朝4時起床。なんだか昨日は眠れた気がしない。が、腕に着けている健康ウォッチ様は0時から3時まで浅い眠りと判定されている。眠気もしないので無料の飲料の1つであるホットコーヒーとココアを飲んでおく。5時前にチェックアウト。料金は1800円と高くない。これもビバークの一つと経験を積んだ気がした。天気は晴れており気温は20度を切ったところで涼しい。ゆっくり準備をしていたが5時半になっても彼は出てこなかったのでバイクにお礼の置き手紙をして出発。気のせいではないが霧っぽい。市内を走り、札沼線方向に走る。霧がかなり濃くなり気温も17度前後であるし霧で湿った体が涼しいを通り越して寒く感じる。フォグランプ(イエロー)を点灯して走る。石狩月形駅跡に到着。とりあえず特に変化は無いようだ。寒く感じるので防風インナー装着。近くの道の駅に寄ってキャンプ場の下見をする。公園のサイトに加えて道の駅の隣の芝生にもテントが張れるようだ。風がない状態なら隣が温泉というメリットもあるのでいいかも…と思った。続いて三笠のクロフォード公園に向かう。すぐ近くのセイコーマートに寄って朝食。おにぎりも高くなったのでパン2個とカツゲンのみの朝食。それでもお安くない。値上がりが厳しい時代になったものだ。クロフォード公園は9時からとなっているが、入場ゲートがあるわけでもなく置いてある懐かしのキハ82系などの車両を見ることができた。老朽化が激しく朽ち果てるのも時間の問題かも。係りの人が来てトイレのシャッターを開けていた。これが…もしかして9時からの所以か??大型犬の散歩に来ていた地元の人としばし犬会話。涼しい北海道とはいえど、毛の長い寒い地方の犬はエアコン必須らしい。霧は晴れて太陽が照りつけ、気温は20度越えだが太陽が当たると暑く感じる。ここから富良野へ抜ける道を走る。途中、三段滝に寄って見学。ここもCBRの時に来て以来だ。天気が良い土曜日なので地元のライダーが既に多く走っている。北海道では冬が長く走れないのでこの時期にみなさん必死で走るようだ。富良野で給油。富良野から北上するのだが国道を走ると混雑してそうなのでGoogle先生の導きによりすこし東側の道道にて北上、美瑛を抜け、幻の道道1116号線を目指す。私も全く知らなかったが、1年で1ヶ月しか開通しないという道道なのだ。8月の下旬から9月頃に開通して1ヶ月ほどしか通れないらしい。しかもいつ開通するかは直前にならないとわからないという謎仕様。偶然、北海道のテレビ局がニュースで公開していたのがネットにあがっていて知ることができたのだ。今年は8月22日に開通したので9月下旬か10月上旬頃まで走れるっぽい。手前の忠別ダムにてトイレ休憩。レンタキャンピングカーで回っているという神戸の老夫婦と与太話。今日は急がないのでのんびり話ができる。幻の道道の名前はチョボチナイと謎の名前。普段は閉まっているというゲートの前で記念撮影。地元ライダーも記念撮影していた。道自体はとても快走路で四国の険道とはえらい違いだ。木の枝や葉っぱも落ちてないしグリーンベルトの苔もない。一番開けた嶺雲橋のところでは多数のライダー+ちょっとの車の方々でビックリの人出でだった。みなさん記念撮影している。よ~く見るとほとんどが札幌ナンバーで、その他道内のナンバーばかり。私のような道外車は少ないのだ。先ほど記念撮影していたライダーとも合流して与太話。彼らは私の1歳年下と同年代だった。みなさん元気に短い夏を楽しみ走り回っている。オフ車も持っているそうだ。さすが道民はいつでも行き放題だ(うらやましい)。その後、旧車に乗る地元ライダーと会話。数日前にも来たそうだが、さすがにこれほどの人出は無かったそうだ。今日は土曜日だし、明日が雨なので今日を狙う道内のライダーが多数いたということだろう。そして彼の言うにはもっと秋が深まる1ヶ月後では、こんなに道がキレイではなく葉っぱ多数ということだった。地元の人と話をするのは面白い。話していると、GTR(実際はコンコース14)が通り過ぎるのが目に入った。後で出ていくときにバイクで横に乗り付けて「珍しいバイクですね」と声をかける。同行者も一緒に話に加わったところで、私のナンバープレートを見て!と言って見てもらうと笑いが取れる(GTRオーナーズクラブのプレートカバーを付けているので)。私も元GTR乗りだったんですよ~と会話を楽しむ。レア車はそれだけでネタになるのだ。今日は特にほかにネタもないのでこういうところで楽しむのがステキかも。天気は少し曇ってきて空が白くなっている。午後から下り坂というので早めに来たが正解だったかも。旭川をバイパスし上川の方に向かって走る。今日は急がないので無料でも高速を使わない。13時前になったので昼飯をどうするか…とツーリングマップル+Google先生で検索するも良いアイデアが無い。たまたまバイクが数台停まっているドライブインがあったので入ってみる。ラーメン中心だが、お安くもない。ライダーやトラックの停まる店は…きっと旨い?という勝手な理論で決定。結局、山菜ラーメン1100円を食べたが…ニンニクも効いていてそれなりに旨かった気がする。上川駅を定点観測するが…特に変化なし。上川にて給油。ここを逃すと上士幌まで100kmガソリンスタンドが無い。スタンドのオッチャンと会話して、ここからスタンド無いね~と言うと、以前は糠平にも層雲峡にもあったんだよ。層雲峡のセブン-イレブン裏にあったけど…それも20年ほど前の話…ということだった。地元の人の証言も楽しい。給油後、層雲峡にレッツゴー。ちょっと早めだったので銀河の滝の駐車場まで行ってみるが特に変化は無いようだ。今日の宿は層雲峡の「民宿とだて」だ。2年前のハンターカブでの旅で使った宿。民宿と言うよりビジネスホテルに近い構造。お高い温泉街にてお安いだけでなく、バイクは屋根はもちろんシャッター付のガレージにて保管してもらえるという、まことにありがたい宿だ。明日の朝、十勝三股の三股山荘の朝ご飯を予約しているのだが、アクセスの距離と雨の場合を想定して予約していたが、実際明日は雨っぽいのでとても助かる。少し早いが15時過ぎにチェックイン。対応してもらえて部屋に入り、すぐに隣の温泉に行く(以前は温泉は別料金だったが、今回からは問答無用で温泉代を含むように料金改定されていた)。ちょっと硫黄の臭いのする温泉で、露天風呂もありしっかり汗を流す。夜9時までなら何度でも入れるチケットだ。風呂から上がってさっぱりしたところで隣のセイコーマートにて弁当と酒を購入。民宿の部屋には冷蔵庫も電子レンジやポットも無いが、共用スペースには用意されているのでありがたい。とりあえず酒を飲み弁当を食べる。続いて酒を飲みながらこのレポートを作成している。インカムやスマホの充電もしておく。スマホだが、接続ケーブルが微妙に接触不良を起こし充電がうまくできていないことが判明。なかなか辛いが、スマートモニターなのでスマホの液晶をOFFにしておけば給電なしでもなんとかなるし、シガーソケット用USB電源も持ってきている電源供給もなんとか可能だ。ということで、早々に宿に入ったが、意外とレポート打ちが忙しくのんびりできない。これが辛いのだが時間がたってしまうと忘れることも多いので記憶が新鮮なうちに打っておくのが良いと思っている。せっかく温泉に何度でも入れるので20時頃、再度入りに行く。隣の温泉の建屋とはつながっているのでスリッパのまま行けるのが良い。昨日と違って快適な布団で無事就寝。
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