朝4時に起きるとやっぱり霧。テントもずいぶん濡れています。気温も2度くらいと低めです。寒くて濡れていて撤収に時間がかかって、とほほです。撤収には2時間以上かかってしまいました。5時頃動きが見えたライダーは、私より先に準備ができたみたいで6時前に出て行きました。出がけに少し話をしましたが、本当は知床横断道路へ行きたいということですが、どうも雪崩で通行止めが長引いているようで行けないと言ってました。私もなんとか準備を終えて出発。一昨日、網走駅−摩周駅は既に駅訪問を終えているのでここ呼人浦より南下して行けます。美幌のコンビニで朝食です。おにぎりであまりみかけないザンタレを買ってみます。ザンキのタレかな? 最近お気に入りの筋子はシーズンではないのかありませんでした。弟子屈へ抜けるのに美幌峠を越えていきます。気温がさらに下がり雪が見えてきて、さらに霧が濃くなって湿って道路まで濡れています。まるで雨の中を走っているみたいですが、違います。美幌峠では、視界が非常に悪く、かなりゆっくりと走る羽目になりました。峠にある道の駅の駐車場では、呼人浦のキャンプ場でいた彼のバイクが停まっていました。特に私は用がないので、そのままパスして下りました。気温が低くて寒いです。GTRのカウルと電熱服で助かっていますが無いと辛いところです。摩周湖の分岐点にあるセイコーマートでホットコーヒーを飲んでおきます。近所のライダーハウスに泊まっているというハヤブサ乗り(帽子はホンダ、ジャケットはヤマハ、残念ながらカワサキは無しですが)の方と話しましたが、思ったより寒いということでした。私的には寒いのは想定内ですが、寒暖の差が短時間にありすぎて対応が大変という感じです。
摩周駅を超え、南弟子屈駅から駅訪問を開始します。昨日、学生さんたちが多く下車していた標茶駅に着くまでは比較的寒くて、道沿いに雪すら残っていますが。標茶に着くと、気のせいではないですが暑くなって晴れています。ここは有人駅で駅員さんとも話をしましたが、やはりこの辺に天気が変わる境目があるようですね。駅員さんは、なんとあの北海道の廃線ラッシュのトップを切って1983年に廃止された白糠線の最終列車に国鉄職員として乗り込んでいたようです。最初で最後の長大編成(いろんな車種の混成)に乗って、当然ホームから列車がはみ出るので、ドアが開かないよう担当を決めて乗り込んでドアに鍵をかけたそうです。地元の人と話をするのは面白いですね。
続き駅訪問を進めますが標茶の隣の駅は3月に廃止されてしまいました。訪問が間に合いませんでしたが行って見ます。ナビの大々的な更新は半年に一度なので、まだ駅が表示されています。行って見るとまだ駅舎は健在でした。名前は五十石駅と言います。駅はなんということはないダルマ駅舎です。駅名のところが隠されてしまっているのが涙を誘いました。が、よく見ると単に白いマグネットシートを貼っているだけなので簡単に外れますよ。ということで撮影時にだけ外させてもらって、撮影後に戻しておきました(笑)
油断をしていると廃線だけではなく廃駅まであるので、早めの訪問が必要です。昨夏、台風さえ来なければ現役時代のこの駅の訪問が成っていたことでしょう。駅訪問を続けますが、このあたりは釧路湿原になり、観光駅にされている雰囲気です。アクセスする道は、舗装が悪く気を遣いますが、湿原の中を走る感じは悪くありません。釧路湿原駅というズバリそのものの名前の駅まであります。駐車場にバイクを停め降りていく必要があります。駐車場で準備をしていると地元の人でボランティアで鶴の折り紙を渡しているというオバチャンに会って話をして折り鶴をもらいます。オバチャンはノロッコ号の人にも渡すために来ているということで、駅に向かいます。ということは、のろっこ号に会えるので私も続きます。駅の手前の高台から狙ってみますが手前の枝に列車がかぶって撮影結果はとほほでした。せっかくですので駅撮影の後、細岡展望台にも歩いて行って見ます。天気が良いのでキレイに見えました。贅沢を言うともう少しだけ高い位置から見ることができれば湿原の川の蛇行がキレイに見えそうなんですけどね。
駅訪問を続けます。昨日列車で釧路駅を制覇しているので、都会の真ん中に寄らずに済んで助かります。東釧路駅では、先ほど見たのろっこ号が折り返してきたものが入ってきました。のろっこ号ですが、昨日は釧路駅で見ましたし、合計3回見てしまいましたね。東釧路駅から、今度は根室本線側に進路を取ります。そろそろおなかも減ってきました。コンビニを探しますが、東釧路より東は急激に田舎になっておりロクにありません。仕方がないのでセブンイレブンで軽く食っておきます。ナビをよく見てませんでしたが、すぐ近くにセイコーマートがありました…残念。浜中町はルパン三世の作者モンキーパンチさんの出身地です。浜中町にある駅舎の中には、原寸大っぽいルパン三世のキャラクターの立て看板が置いてあります。私も茶内駅の入り口にあるルパン三世と一緒に写真を撮りました(笑)
そろそろ夕方です。今日の宿を決めないといけません。本当は、別海のキャンプ場が温泉も近くてお気に入りなのですが、少し遠いです。霧多布のキャンプ場は温泉も近いし人気なのですが、海岸沿いで少し風が強く、名前の通り霧が多くて湿気るのがいやです。浜中町の中心街近くにも町営キャンプ場があるので、今回はそこを選びます(MO−TTOかぜて)。実際、非常にお安く(320円)、無料でゴミも捨てさせてもらえて、きれいなところですが、温泉がありません。結局12km離れた霧多布の温泉に行かないといけません。昨日入浴していたならパスしていたろころですが、さすがに計算外の呼人浦で2回連続入れませんでしたので、今日は絶対です。霧多布までは信号無しの快走路で行けるので楽と言えば楽なのですが、ほんの少しだけ遠く感じます。霧多布の温泉は2回目ですが、広くて良い温泉です。しっかりと3日分洗い流させてもらいました。帰りには温泉の前にバスが停まっていましたが、ルパン三世のラッピングバスでした。浜中よりも霧多布の方が町として活気がありますね。ガソリンスタンドで給油、ヘルメットホルダーの鍵が固くて調子悪いので注油してもらいましたが、動きが良くなって助かりました。ヘルメットがはずれなかったら最悪ですからね。コンビニで弁当と酒を仕入れて帰ります。セイコーマートにはデジタルサイネージが導入されており、店の外に向けて大型液晶ディスプレイが設置されています。昨日、そこで北海道のソウルフルドリンクのナポリンのサワーが出ていたことに気づいて買ってみました(味はビミョーでしたが)。温泉で日没でしたので、温度が急激に下がってきてます。キャンプ場での宿泊者は私以外には車の2人連れがいるだけでした。テントの中で弁当を食って酒を飲んで、デジカメデータのバックアップを行いますが、寒い時にビールを飲むと体が冷えます。最後に、お湯を沸かして豚汁を飲むと体が暖まるので1杯いただきます。寒い時には温かい汁がうまいです。で、今日も早々に寝てしまいます。 |