週末の天気は良さそうですがネタ切れです。こういう困った時は鉄道頼みです。去年の年末にDMVの開通式に行ってたのですが、さすがに当日は乗車できませんでした。春にも近くを通過したのですが、慣らし運転のための距離稼ぎだったため素通りをせざるを得ませんでした。ということで、この際ですので乗車に行ってみることにしました。
2022/10/02 晴 5時起きの6時出発です。気温は20度くらいですが肌寒い感じです。防風インナーの下に長袖のTシャツとシャツを着ています。 国道11号線を徳島に向かいます。津田の松原でトイレをしておきます。意外と国道11号線はトイレが少ないのです。海岸が見えるコスタで毎度の休憩。熱いコーヒーを持ってきているので飲んでます(トイレが近くなるのですが…)。 ありがたいことに道の駅くるくるなるとが出来ていました。トイレがしたくなって駆け込みました。無かったら…コンビニへ行ってたことでしょう。 くるくるなるとで車用の駐車場にとめていたのですが、ちょうど出てきた警備員さんに「今は空いているからいいけど、本当はあっちだよ…」と端の方にあるバイク用駐輪場を教えてもらいました。まだできて間もないので人が多く来るのでしょう、警備員さんが多く出てきてました(8時前です)。できたての新しい割と立派な道の駅です。人気が出てきそうな感じですね。 日曜日なので徳島市内もそれほど混雑することなく通過。阿南を迂回する県道を走ったので道の駅なかがわに寄れませんでした。ココも重要なトイレポイントです。急ぎ、道の駅日和佐にて再度トイレ休憩。トイレ各駅停車ですね。天気が良いのですがバイクは少なめという感じ。 今日は、11時9分のDMVに乗るので遅れるわけにはいきません。急ぎ阿波海南を目指し走ります。おかげで10時には到着してしまいました。少し余裕があるので、すぐ横にある大里松原海岸に行ってみます。天気が良いので海がキレイに見えました。松原もあるようで、意外と観光ポイントになっているようです。 これまた近くにある蛇王運動公園にある海老ケ池にも寄ってみます。結構広い公園です。この近くにキャンプ場もあり、遊べるポイントのようですが…あまり人影はありませんでした。田舎は空いていますね。 阿波海南文化村には10時半に到着。行楽日和の良い時期だというのに広い施設は人影まばらでした。写真に撮るとほぼむじんくん状態です。しばらくすると私が乗る便の少し前に出る、土日限定の室戸岬まで行くDMVに乗るだろう方々が車でやってきました。おそらく6名くらい乗ったかな? 11時に私が乗る便がやってきました。本来DMVは予約制になっています。が、コロナの影響か最近はガラガラだということだったので予約無しで来ています。降りてくる人は数名いました。運転手さん聞くと、帰りも含めてOKでした。運転手さんがタブレットで予約確認と座席指定してくれますが…座席は好きなところで良いと言われました。予約…無かったのね。ということで一番前の左側に乗りました。貸し切りかと思いましたが出る前に、もう一家族(大人2名と幼児2名)が乗って出発です。ちなみに料金は片道800円。普通の運賃と思えば高いのですが、アトラクションと思えばとても安いから不思議なモノです。 DMV乗車 阿波海南文化村から道の駅宍喰温泉までの紹介動画です。 乗った感じですが、ベースがバスなので、もちろん道路を走るバスモードの時は、ごく普通のマイクロバスでした。大型観光バスよりは乗り心地が微妙ですが、まぁこんなものというところ。駅でのモードチェンジですが、バスモードから鉄道モードになるときも逆の時もモードチェンジ自体の時間は変わらないような気がします。が、バスから鉄道の場合はレールに乗るために脱線してはいけないので、運転手が一度降りて車輪の様子を目視して回りますので時間が余分にかかります。テレビカメラじゃ…ダメなんでしょうね〜。モードチェンジ中は、謎な音楽(おそらく阿波踊りの音)が鳴って、前方に取り付けられた液晶テレビに録画されたものですが動作が表示されるようになって観光モードとなっています。本来は阿佐海岸鉄道という一般の交通網の一部のはずですが…既に交通というよりアトラクションと化しています。途中で駅全てに停車してドアも開けますが…私が乗った往復路では、途中での乗り降りは一切なく、乗っているのは観光客だけという状態でした。コレでいいのかなぁ?? 料金も通常の鉄道より高いので地元の人が乗ることはないのでしょうね。ちなみに、鉄道モードでの走行は、音も鉄道っぽくて文字通りレールバス。2008年に北海道で乗った試作2期のDMVは鉄道モードの乗り心地が極端に悪く(サスペンション無いのでは??の状態)実用化は微妙かと思いましたが、コレは(試作3期がベースになっているそうですが)長距離でなければちょっと乗り心地が微妙かな?程度の許せる気動車レベルにはなっていました。 終着駅は道の駅宍喰温泉です。ここの道の駅もビミョーで人気が無いような気がします。隣の温泉ホテルはこのあたりココしかないのでそれなりに人は来ているようですが…。ということで、折り返し便に乗りましたが、帰りは他の人も乗って6名ほどでした。 帰りも同じパターンで走りますが、唯一違ったのが途中駅である宍喰駅で2分の停車がありました。停車する必要性は全くありませんが、観光客としては駅に止まる鉄度モードのDMVを外から見ることができるポイントなのです。ちなみに…宍喰駅は会社の本社があるため有人駅であり、入場券を買わないとホームに入れないのでさらに貴重ですね(^^)/ ホームですが、元々の鉄道の駅があるのに新しいのを作っています。ホンモノの列車と違ってベースがバスなので車高が低く列車用のホームでは乗り降りできないため低い床のホームを新設しています。でも…地元人は乗るんだろうか?? DMV乗車 道の駅宍喰温泉から阿波海南文化村までの紹介動画です イベント終了で、阿波海南文化村に戻りました。ちょうどお昼になったので施設の中にある三幸館に入って昼食です。メニューは微妙感あふれますが、四国各県の特産?カレーを食べることができます。その中に、2県分(徳島と高知というDMVが走っている県を現します)すなわち2種類のルーを入れたDMVカレーというベタなネタのカレーがありました。カレーのみで1000円とお高いのですが、行楽日和だというのに閑散としている施設応援をこめて食べてみました。量は少ない…かも(汗) なお、DMV乗車のために駐輪したのですが、駐輪場というのは存在しないように見えました。バス停裏のスペースに堂々と駐輪しましたが、誰も居ないので迷惑にはなってないと思います。 さて、ここから帰らなくてはいけません。普通に考えれば行きと同じ道を戻るのが正解ですが…そこはツーリング、違った趣向を楽しまないといけません。以前、Degreeで国道193号線を一気に高松から南下して走ったことがあるのですが、その逆を行こうと考えました。 阿波海南から高松まで国道193号線1本で帰れてしまうのです。が、なぜかナビはここをお勧めしません。そうです、国道193号線の阿波海南側は山道を走る酷道なのです。かなりの酷道なのですが、当時走った記憶がすっかり吹っ飛んでしまっていて、また走ろうというきになってしまいました。山の中に入る前には給油が必要です。ここまでの燃費はリッター60を少し越えたところでした。計算上は山越えをギリギリできる残量ですが、そんな危険はしたくありませんからね。 193号線を北上を始めます。このあたりはまだ道がいいです。前回来たときに見た標識に「ヤレヤレ峠」というのがありました。名前のインパクトはあるので是非行ってみたいと思っていたので今回は寄ってみます。 調べると、昔々には山の中には化け物が出て、ソレから逃げてきて、ここまでくれば大丈夫だろうというポイントがこの峠であり「やれやれ」と安堵したところからついた名前らしいが…安直過ぎだが嫌いじゃないぞ(^^)/ 峠の手前にヤレヤレ峠隧道がありました。できたのは1972年とちょうど50年前です。そんなに古く見えないのが不思議。もちろん照明なんか無い山の中のトンネルという感じ。 残念なことに、ヤレヤレ峠(とGoogleマップで示される地点)にはそれらしき標識も何もありませんでした。その近くには奥谷トンネルがあるのみでした。トンネル出口に「ひこじいのトンネル」とありましたが詳細な説明はありません。調べると、昭和28年に山西彦太郎さんの尽力で開通したらしい。その後1972年に拡張工事で今のトンネルができたみたいです。全て50年以上前の話しですね。今回走ってみましたが…ほとんど対向車が無いので通行量も少ないと思われます。 ということで、北上を続けます。まだこのあたりは道が悪くありません。四国らしい川のキレイなところで休憩しました。そろそろ気温も下がってきたので防風インナーを着込んでおきます。 さてここからが193号線の厳しいところ、マジで酷道です。通行する車もほとんどありません。バイクも…たま〜み見かける程度でした。でもさすがに行楽日和の日曜日だけあっていないことは無い…というのが凄いと思いました。 貴重な自販機があったのでj缶コーヒー休憩をします。酷道では自販機すら貴重です。やっと国道195号線との合流点に来ました。ここは何度か来たことがあります。そしてまた酷道193号線を北上しますが、途中に新しくキレイなトイレが現れました。たいへん貴重なので使わせてもらいます。 酷道193号線の後半戦です。道は多少良くなりますが、まだまだ山道です。大轟の滝に来ました。道沿いから見える立派な滝です。四国の山道は細く、カブで行くのがいいでしょうね。 続いて小釜の滝です。ここも道沿いからよく見えました。 素掘りのトンネルを抜けると大釜の滝です。酷道だけあって素掘りのトンネルも存在するのです。この滝は道からはあまり見えず、降りていく階段があるのですが今日は時間が無いのでパスです。もう大分日が暮れて暗くなってきました。 おおつく谷の近くに来ると、隣に流れる川の石が変わったような気がします。大きな石がゴロゴロと沢山ころがっている気がします。 さらに北上すると、ここまではよく来るという剣山スーパーリンドの分岐点に来ました。もう日暮れ近くになっているのでバイクはいないかと思ったのですが、1台出てくるのを見かけました。さすが行楽日和の日曜日。雲早トンネルを抜けてさらに北上します。 酷道439号線との合流点。ここは唯一の集落という感じがします。お店もあります。いつまで存在してくれるのでしょうか? やっと脇町に出ました。完全に日が暮れようとしています。お腹も空いたので脇町にあるすき家にて夕食です。毎度お気に入りのにんにくファイアー丼にサラダセットもつけてプチ贅沢してみました。 で、補助灯をつけて走り出すと一瞬目の前が明るくなったと思ったら少し暗くなりました。見ると右側の補助灯が壊れて薄暗くなっています。北海道でも壊れましたがまた故障です。帰って交換しなくてはいけません…とほほ。 ということで、ここからは酷道ではなく一般国道となって広い道を快調に高松へと向かいました。補助灯は片肺ですが、1灯でも十分明るく助かります。 今回の走行 358km 無事故無違反無転倒
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