北海道2023夏 その1 本文へジャンプ



我がGTRは今年で17年目。まもなく走行14万キロになる老朽車だ。今年こそ廃車にして乗り換えないと自分の寿命が尽きる方が早くなるのでコレは決定事項だ。ということで、この夏はGTRで北海道に行く最後のチャンスとなるのでGTRで行くことにした。リアタイヤ、フロントディスクパッド、バッテリーと廃車寸前の機体に交換は惜しいのだが命には替えられないので春に交換している。オイルも直前に交換してGTR最後の北海道ツーリングに臨んだのだった。

 2024.09.04 自宅 → 舞鶴 (晴)

主夫の朝は忙しい。朝食やゴミ捨て、後かたづけなどすべてをこなして9時前に出発。高速を使わないで走るので時間的には余裕だ。我が家の構造で朝10時くらいまではバイクを出して準備する場所が家の陰になって暑さがマシなのだ。9月になったとはいえ日が当たっている状態での準備は大汗をかいて大変なので避けたい。8時過ぎから準備ができ無事荷物の搭載を終えることができた。毎度の下道コースで走り、道の駅みろくでトイレ休憩。国道11号線沿いにある、引田駅前を通ると、建替のための解体が始まっていた。来年春頃に建替完成と聞いていたので解体が既に始まっていたとは驚いた。解体されていく様子を撮影しようとしていたのでガッカリ。鳴門北ICより高速に入る。高速を使わないルートだが、橋は避けることができない。料金は平日で580円と高くは無い。高速を出る手前にある淡路島南PAにてトイレ休憩。Google先生のナビにて北淡を目指す。気温は出た頃はまだマシだったのだが、昼前になって上昇気味。だが、真夏の35度とかいう暑さは無い感じだ。交通量が思ったよりあってペースが全く上がらない。11時半になったので洲本のすき家に入り昼食を取る。お昼はランチのセット割引がある牛丼並と味噌汁、サラダのセットだ。淡路の北端にある淡路SAにスマートICより入って休憩所に行く。エアコンが効いていて生き返る。夏場は時々涼しいところで休憩しないと本当に体がもたない。ここの水やお茶のサーバーにてこっそりと水筒の水を補給。前回は無かったと思うが、水筒への補給はご遠慮くださいの表示があったのには驚き。お茶はともかく水くらいは…と思うのであった。明石大橋を渡って垂水ICにて降りる。ここは平日で760円だ。2つ橋を使ってもフェリーを使うよりは安いので助かる。ここから舞鶴までGoogle先生の案内を使ったのだが、元兵庫県民の私でも、ここはどこ?の県道をいくつも乗り継いで走らされてしまう。距離的には短いのだろうが、本当に走りにくい。夜だったら空いていていいのかもしれないが日中は謎。自分で地図を見ながらだったら、まず大きな国道や県道にアクセスして一本道で走ると思うのだがGoogle先生の案内はあいかわらず謎だ。まだ、一般的な車のナビの方がわかりやすい道を選ぶ感じだ。ということで、自分では絶対再現不可という道を通って北上する。暑いので休憩したいが良いところが無い。コンビニすらほとんど無い県道を走った気がする。福知山線の藍本駅に出たので、駅前の日陰にバイクを停め、ジャケットも脱いでTシャツ1枚になって休憩。夏っぽい暑さが残る中、風が吹いていて涼しさを感じることができて落ち着いた気分に戻れた。ここも簡素な駅舎になっていたが、トイレが別棟であって四国の駅よりマシだ。さらに北上を続け、コーヒーブレイクをしたいと思うのだがコンビニすら無い。道の駅 瑞穂の里・さらびきにて缶コーヒー休憩。平日だが地元ナンバーのバイクが何台かいた。ここを過ぎると道も空いて快走路になってペースが上がってくる。夕方に近くなったせいもあるだろうが気温も下がって(27~8度の表示が出ていた)走っていてとても心地よい。昼頃は暑くてペースが上がらず、何でオレ走ってるのか?と走ることを後悔する気持ちが出ていたが、涼しくなるとやっぱりバイクで走って良かったと思いながら走れた。と、舞鶴手前でガソリン残量の警告が出る。いつもなら舞鶴までガソリンはもつのだが、先月オイル交換をして40km近く試験走行した後給油してなかったのでそのせいだ。市街地手前の快走路ではガソリンスタンドすら無い。市街地に入って給油しておく。18L入ったので残り3Lというところ。時間も予定通り17時となったので毎度のすき家にて夕食。昼食と同じものだが、夕方は普通の料金630円だ。そして毎度の地元スーパーフレッシュバザールで船内の食料を調達。無料の氷もいただいて保冷コンテナに入れておく。夜食のおにぎりも冷やしておけるので助かる。舞鶴港には18時過ぎに到着。駐車場にはバイクも数台いたが、いつもの待機場所にはまだ誰もいなかった。後で移動させるのも面倒なので1番の列の先頭に停めておく。ヘルメットのシールドの清掃やインカムの充電をしておく。充電はモバイルバッテリーからなのだが、充電の電流が少ないためバッテリーが漏電と判断する仕様みたいでしばらくすると充電を停止してしまう。おかげで何度かつなぎ直しの羽目になる。荷物の整理などをしているうちにバイクが後ろに並んで来た。なぜか早い時間に四国のナンバー4県勢ぞろい。私くらいの年輩者も多かったせいか、話が盛り上がって楽しい時間を過ごせた。1人、CBR250RRに乗る学生さんが居たが初北海道19歳。我々が若い頃したことと同じことをする若者がいるんだと感心。ハンターカブに乗る65歳の今年退職爺さんとも話が盛り上がる。総じて私みたいな定年退職組の爺さんが多かったが、現役組も混じっている。今回は50台以上のバイクが居たと思うが、125cc以下はハンターカブ、タイカブのWAVE、スーパーカブ、そしてスクーターが2台と言ったところと多くはなかった。フェリーだが、到着が30分遅れでバイクの乗船開始が0時30分と、着いたときから表示が出ていた。台風の影響の残りか、鉄道が一部不通だったので迂回の輸送が出たか…。到着30分到着遅れでバイクの乗船がこの時間というのも不自然。どうも積み荷は下ろすのも載せるのも多いみたいだ。結局到着の18時から0時まで6時間くらい時間があったが、バイク仲間と話をしていたせいもあって、待っていて体力的疲れはあるが、暇を持て余すこともなく楽しく過ごせた。気温は日が暮れて涼しくなりジャケットを脱いでいるとなんとかなるくらいだった。予定通り0時30分乗船開始。私はトップバッターで入り、右舷側の一番奥に駐輪。貨物が多く、トレーラーの荷台部分が船内入り口付近まで来ていたので私が停めた位置は入口近くで助かった。バイクは右舷側の台数が多くできなかったせいもあり、後から来た人たちは後方の収納場所に誘導されているのが見えた。今回船室は、プアーにツーリストAだ。窓側の個室っぽい場所はキープしているが、毎度の遠隔宴会は船室ではできず、サイドにあるテーブル席を使う必要がある。そのため、大きなパニアは後回しで、先ほど買った食材の袋、そしてビールを入れるために持ってきた保冷コンテナの2つだけ持って船内に入り、まずは売店でビールを買い寝台へ行く。身軽なので素早く行動可能。ここ3年は贅沢仕様のステートBの個室を使っていたので寝台は久々だ。それでも3ヶ月前の予約スタート時に一番マシっぽい窓側の寝台を取っている。反対側が窓で相手がいないのと、荷物置場が倍になって通路が占有できるという、上が窮屈なツーリストSというところ。ここでは遠隔宴会不可なので、とりあえずシーツを敷いて寝る準備だけはしておく。再度、車両甲板に戻りトップケースを外して船室に持ち込む。これが重くて大変なのだが、船室でジャケットを脱いで身軽で涼しくなっているので少しは楽なのだ。トップケースごと持ち込むのは鍵がかかって保安上も有利だから。ビールの入った保冷コンテナとおつまみ、タブレットを持って右舷サイドのテーブル席に陣取る。それほど混雑する時期ではないので席取りも楽だ。毎度の、何でも後方支援部隊の彼と遠隔宴会。いつもなら0時くらいからスタートなのだが今日は1時スタート。彼は明日が仕事なので大変だ。彼は翌日社有車での運転の必要があるため酒は飲めずで残念だった…。途中まではビデオ通話だか陸地から離れると電波状況悪化なのでサウンドオンリーだ。ということで、電波がさらに悪くなる1時間半ほど遠隔宴会をやって寝たのは2時半となった。とりあえず無事予定通りに進行中で、一気に眠りにつくのであった。



道の駅みろくにて
トイレ休憩

引田駅が解体中(゚Д゚)
し…知らなかった。

引田駅仮設駅舎
完成後より立派かも

引田駅舎解体
ホーム側

淡路島南PA
橋のみ高速利用

洲本のすき家で
昼飯を…

お昼は50円引き
牛丼セットで

淡路SA
ここも橋だけ利用

明石海峡大橋
9月なのに暑い

藍本駅にて休憩
日陰が涼しい

藍本駅前風景
トイレも立派だ

道の駅 瑞穂の里・さらびき
バイクもチラホラ

舞鶴に入る前に
給油をしておきます

ここも毎度の舞鶴の
すき家です

値上がりして630円
昼と同じ牛丼セットで

舞鶴のスーパーにて
船内の食材調達

舞鶴港到着
勝手に先頭に並ぶ

入港が遅れ…しかも
乗船開始0時35分(゚Д゚)

舞鶴ターミナル
はまなす入港中

9月平日なのに
バイク多数かも

下ろすのも積むのも
多かったみたいです

乗船前 愛媛の
爺サンも元気です

3甲板、右舷側に駐輪
船内入口近くで助かる

毎度の遠隔宴会


 2024.09.05 舞鶴 → 小樽(曇/雨)

途中1回トイレで目が覚めたが起床は8時。睡眠時間は足りないが、それほど眠くないのが不思議。昨日買ったパンを食べておく。毎度のことながらプアーな食事だ。贅沢に3回レストランで食事をしたところで3500円~4000円で済むとは思うのだが、持ち込み食料だと1200~1300円くらいで済むため仕方ない。今回は栄養を考えて、昼と夜に魚の缶詰を加えている。今回は下船後に港のすぐ近くにある温泉オスパで寝る予定なのだ。が、ここの消灯が22時と早いため、21時過ぎの下船後の食事ではかなり時間が切迫する(せっかくなので風呂にも入るので)。これは昨年ハンターカブで来たときに利用してわかったことだ。下船後すぐに入館したいため夜の食事も、昼も多めにしているのだ。朝食後、船首にあるフォワードサロンにてタブレットとキーボードを使いこの文章を打っている。いつもなら窓が解放されて船首からの景色が楽しめるが、なぜか窓ガラスの上に装甲板が覆い被されており何も見えず開放感が無かったのは残念。台風対策の名残か??出港が遅れたので、いつもの僚船とのすれ違い時間も30分ほど遅れていた。面倒なので自室の窓から撮影。船内放送で船長の挨拶があり出港は1時間以上遅れて1時10分出港。だが到着は45分遅れの21時30分の予定だということであった。温泉オスパに入るのが遅れてトホホである。天気も心配だ。出発時の小樽の天気予報では夜に雨が降るということなので、できるだけ早く入りたいと思っていたのに…。12時に昼食。大きなカップ麺に缶詰1つ。朝のパンの残りも食べておく。個室だとカップ麺を作るのもお湯が沸かせるし、臭いも気にしなくても良いのだが、寝台席だと気を使う。個室の方がステキだが、対費用効果から考えると、やっぱりプアーな寝台という選択になる(ここ数年はコロナがあったので感染対策から個室という大義名分があったが今やそれは無い)。昼からはまたフォワードサロンにてこの文章の作成。14時過ぎに大浴場に行くが、中途半端な時間が効いたのかほとんど利用者が無くゆったりと入れた。久々にサウナにも入ってみた。次に建造される新造船のお風呂はどうなるのか楽しみ。露天ができるのかサウナは残るのかは謎だ。夕方、16時半頃、奥尻島付近を通過するのでスマホの電波が一時復活。掲示板への書き込みやブラウジングを快適に行う。そう遠くない将来には船上でも常にネットができるようになるのだろうか?80年代では出港するとアナログテレビも映らなくなって正に遠洋の孤島状態だった。90年代では衛星放送ができてテレビは航海中ずっと映るようになったのには驚いたものだ。2000年前後だったか、船舶電話(衛星利用?)の公衆電話ができたし、船の衛星電話の番号も新日本海フェリーに問い合わせると教えてくれるのか、大学動同期のT見氏から電話があったり(船内放送で呼ばれる)、仕事場から電話がかかってきたりしたものだ。確実に時代は変わっている。今回乗ったはまなすも2004年就航と20年選手で老朽化が激しい。やっと新造船の話が出ているので来年は無理として2026年には導入されるか?と思って、夕方に船内の写真を少しばかり撮っておいた。18時過ぎには夕食を取る。と言ってもお安い塩焼きそばのゴッツ盛と缶詰、豚汁に残ったパンという寂しいものだ。下船は21時20分となり、右舷に停めた我々は車より先に下ろしてもらえてオスパに直行だ。下船前の準備中に佐賀のGB350ライダーさんもオスパに行くということで、どう行けば良いか聞かれたが、最初の信号を左に曲がってすぐという激近ということを伝えた。雨も降っておらず、下船も問題なくオスパに到着。夜に雨が降るのでバイクに雨対策をして駐輪。佐賀のGBさんも続いて到着、他にも思ったより多くのバイクが来ている。入館は21時45分くらいだったが消灯が22時で寝具の配布が始まる。22時まで待って寝具を受け取り場所を確保して寝る準備を先にしておく。その後、温泉に入る。23時には就寝したが、室温が湯上がり時はとても爽やかな涼しさだが、徐々に肌寒くなり、毛布にしっかりくるまり無事就寝。寝具+温泉付きでお値段2550円なのでコレはコレでありと思う。夜中に雨が降ってきたが建物の中なので雨音も聞こえずぐっすり快眠。



貧しい朝食
せめて飲み物が欲しい

フォワードサロンにて
窓が閉鎖中で暗い

僚船あかしあ
船室から手抜き撮影

昼飯はコレだけ
缶詰をプラスした

はまなす4階のトイレ
5階より広い

はまなす4階の洗面所
ここも広い

コインランドリー
使ったことないなぁ

4階プアーな方々の
通路です

ツーリストAの
船室です

一番端はお得です

4階給湯室

4階受付前の
装飾

5階のレストラン入口
大浴場入口

5階右舷後方
閑散期はイベントも無し

夕食はゴッツ盛りと
缶詰に豚汁

個室ではないので
臭いで迷惑かも…

下船準備中
右舷側

下船準備中
船尾側

思ったよりバイクが
多かった

着岸準備中
上陸寸前期待感増


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