いよいよ最終日、6時前に起床。天気も良さそうだ。昨日、写真を確認していて気づいたのだが、右のポジションランプが光っていない。屋根付きのステキな駐輪場に行き確認したが、やはりLEDランプがカウルの中にはずれて落ちていた。他の電源を分岐する時に配線したものがやや短くて動きによっては突っ張って時々落ち込んでしまう。メンテナンスリッドをはずして手を入れ、球をはめ込んで修復しておく。朝飯前にテレビの天気予報を見て愕然(゚Д゚)。今日は一日良い天気と誤認していたのだ。確かに太平洋側は悪く無いのだが、日本海側は昼から雨と出ている。小樽での乗船待ちで降られると厳しいものがあるし、小樽へのアクセスは日本海側回りの予定なのだ。朝食後、出発は8時過ぎ。宿主さん情報によると高速に入るのは、ナビの指示は清水を経由するが、実際はトマムの方が早いということだった。が、わがまちご当地入場券の十勝清水駅を狙っているので清水経由で走る。十勝清水から高速に入り西へと向かうが、途中から曇ってきて山越え時に、ほんの少しだが水滴が来た。予想より早いのか?空を見ると北の方はビミョーな黒い雲がある。向かう方はそれほど暗くなかったので突っ切り、なんとかカッパのお世話にならずに追分ICで降りる。今日はホクレンのフラッグで残ったイエローを求めて放浪だ。最初に狙った早来は町自体がマイナーだし過去にゲットしたこともあるので絶対の自信があったが、非情にも完売表示が(*_*) これで展望が非常に厳しくなった。気を取り直して早来駅でわがまちご当地入場券をゲット。続いて今日の最大のイベントであるノーザンホースパークに入る。夏は入場料一人800円だ。きれいな公園風のテーマパークで、従業員の方も大勢いて挨拶もしてくれ元気で活気がある。人気なのか大きな観光バスが何台も入っている。園内は連結した自転車やエンジンカートで回る人たちが大勢いて驚いた。厩舎で馬に餌(200円)をやった後、乗馬体験を聞くと、本日予約でほぼ満員でダメだった。ということで、お安い引き馬(900円)に乗せてやりるのだが、記念写真を撮られて1000円余分に取られてしまう…お馴染みの観光地商売。続いて馬には全く関係ないアーチェリーでの風船割りに燃え、謎のレーザーショットにも興じる。まぁ、楽しめればなんでもありだが馬や北海道とは関係無いような。ここはお食事も高そうだし、偏食の娘が食べるものものなさそうなので、このまま退散。予定では、少し北上して支笏湖へ入る予定だったが、見るとその方角に真っ黒な雲が広がってた。雨雲レーダーを見るまでもなく即時判断で急遽南下し苫小牧に向かう。お昼は、日本中、いえ世界中どこにでもあろうマクドナルドに入った。雨雲レーダーを見て愕然。ゲリラ豪雨の塊が北から近づいている。予定通り支笏湖へ向かっていたら巻き込まれて大惨事だったろう。雲の塊は大きくなく、動きも速いので上手くかわせればカッパは着ずに済みそうだ。急がず、食後店内にて待機していた。結局、苫小牧市内は、ごく少しだけ雨粒が来たかも?のレベルで実際は降らなかった。レーダー上でも雨雲をかわせそうになったので出発し、高速を走り登別東ICで降りたのだが、ETCレーンが故障中で、シートをはずしてカードを出す羽目に。ここからオロフレ峠を超えて走る。快走路だが、待機に時間を使ったため、時間が足りないので写真が撮れなかったのが残念。峠越えは気温も下がりかなり涼しかったかも。洞爺湖に入るが、狙っていたホクレンガソリンスタンドはどこもフラッグは完売のサインが出ている(*_*) 洞爺湖畔で記念写真を撮った以外は、時間短縮のため走り続けた。このあたりは先程の曇天が嘘の様に晴れて気持ちよく走れた。これは望んでいた最終日の走行だが、時間に余裕が無いのは予想外。そのまま喜茂別、倶知安などを経由して小樽に向かうが…ホクレンのフラッグは全滅だった。これで今年はイエローフラッグが集まらずコンプリートは成らず…とほほほ。ここのところ毎年コンプリートしていただけに残念。いつもより1週間遅く行ったのが最大の敗因だ。いつもながら道南エリアには泣かされる。走行は、快調に走るのだが、このあたりの路面は一部濡れて乾いてないところが交互に現れた。狭い範囲で雨が降ったり止んだりの繰り返しをしていたと思われる。こういう日はこまめな雨雲レーダーの確認が必要だ。とりあえず、小さな雨雲はあるようだが小樽まで大丈夫そうだったのでそのまま走る。すっかり日が暮れて暗くなったが、無事小樽に到着。これで、2017年夏の北海道も終了だ。19時を回っているが、毎度の小樽のAEONに入る。謎のお買い物を済ませ食堂街に行ったのだが、既にほとんどラストオーダーを終えていた。田舎の施設の閉店が早いが、小樽は大都会みたいだが実は田舎なのか?仕方が無いので、いつもの小樽港のなか卯へと入り最後の晩餐だ(牛皿定食と唐揚げ定食)。食べ終わって外に出ると、結構大粒の雨が…(*_*) もう降らないと(勝手に)信じていたのでかなり焦った。結構、急激に激しく降ってきたのだが、この後行こうとしていたガソリンスタンドの洗車場(すぐ隣)に逃げ込む。ここはガソリンスタンドの営業が終わっても入り放題で、洗車場が使えるのを知っているので毎回利用している。洗車場に屋根は無いが、ガソリンスタンド部分には大きな屋根があるので逃げ込み、被害を最小限に抑えることができた。雨雲レーダを見ると、小さな一部の雨雲みたいで1時間も待たずに上がりそうだ。実際30分もせずに雨は上がり、そのまま洗車場でバイクを掃除することができた。地元ナンバーの車もこの洗車場を利用していた。地元の方は、ガソリンスタンドが暗くて閉店していても、洗車場が使えるということを知っているようだった。北海道から帰る前の洗車場の穴場だと思う。最近、ホクレンのガソリンスタンドでも簡易的な洗車場が減っているような気がする。ちょっと立派な自動洗車機が入ってしまい、水圧式の簡易なものが減ってきた様な気がしている。最後に一波乱あったが、雨が上がったのでターミナルに入り、体制を立て直し娘を乗船待ちの待合室に送り出した。そして、いつものバイクの乗船待ちの列に加わり、掲示板へと情報UPをいしていた。ふと声をかけられると、後ろにGTRが…。福岡の方だったが(非クラブ員さん)、やっぱり距離感が狂っていて、今日は昼頃ニセコで、函館まで行って、函館を18時に出て、22時の乗船待ちの列に加わっているのだ(笑)
乗船は定刻の22時40分開始。帰りの船室は、なんとステートB(旧一等船室)だ。個室で、一日中静かに寝て体力を回復する計画なのだ。いつもはツーリストS止まりであり、まったく上級船室には慣れておらず、乗船後、娘と合流して部屋に入る時に、受付でキーをもらわないといけないことを全く失念していた。娘は、私を待っている間に他の人の行動を見ており、「鍵もらわなくていいの?」と指摘してくれ初めて気付いたのだ。足が勝手にツーリストSのあるフロアに向かっている(笑) ステートBは、一つ上の階で場所が違うのに。全く慣れというものは怖いものだ。毎回席の場所までほとんど固定して使っているのでなおさらなのだ。船尾のデッキから娘と一緒に離岸を見た。これで北海道ともお別れだ(なんだか3ヶ月前にもした気が…)。娘を寝かした後は、私はクラシックビールを飲みながら、なんでも後方支援部隊とスカイプでだらだら1時間ほど遠距離宴会(笑)。お盆を過ぎているのでバイクも50台を下回っているようだし、乗客も行きより少ない200名程度らしい。初めての子連れツーリングの北海道だったが、なんとか無事道内終了。ということで1時半過ぎに、ステートBのベッドで眠りにつくのだった。道内走行は2146km、いつもよりは少なめだ。
|