起床は6時と遅め。食事が7時半からだから早起きしても意味がない。天気が良ければ外を歩いてみるのも楽しいが、今日は朝から霧が出ていて真っ白だし、最近は熊も出るので早朝と夜は出歩かない方が良いという。ゆっくりと片づけをして、7時半より食事。朝食もキレイで量も十分。以前は朝食に音威子府ソバが付いていたのだが、音威子府ソバの製造元が廃業してしまって残念なことになっていた。ありがたいことに今年からは関東の方で開発された新音威子府ソバを取り寄せて提供してくれている。これだけでも十分貴重な朝食だ。今日はネタも無く急がないのでゆっくりと9時前に皆さんに見送られながら出発。今日は昼過ぎまでは天気が良いが、次第に下り坂で夜には雨が降るという予報だ。昨夜からずっと悩んでいたが行き先が決まらず、面倒になって日曜に泊まった計呂地の駅長の家を選択。最短距離で旧名寄本線沿いに行くと早すぎるので回り道を考える。そういえば、塩狩駅100周年の記念タオルが出ていたことを思いだし行ってみる。和寒駅の隣にある和寒町 交流施設 ひだまりで販売していて無事ゲット。500円なり。そこには私が毎日のスーパーでのお買い物でマイバッグとして利用している(今回の旅行にも持参している)宗谷本線のトートバッグも売っていた。係の人に「まだあったんですね」と聞くと、実は私が持っているものは初期バージョンで肩掛けもできるタイプだが、現在はその紐が無いタイプという。バッグには54の駅名が記載されているが、かなり駅が廃止されているので欠番が多くなっている。そのうち、残った駅名で再度作られる日が来るのだろうか? さらに南下して愛別町に入る。眠くなってきたのでコーヒーをと思い、セブン−イレブンに入ってみるが、ゴミ箱一切無しのお持ち帰りになっていてビックリ。町内の(かなり)はずれにはセイコーマートがあるので行ってみる。かつてご当地入場券を買うときに来たことがある店だったが、今時レアな外装が旧タイプの店舗(いかにも個人経営で資金不足)でありコーヒーマシンも無い店だった。やっぱりゴミ箱が無い。おそらく愛別町の処理能力が不足して強引にやらせていると思われる。水筒の水が無くなっていたのでペットボトルの水が欲しかったが、ゴミが捨てられないと辛い。店員さんに聞くと引き取りOKだったので買って水分補給。コーヒーは諦めて岩尾内の方に走り始める。路面も悪く、いかにも主要ではない道道だった。岩尾内でトイレに行きたくなったので観光展示付きの岩尾内ダム管理支所に入った。ここには缶コーヒーの自販機があったが、ゴミ箱が無い。なんて厳しい地方なのだ…とコーヒーを諦めて北上を続ける。下川町に入る頃にちょうどお昼になったのでセイコーマートにて昼食。暑くなったのでTシャツ1枚になり、イスを出してガッツリ昼食。コーヒーマシンもあったので食後にホットコーヒーをいただく。暑くなったとはいえTシャツ1枚なら爽やかな気温なのでホットコーヒーが旨い。食後、町内の桜ヶ丘公園に寄ってみる。ここには謎の万里の長城があるのだ。万里と言っても2000mしかないのだが…。以前と変わってないようなので表で写真撮影だけにしておく。続いて上興部駅跡の上興部鉄道資料館にも寄ってみる。保存車両が劣化していた時期もあるが、今はまだマシっぽい。国道239号線を走って紋別へ、国道238号線で湧別へと抜ける。天気は曇ってきた。なぜか、本日スタートの日本最北端の稚内から日本最南端の鹿児島まで10日間で一気に縦断するラリーのバイクを何台も見かけた。明日に大沼に行けば良いはずなのだが、どういうコース取りだとこちらに来るのか謎だ。まさか日本最北端から出発して最東端にも寄り、最西端から最南端も制覇するつもりなのか??(驚) 湧別にて給油。まだ少し時間があるので旧佐呂間駅の方まで足を伸ばしてみる。広い佐呂間交通公園にはD51やディーゼル機関車、郵便荷物車などが保存されている。一時期はかなり劣化していたが補修され、それ以降それほど劣化は進んでおらず良好だった。佐呂間のセイコーマートにて晩飯と酒を買い込んでおく。駅長の家には16時に到着。以前は16時受付開始だったが現在は16時半。既にライダー1一人が待っていた。ということで駅長の家は2名。後から4人ライダーが来たが駅長の家ではなく列車ホテルの方を選んだようだ。ただ寝るだけなら200円の差だが安い方が良いみたい。話で盛り上がるのには設備は関係ない。駅長の家は電子レンジや冷蔵庫が使え、居間の共用スペースが使えてゴージャスなのが良いのだが…まぁそれは人それぞれか。私も最初に来たときは物珍しさで列車の方を選んだし…。雨の日だと、列車だと夜中のトイレが室外の公園トイレを使うのでちょっと辛いかも。駅長の家だとボットントイレではあるが建家の中にあるので濡れずに済むのがステキだ。5分で100円のシャワーを浴び、今日は贅沢をして豚串を買ってきているのでレンジで温め、風呂上がりにビールで一杯。しばらくタブレットでのデータバックアップなどをして18時半から弁当を温め、2本目のビールを飲みながら食べた。食後、このレポートを打っている。なかなか快適だ。駅長の家のもう一人のライダーは愛知の38歳のMT−9ライダーだった。雨が降りそうなのに中湧別の温泉まで行ってくるという強者。最初は口数が少なく、今日は静かになるかと思ったが、話し始めるといろいろ話題が盛り上がった。まだ北海道の回数は少ないみたいだがこれから楽しめるライダーさんだ。途中、管理人さんも来て一緒に談笑。新しい管理人さんも話し好きなライダーなので楽める。就寝は宿の期限の22時。建屋は古いが断熱が効いてか暖かく感じる。上半身もウインドブレーカーを着ることなく、カイロもなく暖かく眠ることができた…と思ったのだが、トイレの回数は半端なく4回も行く羽目になる。原因は全くの不明。寒くて冷えたのだったら、トイレの後が寒くて眠れないのだが、今回はトイレの後は気持ちよく眠れたので寒くは無かったと思うのだが…。
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