2014/12/23 本文へジャンプ


4年超しのツーリング…


この冬一番の寒さではないかという寒さが来ています。こんな時でもツーリングです。2013年12月末に広島の可部へ廃線跡めぐりをしました。この廃線めぐりは、日本初の廃線復活が決まったから行ったわけで、廃線復活後の様子を是非見てみたいと思っていました。復活は予定より一年遅れて2017年3月でした。すぐにでも行こうかと思っていたのですが延び延びになって、今やっと実現です。4年前と同様、寒い時期の訪問となりました。また雪かよ…(笑)

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   今回も、ツーリングの経路をGoogleMapに表示し
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復活!(祝)可部線です!


2018/01/27 曇/晴


数年来の寒波がやってきました。関東では大雪が降って大混乱の一週間でした。こんな中、広島に行くのは少し心配です。4年前の訪問でも、広島直前のところで雪が降り、小谷SAでは少し積もっていたからです。凍結は一番怖いですからね。4年前は、今使用している電熱服のクランを導入したときで、せかっくの新兵器というのに、分岐のY字ケーブルが接触不良で上下片側しか暖かくならず(´Д`)でした。今回もそんなことが無いようにケーブルはY字の予備だけでも2本、接続ケーブルも1本予備を持っています。そして全失火の時のために普通の厚手のインナーも持って来ています。さらに予備のカイロも厚手のグローブさえ装備しています。どうせパニアケースはダミーで空っぽですから。凍結が心配なので5時起きの6時スタートです。



いつもの給油、まだ真っ暗


高速を走ります。まだ夜明け前に高速に入り、瀬戸大橋で夜が明けます。今回の一番の寒さは広島手前の山か…と思っていたのですが、伏兵で瀬戸大橋を渡り、岡山に向かう手前が一番寒かったような気がします。おそらく0度か、それ以下かも。電熱服は快調で上下とも機能してくれて寒くないどころか暖かいです。ちょっと残念だったのがグリップヒーターです。さすがにこの温度になると、風が直接当たらないデフレクターを装着しているとはいえ、指先が厳しいのです。もちろんグリップヒーター全開なので、しっかり握りしめると我慢できないほど寒く(痛く?)なりませんが、それなりに寒さを感じます。予想外は足先が寒く感じました。電熱服と、バイク排熱のせいか太ももも、すね部分も快適なのに。ちゃんと靴用のカイロを入れているのですが、このカイロは時々靴をぬいで酸素を取り入れないと発熱が落ちるのです。出発してある程度時間がたっていてパワーが落ちていた時なのです。路面ですが、瀬戸大橋を含め、岡山周辺は、しっかりと凍結防止剤(塩化カルシウム)が散布されており、凍結はありませんが、そのせいでバイクが汚れます。路面が乾燥していないのは気分がよくありませんね。
とりあえず最初は、道口PAにて休憩です。いつもの桃太郎さんたちもうっすら雪景色です。持ってきた熱い珈琲を飲んで体を温めます。


道口PA

雪が…

0度くらいです


次の休憩は福山SAです。先ほどの寒さを見ると、広島手前の部分では路面凍結するのでは…と心配したのですが、ここへ来て太陽が昇って晴れてきて、もう少し時間がたてば大丈夫かな?と思えるようになりました(だまされてますが)。時間かせぎで、尾道ラーメン(650円)を食べます。ダイエットにはよくありませんが、寒いとカロリーが必要ですし温かいラーメンで暖を取るのは幸せです。ついでに、靴をぬいでカイロに酸素を送ります(かなり復活してくれました)。


福山SA

晴れています

天気に騙されました


福山SAの青空にはすっかりだまされましたが、やっぱり曇ってきて温度は上がりません。小谷SAに入ると、前回同様、ビミョーに雪が残っていましたし、すごく細かい雪が舞ってキラキラ綺麗でしたが…寒かったですね。ここで持ってきた珈琲を全部飲み干します。体が慣れたのか、靴が暖かくなったせいか、岡山前後ほどの寒さを感じず快適に走ります。が、天気はどうも良くない感じで雪が降りそうな曇天となってきました。


小谷SA

やっぱり雪が…

SA内部

もう一走り


広島ICで降りて可部へと北上します。天気は曇天で、路面も湿っています。とりあえず可部を通過して、終点のあき亀山駅に無事到着です。新しい駅だけあってか、自転車置き場が充実しています。バイクと自転車に分けて置くようになっており、なぜだか警備員のおっちゃんまで居て監視中でした。話を聞くと、朝まで雪が降っていたそうです。どうりで路面が濡れている訳です。ちょっと不安な空ですが、まぁこれからは降らないだろうと…勝手に決めました(汗) バイクを置いて、切符を買って、あき亀山駅から可部駅まで電車でGOです。近距離なので1区間の140円です。列車は227系レッドウイングという最新鋭の普通電車でした。可部はそこそこ町なのですが、ここはかなり田舎の雰囲気が臭います。そこに最新鋭の列車というのは似合いませんが、駅も、予想よりも大きな構内も最新設備なので、まぁ似合うと言えば似合うのかも。
最新鋭の列車の内部は、トイレもバリアフリー化が進んでいました。やたら広いトイレのせいで、回りに椅子が設置できず、なんだかなぁスペースです。朝夕のラッシュ時には微妙ですね。それになんとドアは電動自動ドアでした。ゆっくりと?トイレができましたね。


広い駐輪場

あき亀山駅です

終点で広い構内

227系レッドウイング

予想よりかなり広い

クロスシートの車内

妙に広いトイレ

電動自動ドア付き


なにせ、前回は徒歩で簡単に往復できた距離です。途中に駅が1つあるのですが、あっという間に可部駅に到着です。可部駅は、かつては途中駅で、しばらく終点になって、また途中駅になった駅ですね。前回終点になっていた線路は剥がされて無くなっていました。駅自体はあまり変化はありませんが、反対側にホームが出来てあき亀山駅方面へと向かうことができるようになっていました。涙モノですね(^^)/
駅構内の写真を撮って引き返します。列車は20分に1本の割合で走っています。大都市近郊ですね。


液晶表示です

4両編成

剥がれた線路

駅名標

可部駅

こちら側はローカル感

延伸されています

あき亀山駅方面

切符です

列車が来ます

あき亀山駅へGO

戻ってきました


列車の運転台ですが、メーター類が全て液晶表示になっています。スピードメーターは、なぜかクラシックなアナログを再現していて、なんだかなぁ感がありますね。駅構内は広いのですが駅舎は小さく無人駅でした。駅前は少し開けていますが、何もありません。というより南側は、元々経営団地があって撤去された空き地のままです。これから開発が進んで町になるとは思いますが…今は廃線の区域と紙一重の差ですね。
ここから先の線路ですが、まだ少し残っています。もう延伸することも無いので撤去しても良いはずですが、前と同様残っていました。
たまたま計画時にgoogleマップを見ていると、旧河戸駅移設地という文字が目に入りました。すぐ近くに河戸駅の待合部分が移転しているようです。河戸駅は、せっかく残っていながら駅の復活にはならず、今回の路線復活の時に崩されて無くなっていました。待合部分は壊されずに移転して残してもらえたようで良かったですね。


あき亀山駅入り口

あき亀山駅全景

駅前はまだ空き地

少し向こう側には

線路が残っています

ちょっと上がったところ

道路の脇に

河戸駅が移設


前回同様、線路は少し先まで残っていました。この先は急激に田舎になって、見るから復活の可能性は感じられません。ついでですので、河戸駅の次の今井田駅跡にも行ってみます。前回訪問時と変わらず残っていました。ここの回りは本当に民家も少なく、復活の可能性は限りなく0という感じですが、まだ待合も封鎖されたまま残っています。どうするつもりでしょうかね。引き返して可部へ向かいます。途中駅の、河戸帆待川駅に寄ってみます。民家の隙間を利用して作ったという駅ですが、今はあき亀山駅より可部の町に近いせいか民家も密集している上に、、駅前がDIYセンターなどの商業施設があり、乗客もこちらの方が多い感じすらしました。自転車置き場は見当たらなかったような。可部駅もあき亀山駅も充実しているのに…。


線路はここまで

今井田駅発見

ホームと共に残存

前と変わりません

待合閉鎖中

河戸帆待川駅

駅名標です

駅の向かいが…


いろいろ活動をしましたので思ったより時間がかかってしまいました。急ぎ撤収します。広島市内で給油し、高速を使って呉へと向かいます。


本日二回目の給油です


どこでもそうですが、大きな町の中心部は混雑してツーリングしても面白くありません。高速は料金はかかりましたが、快適に混雑を迂回できました。気温は曇っているせいかそれほど上がりません。それでも朝ほどは寒くないので助かります。まずは呉駅に。駅は30年ほど前の深夜に通りがかったことがあるはずですが、それ以外は記憶にありません。同期のツーリングで呉の町には来たことがあったはずですが、あまり訪れることの無い町ですね。


JR呉駅 時間が無いので入れず


広島と言えばお好み焼きなので、広島市内でお好み焼きを食べようかと思っていたのですが、もうすぐオーナーズクラブの日生カキオコツーリングがあります。ということでお好み焼きをパスして、呉で海軍カレー…じゃなかった海自カレーを食べようと思って来ました。自衛隊の艦艇がよく見えるアレイからすこじまに来ました。前に来たときには潜水艦が見えましたが、今回はいないようです。ふと見ると、いかにもカレーを売ってそうな珈琲店があるので近くに行くと、やっぱりありました海自カレー。ということで、ちょっと遅い昼食を。カレーの割りには980円+税とお安くはありません。ちょっとオサレな店舗ですが高めか…というと、サラダとドリンクバーとピザ(食べ放題)がついているので、ギリギリというところ。珈琲2杯とジュース2杯、ピザ2枚(約120度)を食って、なんとか元を取ったような取らなかったような。カロリーだけは余分に取ったのは間違いありません。寒いときはカロリーも必要…と自分に言い聞かせます。ゆっくりと食事をしながら、タブレットで呉の情報を調べていると、前に行ったことのある大和ミュージーアムの目の前に海上自衛隊のてつのくじら館があることを思い出しました。以前、ゴリマルさんがブログで紹介してくれていましたが、かつて使われた本物の潜水艦がそのまま展示されて、一部内部に入って見学が可能ということでした。しかも無料という太っ腹です。時間的に厳しいですが、急げば行けないこともありません。急遽予定が加わりました。


呉の観光案内

自衛艦ですね

潜水艦はいません

お手軽に見えます

ちょうど良いところに

カレーが…

海自カレーが

ちょっとオサレな

艦が見えますね

カレーの説明

こってりカレー

ピザ付きです


急ぎ、てつのくじら館に向かいますが、ふと海の方を見ると、空母加賀が…じゃなかった最新鋭のヘリコプター搭載護衛艦、いずも型の2番艦であるDDH−184「かが」がドック入りしているではないですか。道の端にバイクを停めて撮影です。もう少しゆっくり見たかったですね。遠目なので思ったより小さく見えます。が、いつも乗っている新日本海フェリーが210m弱で、かがが250m弱ですから、新日本海フェリーより大きいのですが、甲板上に何も無いせいか大きく見えませんね。近くに行けばまた違うのかもしれませんが。


空母加賀…でなくて

DDH−184 かが


てつのくじら館は、大和ミュージーアムの向かいで、ショッピングセンターのゆめタウンの横にあります。1985年から運用されていた本物の潜水艦が廃艦処分になり、ここに陸揚げされ展示されているのですが、ショッピングセンターのすぐ横にあるという異様な風景です。
時間があれば、ゆっくり見たいところですが15時に入館では、帰りが心配でなかなかそうも行きません。展示は、潜水艦だけでなく、掃海艇の歴史や紹介があって興味深いのですが…。3階には連絡通路があり、潜水艦あきしおの一部に入れるようになっています。通常の館内の潜水艦内部の実物大模型では、ずいぶん余裕があるような感じですが、実際の潜水艦内部は、狭くて密度が異様に高いです。配管類も多々走り回り、スペースに無駄がありません。潜望鏡のある操舵室にも入れて、潜望鏡も覗くことができます。居住区の三段ベッドの狭く、長い間航海に出ると大変だな…と思う空間でした。艦内で唯一の個室は艦長室ということでしたが、装飾も無くとっても狭い部屋だったのにはびっくりですね。ということで、十分潜水艦艦内を満喫したのでした。売店でお土産のコースター(DDH183いずも)を買って帰りました。セラミックですが1000円と高価な品です。


大和ミュージアム

本物の潜水艦

金ぴかの看板

下から見ると大きい

てつのくじら館です

潜水艦の説明

艦内の実物大模型

本物よりゆったり

ゆめタウンの隣

あきしお艦内

実物トイレ

天井のハッチ

三段寝台

居住区か?

前部に向かう

天井は割と高い

艦長室は個室

機器が多い

操舵室へ

潜望鏡

運転台です

司令塔を近くで

海が見えます

巨大なてつのくじら


名残惜しいですが、帰途につきます。天気は回復して青空です。気温も高くはなりませんが、朝の寒さは無くなって5度ちょいはあるような感じです。これで寒く感じないのは朝の寒さのせいでしょう。すぐに高速に入り北上し、山陽自動車道に合流します。ここからは休憩も少なく一気に四国に帰ります。途中、福山SAにて、今回唯一のバイクに遭遇。BMWのカフェレーサータイプでした。ライダーはお椀型ヘルメットをかぶった人でしたが、なんだかハーレー乗りみたいな感じですね。BMWでカフェというのも微妙かと思いますが、世界的にレトロブームなんでしょうか?そして、服装も格好を大事にするのか、それで寒くね?という感じの服装でしたね。


福山SA

BMWがいました


休憩も少なく、次は道口PAです。少し暗くなってきたので、先日装着したなんちゃってイエローLEDフォグの実験です。点灯してみますが、まだ少し明るいので威力が発揮できません。休憩がてらモテナスコーヒー150円を飲んで暖まることにしました。


イエローフォグON

まだ回りが明るい


モテナスコーヒー150円は、セブンイレブンほどのコスパではありませんが、高速の割りには安い方でしょう。


モテナスコーヒー


珈琲を飲み終えて出てきた頃には、ちょうど良い感じになっていました。暗くなりすぎるとバイクの写りがよくありません。空がまだ少し明るい時に撮影するのが良いのです。


目立つかな?

割とイエロー度高いかな


消費電力が少し心配なのですが、朝ほど寒さも無いので、電熱服とグリップヒーターのパワーを少し落とし、電力を確保して、なんちゃってイエローLEDフォグを点灯して走ります。振動で光軸がブレることもなく、黄色味のある光も感じられて、割と良い感じです。なんちゃって価格で実現したと思えばコスパは高いでしょう。あとは耐久性ですね。日も完全に暮れたので、与島PAに降りて、瀬戸大橋をバックに撮影です。ここは複数の光源があってホワイトバランスが無茶苦茶になるのですが、とりあえずRAWで撮影して家でホワイトバランス修正をしました。意外と良い感じかも。


瀬戸大橋をバックにイエローフォグ


気温は朝ほど寒くありません。イエローフォグを点灯したまま高松まで帰ります。はっきり言って霧でもなんでもないので、フォグの必要性は全くないのですが、光り物はイイ感じです(汗) 今日も少し遅くなる予定だったので、晩飯を食って帰ります。いつものお安い松屋でいつものセットを食べます。コスパ最高450円!


コスパ最高450円

今回も松屋で夕食


すぐに帰りたいところですが、今日の高速道路は凍結防止剤が散布されており、結構巻き上げてしまったので洗車して帰ります。近所の洗車場が廃業してしまったので、別の所に寄っているのですが、価格が400円と割高です。


洗車しておきます


帰り着いたのが20時過ぎです。すっかり遅くなりましたが、まぁ想定内ということで。ここのところ走れてませんでしたが、やっと走ったという感じですね。この冬一番の寒さの中、まぁ走れた方でしょう。それと念願だった、可部線復活後の様子も見ることが出来、列車にも乗れたし、前から入りたかった潜水艦の中も見学できたし、満足の一日でした。

                         今回の走行 約506km 無事故無違反無転倒



                                   
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