今日はゆっくり起きた。6時過ぎに起床。結局9時間近く寝た。連続して早起きしているとどこかで体力の限界点を越えるので休養が必要だ。昨夜は暗くてよく分からなかったが、よく見ると大阪ナンバーの原付スクーターがテントを張っており、私の後に来た旭川ナンバーのSUVが1人で雨の中テントを張っていた。みんな強者だ。私は軟弱に車の中でビバーク。
モードチェンジして7時前に出発。新得で14時前の代行バスに乗れば良いので急ぐ必要は無い。ということで、ゆっくりと道の駅南富良野、東鹿越駅(撮影鉄ちゃんいました)、幾寅駅(変わりなし)、落合駅(鈴菌に侵されスズキを乗り継ぐキザシ(レア)乗りの爺さんが居た。廃線等を巡っているそうだ)を回りながら新得駅へ。ここの駅の横にも無料駐車場があるのでそこに停めてバスに乗れば良い。10時前に新得に到着、今日の切符を(代行バスとはいえJRの列車の代わりなので切符は普通の切符)を買っておく。10時開店の新得の駅ソバもいただいておく。列車にはトイレがついているがバスには無い。最近、頻尿が激しく、コーヒーでも飲んだ後は1時間ともたない時も多い。のでバスに乗るのが心配だ。朝から水分を控え、コーヒーも飲まず、昼食類も早めに済ましておこうと少し東の芽室まで走り、2019年も行ったインディアンカレー芽室店に入る。11時開店なのだが、開店前からお客さんが並んでいる(2019年もそうだった)。開店と同時に入り、先ほどソバも食ったことだし通常量の中辛インディアンカレーをいただく。十勝に来たら食べたい一品(笑)
そして新得に戻り、代行バスに乗ってまずは東鹿越駅へと向かう。新得から富良野までは不採算路線で廃止確実っぽいところだ。しかも土砂災害で不通区間が出来てしまい、新得から東鹿越駅までは代行バスが走っている。廃止を狙うJRが路線の復旧をするはずもなく代行バスでお茶を濁し廃止の時を虎視眈々と狙っている。、廃止されないうちに代行バスでも良いので乗っておくことにする。ちなみに、東鹿越駅は災害の前に駅の廃止が決まっていたのだが、災害のためJR列車の折り返し駅になるため駅の廃止を免れたというある意味ラッキーな駅なのだ。私も廃止が決まった夏に雨の中訪問したのだが…ちょうどその時が災害発生時で駅構内には列車遅延のアナウンスが流れていた。(無人駅だが遠隔でいろいろできるのが今様かも)
代行バスは観光バスタイプで4列シートで通常の路線バスより高級だ。乗ったのは10名ほど。うち2名は途中のサホロリゾートホテルのお客さんだった。(列車はそういう駅は無いが…途中なのでなぜか寄る…列車代行バスなのに) 車で走るより時間的に余裕を見ているのか、ゆっくり走っている感じがする。列車代行バスなので必ず駅前に停車する。落合駅では10分間休憩。トイレも可能(笑) 無事定刻に東鹿越駅に到着。JRの列車へと乗り込む。停まっていた列車も富良野から乗って来たお客さん、乗ってきたバスが折り返しの代行バスになるので、それに乗り込むために10名ほどいたが…地元の人というより鉄ちゃんという気がしないでもないのが笑える。ここから富良野までは通常のJRの列車だが…地元の人の利用感は全く無い。災害後に便も減らされておりこれで利用するのは無理というものだろう。廃止も時間の問題か。ということで、富良野駅到着。待ち時間10分ほどで駅前から出る都市間バスのノースライナーに乗る。乗るときに運転手に名前を告げると予約した人かの確認をされ、入口近くにある券売機(運転手が料金を操作するのでお金を入れるだけ)で乗車券を買うというシステムだった。しかも…JRが1890円なのにこのバスは1600円とお安い。しかも速い。そして先ほどの代行バスと同型式のバスだがシートが3列になっており、リクライニング角も大きくフットレストもあるので非常に快適。なのにお客さん…私以外に2名いるだけ。昨日、富良野駅で同時刻のこのバスが出るのを目撃したのだが、乗り込む人2〜3名はいたと思うのだけど…土曜日でこの悪天候だとこうなるのか謎だ。途中、道の駅南富良野に寄り10分間のトイレ休憩。そして定刻に新得に到着。代行バスじゃないので駅前には入らず駅前のバス停で降りる。まぁ、バスも悪くない…というより快適かも。座席にはUSB充電口があるし、無料Wi-Fiまで飛んでいるというサービス付きだった。
ここからN−VANにて本日の宿へと向かう。ここにお越しのスピードスター様が毎年、北海道ツーリングの最終日に利用しているお宿で、今年のGWも利用されたという、新得にある「お宿たけ」。私も2人の子供とのツーリング時に利用しており今回が3回目。昨日電話で予約したのだが、名前では当然わからなかったが、1400GTRで娘とタンデムで、それも2回来たよと言うと、ああ、あの四国の…と思い出してくれたのだった。娘とタンデムでというのは割とレアなのでインパクトは強いようで、今回泊まった2つの宿主さんたちにもソレが特徴で覚えてもらっている。宿は私のみの貸し切り状態だった。夕食は量がとても多い。食べるのが苦しいくらいだった。宿主さんは70歳で少し耳が遠い。が、とても元気で、昨年は軽トラの荷台に自作の小屋を作って載せ四国88カ所回りをしたそうだ。…ということで、今回の渡道最後の夜が過ぎていく。宿は新しく快適な部屋でぐっすりと眠ることができた。
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