北海道2018 その1 本文へジャンプ



今年の3月、念願のハンターカブCT-125がやっと手に入った。昨年夏に購入しているN-VANと組み合わせれば今までと違ったツーリングが楽しめるはずだ。今年は下の娘が大学生になったし、上の娘も就職した。コロナも前に比べて(規制が)マシになっているので去年よりはでかけられる…と思ったところ、7月から某お店のお手伝いをすることになって不自由決定となってしまった。夏の北海道も無理そうなので、ここは5月のGW明けに新日本海フェリーが55歳以上のお年寄りが25%引きというキャンペーンを使って行くしか無いということになる。割引は人と車(手荷物であるバイクは対象外)共にある。閑散期のA期間なので2人部屋の個室を1人で取っても追加料金不要なのだ。軽自動車(4m未満)とステートB(旧1等個室)でも32780円と、お盆の一番高い時期にバイクと寝台で行くよりお安くなる。ということで、夏に行けない分、いつもより少し長めの13日間でのN-VAN+CT-125の組み合わせで行くことにした。

 2022.05.18 自宅 → 舞鶴 (晴)

今年は渡道40周年の節目だ。大学4年生だった1982年9月、半年前に買ったXL-125Rに乗って北海道を10泊でツーリングしたのが始まりだった。それが40年間も続くとは当時、夢にも思っていなかった。排気量は125→750→1000→1400と拡大して行った。その間、鉄道(当時は国鉄)で行ったり、冬に車で行ったり、新婚旅行では飛行機&レンタカーで行ったり、家族旅行で車で行ったりとしたが、40周年の節目で妙なパターンが新たに加わる。
今年は3月に購入したハンターカブを昨年購入した軽貨物車のN-VANに載せて行くのだ。さらには途中でJRにも乗ってみようという、車&バイク&JRという欲張り企画なのだ。
二兎を追うものは一兎も得ずと言われるが、三兎を追おうとしているので、なんだか欲張りすぎで破綻が見ているような気がしないでもないのだが…。さてどうなることやら。
13日間家を空けるので、出発当日の午前中は家の片づけと掃除をした。準備はすでにほぼできておりN-VANにバイクやほとんどの荷物を積んでいる。船は23時50分発なので夕方に出ても間に合うのだが余裕を見て12時に出発。高速道の津田SAのすき家にて昼食。最近ニンニクファイアー丼がお気に入りだ。GW明けの平日なので人はそれほど多くはない。高速を快調に走る。N-VANは軽貨物なのだが、時代の流れかホンダセンシングという機能がついておりACCのオートクルーズ、車線キープのハンドルアシストが使えるので高速の運転が非常に楽だ。排気量が小さいので法定速度の走行がやっという感じだが、ターボ車なのでエンジン回転数は時速100kmでも平地では3500rpm程度で収まりまだ許容範囲と言える。ハンターカブという重い荷物を積んでいるが若干重くなったかなという程度で済んでいる。バイクの固定は前車輪を固定するスタンドを使っているおかげで安定しており、4カ所タイダウンベルトで固定し、あと補助的に4本のベルトで前後や横方向の固定もしている。カーブ時や凸凹を通過するときには若干揺れるが安定している。急カーブや急ブレーキは避けているがそのときどうなるかは不明。
快調に走り、途中、淡路SA、西紀SAでもトイレ休憩。人は多くは無いがそれでも無人くんではなかった。
今日は西舞鶴ICで高速を降りる。近くの「光の湯」という温泉に入るためだ。フェリーの出航は真夜中であり、出航後1時間くらいしか浴室が解放されない。混むし、出航時の知人との遠隔飲み会ができないので今までは風呂に入れなかった。17時に舞鶴に着くので、地元の温泉に入るのだ。料金800円は強気だ。中は露天風呂もあるのだが休憩室も広くなく、いたって普通の温泉施設。600円以下にして欲しいところかも。続いて中舞鶴にある「梅乃屋」という中華料理店で夕食。18時頃だったが店内にはだれも居なかった。地元の人気中華店ということだが…ホントかな?(笑) もやし炒め650円とライス小150円で、こちらも800円だった。味は中華の割には薄味で食べやすかった。自分で作ると中華の素を入れすぎて塩辛くなるのが難点だがプロは薄目で押さえている。モヤシのシャキシャキ感も残っていた。自分で作るとどうしても炒めすぎるがコレがプロとの差かも。
食事も風呂もバイクと違って気軽に入れる。装備の収納が無いし服装の違いが大きい。
港の少し手前には赤煉瓦記念館が見えるのだが、いつもはギリギリなので見ている時間がなかった。今日は少し寄ってみる。地元の爺さんも写真を撮っていた。軍港の方には艦艇も少なく写真にはビミョーだったが夕暮れ時の風景が撮影できた。
舞鶴港には20時前に到着。乗船手続きを行い車の列につく。駐車場の警備のオッチャンによれば今日の車の乗船は40台くらいと平日の割には多いという。もっともお盆時に比べるととても少ない。バイクも最初は2台しか並んでなかった。あとから神戸ナンバーの100CCスクーターが来たが、聞くと80歳の爺さんだった。60歳から始めて全国を走っているそうだ。北海道も何度か行ったことがあるという。さすがにキャンプではないそうだが、80歳にもなって元気なものだ。昨年会った250CCの79歳の爺さん(今年80歳)も60歳から始めて元気な爺さんだったが…私もできるだけ長く乗りたいものだ。
乗船開始は23時20分、無事乗船。今回も去年と同じくステートB(旧1等寝台)にビールを買ってから入る。毎度の何でも後方支援部隊の彼と出航後1時間半に渡って遠隔飲み会。電波状態が途中から悪化したのでサウンドオンリーに変更。個室なのでヘッドセットもつけずスピーカーホンにて会話。宴会終了後はバイクほど疲れてはないが…すぐに就寝。


津田SA
まだ車もとってもキレイ

津田SAの すき家
ニンニクファイアー丼

淡路SAにて
明石大橋…よく見ると

明石大橋を通過中の
ジャンボフェリー発見

西紀SA
平日なのでガラガラ

舞鶴の温泉
光の湯

地元では人気の中華のお店
梅乃屋さん

晩飯は モヤシ炒め
お値段800円なり

毎度の乗船前の
食材購入

舞鶴港近くの
赤煉瓦記念館

赤煉瓦記念館から見る
舞鶴軍港の艦艇

舞鶴港 受付
今年も体温測定あり

あかしあ入港
正面から見た図

あかしか 着岸のため
旋回中

あかしあ 着岸のため
微速後退中

新日本海フェリー
舞鶴港ターミナル

本日の乗船は車なので
23時20分

バイクも少なめ
80歳の爺さんがいた

乗船完了
車での乗船は3回目

お盆と違って車間も
広く余裕あり

今年もリッチに
ステートBのお部屋

コロナの影響もあるけど
乗船人数も少ないので

お盆なら人が多い
スペースもガラガラ

毎度の何でも後方支援
部隊の彼と遠隔呑み会



 2022.05.19 舞鶴 → 小樽 → 長万部 (曇)

窓のカーテンを少し開いていたので明るくなった6時過ぎに一度目が覚めた。8時に起床して昨日コンビニで買っておいたパンを食べる。毎度のマズシー朝食。特に何もすることがない。夏なら10時に同航路の反対から来る船とすれ違いがあるのだが、現在は検査ドック入りの関係で片肺運転のためそれも無い(無いというアナウンスがちゃんとあった)。することも無いので11時前(売店が閉まる前)にビールを1本買って、朝から酔っぱらいになってこのレポートを打っている。自室に机があるので手軽にできて良い。
昼は毎度のことで乗船の前に買っておいたカップ麺で済ます。
船室で時間をつぶすのも結構厳しい。夕方に通信が回復したので天気予報を調べるがあまり好転していない。下船後、すぐに走る予定なので夕食はレストランで食べた。が、コロナの影響でカフェテリア形式がなくなり、主に定食で営業している。北海道の食材っぽいものを使って観光地価格なのでビミョーかも。お安い方のザンギ定食1000円を食べる。
船から見える景色は曇っていて、午前中は雨さえ降っていた。雨は今は上がっており、見える対岸も霧でかすんではいるが降ってはないようだ。夕日は、薄く見えた程度。霧か雲にじゃまされている。
19時頃、新潟航路の僚船とすれ違うのだが、よほど天気が良い時以外はアナウンスは無いようだ。ふと外を見ると見えたのでとりあえず撮影。カメラのレンズも通常のものだったので写ったけれども豆粒の様だった。船は定刻5分前に着岸。お盆と違って空いているので下船もスムースだ。下船後に小樽駅へと向かう。天候を考えると明日より明後日の方が天気がよさそうなので明日JRに乗っておきたいと思った。明後日をバイクとしたいと思う。が、朝一番に長万部駅からJRに乗るのだが、長万部駅の窓口が始発時には開いてないので切符が買えない。ならば下船後すぐに大きな駅である小樽駅で買っておこうと思った。が、ここのみどりの窓口は20時で閉まるのだ。しかしながら、最近のIT技術のおかげで自販機がセンターとつながっており、オペレーターとテレビ電話状態で会話しながら発券をしてもらえるのだ。買おうとしている切符が特殊(始発駅と終着駅が同じ)なのでオペレーターのお姉ちゃんが理解できるか少々心配だったが、全く問題なく発券してもらえた。支払いも自販機ですがカード決済も可能と時代の流れを感じる。ちなみに駅前の駐車場は30分までは無料だったので助かった。ということで無事、小樽駅にて切符をゲット、しばらく走ったところのコンビニで明日の朝のパンを買って下道の国道5号線を南下する。時間が時間なので空いている。おおよそ140kmくらいあるが特に問題もなく(途中にはPにトイレがあったので寄ったくらいで)長万部駅には0時過ぎに到着。
駅のすぐ横には長万部町の無料駐車場があり、駅の横には24時間使えるトイレもあるので車中泊も可能なのだ。が、駅のすぐ横なので夜中に走る貨物列車の音が聞こえるのが難点。実際5回は聞いた気が…。貨物列車、編成が意外と長いので音が続く時間は通常の列車より長い。
ということで、車を駐車場に停め、モードチェンジでビバークモードにしたが、実際の作業は初めてなのでまだ慣れない感じ。とりあえず1時前には就寝。車内はマジで狭いが、ギリギリなんとかなる感じ。
気温は室内で14度くらい、おそらく外が10度前後というところだろう。薄手のフリースを着たくらいで冬用シュラフ使用で快適に眠ることができた。


ビールを飲みながら
レポートを打ってます

毎度、お昼は貧しく
カップ麺で済ます

夕食はレストラン
今年もカフェテリアではない

ザンキ定食
1000円なり

レストランで
食事の風景

後部デッキ
天気はビミョーな曇り

僚船とのすれ違い
らべんだぁ

夕陽が沈むも
ビミョーな夕陽

ステートBには
洗面は付いてます

ステートB入口
船首の方の部屋でした

下船待ちです
乗っている数は少ない

小樽港上陸
とりあえず撮影

小樽駅に切符を買いに
行きました。

駅前駐車場30分は
無料でOK

みどりの窓口営業時間外
自販機で購入OK

小樽の鐘?

小樽駅前 21時過ぎで
人通りもまばらに…

国道脇の駐車帯に
トイレ有り 助かるね

深夜の長万部駅
当然誰もいない

駐車場にてモードチェンジ
ビバークモードに


 その2へ 戻る