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いよいよ道内最終日。4時起きで出発準備をする。4時はまだ真っ暗だが、外は霧が出てガスっているのがわかる。気温はそれほど低くなく14度前後というところだろう。昨夜テントを張るときに木の下を選んだが、去年同様にほぼ夜露がしのげてテントのフライシートは濡れていなかった。が、内部からの結露で裏側が湿っている。バイクは半分木の下から出ていたので前半分が夜露でかなり濡れていた。雨が降らず、風もあまり無いときは木の下が有効だと思う(虫が落ちてくるという話しもあるし、雨の時はまとまって水滴が落ちてくるとか、雨が上がってもしばらく雨が落ちてくることがあるので要注意かも。)早めに起きたので準備をほぼ終えた段階で昨日買っておいたカップ麺を作って食べる。熱いラーメンが心地よい。このキャンプ場はゴミが捨てられるのでありがたい。空き缶OKなのにペットボトルはダメというのは不思議なところ。聞いてみたが、小学校が空き缶は回収してくれるけどペットボトルはダメなので受け入れてないという。7時に出発。国道237号を南下する。霧がかっているので速度が上げられない。朝は鹿の飛び出しもあるので要注意だ。黄色い補助灯をつけて走る。海岸沿いの国道235号に出る頃には霧も晴れて気温も上がってきた。朝早くコンビニに入ると、都会から遠いところは補給物資が届いてなくておにぎりやパンが空っぽということがよくある。気のせいか、8時前後くらいのトラック到着という感じで、到着しても棚に並べるのにタイムラグがあるので、朝食の時間に間に合ってないという気がする。苫小牧のコンビニに8時15分頃に入ったが、まだ棚に並べてなくてショボい選択となった。食後、暑くなってきたので着込んでいた薄手のダウンは収納。このあたりの海岸沿いはある意味北海道らしくなく、小さな集落が続いて交通量が多く、自然が開けている感じもないので走るのがビミョー。特に、苫小牧や室蘭付近は走りづらい。今日の午前中は室蘭から伊達紋別あたりまでの駅訪問だ。毎度のことながらGoogle先生に導かれ、駅を撮影して回る。北舟岡駅は海岸に極めて近く、上からの展望も効き天気も良いので予想以上の展望に驚く。気のせいか見える海の向こう側全方向に陸地が見える。なんだか大きな湖にも見えるが…気のせいだ。お昼になったので伊達紋別のすき家にて昼食。2日間米が少なかったので牛丼がありがたい。駅訪問を終えて、国道453号で北上開始。いつもは洞爺湖の西側の国道230号を使うことが多く、東側を使っての北上は珍しい。2023年のハンターカブの時に行ったのが記憶に残る最初で、そのほかの時期には行ったかもしれないが記憶の彼方にぶっ飛んでいる。こちら側は旧国鉄の胆振線の跡なのだが、ほとんど自分が通らなかったこともあり廃線跡巡りにも来たことがない。残存する遺構はほとんど無いみたいだ。が、国道沿いを走っていたところもあり路盤跡の雰囲気が国道から見ることができる。暑くなってきたので雨に降られ雨宿りした2023年に休憩したベンチのあるセイコーマートにてアイスコーヒーを飲み、長袖ヒートテックも収納してインナーはTシャツ1枚となる。続いて駅のホームが残っているという蟠渓(ばんけい)駅に寄ってみたが、工事の基地になっており立ち入りできなかった。ホームは開発する道にかかってはいないようだが一部崩されているという。続いて寒別駅跡に行く。国道から少しだけ入ったところの民家の裏手の空き地にホームが残存していた。駅跡もなく、それらしい道や近隣の施設もなく、Google先生がいなかったらまず発見できない場所だった。羊蹄山を見ながら走るが、天気はサイコーで道もよく気持ちよく走れる。途中、毎度のポイントで撮影。室蘭付近の混雑と違って道もよく交通量も少ないし本当に気持ちよいツーリングだ。おそらく札幌付近の地元ライダーだと思われる荷物の少ないバイクは何台かみかけた。やはりここは走るのには良いところなのだろう。外国人で混雑してそうな倶知安をパスして国道393号に入り、道の駅あかいがわでトイレ休憩。さらに国道393号を北上し小樽へと向かう。この時期は17時なるともう暗くなってしまう。毎度の、毛無山の展望台から小樽市内を展望。小樽へと下って、帰りの食材を買うマックスバリュに行き買い物をする。船内よりお安いビールを買い無料の氷をもらって真空保冷コンテナに入れておく。次も毎度の行動パターンだが、ガソリンを給油してからすき家で夕食。最後の晩餐なので卵1個追加の大奮発だ(泣)。最後にOSPAのあるセイコーマートに寄って買い物。OSPAはちゃんと営業していた。次利用することがあれば下調べは外さないようにしておきたい。フェリーターミナルには18時過ぎに到着。まだライダーも5台くらいだ。20時の乗船位置への移動まで時間がある。データのバックアップや掲示板へのupをターミナルの待合室のイスとテーブルで済ませておく。エアコンが効いて快適だ。バイク置き場でライダーと会話したが、和歌山のVTR250の爺さんは79歳だった。キャンプはしないので荷物は僅少だが、この歳でツーリングとは、2年前に会った岡山のVTR250の79歳の爺さんとレベルは近い。2年前の爺さんはキャンプもして1ヶ月居るというのはさらに驚きだったが…。名寄で会った74歳のNC750ライダーさんも居たし、目指せVersysで70歳越えかもしれない。20時に乗船位置に移動、徐々にライダーも増えてきて最終20台程度というところ。今回は珍しく香川ナンバー2台と私の高松ナンバー1台の3台が香川県という意外と高い比率となった。乗船開始は22時45分と定刻どおりで無事乗船完了。毎度の支度をしてサイドのプロムナードで何でも後方支援部隊の彼と遠隔飲み会だった。電波状態があまりよくなく出航後1時間ほどで電波が切れて終了。部屋に戻って爆睡。
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