朝4時前にトイレに行きたくなったので起床。支度をして5時前に出発。すぐに新日本海フェリーターミナルに向かう。新潟からの船は既に着岸しておりバイクは既に降りてきているのか何台かとすれ違った。後でわかるのだが、この便には同郷の百々やんさんが乗っていたのだ。分かっていれば会えたのに残念。国道5号線を札幌に向かって走り出す。気温は12度くらいと肌寒い。が、長袖Tシャツだけと耐寒装備は貧弱。そのうち気温も上がるだろうと気楽に走る。最初に銭函駅に寄る。駅前はまだ5時過ぎなので人影も無く、堂々と三脚を立てて記念撮影。ゆっくりしていると札幌市内が混雑するので急ぎ5号線を札幌に。初めて来たときはこの道を走るだけで北海道気分だった気がする。単に道が広くて朝なので空いているだけなのだが…。札幌市内で国道275号線へ。中心部をバイパスして国道12号線に入るためだ。江別付近で12号線に合流。275号線に入るあたりから北海道らしい風景になってくる。当時はコレにも感激したのだろうなぁ…と想像しながら走る。が、気温が上がらずとても寒く感じてきたので停まって電熱ベストを着る。コレとグリップヒーターで12~15度の気温であったが快適に走れた。レッグシールドのおかげか下半身はパッチ一枚で全く問題が無かった。朝食がまだだったので砂川のすき家に入って朝定食をいただく。肉をつけても390円とリーズナブルなので助かる。荷物がちょっと傾いているのに気づいて調べると、土台のベースが移動している。調整のため荷物を下ろすと、箱に両面テープで貼り付けているスペーサー2個が取れてしまった。試験中のお安い両面テープをスコッチの超強力版に付け替えていたのが裏目に出たみたいだ。とりあえずスペーサー無しで走る。すぐ近くにDAISOがあったので行ったが9時なのにOPENしてない。おそらく10時に開店だろうので諦めて先に進む。新十津川は深川と近い。今回は新十津川はコースに入ってないが、新十津川駅の取り壊しの後がどうなっているのが知りたいので番外編としてコースを外れ行ってみる。駅跡は工事中であり、公園化が始まった感じだった。駅のホームはモニュメントとして残るようだが、今後がどうなるか楽しみだ。町を出たところにDAISOがあって9時より営業と書いてあったので入ってみる。両面テープを買ってスペーサーを再度固定しておく。コンビニやホームセンター、100円ショップといろいろ便利になったものだ。旭川を経由して237号線を南下して美瑛に向かう。途中の西神楽駅でも当時の写真をマネて撮影。当時の写真の背景に写っていた商店がまだそのままあったのに驚き、駅舎や構内はすっかり様変わりしているのに驚いた。美瑛で走行200kmを越えたので給油。美瑛には2カ所ホクレンのスタンドがあるが、当てにしていた方が平日というのに定休日だった。おかげで町外れの方まで行く羽目になってしまった。どちらも何度か使ったことのあるスタンドだ。給油後、十勝岳展望台へと向かう。まっすぐで走りやすい道が続き、地元の車に続いてハイペースで巡航する。最初のツーリングでは12時頃に十勝岳展望台に行った記録があるので既に30分くらいは遅れている。残念ながら天気は晴れてはいたがかなり霞んでいて霧っぽい感じであった。当時のマネて写真を撮っておく。地元の老夫婦の方が話しかけてきてくれて楽しい時間が過ごせた。過去にもここで地元の方に声をかけられ、当時乗っていたオフ車(XLー125R)を見て遠くからツーリングに来ているだけあってフツーのバイクじゃないと言われたことを思い出す。確かにオフ車はヘンな形だからね。と、時間をさらに使ってしまったので急ぎ旭川に戻る。遅れているせいもあり旭川の近くのセイコーマートにて、パンとおにぎりのみで昼食とする。旭川駅にもとりあえず寄って写真を撮る。続き40号線にて北上開始。比布はそれほど遠くなく、まずは比布駅に寄り当時をマネて写真を撮る。コロナで休館していたが、結局廃止になったという駅の隣にあった町営のライダーハウスである「ぶんぶんハウス」に行ってみる。内部が整理清掃中という感じであった。また、ぶんぶんハウスの看板も取り外されているようだった。かなり残念である。 続き、当時のマネをしてピップ神社に行く。神社の入口で社務所の方が声をかけてくれてお話した。80年代当時のことも知っていた。が、私の今夜の宿泊の塩狩の件に関してはかつてのYHや温泉がつぶれたことは知っていたが、その後に塩狩ヒュッテYHができたとは知らなかったようである。比布と塩狩は割と近いのだが知名度は高くなさそうである。 塩狩ヒュッテYHには4時過ぎに到着。ちょっと早いので、かつてのYH&温泉跡にできたという公園に寄ってみる。まったくの空き地だったのがキレイに公園化されていた。YHに入り、早々とお風呂に入る。今日は走って疲れたので風呂が心地よい。今日の宿泊者は個別で4名。鉄道で来た私より一回りは上のジイサンと、私より少し若いオバチャン、車のオッチャンであった。食事が始まったが当初は静かに進み、まぁ、ハズレかなぁ…と思ったが…、ジイサンがどうやらあの桃岩荘に1000泊(けた違いじゃないよ)、ほかのYHも800泊以上の強者であった。オバチャンもYHに多数泊まっている強者(関東在住だが実家は阿波海南というのも驚き)。かなり濃い内容の話で22時くらいまで楽しめた。ちなみに、食事の方も、こちらでは旬のアスパラ中心でキレイで旨い(しかもヘルシー)飯の上に会話も楽しく、思わず瓶クラシックビール(大瓶)を2本飲んでしまった。部屋に戻って、掲示板へのUPやこのレポートを打っている。天気の方だが今日はさえない晴れであったが、昼からは暑かった。雨も降りそうではなかったが、夕方雨雲レーダーを見ると15分後に降るとあり、本当に少しだけだが降って驚いた。が、この宿には屋根付き駐輪場があって安心なのが助かる。夜は少し寒いのでファンヒーターをつけてこのレポートを打っている。今回は寝間着もないので少し涼しいのが難点。部屋はトイレが近いのを考慮してくれたか、唯一トイレがついている部屋を振ってくれて助かる。ここは10年前にできた比較的新しい宿で、最初はなかったエアコンも今では各部屋にあり夏の暑い日も対応して、キレイな手作りログハウス風の民宿と言ったところ。本来はYHのドミトリー形式の宿泊もあるのだがコロナの影響で個室のみの運用中(おかげで少々割高の価格設定となる)。 |