北海道2023夏 その6 本文へジャンプ



 2023.09.11 新篠津 →  小樽 (曇)
いよいよ最終日。4時起床。準備をして5時前に出発できた。今日は大都市札幌を通過するし、移動距離が長いので早起き必須。札幌市内が混雑する前に通過して中山峠へと移動だ。起床時は明るい曇りだったが、札幌では日がさす程度の晴れっぽい感じだった。 札幌を抜けたところのセイコーマートにて朝食。中山峠にさしかかると曇ってきて霧がかって、フロントガラスに細かい水滴がついてきた。気温は朝方で20度くらいだったが、日が強くさしてない割には気温が上がってきている感じだ。すぐに25度や28度になってくる。湿気ているせいか爽快感が全く無い。リッチな方は車でエアコンを使って快適なのだろうが、貧乏人は燃費節約のためエアコン使用禁止なのだ。 昨日の宿泊地から小樽港までは、とっても近い。が、今日は一度南下して長万部経由なので軽く300kmを越える距離を移動しなくてはならない。しかも貧乏人は高速を使えないのでさらに厳しい。今回の渡道の目的の一つに、来年春に廃止されるだろう、室蘭本線の3つの駅を訪問しておくことがある。うち、2つは行ったことはあるのだが写真がビミョーだったので再訪となる。その前に洞爺湖沿いの廃ドライブインのかどや跡に寄る。ここは3ヶ月前に訪問しそこなったところだ。41年前に洞爺湖を撮った場所がわからず、現存するの別のドライブインにて撮影してみたが方向が全く違っていた。検討の結果、廃ドライブインがあることがわかり来てみたが、立派な廃っぷりでビックリ。廃虚マニア向きに朽ちていた。草木が茂っていて洞爺湖を見るところが無い状況だったが、建屋裏手に出て撮影してみたところ、まぁココだろうという感じに写った。とりあえず満足。噴火湾の海岸に出る寸前の豊浦町の公民館にD51が見えたので撮影。ナビが主要道ではなく、近道を指定していて走ったのだが、そこで偶然見つけたものだ。駅訪問は、大岸駅、礼文駅と回る。ここは日本一の秘境駅である小幌駅を訪問するときに立ち寄ったことがある。変化は特にないようだ。そして訪問していなかった静狩駅だが、意外と立派な木造駅舎があり、一般的な北海道の駅という感じだった。が、当然のことながら周りの民家も少なく、駐輪場の様子は既に廃駅同然という感じの様相だった。コレで今日の仕事の最低限はクリアだ。あとは小樽に戻るだけだ。長万部で給油して、国道5号線で北上するが、そのままだと変化が無いので、途中の黒松内から分岐して日本海側の岩内を経由することにした。天気が良ければ海岸線から見える景色が良さそうだが、今日はビミョー。今回の北海道最後の昼飯は、黒松内のセイコーマートだ。おにぎりとお安いパスタを選ぼうと思ったが、お安い弁当があったのでそちらを選択。最近のセイコーマートは、ホットシェフという店内調理の弁当が置かれているせいか、普通の冷蔵弁当のうち、米を使ったものがとても少ない気がする。麺類はそこそこあるのだが…。田舎に1軒しかないコンビニなので売り切れる可能性が高いため、11時半くらいには入ることが多いのだが、それでもダメ。今回は11時に入ったのでまだあったのだろうか。そしてお安いカップ麺と一緒に食べる。インスタントの味噌汁を買うよりお安くて喰った気がするし、汁もあるので気分が出る。日本海側に出て海岸線沿いを走る時は薄日さす晴れっぽい天気だった。が、ツーリングしたいという感じの天気ではない。どこか雨の臭いがするビミョーな晴れだ。食後海岸沿いを淡々と走っていると睡魔が来る。岩内のセイコーマートにてコーヒータイム。岩内を過ぎた幌似には旧岩内線の幌似駅が公園として保存されているので寄ってみる。保存状態は良いようで安心。国道5号に戻って小樽を目指して走る。途中、余市の手前のセイコーマートに入る。ここはイートインもある大きめのセイコーマートだ。隣がホクレンと便利なのもあって記憶にあるだけで2回は利用している。お土産にと120円前後のセイコーマートオリジナルカップ麺を買っておく。棚をよく見ると、偶然にも今日からのキャンペーンで、オリジナルカップ麺を2個買うと、オマケでオリジナルわさび塩焼きそばがもらえる(これも120円くらいだから超お得)ではないか。嫁の分も含めてガッツリと14個買ったので 焼きそばを7個もらった。なんだかお土産が50%増えた感があった。もうバイクを下ろさないのでお土産積み放題。小樽には14時半に到着。時間があるので春に来たときに火曜日定休日で入れなかった小樽市総合博物館に入る。ここは鉄道の屋外展示も数が多い。以前、来たときは閉館時間寸前だったのでゆっくり見ることができなかったのでそれのリベンジでもある。入場料は400円。館内はエアコンが効いて涼しい。今日は蒸し暑いので生き返る気がする。が、まずは雨がいつ降るかわからないので屋外展示から。気動車やディーゼル機関車、客車など多数展示されているが、雨ざらし状態。前回来たときも老朽化が激しく、金属製の車体に穴が開きはじめているところもあり、塗装も色あせてきていたが、さらにそれが加速していたような気がする。少しは再塗装していたような気がするが追いついていない。なんだかもったいないが、そこまで予算が無いのだろう。屋内展示は鉄道と共に、小樽港、それは石炭の歴史でもあるので、そのあたりの映像(古い写真多数)を使った解説があって見入ってしまった。明治の中期から後期と短い期間によくもこれだけのものが作れたものだと感心する。 この頃は、輸送目的で国鉄以外にも多くの民鉄があり、今から見ればかなりショボいものばかりなのだが、これまた見てみたかったと思わせるもの多数。よく写真が残っていたなと感心するばかり。行ってみたい、この時代。もっとも道路も整備されてないので文字通り大冒険になるだろうが。見学は1時間ほど。帰りの船の中の食料の買い出しなのだが、いつもは小樽の大きなAEONに行っていた。が、小樽総合博物館のすぐ横がAEON系のマックスバリューがあったのでそこで済ませてしまった。ショボいカップ麺やパンなどしか買わないのでAEONほど大きくない店は買い物が楽だ。続いて最後の晩飯なのだが、いつもは牛丼屋さんと決まっていた。が、セコマのホットシェフで食べてないメニューがあったので心残りだったので最後の晩飯もセコマとした。豚丼に半熟卵が乗った丼。半熟卵無しは既に食べていたのだが、ビミョーな違いで2メニューあるのは謎。ということで、最後の飯を済ませた時に、さきほどの店での買い忘れに気づく。すぐに戻って買い足し。時間がまだあるので駐車場にてタブレットとキーボードでレポート作成。終わってふと目を上げるといつのまにか隣に同色のN−VANが停まっている。降りて周りを見てみると、同年式、同色、4WD(札幌ナンバーなので当然か)そして、初めて見た、私と同じオプションであるリアバンパーから取る外部電源端子があった。が…運転席を見ると何か違う。初めて見たが6速MT仕様(自然吸気エンジン)なのだ。ある意味激レア。なぜか6速MTにはターボ仕様が無い。おそらく低速ターボとエンジンを回してなんぼのMT的走りがあわないのだろうが…。続いていつものセルフスタンドで給油をしておく。これにて北海道終了でフェリーターミナルに戻る。時刻は18時過ぎ。車もそれほど多くない。バイクも10数台というところ。天気は雨は降ってない。今日一日、予報ほど悪くなかった気がする。バイクの方々が集まって話をしていたので、今回も積極的に混じる。九州勢が多かった。カブ50で来ている若者。安く買っていじる強者だった。また、私が最初に北海道に来た時に乗っていたXL−125Rのさらに前モデルであるXL−125S(電装系が6V)の若者もいた。ライトは意外と明るいというのだが、今回レギュレーターが飛んで、今はライト点かないと言っていた。CB−750Fインテグラや旧V−maxも居て(こちらは爺さん)なかなか面白かった。お盆の北海道は現役組が多いが、時期をはずすと、強者老人や、謎の若者が出てくるので面白い。ここで雨がパラパラと少し降ってきた。たいして降らなかったし、すぐに止んで乗船時には問題なかったがライダーは大変だ。私は雨が来ても車に待避で何の問題もなかったが。乗船は23時(バイクは22時45分)。バイクは30台くらいか。車はそれほど多くはないのだが、なぜか恐怖の1甲板と一番下に入れられることになった。混雑時にはバイクもそこに入れられることもあるのだが、一番大きな2甲板の後部にある油圧ゲートスロープから下るという構造。広くは無くて混雑時の予備スペースと言った感じ。ここは上の2甲板がある程度出ないと開けてもらえないので下船時に最後の方になるのが難点。乗り込んで、船左舷(電波の届きやすい方向)にとったステートBの個室に入る。今回はビールもマックスバリューで仕入れてきている。無料の氷をもらってクーラーボックスに入れている。船内で買うと値上がりして1本400円だが、280円ほどで買えるのでかなりお得。船内も昔は350円ほどだったので、お高くなりました。そして毎度の何でも後方支援部隊の彼とスカイプで遠隔呑み会。今回の道内の話題で深夜2時まで話し込んだ。個室なのでとっても楽。位置的には積丹半島を越えて方向転換したくらいの位置まで走っている。電波はとても安定していて会話もとってもクリアだった。時代を感じる。ということで、2時過ぎに就寝。今回の北海道内の行動はすべて無事終了。


今日も4時起き
大都市通過予定なので

道の駅しんしのつ
快適でした

札幌南区のセコマ
郊外に出てから朝食

道内最後の朝食も
ワンパターンで

中山峠
霧が出た

ドライブインかどや跡
既に藪の中

廃虚マニアが
喜びそうな感じ

隣のレストハウス
洞爺跡

確かにこの景色は
82年撮影場所だ

豊浦町中央公民館
D51が展示されている

JR大岸駅
次期廃止候補

JR礼文駅
次期廃止候補

JR静狩駅 3駅連続
次期廃止候補

静狩駅構内
割と広い構内

駅前駐輪場は
既に廃駅っぽい感じ

静狩駅前
一応民家あり

長万部町内で
給油しておきます

黒松内のセコマ
道内最後の昼食

やっぱり貧しい
パターンです

国道229号線
北上中です

幌似駅跡
保存され公園に

状態は非常に良い
きちんと整備されている

余市のセコマ
お土産購入

今日から特典あり
カップ麺2個で焼きそば

小樽市総合博物館
今日は開館している

博物館入口
館内はキレイです

屋外の鉄道展示
屋根がないところは…

いろんな車両があるけど
風雨で超お疲れ

貴重な車両も
ボロボロに

DD161って何?
プレートが剥がれていた

館内はキレイです
その差が激しい

お隣のマックス
バリューでお買い物

隣にN−VANが…
似てる…(汗)

小樽のセコマ
最後の夕食も…

ホットシェフで豚丼
(温玉)付きを選択

小樽で給油
道内最後の給油

新日本海フェリー小樽
外装改装中?

バイクも集結中
話しに入っていく

途中で中止になった
あのレースの帰りか??

あかしあ入港
お疲れの様子

バイクは定位置に移動
意外と台数多い

6V時代のXL125S
若者が乗っていた

早く並んだ車は…
哀れ、1甲板の刑に

トラックの2甲板の
さらに下にあります


 2023.09.12-13 舞鶴  →  高松 (晴/曇)

8時過ぎに起きて昨日買ったパンを食べて朝飯とする。昨夜は風呂に入れなかったのですぐに風呂に行きたいと思っていたのだが、気がついたら10時前になっていて急いで風呂に入って汗を流しておく。売店にてビールを買ってこのレポートを打っている。毎度のパターン。今回は特に後半の行程がキツかったので疲れている。なんだか特にダラダラと過ごした感じ。昼は昨日買っておいた丸ちゃんの焼きそば弁当(辛みそラーメン風)。さすがに毎度コレではお腹が減るので3時に…と思っていたがうっかりと忘れて4時前にカップ麺を食べておく。プアーな飯ばかりでなんとなくエネルギー不足を感じる。4時過ぎにまた風呂に入っておく。6時半にまた丸ちゃんの焼きそば弁当(ネギ塩味)を食っておく。さすが3連続カップ麺はキツいかも。船は定刻に到着。今回は一甲板の刑になっているので下船を焦る必要はない。舞鶴港への着岸寸前まで後部甲板に居て写真を撮ってみた。珍しいことなのだが、景色的には出港時と大して変わらないのだった。下船はさすがに遅くて着岸15分後くらいから開始。思ったよりは早いかも。車の中での待機なのでバイクでの待機よりはずっと楽。今回は急ぐ必要もないので高速道路を使わないで帰るつもりだ。下船後、行きでも食べたすき家に寄って晩飯。麺よりは米の飯がイイ感じかも。今回は最後まで貧しい食事だ。行きと同じ道を戻って走る。夜なので走る車は少なくペースは悪くない。結局、垂水ICから高速に入り、淡路SAに到着したのが日が変わった1時過ぎとなった。高速を使っていれば家に帰り着いたくらいの時間だ。広い駐車場に車はまばらなので空いているところに駐車してモードチェンジ。超簡易ビバークとするため、窓へのシェードもフロントと前の左右のみ。マットは敷くが着替えず、シュラフにも入らず横になるだけとした。北海道と違って気温も高いし(暑いほどではなく助かった)疲れているので横になるだけで眠りに落ちた。 日が出る5時半頃に起床。大して寝てないが寝ないよりマシ。高速を降りて淡路島の国道を走る。すき家で朝飯を…と探すが、淡路島では洲本にしか無いようだ。が、行ってみると営業してない(゚Д゚) 9…9時からということだ。一時期ワンオペで問題になった頃は24時間でない店が増えたが復活も多かった気がしていた。が、コロナになってまた営業短縮するところが増えたのか???調べると徳島の鳴門にもすき家があるがコースから少し離れているのでパス。とりあえず淡路島を抜け、大鳴門橋にて四国に戻る。国道11号線を走り、東かがわにあるすき家を目指す。到着してビックリ。ここも9時からの営業だ。9時も朝食(定食)の時間内ではあるが、もう朝食の時間と言うには遅すぎる気がするのだが。ということで、さらに走って9時過ぎに、近所のすき家に到着。無事、朝食にありついた。ここまで来たらもう、家も近いのだが…。そして最後の給油をして10時前には家に無事帰着。今回のツーリングも終わりとなる。


朝は貧しく
買ってきた菓子パンを…

ビールを飲みながら
レポート作成

ステートBの
洋室です

十分リッチです
寝台はもう辛いかも…

北海道限定
まるちゃんの

やきそば弁当
辛みそラーメン風

昼飯は
ごっつ盛り

塩担々麺です
プアー感炸裂

夕陽は…キレイには
落ちなかった

船内は
混雑はしていません

5階風呂と
レストランへの通路

5階より
受付方向

4階の受付前の
広間です

晩飯(予備)は
北海道限定の

やきそば弁当
ねぎ塩味です

1甲板なので余裕
入港を見てました

1甲板でも奥の奥
バックで出ます

上の2甲板への
スロープです

東舞鶴の
すき家です

最後の晩飯も
貧しく590円なり

淡路SAで
ビバークしました

夜が明けました
仮眠程度ですね

夜明けの
明石海峡大橋

スターバックスの
夜明けです

洲本のすき家は
9時開店(゚Д゚)

結局高松市内の
すき家にて

最後の朝食
お安い360円

近所で給油
全行程平均20km/L越え


2023夏 食事リスト

13日間の食事を表形式にしてみました。
いかにプアーな食事だったかが一目瞭然かも。

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