北海道2018 その	3 本文へジャンプ



 2022.05.22  長万部 → 名寄 (晴/曇/雨)

迷惑野郎に少し早めに起こされてしまったがバイクを外に出したN−VANの車中泊は割と快適だった。寝床が平面で寝返りも打ちやすいし比較的広いのが良い。
5時前に起床、モードチェンジをして6時過ぎに出発。キャンプをしてもテントの撤収やパッキングなどで食事をとらなくても1時間くらいかかるのであまり差がないような気がする。今朝も天気が良い。天気予報では昼からビミョーということだが車なので雨の心配はない。2日前に昆布駅までの駅訪問と切符収集は済んでいるので気楽に北上。
それをやってなかったら熱郛駅の切符を扱う道の駅黒松内の営業時間が9時からなので、そこまで待ちぼうけを食らっていただろう。今まで訪問したことの無い函館本線の駅の訪問を行う。途中で比羅夫駅があったが、この駅は現役の駅自体が宿になっており、夕食のBBQをホームで行い、そこに列車が入ってくるというとんでもない駅なのだ。知ってはいたが、ここだったとは気づかなかったが、駅を見てすぐにわかった。(数日後、塩狩ヒュッテYHのおかみさん談では、ここのご主人さんが今月、塩狩ヒュッテYHに泊まりに来たそうだ。コロナで外国人が減って大変だったが、廃線が決まってからはお客が多くて休みが無くて困るくらいになったそうだ。)
駅訪問の中に、北の大地入場券の余市駅(13)をゲット。駅訪問も小樽手前まで完了したので、高速に入り北上開始。札幌の北で降りて北の大地入場券の当別駅(14)、美唄駅(15)、砂川駅(16)をゲットしながら走る。意外と時間を食ったので昼飯を食う時間すらない。コンビニでパンとおにぎりを買って食べながら北上を続けた。高速道路も積極的に使ったおかげで、今夜の宿である天塩弥生駅には17時前とベストな時間に無事到着。到着してからしばらくして、雨が降り出して割と激しく降っている感じだった。明日どうなるか…期待薄だな。夕食は毎度の季節の野菜を入れた豪華な作り。これで1泊2食付きで5500円というお値段なのだからお得だ。
さて、今日の宿泊者は私以外に2名いた。2名ともバス(公共交通機関)で来るという強者だ。1名は70歳の大阪の爺さん。もう一人は52歳のオッチャン。2人とも若い頃から鉄ちゃんだったそうで経験が半端ない。私より9歳も下のオッチャンは、私より古い北海道に詳しい。70歳の爺さんは、1970年に廃止になった北海道の根北線に乗ったことがあるという。この事実には宿主さんもビックリ。当時の列車の運行の様子などを含めて鉄分が濃すぎるという駅呑み会となった(ちなみに駅呑み会は自由参加の参加費無料。私は4回目なので、今回は差し入れのおつまみを買って持参て寄付しておいた))。宿主さんが言うにはこの濃さの話が盛り上がるのは年に数回ある程度だという。駅の宿の割には普段は鉄分は多くはないそうだ。ということで、今回の宿泊もなかなか凄かった。また、次に宿泊するときにはどんな旅人さんがいるのか楽しみだ。




長万部キャンプ場
モードチェンジ

キャンプ場は広くて
快適だが…

土曜夜だったのに
ガラガラだった

セイコーマートにて
朝食をとる

ニセコ駅
保存機関車

ニセコ駅
転車台

比羅夫駅 ホーム
ここでBBQを??

比羅夫駅 駅舎が…
宿になっているそうだ

比羅夫駅 駅前?
民家敷地と区別が…?

銀山駅
高台にある無人駅

然別駅
駅前広場??

仁木駅
小樽行き普通列車が入る

ホクレンのスタンド
給油しておきます

余市駅
このあたりでは大きな駅

NHKの朝のテレビドラマ
マッサンの舞台

時間が無いので
コンビニおにぎりで昼食

駅には騙されグッズ多数
つい購入しちゃいます

砂川駅
北の大地入場券(16)

砂川SAから高速に
スマートに入る

天塩弥生駅
今日の寝床

天塩弥生駅
待合室(食堂)

今晩の飯はコレ
豪華です。

駅呑み会は大盛り上がり

天塩弥生駅の
夜は更けていく



天塩弥生駅のFacebookより


 2022.05.23  名寄 → 幌延 (曇/雨/晴)
朝6時過ぎに起床。一般の宿で普通の寝床で寝るとぐっすり寝むれて体力回復も万全。
朝からガッツリと手の入った朝食をいただく。そしてここの朝飯には黒い音威子府ソバもつくので貴重だ。ありがたくいただく。音威子府ではこの黒いソバが名物なのだが、製麺会社は1つしかなく、社長の高齢化のためか夏で廃業すると発表されている。一昨年は音威子府駅の駅ソバの主人が亡くなって駅で食べることができなくなってしまった。が、町内の食堂や道の駅ではまだ黒いソバを食べることができたのだが、それもこの夏限りということなので貴重だ。ゆっくり準備をして9時に出発。昨日の同宿の2人さんは二人とも公共機関のバス(宿の目の前がバス停)で行くという強者だ。今日の天気予報はあまりよくない。名寄は天気不安で、また雨が降るようだし、北上しても曇りという感じだ。北上すると暗くなってきた。今年はJRの北の大地入場券に加わり、民間が宗谷本線の北の駅訪問証(本家そっくりの大きさとデザイン)を発売している。しかも本家よりお高い一枚300円だ。何でも後方支援部隊が音威子府より南をGWにゲットしたので、それ以外を収集してね…と言葉になってないがプレッシャーを受けている。ということで、駅ではなく郵便局であったり観光案内所であったり、地元のスーパーで売っている証を求めて走る。途中、道の駅音威子府に寄って、名物の黒い音威子府ソバを食う。休日だと開店前から並ぶ列ができ、お昼前には完売することもあるという。製造会社が廃業という衝撃的なニュースが出てから狂想曲的な感じだ。が、今日は平日ということもあり、誰も店内には居なかったので楽勝で食することができた。また、ここでもお持ち帰り用のソバも販売しており(すでに通販では制限がかかっている)日持ちはしないのだが、冷凍も可能ということでおみやげに買っておいた。車なのでまだ積載には余裕がある。音威子府の前後から天候が不安定だ。わずかに水滴が来る程度だったのだが北に向かうとスポット的に雨がザッとくる時があった。空はどんよりしていかにも雨が降るぞという感じだ。おかげで気分が盛り下がって、北の駅訪問証をまったり買い集めて走った。幌延の少し手前に安牛駅と上幌延駅があったが2年前に廃止された。通常廃止された駅舎は撤去されるのだが、幌延町が隣接地に移転させて存続させてくれているので見ることが可能だった。幌延に到着したのが13時過ぎ。キャンプ場に行ってみたが、ここに泊まるのは97年以来25年ぶりだ。比較的市街地の近くにあり、目の前が市街地の民家になっている。リニューアルされたようでトイレなどの施設もキレイなのに、以前から無料という太っ腹だ。が…なぜかあまり人気があるという話は聞かない。駐車スペースはキャンプする場所から少しだけ離れたところにあるが、まだ誰も停まっていない。テントも全く見あたらない状態だった。無料の上に、受付なども全くなく、かなり自由だ。とりあえず、駐車してハンターカブを下ろし、モードチェンジを行って宿泊モードにしておく。…と、なぜか天気が良くなって、コレどう見ても晴れだよね?になっている。慌てて出発。空は雲一つない快晴。だが、抜けるような青空ではなく少し春霞した感じではあったが、曇天とは全く違う良い感じだ。日がさしたので気温は上がり暑いくらいだ。比較的軽装で、パッチ無し、ジャケットの下はTシャツのみで出発。一応、長袖シャツと薄手のダウンジャケットは持っていっておいた。出発が2時半を過ぎていたのであまり遠くへはいけない。とりあえず豊富まで北上し、稚咲内港の方へと向かってみる。このあたりがサロベツ原野なので、テキトーに走って写真を撮った。行き当たりばったり、光線具合の計算も無いのでロクな写真がとれないが青空の写真が撮れるだけマシ。夕日を撮っていたら暗くなって遅くなるのでそれはパスだが、時間いっぱい展望台や、オトンルイ風力発電所など、少しアドベンチャーっぽいイメージで撮れるところを探して撮るが…結果は見ての通りのショボーンな写真になってしまった。夕食だがどこかで外食したい…が、豊富も幌延も外食できそうなところが見あたらない。どちらかというと小さい飲み屋さんがある程度。一般の食堂的なものは皆無っぽい。仕方がないので幌延のコンビニで弁当を買って店頭で立って食べていた。持って帰って食べるとゴミが面倒なのでこうしていたのだが…この姿はどう見ても貧乏感半端ない。食っていた隣に消防の防護服みたいな服を着た仕事集団の車が停まったが、そのうちの一人がコンビニから出てきてコンビニ袋のままライダー仲間からの差し入れ…とお茶、エナジードリンク、飴をくれたのだ。バンディット250に乗るライダーさんらしいが…北海道のライダーさんも優しい。が、よほど私がプアーに見えたのかなぁ…と少し反省も…(汗)ありがとう北海道のライダー仲間!!
N−VANに戻って、後で買った酒を呑みながらまったりと過ごす。テントより中は広いのでゆったりできる。リクライニングできる座椅子があればさらに良いのだが余裕は無さそうだなぁ。明日も晴れるといいな…と思いながら眠りにつく。今日は迷惑野郎も現れず幸せに眠れた。



天塩弥生駅の朝
とりあえず降ってない

昨夜の雨は上がったが
天気はビミョーっぽい

朝飯 黒い音威子府
ソバがついてくる(^^)/

9時前に出発
まったりしていた…

まずは給油
25Lタンクは厳しいな

北の駅訪問証
一部郵便局で無人販売

智恵文駅
郵便局とは近い

道の駅音威子府
ここでソバが食べられる

道の駅の中にある
天北龍

黒い音威子府ソバ
これも食べ納めか…

雨が降ってきた(゚Д゚)
筬島駅にて

筬島駅前
廃止にならないのが不思議

道の駅なかがわ
ここでも北の駅訪問証

2年前に廃止になった
安牛駅

2年前に廃止になった
上幌延駅

幌延にて
モードチェンジ

幌延町
ふるさとの森 森林公園

気のせいではないと思うが
予想に反して天気が良い

豊富町コンビニにて
遅い昼食

豊富駅前にある
マンホールは

なぜ〜か
ガンダムなんですね

サロベツ湿原
センター近くにて

牧草地には
タンポポ多数

稚咲内港
天気は良いが無人君

利尻撮影地だが…
利尻島が見えない??

天気は快晴で
青空ですが…

今回はコレが大事
ステキなトイレ

道道106号
お決まりの撮影です

遠くにはオトンルイ
風力発電が見える

なんとなく
アドベンチャーっぽく

北緯45度通過ライン
Nの碑

ここも毎度の
撮影地ですね

オトンルイを正面から

オフ車っぽく撮影

定番 オトンルイ風力発電
撮影中 誰もいないね

サロベツ湿原を
適当にさまよう

展望台よりの風景
夕暮れ近し

ビジターセンターが
見えます

幌延のコンビニで左の
兄さんが差し入れをくれた

コンビニ前にて
弁当を立ち食い

キャンプ場に戻るも
むじん君状態だ

N−VANの中で
酒を飲んでます

駐車場も
むじん君状態

隣は市街地ですが
とても静かでした


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