北海道2017春 その2 本文へジャンプ



 2017.04.30 新夕張 → 網走 (曇/晴)

 朝4時起きで即撤収です。夕張行きの始発は6時半です。時間に余裕があるのでセブンイレブンに行って朝食っぽいものを買って食っておきます。駅に戻って列車の発車時刻まで撮影にいそしみます。構内に係留されていた2両編成の列車は分離され、夕張行きと千歳行きになりました。夕張行きの列車はそれほど混雑していませんが、本物の地元のお客さんは少なめで、鉄ちゃんの利用が多いのは、廃線が近いということでしょう。この区間は短いのでお手軽です。約30分で無事、夕張に到着し、折り返します。往復で約1時間の鉄ちゃんの旅でした。これくらいが気軽で良いのですけどね。2年前には全駅訪問も終了しているので、今回はこれで夕張を離脱です。高速に入り帯広、足寄方面へと走ります。昨日は夜であまり見えませんでしたが、春の北海道を走るのは本当に久しぶりで、山間部に入ると雪景色になるのにはびっくりですね。気温も微妙に下がります。服装は上下電熱服を着込んでいるので寒いと電熱のパワーを上げて対応します。天気は回復してきて晴れ間が出てきました。気温は思ったより上がっていて山間部以外は快適な春の感じさえします。足寄手前で降りて下道を走ってみます。高速道路では北海道気分が出ませんからね。やっと北海道気分ですが、何か違和感ありますね。夏だと周りが緑で一杯ですが、この季節は畑も山々も茶色っぽい感じで生き生き感がありません。
今回最初のセイコーマートに入ります。時間はお昼前ですが、カツゲン&豚串です。やっと北海道気分が出ました。今日は、網走までの移動なので時間的には余裕があります。この余裕を使って、摩周駅から網走駅までの全駅訪問をやってしまえば、その後の展開が楽になります。特にこの区間を制覇しておくと、網走から摩周までは美幌峠経由でのアクセスが可能になり、1日で釧路以降の駅まで訪問が可能になるため宿泊地の設定が楽になります(釧路付近には良いキャンプ地がないのです)。ということで足寄から阿寒湖へと向かいます。ここもあまり普段は走らない道ですね。峠越えでは雪景色となったので、停まって撮影です。交通量は少なめで、バイクはほぼ皆無という感じです。地元の人すら走っていません。今日は土曜日のはずなんですが…このあたりは不人気なのでしょうか。途中で荷物満載のZZR1400(確か足寄で給油した時に隣にいた人)に抜かれました。元気に飛ばしています。阿寒湖を通り過ぎ、弟子屈に入る前にバイクがパトカーに捕まっているのが見えた気がします。ちょうど防風用の壁の陰に連れ込まれていたみたいでよく確認できませんでしたが、パトランプが回っていたような気がしますので、きっとさっきの彼が捕まっていたと思われます。飛ばすのは要注意ですね。弟子屈にある摩周駅に向かいます。ここは前は確か弟子屈駅と言っていたはずですが、知名度の高い摩周湖に名前を変えてしまいました。なんだか自然なようで不自然な感じです。
お昼ご飯がまだなので、駅前で豚丼を食っておきます。着込んでいるので暑くてたいへんでした。この時期は、寒さ対策で着込みますが、日中の温度は上がるし、室内の温度もそれなりなので調整が大変です。摩周駅から網走駅まで順に駅を訪問していきます。このあたりは、なんだかんだで一度は来たことがある駅が多かったですね。昼過ぎから回るにしては若干駅数が多いです。斜里駅から私のお疲れ感が半端無かったです。しかも、このあたりの駅は普段からよく来ている駅ですから新鮮味もありません。網走駅手前の桂台駅訪問を終えたのが17時前、予定のギリギリですね。まずは宿泊地の確保で、網走を通過して呼人浦に行って見ます。夏は人気のキャンプ場で、人が多いのですが、見る限り車で来ていた2人連れのテントが1つだけでした。とりあえず水道とトイレを確認し、テントを張っておきます。引き返して網走駅に行って、翌日の駅の窓口の営業時間を確認しておきます。田舎の駅だと、朝はあいてないことがあるからですが、網走駅では問題無く始発から営業しているということでした。続いてセイコーマートに行って晩飯を酒を買い込みますが、弁当が売り切れ状態でした。キャンプ場への途中にあるローソンで弁当を買って、呼人にキャンプinです。弁当を食って酒飲んで…、無事に一日の仕事を終えます。気温は日が暮れると急激に下がります。おそらく5度前後かと思われます。服装はバイクのジャケットを脱いで、長袖Tシャツと薄手のフリース、そして薄いライドタウンでなんとかなる程度ですね。最初は風があったのですが、夜になってほぼ無くなったので助かりました。20時頃、歩いて向かいにあるホテルに行って風呂に入ろうとすると…、外部からの入浴時間は18時までです…と言われてアウトでした。前に来たときはそんなことなかったのに…。明日も、ここに連泊予定ですし、明日は鉄道の旅で帰るのが21時くらいですから、なおさらアウトで、2日とも風呂なしが決定してしまいました。これは夏とは違うとはいえ、ちょっとトホホでした。今日もダウンシュラフに入り、ぬくぬくと睡眠に入るのでありました。


新夕張駅前自転車
置き場にビバーク

朝は深い霧に
覆われていました

速攻撤収完了
コンビニへレッツゴー

朝飯と
天気の確認です

セイコーマートではなく
セブンイレブンです

夕張行きの
始発に乗ります

なぜかサボは
千歳からに…

列車は2両だったのを
分離しました

乗ってます
GPSログも取ってます

料金表
千歳からじゃないのに

夕張駅です
なんか…微妙な駅舎

終着駅ですが
簡素な作りです

ここに列車が来るのも
あと少しですね

ワンマンカーなので
整理券を取ります

車窓から…
のんびりした風景

廃線が近いけど
鉄ちゃんもほどほど

占冠PA この路線は
微妙に寂しい感じ

十勝平原SA
山々に雪が…

今回初セイコーマート
カツゲン&豚串を

足寄で給油中
隣のライダーは後で…

道には雪が無いが
山には雪が…

峠越えでは道路の
脇には雪が…

双岳台
夏とは違う風景が

空気も少し
冷たく感じます

こんな感じでも道路に
雪はありません

摩周駅
(前は弟子屈駅でした)

駅前食堂で
昼食をとります

摩周豚丼??
私の割には高級品

晩飯はコンビニ弁当
酒が飲めればOK

呼人浦キャンプ場
この時期はガラガラ

呼人浦キャンプ場の
向かいは鉄路です

緑駅 駅舎
列車交換施設あり

駅名標 新夕張は
元は紅葉山駅でした

終着駅の
夕張です

川湯温泉の駅舎
立派ですが無人です

藻琴駅駅舎
喫茶店が入ってます


 2017.05.01 網走 →釧路 → 網走 (晴/霧雨)

 朝4時起床、とりあえずテントの中を片付けます。ほぼテントだけの状態にして、あとはバイクに荷物を積み込みます。パニアケースなので、盗難対策はまだマシな方でしょう。ヘルメットもヘルメットホルダーにつけて、雨対策としてビニール袋をかぶせておきます。この状態にして、バイクとテントを置き去りにし、5時過ぎに網走に向けて歩き始めます。天気は…雨ではありません。天気予報は晴れと言ってますし。しかし、濃くはないですが霧が出ていてとても湿っぽいです。歩くと結構暑いので、バイクジャケットの下は長袖Tシャツ1枚にしてあります。列車に乗ったらジャケットを脱いで薄手のフリースを着るべく、紙袋に入れて持ってきています。網走までは地図で計ると4・4kmです。私の足で歩くと1時間もあれば超余裕です。駅近くのすき家で、たまごかげご飯朝食(250円)をいただいて、6時過ぎには網走駅に到着しました。まずは根室行きの切符を購入です。特急などの上級列車も走ってないので普通切符5740円を買いました。ローカル線は距離の割には高い値段が設定されています。夏とかなら青春18切符が使えて便利なのですが、この時期だとお得な切符もありません。駅の横のローソンでパンとお茶、お酒を買っておきます。列車には、ある程度の人は乗っていましたが、十分空いています。普段なら通学時間帯での利用がありそうですが、今日は日曜日なのでそれがないせいで空いているのでしょう。海側に席を取り、発車と同時に、おつまみと酒で、一気にできあがります。今日は一切バイクに乗る予定が無いので、堂々と朝から飲み鉄を実践中です。
行きは停車の待ち時間も少ないのですが、それでも3時間17分かかります。列車からの車窓ですが、最初はオホーツク海を眺めたり頂上に雪が残る斜里岳を見ながら、釧路に着く前は釧路湿原の中を走りながらと、結構楽しめます。また、途中の峠越え(標茶駅の手前)では雪が残った景色も楽しました。たまにはのんびり列車の旅も良いものです。
釧路駅には10時前に到着です。釧路駅では約1時間の待ち時間があります。本当は乗り換え駅は一つ手前の東釧路駅です。無人で何も無い駅なのでここでの1時間は辛いです。釧路−東釧路の往復切符を釧路駅で精算すれば(340円)釧路駅で途中下車して釧路駅の施設を利用できます。改札口に行くと、そうする人が多いのか常備券があって、それを買って改札を出ます。外は良い天気で暑いくらいです。釧路は夏でも涼しいのに今年は異様だと言ってました。撮影の後は駅構内を見て回ります。さすがに大きな駅で、駅構内にお店が入っています。まるで都会みたいです。KIOSKは消えてセブンイレブンが入っていましたので、ここでお酒も追加しておきます。また、駅弁屋さんも入っていたので、厚岸のかき弁当を買っておきます。ニュースで見たことのある「なつかし館」さんもありました。既に駅ソバと言えないフツーのソバ屋さんもありました。なんと金券ショップまでありました。カフェもあるし、立派な都会の駅ですね。
定刻前に入場すると、我々の列車の少し前に出る、のろっこ号が入線していました。トロッコ列車なのですが、内部での飲み食いをするわけでもない旧タイプの観光列車ですね。さすがGW中とあって、観光客多数でした。今日みたいに天気が良いと、開放的な車内から見る釧路湿原は気持ち良いと思われます。列車車体は、古い国鉄末期の50系の改造車と思われますが、結構痛んでいてお疲れの様子でした。これもいつまでもつかわかりませんねぇ。ということで釧路を11時過ぎに出発、根室に向かいます。出発と同時に弁当を食って酒も飲んでいます。飲み鉄第二弾ですね。先ほどの列車も、この列車もシートは改造されて当初(国鉄末期に作成された車両です)のものと違って、新幹線の0系の廃車体から出たシートを使っています(さすがに表皮は張り替えていますが)。昔の直角シートと違って、座り心地がよくそれなりに角度もついているので長時間乗っても楽です。さすがに、灰皿と引き出し可能なテーブルは使えないようにされていましたが…。最初は田園風景、途中で太平洋側の海を見ながら走って、ここの車窓もまずまずです。お客さんも、先ほどと変わらない程度に多くも少なくもありませんでした。そして根室到着ですが、この列車がそのまま10分後に折り返します。急ぎ駅を出て、窓口に行って帰りの切符を買い、再度列車に乗り込みます。駅の売店で何か買おうかと思っていたのですが、根室駅は、有人駅ではありますが、売店も一切無い、とても寂しい駅だったのです。駅前にコンビニなどもありませんし…。釧路から網走へと帰る便用の日本酒は持っていましたが、これも飲むという計算をすると、ちょっと飲み過ぎ感(全く動いてもない運動不足ですし)があったので、それはそれで良かったかも。ということで、折り返し区間は飲み鉄は休憩(笑)です。帰りの釧路乗り換えは時間もあまりなく、すぐに乗り換えできます。ちょうど学校帰りの時間帯になる(日曜なのでクラブかな?)ので高校生も若干乗っていました。今度の列車のシートも改造されているのですが、ちょっと違ったタイプの集団お見合い型(笑)なのです。リクライニングのできる特急列車の廃車体からとった部品です。リクライニングできるのはステキなのですが、方向転換ができないのです。仕方がないので、半分ずつ列車の中央に向い合うように配置され、真ん中はテーブルが設置されて、ボックスシート状になっています。列車の半分ずつの人間が見合う方向で座るのは変わってますね(笑)通学と思われる女子高生ですが、クラブでお疲れなのか、席の横にバッグを置いて、それを枕に寝ているのですが、バッグに豪快に頭を突っ込んでめり込んでいるように見えて笑えました。ウチの娘も今年から電車通学になったのですが、帰りはお疲れでこうなっているのかと想像がダブっていました。学生さんたちは、釧路から標茶あたりまで結構遠路通学しているようでした。車窓ですが、釧路湿原は帰りも見えましたが、さすがに日が暮れると外は真っ暗です。雪の残る峠越えやオホーツク海側はもう見ることができませんでした。夜の列車はまた違う雰囲気ですね。帰りも普通列車ですが時刻表を見ると、どう見ても30分くらい余分にかかっています。驚いたことに知床斜里で列車待ち合わせでもないのに25分くらい、そして浜小清水でも列車交換のため5分以上停車していました。知床斜里での時間調整は、きっと釧路発(通学時間帯)と、このあたりの通学時間帯の調整の意味もあるのでしょうが…通しで乗っている人には迷惑な話です。列車は定刻通り19時45分に到着。今日の13時間にわたる根室往復の鉄道の旅が終わったのでした。昨日見るのを忘れていましたが、駅ソバがあったところに行くと、消滅していました。残念なことです。近くに温度計があったので見ると5度。日中は車内は暑いくらいでしたのに、日が暮れるともうこんな温度です。すぐ近くのすき家で夜飯です。お得な牛丼とサラダと味噌汁セットです。もっともパッドで近くのグルメを検索してもあまり良いところは出てきませんでした。意外と駅周辺では無いようですね。食べ終わった後、またとほとぼとキャンプ場まで歩き始めます。気のせいではないと思いますが、霧雨です。道路が濡れるかどうかのギリギリの感じで、おそらく傘をさしてもささなくてもあまり変わらない感じの濃い霧という感じで、短時間なら問題ないのですが、長時間いると体が湿ってくるという感じです。急ぎ足で、キャンプ場を目指しますが、行きより遠く感じました。帰り着くと、車の人が1組、バイクが1台停まっていました。特にすることもないので、デジカメデータのバックアップをして早々に寝てしまいます。今日も疲れました。
GWの前半は、何でも後方支援部隊の彼も道内入りしています。飛行機&レンタカーですが。彼は今日の昼前に呼人入りして写真の撮影をしていました。キャンプ場にも寄ってくれ、私のバイクがあることを確認して画像をメールしてくれていました。彼が言うには日中撮影しているときにも少しですが雨が降ったそうです。ヘルメットに防水対策をしているのは正解ですね…と言ってくれてました。こちらは、釧路や根室間では好天で、雨の心配は皆無だったのに…。



5時には出発です
少しだけ霧っぽい

バイクをキャンプ場に
置いていきます

歩いて網走駅に
4.4kmあります

朝飯はすき家で
卵かけご飯朝食

網走駅のすぐ横に
すき家はありました

朝一番の
釧路行きに乗ります

車両はキハ54
シートは改造済み

混雑はしてません
シートは旧新幹線のもの

朝から飲んでいます
チューハイで酔っ払い

車窓もステキです
斜里岳が見えます

知床斜里駅
通学風景も…

緑駅にて
列車交換

山越えするときには
雪景色に…

釧路湿原の真ん中を
走っています

キハ54運転台

塘路駅にて
列車交換

釧路駅到着です
迂回のため切符が必要

釧路駅正面
ここは昔と変わらないかも

駅の中の商店街
なつかし館?

駅コンコース
次の列車まで結構あります

KIOSKは無く
セブンイレブンが…

端から駅舎全景
946って釧路?

駅弁売りが出てました
大きな駅かも

観光列車の
のろっこ号です

となりのホームに
のろっこ号がいました

昼飯は駅弁です
もちろん飲んでます

茶内駅にて
列車交換

根室駅
終着駅です

有人駅で日本
最東端?

太平洋を見る
車窓です

海岸沿いを走る
絶景ですね

釧路に戻りました
網走行きに乗ります

今度のシートは
集団お見合い型です

疲れてきました…
最後もやっぱり飲んでます

釧路湿原が見えます
ちょっと曇ってます

知床斜里
時間調整が長い…

網走は5度でした

網走駅
駅そば消滅(泣)

夜の網走駅
やや寂しいかも

貧乏人は夜も
貧しくすき家です



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