迷惑野郎に少し早めに起こされてしまったがバイクを外に出したN−VANの車中泊は割と快適だった。寝床が平面で寝返りも打ちやすいし比較的広いのが良い。
5時前に起床、モードチェンジをして6時過ぎに出発。キャンプをしてもテントの撤収やパッキングなどで食事をとらなくても1時間くらいかかるのであまり差がないような気がする。今朝も天気が良い。天気予報では昼からビミョーということだが車なので雨の心配はない。2日前に昆布駅までの駅訪問と切符収集は済んでいるので気楽に北上。
それをやってなかったら熱郛駅の切符を扱う道の駅黒松内の営業時間が9時からなので、そこまで待ちぼうけを食らっていただろう。今まで訪問したことの無い函館本線の駅の訪問を行う。途中で比羅夫駅があったが、この駅は現役の駅自体が宿になっており、夕食のBBQをホームで行い、そこに列車が入ってくるというとんでもない駅なのだ。知ってはいたが、ここだったとは気づかなかったが、駅を見てすぐにわかった。(数日後、塩狩ヒュッテYHのおかみさん談では、ここのご主人さんが今月、塩狩ヒュッテYHに泊まりに来たそうだ。コロナで外国人が減って大変だったが、廃線が決まってからはお客が多くて休みが無くて困るくらいになったそうだ。)
駅訪問の中に、北の大地入場券の余市駅(13)をゲット。駅訪問も小樽手前まで完了したので、高速に入り北上開始。札幌の北で降りて北の大地入場券の当別駅(14)、美唄駅(15)、砂川駅(16)をゲットしながら走る。意外と時間を食ったので昼飯を食う時間すらない。コンビニでパンとおにぎりを買って食べながら北上を続けた。高速道路も積極的に使ったおかげで、今夜の宿である天塩弥生駅には17時前とベストな時間に無事到着。到着してからしばらくして、雨が降り出して割と激しく降っている感じだった。明日どうなるか…期待薄だな。夕食は毎度の季節の野菜を入れた豪華な作り。これで1泊2食付きで5500円というお値段なのだからお得だ。
さて、今日の宿泊者は私以外に2名いた。2名ともバス(公共交通機関)で来るという強者だ。1名は70歳の大阪の爺さん。もう一人は52歳のオッチャン。2人とも若い頃から鉄ちゃんだったそうで経験が半端ない。私より9歳も下のオッチャンは、私より古い北海道に詳しい。70歳の爺さんは、1970年に廃止になった北海道の根北線に乗ったことがあるという。この事実には宿主さんもビックリ。当時の列車の運行の様子などを含めて鉄分が濃すぎるという駅呑み会となった(ちなみに駅呑み会は自由参加の参加費無料。私は4回目なので、今回は差し入れのおつまみを買って持参て寄付しておいた))。宿主さんが言うにはこの濃さの話が盛り上がるのは年に数回ある程度だという。駅の宿の割には普段は鉄分は多くはないそうだ。ということで、今回の宿泊もなかなか凄かった。また、次に宿泊するときにはどんな旅人さんがいるのか楽しみだ。
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