北海道2024 その7 本文へジャンプ



 2024.09.16 日高町 →  小樽 (晴/曇)

いよいよ最終日。起床は5時。昨日の曇天がウソのように晴れ渡り青空が広がっていた。急ぎ準備をして撤収。気のせいではないと思うが、大きな木の下にテントを張ったおかげでバイクもテントもほぼ朝露が無い。他の方々はしっかりとバイクも露で濡れていたので木の陰は悪くないと…個人的には思うが、皆さん空の展望が欲しいのか木陰は避けられているような気がする。葉や虫が落ちてきたり、雨の日はまとまって雨粒が落ちてきたり、雨が上がったのに後で葉から水滴が落ちてきたりするとは思うが、撤収を考えると木陰も悪くないと思う。あと落雷には注意らしい。頑張ったのだが1時間では完了せず出発は6時15分となった。朝は気温が低く冷える。上半身は寝るときのフリースにウインドブレーカーを着て、昨日のカイロを4個貼り付けている。下半身はパッチも履かずジーンズだけで十分だ(GTRの廃熱のおかげ)。グリップヒーターも全開である。いつものセイコーマートにて朝食。イスとテーブルがあって助かる。国道237号線を使って南下。ここはかつての富内線の跡が並行して走る。あまり痕跡が無いのだが、いつかは全部の駅に行ってみたいと思っている。今日は苫小牧から東室蘭の間の現役の駅訪問をしたいので先を急ぐ。定点観測の振内駅跡に寄ってみる。ロシアから里帰りしたD51が屋外展示されているが前からボロボロになっている。これも大きな変化なし。客車はライダーハウスとして使われていたが、今回観察するも既に使われている形跡すらない。広い構内に立派な展示館もあるのに残念な施設だ。ここから富内線は国道から少し外れる。線の名前の富内駅も広く立派な公園があるので寄ってみることにした。駅舎は保存され、しばらく来てなかったが保存状態はかなり良好。線路が残る構内もキレイな公園として整備されていた。客車が2両あって、ここもライダーハウスとして使われていたはずだが…外観は先ほどの振内駅のよりはキレイだがちょっと微妙かも。と、バイクが2台停まっていてZZR1100ライダーが出てきた。どうやら昨日宿泊されたようで、お話を聞くことができた。料金は500円で、向かいの小さい商店にて受付。内部も見せてもらったが、割とキレイで広く、談話スペースとしてイスとテーブルもある。しかも布団まであるのだ。ライダーの話によると布団も割とキレイだったということだ。受付のオバチャンの話だと利用者は多くはなくこの夏で20人ほどだということだ。あまり知名度も高くなく、国道から離れているので、かなりの穴場と思われる。いつ廃止になってもおかしくないが、雨の日の待避ポイントとして利用価値は高そうだ。ちなみに、定休日はあるもののすぐそばに地元の人が利用する安価な銭湯施設もあるという。貴重な生きた情報を得ることができた。そのまま国道まで南下し、苫小牧へと向かう。毎度のことながら苫小牧は大きな町なので交通量も多く通過が大変だ。グーグル先生は毎度のことながら、主要国道ではなく謎の道を案内して下さる。市内を謎の道にて通過中、偶然にも王子製紙の蒸気機関車を展示している公園の横を通過したので寄って写真を撮っておく。王子製紙のために苫小牧から支笏湖まで軽便鉄道が走っていたというから驚きだ。謎な道を通過すると普段は見ることができないものに出会うこともあるので悪くはない。苫小牧から東室蘭までの間の駅で、記念入場券を買ったことのある比較的大きな駅以外を訪問する。苫小牧を出ると、急激に過疎化して、コンビニすら無い地帯が続く。疲れたのでコーヒーでも飲みたいと思っていたが残念なことになる。こんなことなら苫小牧で飲んでおくべきだった。国道235号線は海沿いを走り、今日は天気が良いので見通しも利いてとても気持ちが良い。順調に駅を巡っていく。天気が良いので気温もぐんぐん上昇。錦岡駅で上のフリースとウインドブレーカーを脱ぐ。冬仕様から夏仕様に一気に変化する。今年の北海道の朝晩は涼しいを通り越して寒い。内地では灼熱が続いているのに不思議な気分。日中は過ごしやすく、絶好のツーリングシーズンと言ったところ。天気の良い時に駅訪問とは…少々残念な気分だが行程上仕方ない。本来は曇天などの盛り上がりに欠ける時にするのが理想なのだが…。今回の渡道で3回駅巡りをしたおかげで28駅の訪問ができた。残るは小樽から札幌、苫小牧へ続く都会の部分。そして札幌から旭川までの一部。学園都市線の都会部分など50駅ほどが残ることになった。都会の駅訪問は…駐輪の問題や有人駅だと入場料(今は高くなって200円)の問題もあって大変なのだ。虎杖浜駅を過ぎたところでやっとコンビニを見つけた。セイコーマートにて昼食。また、イスを出して駐車場でガッツリいただく。続いて駅訪問を続け東室蘭1つ手前の鷲別駅にて本日の訪問終了。今日は11駅訪問したが駅訪問はかなり疲れるので鉄分摂り(撮り)すぎ要注意なのだ。午前中は快晴で青空が気持ちよかったので、羊蹄山や積丹半島もキレイに見えるだろうから、行ってみたいと思っていた。が、天気はしっかりと曇りっぽくなってきた。フェリーの出航は23時半なので積丹一周強行軍も不可能ではないが、諦めて羊蹄山を回るコースを選択。グーグル先生に道案内を頼むと、いつも自分は羊蹄山の南側を回るコースを選択していたが、北側を回るコースに導いて下さった。こちらには、セイコーマートで毎日買っているペットボトルの水の原産地である京極がある。立派な道の駅もできていたが、特に用事はないのでパス。そのまま国道393号線で小樽に入ると16時くらいになりそうで早すぎ。国道5号線を選び、少し離れて岩内へ向かう途中にある幌似駅跡に寄ってみる。ちょうど1年前にもN−VANで来たばかりなのだがネタが無いので仕方ない。駅は国道バイパスから1つ筋を入るのだが、交差点には一旦停止がある。私は前の車がいたし、反対側からの交通もあったので普通に停止して、駅の公園駐車場に入った。奥にパトカーがいて一旦停止違反を虎視眈々とねらっていた。公園を撮影中も通行車を狙っているようだったが、交通量が少ない上、なぜか皆さんちゃんと止まっていたのでパトカーは空しく去っていった。油断すると違反で捕まるので要注意だ。公園は特に変化は無かったので国道5号線に戻り、道道1022号線を使って小樽に抜ける国道393号線に入り小樽へ向かう。余市経由の5号線は混雑するので避けている。こちらは交通量も少なく、割と走りやすい。最後に小樽に下るところはカーブの続く走り屋さんが喜ぶような道になるがGTRではヨイショなので嬉しくない。毎度の毛無山の展望台に寄って小樽市内を展望。ちょうど新日本海フェリーの新潟航路の船が出ていくところが見えた。小樽市内で最後のガソリン給油を行い、17時半到着。ちょうど良い時間なので、毎度のすき家にレッツゴー。毎度の定食だがカロリー不足気味だったので大盛りをいただく。それでも830円なのでマシ。続いてフェリー内で食べるカップ麺などを求めて手宮のマックスバリューへ。いつもはイオンに行っていたが、大きな店過ぎて駐輪も内部を歩くことも大変だった。昨年N−VANで来たとき、偶然手宮のマックスバリュを使ったが、フェリー乗り場からそう遠くなく、普通のスーパーみたいに気軽に駐輪して買えるので今回も利用してみた。食材とビール、無料の氷をゲット。次に行く洗車機のための小銭も、一部現金利用で購入してお釣りで100円玉をゲット。毎度のフェリー乗り場の前にあるガソリンスタンドにて洗車。400円なり。計呂地から遠軽までの間で雨に降られたというより、濡れた路面から跳ねる水で下部に細かい泥がついている。キレイさっぱり落としておく。最後に初日に泊まったオスパに併設されているセイコーマートにてオリジナル麺もゲット。おにぎりで筋子もあったのでゲット(私のお気に入りだが、今年はほあまり見かけなかった)。そしてフェリーターミナルに入り道内無事全行程終了。3227km走ったことになる。GTRも無事14万キロを超えて特に問題は発生していないので助かる。今日のバイクは少なく20台くらいだった。行きはライダーが外で待機し(暑いのに)集まったライダーで談義が盛り上がるのだが、なぜ〜か、帰りの船では行きほどそういうことが多くない気がする。涼しいのに皆さんターミナルの中で待っている。帰りで疲れ切っているのか?乗船は予定通り22時30分と車より15分早く最初に乗る。行きと同様、まずは買ってきた食材(これが意外と大きい)とビールを入れたコンテナのみを持って船室へ。ベッドメイクをしてジャケットを脱ぎ軽装になってトップケースを回収に行く。乗船時は甲板まで2回でも3回でも行けるので、その方が楽な気がする。下船時は1回のみだが、食材は完全に消費して無いので1回で持てる量になっているのだ。で、これまた毎度の何でも後方支援部隊の彼とスカイプで遠隔宴会。出航前の23時からスタートだ。彼は明日も仕事なので早めに終了したいのだ。出航は定刻より10分早く23時20分だった。乗せるトラックも乗用車もバイクも少なかったせいだろう。ということで、遠隔宴会も0時過ぎで終了。疲れているのですぐに就寝。寒くて寝にくい日も多かったが、今日はちゃんと布団もあって、Tシャツ1枚と半パンで十分。気持ちよく就寝。



木の下だったので
朝露がマシだった

せっかくの好天
早朝にレッツゴー

日高のセコマで
座って朝飯を

椅子テーブル屋根付き
イートアウトです

振内鉄道記念館
とても立派

振内鉄道記念公園
列車ライダーハウスは

どうもやってない感じ
閉ざされていました

旧富内駅舎
キレイに保存されている

旧駅構内には
列車ライダーハウスが

こちらは健在で
利用者あり

とっても広い公園
キレイに整備されていた

駅舎もホームも
保存されている

駅舎内もとても
キレイな状態

アカシア公園にある
保存機関車

王子製紙軽便鉄道
支笏湖まで行ってた?

室蘭本線駅訪問
青葉駅から

JR糸井駅
駅は寂れた感じも…

JR社台駅
駅名が手抜き表示に…

JR萩野駅
似た駅が続く…

JR北吉原駅
プレハブの駅?

JR竹浦駅
跨線橋工事中

JR虎杖浜駅
貨物列車通過

道内最後の昼飯も
毎度の弁当

椅子を出して
食べました

JR富浦駅
道路沿いだが狭い

JR富浦駅
普通列車到着

JR富浦駅
貨物列車も来た

駅舎は大きく見える
中は…そうでもないかも

有人駅なので
入場券を購入

駅構内を撮影
町っぽい駅でした

ホクレンが無くて
一般店で給油

セコマで
コーヒー休憩

道道66号への分岐点
でもあります

羊蹄山ですが…
曇って残念

晴れたらキレイ
だったかも

旧岩内線の
幌似駅跡

幌似鉄道記念公園
駅舎が残る

客車もキレイに保存
いつまでもつか…

車両内も見学可
まだまだキレイかも

パトカーが一旦停止
違反を監視中

国道5号線沿い
上山道駐車場トイレ

道の駅 あかいがわ
初めて来たかも

毛無山より
小樽市内が見える

新潟航路が出港
停泊中の船舶も見えた

毛無山駐車場
観光客はほぼいない

最後の給油
セミセルフのスタンド

最後の夕食は
小樽のすき家で

毎度の定食を
食べたのです

手宮のマックスバリュー
船内食料調達

最後の買物
小樽のセコマ

新日本海フェリー
小樽ターミナルビル

帰りは定刻に
出るようです

ターミナル受付
e乗船券のためか閑散

撮影スポット?
手作り感炸裂中

乗船完了
離道です

乗船後の遠隔呑み会



 2024.09.17 舞鶴  →  高松 (曇)

起床は7時過ぎ。乗船も出航も早く遠隔宴会も早く終わり早く寝たので早く目が覚めた。トイレは夜中に2回行ったが…。毎度の持ち込みパンで貧しく朝食。早く起きたので早めの風呂に行っておく。僚船とのすれ違いはいつもより少し早く10時過ぎだった。今回は、船の左舷の船室なので船室の窓からは見えない。フォワードサロンより手抜き撮影。船室左舷の件だが、私はずっと右舷の部屋を使っている。理由は男子トイレが右舷にあるからだ。これが逆だと大回りしてトイレに行かなくてはならず大変なのだ。頻尿には辛い仕様。それでも今回は連絡通路に一番近い部屋を取ったのでまだマシだった。が、毎度右舷を使うのに慣れているので、部屋を出て売店や受付のある方向に行こうと思って部屋を出ても無意識に逆方向に歩き始めてしまうということが何度かあった。慣れとは怖いものだ。そしてフォワードサロンでレポートを打っている。11時過ぎに1回目の昼食。カロリー不足気味なので昼も夜も2回に分けて量を多くとることにした。帰りの便は体力回復に努める。だいたい寝てばかりなのだ。レポートの作成以外にすることが無い。適当に船内の写真を撮っておく。もう20年乗り続けている船なので新鮮みが無い。特に変化も無い…と思う。老朽化が目立つが2年後くらいには新造船に入れ替わると思われるのでこれ以上の改装も無いだろう。新造船は東京−九州航路の船と似たような作りになる可能性が高いという噂がある。定員も減ってショボくなるかもしれないが今様な設備になって快適になることを祈るばかりだ。今日の夕陽はショボかった。撮影に来る人も多くなかった気がする。夕食は予定通り2回に分けてカップ焼きそばと完全メシ(カレー)と2回に分けて食べる。完全メシはもっとα米らしくパラパラとした出来と思ったが、かなりスープ状だった。お湯を入れすぎたのか謎。これで栄養完全って本当なのか?超高いわけではないがお安くもない謎の新商品だ。船の着岸は予定より少し早まったが誤差範囲。甲板に降りて皆さん「暑い」と感じていた。今まで涼しいを通り越して寒かった北海道から真夏の内地に戻ってきたのを実感する。下船後、すぐに高速に入り四国を目指す。天気は曇りで雨は降らないようなので助かる。西紀SAにてトイレ休憩。フェリー乗船時、私の前に居た高知ナンバーのハーレー爺さん(フロントフェンダーも無い、昔ながらのヤツ)が先に着いていた。私だっていいかげん早めに下船してそれなりの速度で来たはずなのに先着するとは。カウルも無いハーレーでどれだけの速度で走っているのか? 彼も暑いと言っていたので「北海道のはアレは夢。コレが現実。夢から覚めたんですよ。」と言っておいた(笑)彼のハーレーのガソリンタンクは超小型で航続距離が100kmくらいだと言う。補助タンクを持っているそうだが、道内でも給油は苦労したそうだ。今回も途中で補助タンクから給油するも、途中で高速を降りて給油しないと高知まで帰れないと言っていた。古風なスタイル重視でカスタムされたものなので…仕方ないですな。彼より先に出て順調に走る。法定速度はほとんど超えない程度の速度で巡航する。最後の休憩は毎度の淡路SAだ。毎度の眠気防止のドリンクを飲みトイレをして出ようとすると…先ほどの高知のハーレーが入ってきた。排気量はともかく、あの格好で、あの歳で100km/h巡航できるものだと感心。私ならとっくに体力の限界が来て心が折れているだろう。ということで、この後も問題なく巡航し、いつものとおり1時半に自宅に無事到着。汗を盛大にかきながらGTRを家に入れて北海道ツーリングより無事帰還。今回は道内走行が3227km。総走行距離が3805km。表示されている燃費はギリギリ20km/Lを越えている。無事故無違反無転倒 残念ながらカッパは1だった。



貧しい朝食
飲み物は水のみ

僚船はまなすとの
すれ違い

手抜きでフォワード
サロンより撮影

タブレットで作業
フォワードサロン

昼飯です
2回に分けて食べる

夕食です
2回に分けて食べる

午前中に1杯
やっておきます

端っこで個室風

帰りは左舷です
方向感覚が狂う

あかしあ売店
変わらないなぁ

受付カウンター
変化なし

受付前です
インスタ栄えするか?

最近全く食べてない
食堂メニュー

夕暮れ迫る船内
人は少ない

夕暮れ時
後部甲板

キレイに落ちなかった
夕陽です

ここも閑散と
しています

5階から
下を見る

一人では…
利用しないかな

船舶電話
あまり使われてないかも

とりあえず
撮影しまくりです

3甲板
下船準備中

サイドの扉OPEN
あ…暑い

西紀SA
高知のハーレーさん

淡路SA
最後の休憩

淡路SA
フォグランプ点灯

淡路SA
リア回り

淡路SA
コレも最後か

メーター周辺
あと130kmか…

ナビもスマホだけに
なっちゃいました

明石海峡大橋
点灯してません

淡路SA
深夜でも人はいる


その6へ  戻る