここではきれいな夕日が見えた。ここまでは気温も比較的高く、グローブはハーフフィンガータイプを使用している。上は3シーズンジャケットに、電気を入れてない電熱服、長袖Tシャツ、下は薄手のパッチを履いたGパンと軽装で全く問題無い。さすがに日が落ちると急激に温度が下がってくる、寒いのは気のせいじゃないよね…と、神戸ジャンクションから舞鶴道に入ったところで上荒川PAに停まり電熱ジャケットの電源を接続、グローブも冬用に交換しておいた。福知山を抜けて山中を走る舞鶴道は意外と冷えたのだが電熱ジャケットがあるおかげで快適だった。昼間の装備のままだと寒くて凍えていたことだろう。いつもの西紀SAにて夕食を取る。毎度のトンカツ定食の700円。8時を過ぎているが、意外と子供連れも多く混雑していた。さすがお盆と並ぶ混雑のGWだ。お盆の西紀SAの駐輪場には、これから舞鶴へ向かうと思われるバイクがいつも何台か停まっているのだが、今日もそれらしいバイクが何台か停まっていた。昨年からの傾向と思うのだが、大型バイクだけでなく250ccや中型バイクも目立つようになってきている。が、乗っているのはどっちかというと年配が多そうなのでバイクの将来も怪しい気がする。
舞鶴東ICで降り、いつものガソリンスタンドで給油する。ここには、セルフではあるが窓ふき用のペーパーと水が用意されているので助かる。虫で汚れたシールドとヘッドライトなどを掃除しておいた。つづいてセブンイレブンで明日の朝食と昼食、おみまみを仕入れる。舞鶴港に着いたのは9時過ぎと早めであった。乗船開始は11時半と時間がある。今回はお盆と似ているがなんとなくパターンがつかみにくい。走っている途中気づいたのだが、いつもは国内旅行保険をかけているのが今回はすっかり忘れている。2週間の予定だと2500円で事故による入院だけでなく持ち物の保険も効くので入っているのだ。待合室でパッドを出してネットを検索する。いつもの保険会社はネットによる申し込みは無いのだが、別の保険会社で発見、微妙に保証は低いが、その分保険も安いので加入しておく。カード決済で1800円でおつりがくるが、保証は前の半分程度かな。時間に余裕があるので各所にメールで連絡も楽だ。GWはお盆よりぐっとバイクも少ないかと思ったが、私が到着した時に既に15台くらい並んでいた。その後、私と全く同年同色の08年式GTRも並んでいたがライダーさんとは接触できずじまい。特にいじっているところも(トップケースも)無く、少々お疲れの雰囲気のあるGTRでした。でも両側のパニアケースには傷はなく、いいな〜と思うのであった。乗船は定刻通り23時半開始、バイクは結局50台ほどになった。いつもは少ない香川ナンバーなのだが、今日は私を含めて5台。なんと10%=1割という大勢力(笑)かもしれない。珍しいことである。無事乗り込むも、いつもと積荷の配置が変わっていること、そして気温の違いにより服を余分に持ち込む必要があるのとで船室内に持ちむ荷物が多い。乗船時は一度船室に上がってももう一度戻ることが可能なので、再度必要な物を取りに来た。慣れないせいか、さらに忘れ物をしてもう一度行く羽目になった…とほほである。乗船後、毎度のとおり酒を飲みながらパソコンを打って掲示板に報告をする。いつもなら出航後長々と、なんでも後方支援部隊の彼とスカイプで会話を楽しむのだが、彼も明日早朝飛行機で渡道をするので早く寝ないといけないということで、スカイプは無しである…って、彼からメールが来たのでまだ起きてますね。ということで軽くスカイプをやりました。さすがに夏じゃないので生ビールは販売してなかったので、缶でクラシックを1本、ふと他の人が春バージョンのクラシックを飲んでいるのに気づいて私もゲット、350mlですが最後の一本でした。さらにキリンの一番搾りのご当地ビール、北海道編を買って飲み、さすがに2時過ぎに沈没しました。



まずは給油からです
毎度のパターン

室津PAで日が暮れる
なんだか夏と似ている

軽く食っておきます
GW中なのでPAも混雑

上荒川PAで電熱服の
コードを接続 ON!

西紀SAにて
意外と人がいました

毎度のとんかつ定食
700円なり

お仲間が既に…
きっと皆さん…

舞鶴で給油しておきます
ペーパータオルが嬉しい

既に着岸済 あかしあ
これに乗るのです

出航予定など
到着は晴れ?

同年同色のQ型GTRが
パニアの蓋が欲しいかも

約50台というところ
お盆過ぎと似てます

乗船待ちです
どきどきどき

もうすぐ乗船
転けないようにせねば

船内に駐輪
荷物はそのまま

掲示板にUPです

離岸中です

春のクラシックです
売店で最後の一本

これもご当地北海道仕様
北海道気分が出るかな

湾内航行中


 2017.04.29 舞鶴 →小樽→新夕張 (晴/曇)

天気予報が微妙です。1日から道東地方は安定していますが、29日30日の石狩地方の天気がわかりにくいのです。大きな崩れはないという最初の予報だったのですが、どっちかというと雨っぽい感じが増えています。乗船時や、29日朝の船内放送では、到着時には小樽は大丈夫っぽいことを言ってます。29日到着後夜の移動と、30日の移動が心配です。日中、電波が届かないところを航海している間は新しい情報は全く入ってきません。下船前に再度考えるしかありませんね。
真夏なら半袖Tシャツで寝ているのですが、昨日は長袖Tシャツ1枚で寝ました。朝方起きると、どうも少し涼しい感じでもう少し暖かくした方が良いようです。最近普段から気温が微妙に低いのに薄着だったせいか風邪気味ですが、悪化しそうですね。起きてから、薄手のフリースを着ておきました。こんなのを持ち込むので乗船時の荷物が増えます。
朝飯は、昨日買っておいたパンを食べます。あいかわらず飯は貧しいです。昨夜遅くまで飲んでいたので胃腸も不調です。漢方胃腸薬で整腸します。風邪気味で体もわずかに痛いし、いつもは飲んでいる昼前の酒も控えました。昼間に寝てしまうと、今日の夜が眠れなくなるので、できるだけ寝ないようにします。おとなしくフォワードサロンでこの文章を打っています。
昼飯はカップ麺です。お昼も貧しさ全開ですね。さすがにカップ麺1個では夕方辛くなって、船内で売っていたカップ塩ヤキソバを買って食べました。船は定刻に着いて無事下船。気温は想定内で結構寒いかも。いつものなか卯で晩飯を食った後、高速に入ります。途中のPAで休憩しながら夕張まで走ります。新夕張(紅葉山)でコンビニを探しますが、セブンイレブンしかありません。高速を走ると意外と寒くて暖かい飲み物が欲しかったのです。セブンイレブンならホットコーヒーがありますが、さすがにこの時間だと眠れなくなるのでパスです。レモン系のホットドリンクを飲みます。新夕張駅に行ってみます。既に最終列車は出た後ですが、待合室やホームは明明と電気がついています。こういうある程度大きな駅(委託駅で一定時間は委託駅員さんが居ます)は、22時時過ぎには施錠されるのが普通なのですが、その気配はありません。しかも、この待合室にはおあつらえ向きの畳一枚分の椅子があったり、温度も適度だったりと一晩過ごすのには便利そうです。2人ならやったでしょうが、一人ですと不安です。施錠にやってきたり、怪しい人が来たりすると、とほほなので泊まるのはパスです。外は雨の後で霧っぽい湿った感じで気温も低い感じです。駅前には自転車置き場があり、なんとかバイクの半分くらいは入るし、テントもフライシート無しなら張れるスペースがあります。こそっとテントを張ってしまいます。こっそりと駅前ビバークです。こんなところ人通りすら無いだろうと思っていましたが、わずかですが通行人がありました。何してんねん、この時間帯に…って人のこと言ってられませんね(笑)。駅の待合室は12時過ぎに電気が自動的に消えました(施錠はありませんでした)。ホームも、そのあとしばらくして電気が消えましたが…4時に起きたときには既に両方とも電気がついていました。あまり省電力にはなってないようですね。また、この路線の夜の時間帯ですが、旅客列車の走行はありませんが貨物列車が思ったより走ります。駅で寝るには微妙かもしれません。寒さは…想定内で、冬用ダウンシュラフを使えば問題ありません。ZIPPOカイロは使用していますが、これはありがたい暖かさですね。 



快適なクルーズ
揺れもしません

昼飯はカップ麺
これ一杯だけ…(´Д`)

奥尻島通過中
電波一時回復

MAPで見ると
位置がわかります

あかしあ
案内所前

小腹が空いたので
カップ塩焼きそば購入

積丹沖通過中
電波も回復

日が暮れますが…
微妙な夕日で…

MAPで確認
積丹沖ですね

積丹岬先端が
見えています

着岸準備
小樽港

下船の瞬間
気分高揚しますね

いつものなか卯で…
クーポン券ゲット

お安いので庶民の味方
牛丼店ですね

輪厚PAです
深夜でも人はいました

さすがにバイクは
走ってませんね

新夕張のセブンイレブン
暖かいレモン飲料

深夜の新夕張駅
当然誰もいません

12時までは明々と
電気がついてました

駅舎もホームも
消灯した状態です


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