北海道2025 その1 本文へジャンプ



昨年は1400GTR最後の北海道だった。今年はVersys1100SE最初の北海道だ。が…それ以外に違いは無い気がする。特に行きたいところやイベントが無いのは前年と同じ。それでもなんとか少しネタをひねり出しての旅立ちだった。Versysはとりあえず付けたい装備は全て付けた…はずだが走行3000kmちょっとと試験がやっと終わった感じのところだ。予期せぬ初期故障などが起こりそうな予感がしないでもなかったが…(汗)

 2025.09.04 自宅 → 舞鶴 (曇/雨)

ここのところずっと暑い晴れた日が続いていた。出発の日も晴れて暑いと信じて油断していた。前日に天気予報を見ると雨マークがでているではないか。台風が発生し、四国に接近するので雨が降るのだ。しかも前日も翌日も晴れているのに出発の日だけ雨。細かい予報を確認すると、出発時にギリギリ降り出すかどうかの境目。行程全体ともに午前中はマシだけど昼からは雨っぽい。ということで、できるだけ出発を早くすることにする。だが、主夫業があるし、嫁の車が出ないとバイクを出しづらいので8時過ぎの出発が限界。できるだけすべてを前倒しにしてやっと8時半前に出発。雨が降ってないだけ準備も楽だったのでまだマシ。予定では橋以外は下道を走るつもりだったが高速で一気に舞鶴を目指す。さぬき三木ICから高速に入り津田SAにて雨雲レーダーを確認。残念だがこれから走る鳴門と淡路の南の方に雨雲がかかっている。とりあえずカッパの下を着ておく。上着はまだ着やすいが下は靴をぬがないといけないので大変なのだ。走り始めるとシールドに小さい雨粒がついてくる。路面はまだ乾燥していてカッパを着るほどでもない。用心のため鳴門西PAにてカッパの上着も装着。カッパライダーの完成である。ここからしばらく、路面が濡れるほどでもないが雨粒がシールドに来ていた。カッパを着てないとかなり濡れてしまうだろう。今はメッシュジャケットなので防水性が皆無で染み込んでしまうのだ。これが秋冬の防水ジャケットなら、そのまま突っ込んでもなんとかなったレベルだった。先を急ぎ室津PAまで走る。このあたりまで来ると雨も上がっている。予報だとこのへんも昼前から雨っぽかったが遅れているようだ。先を見ても15時くらいまでは雨はもちそうなので助かる。台風の接近だが風はそれほどでもない。注意しておかないと、鳴門や明石の橋が二輪通行止めになった場合、本州に渡れずゲームオーバーになってしまうので早めに渡っておきたかった。淡路のSAもパスして一気に北上。山陽道、中国道経由で走り、上荒川PAへと入った。天気は明るい曇りで暑くなってきた。曇っていると25度前後とカッパを着込んでもなんとかなる気温だったが、そろそろキツい。カッパの上着を収納して北上を続け、西紀SAへ入る。ちょうど12時前と昼飯時になったのでカツカレー980円を食べておく。前回来たときには気づかなかったが、手持ちのボトルに冷水を無料で供給してくれる装置が入口に置いてあった。淡路では通常のお茶&水サーバーに「ボトルに入れるな!」とあるのとえらい違いだ。持ってきていたボトルの水を飲み干し、ここで補給しておく。そのまま高速を走り、舞鶴東ICで降り、いつものセルフのガソリンスタンドで給油。続いてこれまた定番になった地元スーパーのフレッシュバザールに行き、船内で食べるパンやカップめんを仕入れておいた。そして舞鶴港へ。港へは14時前に到着。当然バイクも車も誰も並んでない。ターミナルビルは開いていてエアコンも効いていたが窓口は真っ暗で誰もおらず、2階の待合所も閉鎖中であった。とりあえず、荷物の整理を少しし、雨に濡れては困るヘルメットや買い込んだ食料を持ってターミナルに入り、イスに座ってメールを打ったりこの文章を打ったりしている。エアコンが効いて涼しくて助かる。15時にターミナルの電灯が灯り明るくなり2階の待合所も解放された。まだ雨は降っていない。バイクにはカウル部分にブルーシートをかけておいたが…役立つのかどうか微妙。16時半にターミナル受付が始まる。暇の極みで寝ていた。18時より売店が営業開始。夕食として十勝のホエー豚丼(1100円)を食べておく。19時に乗船位置への誘導が始まるが、レーンを1つ間違えていて移動させるハメになる。幸いにも雨はまだ降っておらず、直後に雨が少しであるが降り始めた。乗船時の雨は辛い…と思いながら待つ。22時までまだ雨は少し降っていたが、状況を見にバイクのところに行くと、ちょうどバイクが1台到着するところだった。ん~?パニアケースは社外品の角型だったが2020年型の黒のベルシス1000SEだった(驚)早速ライダーにコンタクト。彼も私がベルシスだというと驚いていた。レア車は同型に会うとうれしいものだ。彼は18時に広島を出て雨の中を走ってきたという。話していると前に停まっていたW800の爺さんが、実は私もベルシス250Xを持っているという。今日のバイクの乗船は20台くらいなのにベルシス仲間が3人集うとはレア中のレアだ。23時前に雨雲レーダーを確認すると雲の隙間が出て雨が止んでいて乗船時刻くらいまでは雨が降らないと出ている。外で確認するも雨が上がっていた。乗船時に着ようとカッパも持ち出していたが、急ぎバイクに収納。乗船準備をしておく。定刻どおり23時10分に乗船開始。毎度の右舷に誘導され無事乗船完了。プアーなツーリストAの部屋に行く。これまた毎度の端っこの部屋で独立性があり棚も2人分使えるというステキな場所だ。売店でビールを2本買ったが、売店のお姉さんが気の利いたトークで、船旅は長いのでゆっくりとビールを楽しんでくださいと声をかけてくれ旅気分が盛り上がる。サイドのプロムナードのテーブルを陣取り、これまた毎度の何でも後方支援部隊の彼と遠隔飲み会。なぜ~か、今回は電波の状況があまり良くなく、出航後30分くらいで電波が途切れてお開きに。残りのビールを飲んで1時半くらいに就寝。気のせいか何度も乗っている場所なので妙に落ち着く。久しぶりに自分の部屋に戻ってきた感覚すらある。すぐに爆睡。



津田の松原SA
雨雲確認

鳴門西PA
カッパ装着

室津PA
雨雲確認

上荒川PA
雨雲確認

西紀SA
お昼になった

SAにて昼食
カツカレー980円

ステキなサービス
ボトルに水を!

毎度のスタンドで
給油しておく

船内食料を調達
フレッシュバザール

このようにして
近距離を運ぶ

舞鶴港到着
14時過ぎと早すぎ

ターミナル売店も
まだ閉まっている

乗船受付も…
まだやってない時間

本日のフェリー
今のところ定刻予定

雨が降りそうなので
簡易防水対策

夕食は売店食堂で
ホエー豚丼1100円

まだ雨は降ってない
夕焼けっぽい空

勝手に移動していたが
1列ズレていた(゚Д゚)

雨が降ってきて
濡れている様子

22時半……広島から
Versys1000SEが…

乗船待ち 幸い
雨が上がった(^^)/

乗船開始は
23時10分だった

甲板での固定の様子
毎度変わらない

乗り込んだら
遠隔宴会開始


 2025.09.05 舞鶴 → 小樽→札幌(晴/曇)

朝8時起床。家から持ち込んだイオンのトップバリューのインスタントコーヒーカップ(5個で200円台と経済的)でコーヒーを準備。昨日買ったパンを食べて朝食とする。9時に風呂に行ってサッパリする。天気はとても良く、窓から海を見ながら朝っぱらから風呂に入る幸せを感じる。10時前にフォワードサロンに移動、前窓から僚船はまなすとのすれ違いを撮影。はまなすも秋には引退なのでコレで見納め(帰りには乗るが…)。空いた時間でこのレポートを作成している。続いて売店にてビールを仕入れプロムナードでまったりとビールを飲む。フォワードサロンは飲食禁止なのでこちらで飲むが、さすがに机が低くてレポート作成には向いてない。12時に持ち込んだカップ麺を作って食べる。昼飯もリッチにレストランで食べてみたいものだ。昼からはマジ暇の極致。帰りは体力回復のため寝ていれば良いが、行きは寝ると到着後の宿泊時の入眠が悪くなるので寝過ぎは危険だ。15時にカップのインスタントコーヒーを飲む。乾かしていたカッパを畳んで入れておく。タブレットの充電をしておく。することが大変少なく動画ファイルをダウンロードしておいて見るのが良いのかもしれない。電源は問題ないのでタブレットを持っているのでコレが一番かな。16時くらいには奥尻島沖を航行するので電波回復。メールやTeamsのメッセージを送ったり、掲示板に書き込みをしたりする。天気予報を確認するも日曜日の早朝は天気がもちそうだが昼前からどこへ行っても雨っぽい。昨日みたいにそれほどキツくない感じであるが避けるのは難しそうだ。日曜の宿泊地を含めてコースがまだ定まらない。17時45分よりレストランが開く。夕食はリッチに?ザンギ定食(一番お安い定食だが1200円)をいただく。もっとリッチなものを食べてみたいが1食1000円超えは貧乏人にはたいへんキツい。食後、日本海に落ちる夕陽を撮影。天気が良いと案内のアナウンスがある。何度も見ているが、キレイに太陽が水平線に沈むのは滅多にない。が、今日はキレイに沈んでくれた。空に雲が無いので夕焼けは単調で写真的にはビミョーかも。夕食だがレストランの食事は量が少ないので19時にカップ麺を追加で食べておく。本当はプアーにカップ麺だけにして、下船後にすき家で牛丼を食べるのが良いのだが、21時の下船でスーパー銭湯のOSPAに泊まるとなると、早く入って場所取りと22時の布団配布に備えるので下船後の時間が無いのだ。下船は定刻通り、気温も涼しく問題なし。すぐにOSPAに直行したが、OSPAのネオンが消えている??や…やってないのか?と、入口に回ると「9月6日9時営業再開」とあります。おそらく改装だろう、あざ笑うようにギリギリアウト状態。12時間後だと営業しているのに…。予定外の事態に頭の中が真っ白状態。そこに、下船時に話して来ると言っていたベルシス仲間が入ってきた。彼も臨時休業は想定外で二人、ベルシスを並べて呆然状態だった。そういや…乗船時に前に居た老人夫婦ライダーと話をしたが、え?OSPAってやっているんですか?みたいなことを言っていたが…このことだったのかもしれない(涙)私はどこかで東屋か橋の下ででもビバークを考えたが、彼は道外ではネットカフェの快活クラブを利用しているので近辺の店を探していた。40kmほど離れた札幌に店があることがわかり行くと言う。ベルシスが2台並び、お互い宿泊所が想定外に消えたのも何かの縁…と一緒することにした。2台で札幌へと向かう。停止時のエンジン音がハモって鳴っているように聞こえるのは気のせいか(笑)ということで、レアなベルシス二重連にて快活クラブ北42号店に到着。自転車が置かれている店の前に駐輪。既にツーリングライダーのバイクが1台停まっていた。店に入る前に、地元の高校生が「大きなバイク、私は今高校生だが大学に入ったら免許取って乗りたい」と会話をしてきた。彼も「絶対乗れ」と焚きつけていた。北海道の人がバイクに乗ったらいつでも北海道ツーリングなのでうらやましい。ここで彼の年齢発覚。明日30歳の現在29歳と私の半分以下の年齢だったのだ(驚) 店に入り彼は会員なので受付スムース。私は会員登録をする。席は禁煙が残り1つだったが、彼は譲ってくれて私が禁煙席をとることができた(ありがと~)。席はフルフラット指定だ。宿泊施設ではないが、ゴロっと横になって寝るのはOKというスタンスだろう。初めて使うネットカフェだったのでわからないこと多数だが、彼が要点を教えてくれて助かった。枕とブランケットは無料貸し出しがあって借りることができる。飲み物自由。漫画を読むのも自由だ(もう遅いので読めないが…読みたい本があったりして心残りだった(笑))宿泊施設ではないので、遊んでいる人の音や会話、隣で寝ている人のいびきなど音はある程度聞こえる。が、私に言わせればこの程度で寝られないなら旅で疲れてない(ぬるい旅の)証拠だと思っている。寝られない方が悪いと思う。部屋は狭く鍵もかからないがキチンと区切られとても快適だった。ネット環境(PCもあるしWi-Fiも飛んでいる)もあり、寝るのがもったいないくらい。毎度のことだが、新日本海フェリーで寝まくっていて、それでなくても寝られない状態なので熟睡はできなかった。ビミョーに寝られないなぁ…とずっと起きていると思っているが、腕に着けた健康ウォッチ様が解析するにちゃんと浅い眠りの時間で記録されていた。寝たという意識は無いが、ゆっくりと体を休めることはできた。トイレに起きたときにソフトクリームを食べておく。イオン飲料も飲んだし、ちょっとは元を取ろうと貧乏根性炸裂であった。



朝飯はプアーにパンと
カップコーヒーで

フォワードサロンにて
作業中

僚船はまなす
この秋退役予定

午前中からビールを飲む

お昼は貧しく…
給湯室でお湯を入れて

毎度のカップ麺
レストランで食べたいなぁ

ツーリストAの端っこ
相手側無く広々

ツーリストAの部屋
トイレに近い場所選択

ツーリストA一般席上
意外と狭いのです

煙い部屋
スモーキングルーム

あかしあ
デッキプラン

あかしあ
受付前

あかしあ
売店側

現在位置表示
小樽に近づいている

後方のカフェ付近
イベントは無かった

後部甲板
天気は良かった

レストラン入口側
カフェテリアは無くなった

各席に設置の
タブレットで注文

レストラン座席
かわらないな…

ザンキ定食
1200円なり

精算はセルフで
カード利用可能

日本海に沈む夕陽
今回は完璧に沈んだ

最後まで見えたが…
雲が無くて単調な空

追加の晩飯
カップ麺

下船準備中
暑くなくて助かった

もう一台、何も知らない
Versys到着

臨時休館にトホホ
Versys重連

あと12時間後には
開いていたのに…

結局札幌の
快活クラブへと

札幌の街中にある
42号店です

ネットカフェ初体験
設備はとても良い

とりあえず個室状態


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