北海道2017 その	5 本文へジャンプ



 2017.08.26 新得 → 小樽 (晴/曇時々雨)

いよいよ最終日、6時前に起床。天気も良さそうだ。昨日、写真を確認していて気づいたのだが、右のポジションランプが光っていない。屋根付きのステキな駐輪場に行き確認したが、やはりLEDランプがカウルの中にはずれて落ちていた。他の電源を分岐する時に配線したものがやや短くて動きによっては突っ張って時々落ち込んでしまう。メンテナンスリッドをはずして手を入れ、球をはめ込んで修復しておく。朝飯前にテレビの天気予報を見て愕然(゚Д゚)。今日は一日良い天気と誤認していたのだ。確かに太平洋側は悪く無いのだが、日本海側は昼から雨と出ている。小樽での乗船待ちで降られると厳しいものがあるし、小樽へのアクセスは日本海側回りの予定なのだ。朝食後、出発は8時過ぎ。宿主さん情報によると高速に入るのは、ナビの指示は清水を経由するが、実際はトマムの方が早いということだった。が、わがまちご当地入場券の十勝清水駅を狙っているので清水経由で走る。十勝清水から高速に入り西へと向かうが、途中から曇ってきて山越え時に、ほんの少しだが水滴が来た。予想より早いのか?空を見ると北の方はビミョーな黒い雲がある。向かう方はそれほど暗くなかったので突っ切り、なんとかカッパのお世話にならずに追分ICで降りる。今日はホクレンのフラッグで残ったイエローを求めて放浪だ。最初に狙った早来は町自体がマイナーだし過去にゲットしたこともあるので絶対の自信があったが、非情にも完売表示が(*_*) これで展望が非常に厳しくなった。気を取り直して早来駅でわがまちご当地入場券をゲット。続いて今日の最大のイベントであるノーザンホースパークに入る。夏は入場料一人800円だ。きれいな公園風のテーマパークで、従業員の方も大勢いて挨拶もしてくれ元気で活気がある。人気なのか大きな観光バスが何台も入っている。園内は連結した自転車やエンジンカートで回る人たちが大勢いて驚いた。厩舎で馬に餌(200円)をやった後、乗馬体験を聞くと、本日予約でほぼ満員でダメだった。ということで、お安い引き馬(900円)に乗せてやりるのだが、記念写真を撮られて1000円余分に取られてしまう…お馴染みの観光地商売。続いて馬には全く関係ないアーチェリーでの風船割りに燃え、謎のレーザーショットにも興じる。まぁ、楽しめればなんでもありだが馬や北海道とは関係無いような。ここはお食事も高そうだし、偏食の娘が食べるものものなさそうなので、このまま退散。予定では、少し北上して支笏湖へ入る予定だったが、見るとその方角に真っ黒な雲が広がってた。雨雲レーダーを見るまでもなく即時判断で急遽南下し苫小牧に向かう。お昼は、日本中、いえ世界中どこにでもあろうマクドナルドに入った。雨雲レーダーを見て愕然。ゲリラ豪雨の塊が北から近づいている。予定通り支笏湖へ向かっていたら巻き込まれて大惨事だったろう。雲の塊は大きくなく、動きも速いので上手くかわせればカッパは着ずに済みそうだ。急がず、食後店内にて待機していた。結局、苫小牧市内は、ごく少しだけ雨粒が来たかも?のレベルで実際は降らなかった。レーダー上でも雨雲をかわせそうになったので出発し、高速を走り登別東ICで降りたのだが、ETCレーンが故障中で、シートをはずしてカードを出す羽目に。ここからオロフレ峠を超えて走る。快走路だが、待機に時間を使ったため、時間が足りないので写真が撮れなかったのが残念。峠越えは気温も下がりかなり涼しかったかも。洞爺湖に入るが、狙っていたホクレンガソリンスタンドはどこもフラッグは完売のサインが出ている(*_*) 洞爺湖畔で記念写真を撮った以外は、時間短縮のため走り続けた。このあたりは先程の曇天が嘘の様に晴れて気持ちよく走れた。これは望んでいた最終日の走行だが、時間に余裕が無いのは予想外。そのまま喜茂別、倶知安などを経由して小樽に向かうがホクレンのフラッグは全滅だった。これで今年はイエローフラッグが集まらずコンプリートは成らず…とほほほ。ここのところ毎年コンプリートしていただけに残念。いつもより1週間遅く行ったのが最大の敗因だ。いつもながら道南エリアには泣かされる。走行は、快調に走るのだが、このあたりの路面は一部濡れて乾いてないところが交互に現れた。狭い範囲で雨が降ったり止んだりの繰り返しをしていたと思われる。こういう日はこまめな雨雲レーダーの確認が必要だ。とりあえず、小さな雨雲はあるようだが小樽まで大丈夫そうだったのでそのまま走る。すっかり日が暮れて暗くなったが、無事小樽に到着。これで、2017年夏の北海道も終了だ。19時を回っているが、毎度の小樽のAEONに入る。謎のお買い物を済ませ食堂街に行ったのだが、既にほとんどラストオーダーを終えていた。田舎の施設の閉店が早いが、小樽は大都会みたいだが実は田舎なのか?仕方が無いので、いつもの小樽港のなか卯へと入り最後の晩餐だ(牛皿定食と唐揚げ定食)。食べ終わって外に出ると、結構大粒の雨が…(*_*) もう降らないと(勝手に)信じていたのでかなり焦った。結構、急激に激しく降ってきたのだが、この後行こうとしていたガソリンスタンドの洗車場(すぐ隣)に逃げ込む。ここはガソリンスタンドの営業が終わっても入り放題で、洗車場が使えるのを知っているので毎回利用している。洗車場に屋根は無いが、ガソリンスタンド部分には大きな屋根があるので逃げ込み、被害を最小限に抑えることができた。雨雲レーダを見ると、小さな一部の雨雲みたいで1時間も待たずに上がりそうだ。実際30分もせずに雨は上がり、そのまま洗車場でバイクを掃除することができた。地元ナンバーの車もこの洗車場を利用していた。地元の方は、ガソリンスタンドが暗くて閉店していても、洗車場が使えるということを知っているようだった。北海道から帰る前の洗車場の穴場だと思う。最近、ホクレンのガソリンスタンドでも簡易的な洗車場が減っているような気がする。ちょっと立派な自動洗車機が入ってしまい、水圧式の簡易なものが減ってきた様な気がしている。最後に一波乱あったが、雨が上がったのでターミナルに入り、体制を立て直し娘を乗船待ちの待合室に送り出した。そして、いつものバイクの乗船待ちの列に加わり、掲示板へと情報UPをいしていた。ふと声をかけられると、後ろにGTRが…。福岡の方だったが(非クラブ員さん)、やっぱり距離感が狂っていて、今日は昼頃ニセコで、函館まで行って、函館を18時に出て、22時の乗船待ちの列に加わっているのだ()

乗船は定刻の22時40分開始。帰りの船室は、なんとステートB(旧一等船室)だ。個室で、一日中静かに寝て体力を回復する計画なのだ。いつもはツーリストS止まりであり、まったく上級船室には慣れておらず、乗船後、娘と合流して部屋に入る時に、受付でキーをもらわないといけないことを全く失念していた。娘は、私を待っている間に他の人の行動を見ており、「鍵もらわなくていいの?」と指摘してくれ初めて気付いたのだ。足が勝手にツーリストSのあるフロアに向かっている() ステートBは、一つ上の階で場所が違うのに。全く慣れというものは怖いものだ。毎回席の場所までほとんど固定して使っているのでなおさらなのだ。船尾のデッキから娘と一緒に離岸を見た。これで北海道ともお別れだ(なんだか3ヶ月前にもした気が…)。娘を寝かした後は、私はクラシックビールを飲みながら、なんでも後方支援部隊とスカイプでだらだら1時間ほど遠距離宴会(笑)。お盆を過ぎているのでバイクも50台を下回っているようだし、乗客も行きより少ない200名程度らしい。初めての子連れツーリングの北海道だったが、なんとか無事道内終了。ということで1時半過ぎに、ステートBのベッドで眠りにつくのだった。道内走行は2146km、いつもよりは少なめだ。

 


屋根付き車庫の中で
LED球を直す

お宿たけ 全景
左側が車庫

談話室で…テレビの
天気予報に(゚Д゚)

朝飯 我々に量はちょうど
良いが お値段微妙

すぐ登りたがる娘
悪さしてますね

十勝清水駅
入場券ゲット

占冠PAにて
コーヒーブレイク

早来駅
入場券ゲット

ノーザンホースパーク
広い公園風馬施設

餌やりができます
200円なり

89年からあるようです
金色の馬が謎

引き馬に乗ります
やっぱり人気です

視点が高くなります

記念撮影のため
一時停止

園内にはポニーもいます
触らせてもらえます

なぜかアーチェリー
風船割りですが…

なかなか燃えます

さらになぜか
光線銃まで

当たった実感が
わかないのが残念

馬車もありますが
乗ってません…

公園風の園内は
広くてキレイ

観光バスもどんどん
来る人気ポイント

お土産コーナーで
「あれ?これウチにあるよ」

苫小牧で昼マック

ゲリラ豪雨注意!

雨のための待避です
しばらく居ました

登別ICで ECTゲート
工事中で手動通過

洞爺湖 時間が無いので
ゆっくりできない

イエローフラッグはどこも
売り切れです(T_T)

羊蹄山が見える…
が逆光ですね

小樽Aeonで買い物

最後の晩餐 なか卯
牛皿定食

毎度のなか卯で
締めくくります

油断大敵
ゲリラ豪雨が(゚Д゚)

隣の閉店後のガソリンス
タンドで雨宿り

フェリーターミナル
徒歩乗船のため待ちます

フェリーターミナル
バイクはこちらで待ちます

帰りの船は
はまますでした

九州のGTRも
居ました

乗船開始です
並んで行きます

行きよりは多い感じ
それでも50台程度か

いよいよ北海道離岸
船上で記念撮影

出港です
小樽が離れていきます

毎度の遠隔宴会
1時間ほどやりました



 2017.08.27 舞I → 自宅 (晴/曇)


陸上の天気はそれほど悪くなかったのだが、海域は2.7mの波があるという。おかげで、深夜から明け方まで船は多少揺れていた。船体が激しく上下するような動揺ではなく、左右に少し傾く感じの揺れだった。この時期これくらい揺れたのは最近記憶が無い。船酔いに弱い人にとっては厳しいかも。幸いなことに私も娘も特に影響は無かった。朝は、昨日のAEONで買い込んだパンを食べて済ます。上級船室に乗っても貧乏は貧乏なのだ。10時過ぎの僚船との行き違いは今回は無かった。海上が荒れている時は安全のため距離を離すのか、近距離を狙うのが難しいのかは分からないが。10時半、恒例のビンゴ大会があった。乗船している人が少なく、参加は90名以下であり、商品が15人分あるので結構な確率で当たるはずだ。行きで二人共商品ゲットしているので期待したのだが、そう上手くいくわけもなく、二人共にビンゴすることもなく壊滅した。娘は船室で寝、私は真っ昼間からビールを飲んでこの文章を打っていた。毎度のことながら真っ昼間から飲めて幸せだ。今回は、パソコン無しでタブレットしか持ってきていない。マイクロソフトのbluetooth外付けキーボードを持ってきているのだが、以前使っていたネットブックPCより、よっぽど快適なキータッチで入力しやすく、しかもタブレットのかな漢字変換が予想外に快適で、旅行中に結構な量の文章の入力ができた。これは今まで無かったことだ。いつもはキャンプしてテントの中なので椅子とテーブルが無く打ちにくいのと、キャンプ道具の片付けなどで時間が無く忙しい。今回は道具の片付けも無いし、宿の談話室などで時間つぶしがてら入力できたのが大きい。毎日の写真のデータバックアップも、スマホ内蔵のマイクロSDカードにカードリーダー経由でコピーしたが、これも予想以上に速度があり、それほど待たされることもなく実用的だった。複雑な作業をしないなら、PCは1週間程度のツーリングにはもう不要なのかもしれない。視力が良ければこれらはスマホでも片付くということになるが、老眼ではスマホ画面が辛く、どうしてもタブレットサイズが必要だ。また、スマホに頼ると、電話やメール機能を含む全てのものがスマホ頼りになってしまい、スマホ一つを失うと、ほとんどの機能を失うということになるので要注意。機能の集中も考え物だ。昼飯は、昨日買っておいたカップ麺。やっぱりマズシー食事が続く。朝から寝ているだけなので、これくらいでも大丈夫。15時15分からの船内イベントは播摩夏奈さんの船上コンサートだった。マイクを使わないで歌ったのだが、さすがプロ歌手さん、会場いっぱいに声が広がっていた。コンサートは45分くらいだが、時間がたつのが早かった気がする。ステートBの船室はビジネスホテルに近く快適なのだが、風呂が無く、冷蔵庫も無い。(これがつくのがデラックスA(旧特等船室)だが、お値段がさらに厳しくなる。)ステートBには寝台にはない机があり、湯沸かしポットも備えられている。ジャケットを吊すハンガーと場所が用意されている。寝間着も不要で薄いがガウンも用意されている。十分快適だ。風呂が部屋に無いので夕方、風呂に入りに行っておく。18時に夕食だが、最後はレストランに行っての食事だ。さすがに、夜まで麺類だとエネルギー不足になるし、下船してから食べる時間もないので仕方が無い。娘は小食なのでチキンのチーズ焼き1つでOK。私は春と同様にホエー豚のジンギスカン風定食で済ます。到着は定刻どおりの21時15分だが、乗用車の数が意外と多く、下船が乗用車の後になったので娘と合流して出発したのは21時半過になった。私も娘の翌日の朝からフツーに仕事や学校(補習+クラブ)があるので早く帰りたいところ。天気は雨の心配は無いようなので、休憩も淡路SAの1回のみと先を急ぐ。船内で十分寝たせいか、娘も居眠りせず淡路SAに23時半頃到着。ペースとしては悪くないが、下船がやや遅かった分、時刻も遅くなる。ここから居眠りが心配なので、ドーピングとして二人でエスタロンモカを飲んでおく。薬が効いたのか私も娘も居眠りすることなく良い調子で走り、自宅到着は1時20分。全行程2710kmの北海道父娘ツーリングは無事終了した。娘は速攻でベッドに入り寝たのだが、私は毎度のことであるが散らかった居間や食堂を片付けたので寝たのは1時間以上遅くなった。そして6時前起床で、朝の食事の準備をする。こうして長い夢から覚め現実に戻っていくのであった。 
          総走行距離2710km 無事故無違反無転倒 1.5カッパ




ビンゴ大会参加
無残な敗北(笑)

真っ昼間から飲んで
レポート打ってます

船内案内所
(はまなす)

吹き抜けの階段
(はまなす)

売店
(はまなす)

ステートBへの入口
入り慣れない(笑)

ステートB廊下

ステートB室内
ツインのベッド

ハンガー付き

昼はカップ麺
北海道限定旨塩だ!

備え付けのガウンを着る
さすがステートB

お八つのホットコーヒー
ネスカフェは微妙な味かも

播摩夏奈さん コンサート
やっぱりプロは声が違う

晩飯は食堂で
カフェテリア方式

チキンだけの娘
小食です

春と同じ ホエー豚
のジンギスカン風

船長帽をかぶって

下船待ちです
人数は少なめ

下船支度中
下船は車が先だった

下船中です
現実に戻る瞬間かも

娘と合流して
四国までレッツゴー

淡路SAにて
橋をバックに記念撮影

あと少し、安全運転で
最後まで

眠気覚ましの薬で
ドーピングします


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