北海道2018 その	4 本文へジャンプ



 2019.05.02 比布 →  豊頃(雨/晴)
 朝4時半起床。昨日は列車の中で記憶が飛んでいたのでビミョーに睡眠時間を確保していたとは思われるが、あいかわらず睡眠時間が不足気味だ。雨は昨夜から降っており、3時過ぎくらいからは上がっているようだが、また小雨だが降ってきている。十勝側は晴れていそうなのだが、このあたりは雨の通り道なのか一日中駄目っぽい予報が出ている。雨雲レーダーでも、雲が切れそうにない。思い切って6時にカッパライダーとなって出撃。雨の量は小雨程度で電熱服も利用している。市内を避けつつ空港をかすめながら富良野方向に向かう。美瑛で給油。富良野のセブンイレブンに入り朝食とした。片隅にイートインがあったので座ってまったり食っていると雨が少し激しくなってきた(゚Д゚) 急ぎ撤収して南下を続け、道の駅南ふらのあたりではすっかり上がって路面も乾きかけている。後から来たカッパを着てないライダーに聞くと、私の直後、山部から走ってきたみたいだが、ギリギリ降ってなかったという。なかなか雨のタイミングは難しい。ビミョーな線は雨雲レーダーでも判別不能だ。新得まで走るとすっかり晴れてきたのでセイコーマートでコーヒー休憩をしながらカッパを収納。今から週末までは天気が良いようなので気が楽になる。今日は、なんでも後方支援部隊の彼と合流予定だが、豊頃のお安いバンガローを予約してくれているという。これも前日、列車内と船内でスカイプでチャットをしながら決めたことなのだ。ここから豊頃までは遠くない、かと言って目的も無いので、必殺駅訪問の復活だ。手始めに、昨年春に廃止されて訪問ならなかった羽帯駅に行く。真新しい立派な記念碑が建っていた。これくらいやってくれると地元からも愛されていたか?と思える。実際、全ての廃駅でこうなっているわけではない。帯広に向かいながら、未訪問の駅を連続して訪問していく。帯広近くで昼食タイムとなったが、帯広と言えばインディアンカレーである。昨年夏は、うっかりカツカレーを頼んでしまった。カツカレーのルーはノーマルであり、インディアンルーではない。実は前々回も同じ過ちを犯していたのである。ということでリベンジでインディアンカレーの店舗をGTRに付けているスマホもどきで検索すると、芽室の国道沿いにあるという。調べるのも便利になったものだ。さすが昼時とあって店の外まで人が並んでいた(゚Д゚) 人気の証拠ですね。ということで、インディアンカレーを注文、辛口でお願いしたが…もう一段階上げても良かったかも。ルーはまったりした感じでカレー以外の溶けた食材の味が強い気がした。帯広駅は昨年夜に訪問しているので、帯広駅はパスしながら駅訪問を池田駅まで続ける。途中、最近まであったはずだが(2017年3月)まったく記憶にない(実際にも影は薄かったらしい)廃止駅の稲士別駅跡に寄る。Googleマップで調べると…ちゃんと出てくるので助かる。本当に何の痕跡も無くなっていた。もちろん記念碑も無い。こういう消滅もあるのだ。池田駅も広い構内だ。かつては池北線が分岐していた駅で、第三セクターになった後に(一部区間)乗ったことがある。今日の駅訪問はここまでで、合流地点である豊頃に向かう。時間に余裕があるので途中のガソリンスタンドで給油して、バイクの洗車をしておく。思ったよりは汚れてないが、やっぱりリア回りは泥がついてみっともない。今日の宿は、キャンプ場、藻岩山自然公園となっているが、なにやら人気が無いようだ。実際バンガローも(お安く、昨年改装されたのかキレイなのに)満員ではないみたいだし…。向かいの十勝ロイヤルホテルで手続き(と入浴)をするのだが…名前はロイヤルホテルと素敵だが、見た感じはうらぶれた十勝荘が良いところかも。しばらくすると、何でも後方支援部隊の彼が到着。荷物をバンガローに入れて、二人で豊頃の町のセイコーマートに買い出しに行く。疲れた…というよりメンドーなので弁当+おつまみ+酒で済ます。バンガロー内部に流しまでついていてmax6人用で3000円(税込み)とお安い。内部もリニューアルされたのか内装がとてもキレイだ。2人で使うにはとても広く、荷物をかなり広げたまま、シュラフも広げられる。ということで、いつもながらの飲んで食って…明日があるので11時には就寝したのであった。外は天気は良く星も見えるが、やや風が強い感じだ。


朝からカッパライダー
断腸の思いで出発

雨はそれほどだが
降ってます(T_T)

美瑛で給油
まだ降ってる…

富良野のセブンイレブン
イートインが助かる

油断してると雨が
少し激しくなる…

道の駅南ふらの
雨が上がった

セイコーマート新得
すっかり晴れてきた

羽帯駅跡
昨年廃止された

記念碑があるだけ
大事にされてた証拠?

羽帯駅を返せ〜!
駅跡が…(涙)

御影駅
特急通過

御影駅改札
コレ御影石??

芽室駅
割と立派かも

芽室駅ホーム
遺跡っぽい水飲み場

昨年のリベンジ
インディアンカレー

芽室インディアンカレー
昼食時は待ちの列が…

大成駅 謎のスペース
何に使うんだろう??

西帯広駅
特急交換

西帯広構内
無人駅なんですね

稲士別駅跡
2年前まで駅???

池田駅
銀河線廃止以来かも

池田駅 かつては銀河線
ホームもあった構内

池田駅
ローカル気分満点

池田駅
特急だって来るのだ

池田から豊頃へ…
天気が回復(^^)/

雨で汚れた車体
洗車前

ホクレンのガソリンスタンド
洗車してます

とりあえず洗車
洗車後

十勝ロイヤルホテル
ロイヤルより…荘っぽい(笑)

なんでも後方支援部隊
の彼と合流だ(^^)/

手抜きの弁当
飲めればOK

酒のつまみ
いろいろ食ってます

AC100Vがあるので
バックアップも忘れない

広いバンガロー
これで3000円

荷物を広げたまま
寝袋で就寝

2人なので
荷物広げ放題!




 2019.05.03 豊頃  →  忠類(晴)

朝4時起床。 6時出発とやっぱり睡眠不足感があるような…。天気が良いので寝ているのがもったいない。これが曇りだったら…あと2時間はまったりしていたかも。朝起きたときは天気が良く風もそれほどだったのに、6時前からバンガローの窓がガタガタ言うほどの風が吹いている。バイクとしてはとても走り辛いし、駐輪するときにも気を遣う(荷物が高くなっているので風の影響も大きいのだ)。ネタも無いので、池田駅の次の十弗駅から駅訪問を続ける。廃止駅の上厚内駅跡にも寄ってみる。かつて素敵な木造駅舎があったところだ。これまたGoogleマップで簡単に位置が特定できたので訪問が楽だった。厚内の両側の駅が廃止されていて、反対側の直別駅跡にも行ってみる。ここはついこのあいだの3月に廃止になっている。おかげでまだ私の(古い)ナビでは地図に載っているし、現地に行くと駅の待合室は残っていた。割と新しめのログハウス風の建屋をもらったのに廃止とは…。これも撤去が近いと思われるが、執拗までに駅名を剥がしているのは無残な感じだ。ちなみに…後から気づいたが、次の尺別駅も同時に廃止になっていたが油断して気づかず訪問ならなかった。今なら駅跡が残っていたのに、残念無念。連続駅廃止とは思いもよらなかった。白糠駅手前の古瀬駅であるが、秘境駅ランキングの8位に入っているのだが、全く知らなかった。前知識無しに訪問すると、いきなり手前2〜300mでダートになる。誰も人通りもないし、バイクを倒したら大変なので停めて歩いての訪問にする。確かに謎の秘境感だけは抜群だ。が、なぜか保守用の立派な官舎が建っている。が、昔はあったと思われる掘っ立て小屋風の待合室は無いようだ。実際利用している人がいるとは思えないので不要なのかもしれない。秘境駅8位の古瀬駅が廃止されず、国道沿いの直別駅が廃止されるのも謎である。訪問を終えてバイクに戻ると、地元の農作業のオッサンのトラックが停まった。70歳くらいのオッサンもバイクに乗っているらしく、わざわざ停まって話しかけてきた。聞くと地元の人らしく、かつて学生時代にこの駅から通った(笑)生き証人であった。オッサンが言うにはこの前の道はダートであるがかつては国道だったという。地形的にはありえないが…近くの国道38号線もかつてはダートでこんなものだったのだろう。古い北海道…行ってみて〜っ(笑) 白糠駅まで駅訪問を済ませる。ここから392号線を北上、旧国鉄白糠線跡を走ってみる。かつて雄別炭鉱があって石炭の運搬が期待され、足寄まで抜ける予定だったが…炭鉱が逝き、途中の北進までできたは良いが、83年、北海道の廃線のトップを切っての廃止となった残念な路線だ。戦後の建築なので高架も多く素敵な路線になるはず…が…以下省略。2000年初頭、廃線を巡っていた頃に来たことがあるが、その頃はネット環境も無く、どこに駅があったか、経験と勘に頼るしか無い時代だった。国道を走ると、あちこちに高架の跡や橋の跡が目に付く、どれも行ってみたいが切りが無い。一番近そうな橋を見つけ、土手を降りてアクセスしてみる。冬で草が枯れているおかげで楽に行ける。ということで、橋脚跡に立つことができた。トンネル跡も見つけたが…電気が流れている柵があって、近づきにくい。トンネルはふさがれてないので入り放題っぽいのが残念だ。上茶路駅跡はかつて訪問したことがあったがGoogleマップが無ければ分かりにくい位置にあった。公民館的な建物の裏にあって、まだホームと線路が健在で10数年前と変わりない。もうちょっと整備すればいいのにもったいない。終着北進駅跡もGoogleマップに出てきたので行ってみる。国道や人家から少し離れた開けたところにあるようだ。ダートなのでバイクを置いて歩いて行く…が何も残ってないはずなので、遠目に見て退散。こんなところに駅があったのか? 当時から人家もなさそうな感じなのだが…よくもこんなところに駅を作ったものだ。274号線で本別へ、241号線で足寄、そのまま上士幌へとアクセス。上士幌のコンビニで昼食、ガソリンスタンドで給油だ。天気はやや曇ってしまったが、絶景ポイントのナイタイ高原牧場に行ってみる…が、これがびっくり風が強いこと予想以上だ。朝から風が強かったがここは半端ない。走っていて危険を感じるくらいだ。頂上までなんとかたどりついたものの、駐輪してもバイクが倒れるのではないかと思われる風。早々に退散するも、バイクに乗っていても倒されそうな風で、過去経験した中でも最大級であった。とりあえず登りも下りもGoProでの撮影はしたが、フラフラして不自然なところでバイクが傾くのが分かる。帯広へと南下するも、風が強く、帯広の広大な農地の土埃が盛大に舞って、既に視界が黄色く感じるほどだ。これまた見たこと無い景色だった。帯広から高速で南下しようとして、高速を入る方向を間違い池田まで連れて行かれるハメに。だが、目的の忠類は意外と東にオフセットしており、道道を使い、それほど苦労すること無く忠類へと向かうことができた。が…やっぱり風は強かった。忠類の道の駅の裏側のキャンプ場を狙ったのだが、ここもやはり満員だった。隙間になんとかテントを張り、晩飯の買い出し、そして給油。戻って、そのまま歩いて道の駅にある温泉に入りに行く。今日は最終日…、疲れてあまり何もする気になれない。が、何もしないのも悔しいので、ちゃんと豚とモヤシを買って炒めて晩飯とする。酒も十分飲んだ。風は弱まって特に問題ないくらいなので助かった。テントを張るときに、うっかりポールをきちんと差し込まずに曲げたため、管の一部が割れてしまった(゚Д゚) これで…このテントも終わりだなぁ…(T_T) とりあえず、完全に割れてはおらず差し込み口の一部が割れただけなのでビニールテープをグルグル巻きにして応急修理にしておいた。夜の星空は…あまり無かったような。気温は結構暖かい。寒さは全く感じない。が暖を取るため…というより燃料を消費して軽くするために無駄に火を焚いておいた。最後はまたもや拾ってきた小枝でキャンプファイアーの気分かも。疲れがかなり厳しく…23時に就寝したが、一撃で落ちたのは言うまでもない。



朝6時出発
風が出てきた…

駅訪問再開
十弗駅

10$ねぇ。ところで…
既に廃止駅が消えてる

10$駅に
列車が来た

豊頃駅
ここにも列車が…

朝飯はコンビニで
毎度のおにぎり

木造駅舎が素敵だった…
上厚内駅跡…

この3月廃止なので
私のナビに載っている

3月廃止されたばかり
直別駅跡…

ここまでする?
駅名を剥がしてます

直別駅跡の
閉鎖された跨線橋

音別駅のホーム階段
昔はこんな感じだったな

古瀬駅 現役の駅
官舎は立派だが…駅は…

国鉄の残骸

古瀬駅の駅前?
十分秘境駅

古瀬駅へのアクセスは
ダートなので置いて歩く

白糠駅
旧白糠線分岐駅

ちょっとお八つを

白糠線トンネル跡
入ってみたいな…

電流が流れる柵に
阻まれる…(T_T)

トンネル跡
こんな感じの場所にある

白糠線鉄橋跡
建設が新しい線

鉄橋跡や高架跡が
結構残ってます

草が枯れているので
楽々到達できる

白糠線跡
以前昇ったことあり

上茶路駅跡
線路も少し残る

国道よりの道道??

上茶路駅ホーム
まだ残っている

ホームの下から木が
どんどん生えてる

ホーム上部
保存されてるのかな?

終着駅北進駅跡
何も無い広場??

グーグル先生に
導かれて到達

昼飯はやっぱり
セイコーマート

ナイタイ高原牧場
風がすごく強い

ちょっと降りて
少し撮影が限界

強風!乗ってても
倒されそうになる

十勝の農地に強風
砂塵が舞っている

やっちまった(T_T)
パイプが裂けた!

応急手当で過ごす

96年に買って以来
愛用してたのに…

道の駅忠類
温泉にレッツゴー

道の駅のキャンプ場
春なのに満員だ

最後のキャンプ
やっぱり自炊で

豚モヤシなので
豚バラ購入

炒めて塩個ショー
味付けテキトー

飲めればOK
クラシックビールも!

今日の炭火は…
単なる暖炉

寒さ対策で
フード付きボア付きの服






ナイタイ高原牧場への道です。風が強くて景色を楽しむヨユーが全く
ありませんでした(^_^;)


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