北海道2017 その	5 本文へジャンプ



 2017.05.05 忠類 → 小樽 (晴/曇時々雨/晴)

 5月5日(土曜日) 

 いつものように4時起きです。なんとテントに夜露が降りていません。今回初ですが、最終日にコレは嬉しいです。撤収が楽なのは言うまでも無く、テントが乾いた状態で収納できるので帰って干すまで中で蒸れることも少なく助かります。素早く撤収、出発です。天気はどんよりと曇ってはいますが、今にも降り出しそうというわけではありません。雨雲レーダーでも全道的にもまだ降ってはないようです。今回は上陸以来まだカッパを着ていません。今日なんとかうまく雨を避けながら小樽まで行ければ、ノーカッパライダーが達成できるので頑張りたいです。更別のセイコーマートで朝食です。ここもコーヒーがありイートインで座ってゆっくり朝食できて助かりました。こういうちょっと大きめのセイコーマートが増えてきているようで、嬉しい限りですが、田舎に行くとまだまだコーヒーすら普及してなくて困ることも多いですね。実は今日はネタが無いのです。困ったあげく帯広と観光というキーワードで検索して出たのが、十勝が丘展望台。十勝川温泉のちょっと北という感じで、行ってみると山の中腹から帯広方面がよく見えるところ…という感じでした。天気がビミョーなので景色も栄えません。見ると下の公園で気球体験をやっています。2100円ですが、ちょっとだけ上がってすぐ下りるというものです。面白そうですが、後ろの展望台の方がずっと高いところから見下ろせるので乗り気しませんね。展望台から下に気球が見えてましたし(笑)天気の方はまだもちそうでした。少し北上したいと思いました。帯広の中心街を通るのは混雑しそうなので、国道241号線と平行に走る道道316号線を使い北上し、士幌町に入ります。コンビのコーヒーを飲みながらタブレットで雨雲レーダーを見て予想します。まだ1、2時間は大丈夫そうですが、どこへ逃げても降られても不思議ではありません。これは、向かってくる雨の境界線まで行って、降られる前に雨宿りして、止んだらダッシュで晴れる方向に逃げるしかありません。小樽付近は昼から回復に向かうというので、昼前に降られて過ぎたら小樽に逃げ込む策を考えたのです。経路は、道東道を使うのですが、鹿追経由、新得に入り、十勝清水から高速に入ることを想定しました。まずは、新得駅まで行ってみます。昨年駅巡りをしたときに新得の北側まで訪問済みだったからです。かつて、駅そば巡りをしたいた時に来たことがありました。駅は新得−富良野間が不通で代行バスになっており、しょんぼりかと思いきや、特急の走る路線ですので、それなりに活気が無いわけではありません。入場券を買って中を撮影して回ります。時刻は10時ちょっと前でしたが、駅そばは10時からで閉まっていました。せっかくですのでちょっと待って食べることにしました。私が一番乗りで食べましたが、次々とお客さんが来ていました。元々新得そばが有名なのですが、それなりですね。次は十勝清水に寄ってみます。雨までまだ時間が少しありそうなので他に観光地が無いかとタブレットで探したのですが、めぼしいモノがありません。近所の清水公園に行ってみます。地元の人の憩いの場でした。貸しボートもある池があって、桜も咲いている文字通り町民憩いの場でした。が、外部の観光客が来るところでもありません。十勝清水駅に寄ってみます。ここも割と大きな駅です。雨も迫って来ているし、どこで雨宿りするべきか考えていたのですが、駅の自転車置き場を見ると立派な屋根があってGTRも容易に収納可能です。しかもおあつらえ向きに、駅の横には大きな観光案内所があり椅子とテーブルがあり、無料Wi−Fi環境までありました。GTRを自転車置き場に格納し、パソコンを持ち込んでまったりしてみます。雨雲レーダーでは、まもなくこのあたりの雨のはずです。椅子に座ってテーブルに置いたパソコンでレポートの文章を作成していました。雨の予想の時間が来ても、確かに暗いのですが雨は降ってませんでした。予想が少しズレているのかもしれませんし、雨の境界線上にいるのかもしれません。12時前に予想より雨の範囲が急速に縮まったので、思い切って出ることにしました。夕張や占冠あたりで弱く降っていますが、突っ切れば降られる時間も少なそうだからです。十勝清水から高速に入ります。占冠PAに入り雨雲レーダーを確認します。どうも弱い雨の表示が出ていますが降ってません。ギリギリっぽいですね。と、PAを出た瞬間、雨粒が来ました。なんてついてないんだ…とカウルに隠れながら走ります。ずぶ濡れになるほどの雨ではありません。カッパを着ることもなくギリギリの走行を続けて、なんとか夕張を超えます。途中、ちょっとキツ目に降った時もありましたが弱くなって霧雨になった時も多く、ノーカッパで突っ切りました。追分付近まで来ると、すっかり普通の曇り空になって危険ゾーンを過ぎた感じで明るくなりました。これでなんとか無事小樽までノーカッパで行けそうです。小樽に降られないよう行くことに専念したため昼飯を食う暇がありませんでした。小樽到着が15時、どうせ夜は船に乗って飲んで食ってなので昼飯は諦めました。ちょっと早めに小樽に入りたかったので雨の突破もしたのですが、その理由は小樽にある石原裕次郎記念館に行きたかったのです。ここはずいぶん前からあるのですが、小樽には毎年のように来るので「いつでも」感がありました。ですが、ついに施設の老朽化のため今年夏で閉館することが決まりました。ということで、今入っておかないと入れなくなるのです。すでに夕方の雰囲気になっていたせいもあるのでしょうが、記念館の中にはそれほどお客さんはいませんでした。無料で入れるところ(実は私が見たい時代の車やバイクはここがほとんどなのですが)と1500円必要なところがありますが、廃館が決まっているのでは1500円を惜しむ場合ではありません。迷わず入ります。昔の映画の話や持ち物などの展示は、感慨深いのももありませんでしたが、無料部分を含む、西部警察や太陽にほえろあたりのネタは、かなり懐かしかったですね。太陽にほえろは高校時代、西部警察は大学時代でした。車の免許を取り立ての大学時代では、無駄にカーチェイスや爆発、発砲(笑)の大門軍団のマシンXやマシンRSなどは話題に上がりましたよ。でも…どっちかというと真面目に見るよりお笑い路線でしたけどね。ほんと、館内で放映されていたビデオを見ても、無駄にもう何でも…こんなものまで…と派手に爆発してくれて思わず笑って見てました。裕次郎記念館を満喫した後、まだ少し時間があるし、天気も回復したようなので小樽の南側にある毛無山の展望台に久々に行ってみることにしました。今日は雨で日が差さないせいか、気温はやや低めです。高速では電熱服もONにしないと微妙に寒いくらいでした。毛無山は小樽の町からすぐに行けるところですが、少し高度が上がると、なんだかひんやりして、山の上にはまだ雪が残るという感じで、本当にこの時期の北海道は春と冬が同居している不思議な感じです。展望台からは小樽の町がよく見えました。増毛方面に見える遠くの山々にも雪がしっかり残っていましたね。山を下りて給油し、小樽港に戻ります。これで今回の道内走行は無事終了です。道内ノーカッパ達成です(^^)/ いつものガソリンスタンドで洗車し、なか卯で晩飯を食べます。上陸時に食べた時にもらった卵無料券が役立ちました。そして上船待ちの行列につきます。早めの到着なので先頭でした。現場の整理のオッチャンによると今日のバイクは34台(少ないですね)、車は割と多くて140台程度ということでした。船は定刻の着岸で、着岸の様子を見物していましたがコレもいったい何回見たことでしょう。乗船待ちのバイクを見ていると4月に発売になったばかりのCRF250Rallyがいました。大阪の方で、お話をさせてもらいましたが、思ったより大柄で、とても250ccには見えません。丸目2灯のヘッドライトのデザインは賛否両論ありそうですが、全体的にはよく出来ていて欲しくなるモデルでした。Degreeが逝ったら是非買いたいバイクですね。乗船は定刻通りで、今回は荷物の船室への搬入も慣れたもので上手くいきました。乗る前は、天気の影響で船が揺れるかもしれないので荷物はバイクから降ろすように指示が出ていましたが、乗船するとそれは言われずラッキーしました。天気が微妙に崩れていたせいか、途中で少しシケて揺れること、到着も15〜30分遅れるということが出港時からアナウンスされていました。揺れるのは久しぶりかも。出航時より先に高松に帰っていた何でも後方支援部隊の彼とSkypeします。最初は船尾のデッキで話をしていましたが、寒くなったので船内に入りました。最初は海岸沿いを走るので結構長い間北海道談義に花が咲きました。無料電話は重宝しますね。ということで、2時過ぎに就寝です。とりあえず道中は無事終了です。



最終日の夜明けです
夜露が無いのがうれしい

ダウンシュラフで快適
今日は特に暖かいかも

十勝らしい景色かも
まだ晴れています

雲は多いけど寒くないし
快適ですね

遠くにの山には雪…
その後ろは雨か?

セイコーマートのイートイン
にて朝飯です

朝飯はこれだけ…
今日も貧乏だ

十勝が丘展望台
曇ってきました

十勝が丘展望台
小高い山からの眺め

十勝が丘展望台
ベンチがあります

すぐ下でイベントの
気球体験やってました

十勝川を越えて
鹿追から新得へ

十勝川を渡る
遠くの山々はトマムかな

新得駅にて
タラコ色のキハ40

新得駅
有人駅で立派です

乗換駅ですが…
現在不通です

新得駅正面
観光地っぽいですね

北海道の重心??

火夫の像です 狩勝峠
越えが大変だったみたいです

雨が…そろそろです

新得駅の駅そばです
10時OPENです

開店と同時に
結構人気ありますね

代行バスがここにも

清水町 町民憩いの?
清水公園

一般観光地と違い
町民専用感が…

貸しボートもある公園
町民の憩いの場ですね

十勝清水駅の駐輪場
立派な屋根がいい感じ

十勝清水駅と観光案内所
雨宿りには最適

無料でWi−Fiも
ゆっくりできます

十勝清水出身の
御影さんも等身大に…

予報では雨がキター
でも降ってないような

微妙に抜けた感じなので
出発してみます

道東道で…雨が…
ギリギリの攻防

マシンRSコックピット
無駄な計器がステキかも

あの黒い刀がここに
懐かしい〜

超感動のマシン群
真面目に大笑い

石原裕次郎記念館
今年の夏に閉館予定

記念館全景
結構大きいのです

毛無山に行ってみます
展望台があります

小樽築港が見えます
天気は少し微妙

山側は雪です
少し上っただけなのに

遠く増毛の方が見えて
いるのかな?

セイコーマートで
船内の食材を買います

帰る前に汚れを
落としておきます

さっぱりしました
まだまだ余裕ですね

旅の終わりはやっぱり
なか卯でご飯

最初にもらったクーポンで
卵が無料(^^)/

夕暮れの小樽港
今回もこれで終了

まだ早いせいか来てる
人もチラホラ

新潟航路の新造船

あかしあが入港
してきました

回頭180度
意外と小回り効きます

CRF250Rallyがいました
大柄でカッコイイです

34台のバイク
今回も先頭です

乗船しました、掲示板に
upして酒飲みます

後部甲板にてスカイプ
寒くて船内に入りました


 2017.05.06 舞I → 自宅 (晴)


5月6日(日曜日)

 昨日は少し揺れた気がするのですが、きっと気のせいでしょう。揺れると言っても左右に少し程度だったと思います。本当にシケると前後も含めて上下に激しく揺れて、寝ていても今上がった、今下限というのを感じますからね。ということで、船酔いも無く快適に目覚めます。朝は、昨日買っておいたパンを食べます。行きは、眠りすぎると到着してからの夜が眠れなくて困るので、睡眠を控えていましたが帰りはできる限り体力を回復させる必要があるので眠れるだけ寝ます。帰り着くのが朝の1時過ぎというのもあって、寝だめという意味もありますし。風が強いのかシケの心配か、僚船とのすれ違いの案内も無かったような気がします。ビンゴ大会や、船内クイズラリーは当然パスで寝ています。起きた時に少しツーリングレポートを打ち込みますが、疲れているので長続きしません。伝えたい感動も多いのですが、なかなか体が言うことを聞いてくれません。昼飯は昨日買っておいたカップ麺です。行きはこれだけでは足りないので船内でカップ焼きそばを買ってしまったので帰りはカップ焼きそばも買っておきました。例年だと、午前中はビールを飲んで、飲んだくれているのですが、今年は体力が予想以上に消耗している感じなので飲酒は控えました。夕方に一応カップ焼きそばは食っておきましたが無くても良かったかも。夕方、いつものように風呂に入り一週間の垢を落としておきます。少しだけ揺れているような気もしますが、それほどでもありません。夜飯はレストランです。下船してから食べていてはタイムロスなので船内で食べます。行きの船から狙っていましたが、ジンギスカン風の定食をいただきます。まぁ、お値段相応で損得なしの感じですね。下船して走るのでビールが飲めないのが残念です。船は定刻を15分遅れて到着。下船準備中、隣の愛媛のBMWライダーと話をします。某香川県のBMWディーラーの悪評を聞きましたが、やっぱりね…という感じです。彼は愛媛でも西予の方で、下船後に走って帰るのですが、どう見ても私より2時間は余分にかかりそうです。が、やっぱり月曜から仕事だそうで、私以上の強者っぽいですね。下船して、走り出しますが、途中の交差点で分岐するときに昨日の大阪ナンバーのRallyさん、玉野ナンバーのGNさんと手で挨拶をして別れました。北海道の帰りって感じですね(涙)
高速に入り、四国を目指します。天気は雨の心配も無く淡々と休憩も無く走り続けます。連休最後の日ですが混雑も無く快適に走り、一気に淡路SAに入りました。いつものように栄養ドリンク剤を飲んで最後の気合を入れます。そしてまた、一気に高松東ICまで走り抜き、家へと向かいます。予定を少し過ぎましたが1時過ぎに到着です。いつもは暑い時期ですが、今回はそうでもなくバイクの収納も楽で、家への荷物の搬入も楽でした。夏は帰ってきてからシャワーを浴びていましたが、今回はその必要もなく布団に…入る前に、荒れ果てた家の片付けを30分ほどしないといけませんでした。睡眠は船で寝だめしていたので、いつものように6時前に起きて子どもたちの朝食準備をして、普段の生活に戻っていくのでありました。
当日は意外と元気で職場に向かい仕事もするのですが、週末には体力ヘロヘロになって歳を感じるのでした。でも懲りません。また北海道を目指したいと思います。
今回は、道内だけでなく往復全部ノーカッパ達成で天気に恵まれた渡道でした\(^o^)



船内で原稿打ち

カップ焼きそば…

夕食は十勝ホエー豚の
ジンギスカン風セットです

レストランを使うのは
コレ1回だけ…貧乏です

日没ですが
ごくフツーでした

レストランのメニュー

下船順番待ち
案内所前です

バイクも車両甲板開放
バイクに戻ります

淡路SA
あとちょっとです

舞鶴から一気に
ここまで来ました

ここから一気に
高松へ帰ります

夜のスタバは誰も居なくても
ステキな雰囲気が…



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