朝4時起床。今日も朝から天気が良い。気温は今までの中では一番暖かい。なんと凍ってないのだ。でも0度近くまでは下がった模様。毎度の事ながら後かたづけに手間取って出発は6時過ぎになってしまった。ここのキャンプ場は無料なのは良いのだがゴミを捨てられないのが難点だ。今まではセイコーマートで買って、翌日も朝飯に寄って捨てるパターンだったのが、今回は地元のco-opで買ったのでそれもしにくい。しかもワンカップというガラスのゴミまであるのだ。昼前までゴミ捨てには苦労してなんとか処分したが、バイクはゴミを持って走りにくいので困る。これからも天気が良いのであれば、北へ向かって宗谷丘陵の走行シーンでも撮ろうかと思っていたが、明日から天気は悪くなるという予報だ。仕方がないので、今晩は毎度のパターンである比布駅のライダーハウスを狙うべく比布に進路を取らなくてはいけない。ということで、今日は北海道の駅訪問りシリーズ復活で、石北本線、網走〜遠軽のまだ正式訪問してない駅を順次訪問することにした。ということで、毎度のパターンであるが、次々と駅を訪問し、なんとか11時過ぎには遠軽駅まで到着した。遠軽では駅そばを食べたかったが閉まっている。最近開いているのを見たことが無い。駅員さんに聞くと、オバチャンが病気で重いらしい。復活は見込めないっぽい返事だった。残念無念。朝は寒いのに、既にとても暑い。天気は今日までよくて明日から悪いみたいだ。仕方がないので、こんな時のために計画していた比布連泊で、JR宗谷本線稚内往復計画を実行する時がきたようだ。そのまま行くと早すぎるので湧別ー紋別ー滝上から浮島を通り上川に戻って比布に入ることにした。寝不足で激しく眠いが…なんとか快調に走り、比布には15時半に到着。誰もいないので一番乗り…と思っていた。時間があるので、朝方の露で湿気ていたテントのフライシートを取り出し干しておく。風があるので乾きも早い。16時を過ぎても一向に開く気配が無い。施設のカラス戸から中を覗くと張り紙があって「利用期間:6月ー9月末」とある。昔は冬でもやっていたはずなのだが…どうやら今はやってない。どーすんべ…状態だった。しばらくするとWRライダーがやってきた。彼も知らずに来たようだ。手慣れているようでスマホで確認すると電話をして宿をゲットしていた。聞くとお値段お高く9000円だそうだ。さすがゴールデンウイーク価格だ。既に2日連続で風呂に入れてないのが痛い。前に来たときに入ったことのある近所の町営の銭湯に行ってみる。知らないと絶対わからない町営銭湯だ。ドアを開けて聞くとやってるというので入ることにする。210円は今時ない価格だ。地元の方々との会話もあったりしてローカル感が高い。風呂から出て、コンビニで明日の酒を買い込み、比布駅の大きな駐輪場にバイクを入れ、列車に乗って旭川駅に向かった。旭川には19時頃到着。タブレットで調べておいた、地下の立ち飲み屋さんに入ってみた。知らなければ怪しげで入れない(10人くらいしか入れない小さな)店だが…、ネットの力恐るべし。普段は会社帰りのスーツの人も多いそうだが、さすがゴールデンウイークなので全くいない。…どころか奥に2名ライダーが飲んでる。新潟と神奈川のライダーだった。なんで、ライダーが来るんだ…と一緒に飲んで盛り上がった。ここでこういう展開は予想外だった。さらに隣に60歳の地元の方(旭川在住だが生まれは稚内)も加わって大変楽しい時間を過ごせた。で、酒3ハイ飲んで2400円なり。仕事帰りに気軽に1〜2品で1ハイ飲んで1000円程度というのがこの店らしい。思いがけない楽しい時間を過ごせてしまった。旭川駅のみどりの窓口に行き、明日の切符を買っておく。帰りは特急を使わないと時間的に帰れないので座席指定を取っておきたかったのだ。窓口で聞くと座席は空きがあるということだ。往復の乗車券も手配しようとしたら、旭川−稚内のS切符というものがあって、自由席特急に乗れて、普通に比布−稚内往復と帰りの特急券を買うよりお得だと教えてくれた。もちろんそれをゲット。座席指定券だけ稚内−名寄(520円)を追加で購入すれば良いのだ。比布駅から素直に乗って切符を車内で買っていたら知らなかっただろう。さっきの飲み代の大半が浮いた勘定になる。普通列車に乗って比布に戻る。まだ22時前である。比布の最終便は23時過ぎまであるので、それまで駅の待合室で待つことにする。比布駅は2年前に建て直されており、無人駅ではあるが、昼は軽食のできるお店も入る最新鋭の施設なのだ。待合室の椅子は木の長いすタイプでとてもキレイである。また室内も妙に明るい。さらには無料のWi−Fiまで飛んでいる。トイレもウオッシュレット付きはもちろん、身障者用の広いトイレまで装備されている。快適そのものであり、夜にここで寝たいくらいだが、監視カメラも付いているので遠慮しておこう。(実際、朝の2時でも明かりがついていたのを夜中にトイレに起きて確認した。おそらく施錠はされないのだろうが…これくらい明るいと…寝るのも辛いかも)。最終列車が出た後、自転車置き場に戻り、テントを広げて速攻で睡眠。朝の4時半には撤収予定なので睡眠時間を確保しないと辛い。夜中に雨が降り出したが、この駐輪場なら雨風の心配は皆無だ。夏にライダーハウスが満員であふれたときには、ここで自転車野郎達がテントを張っていたのを知っている。この町の規模にしては、妙に大きく立派な駐輪場でとても助かるのだ。
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