朝、3時過ぎに目が覚めた。もう外は明るくなりかかっている。結局4時前に起床。外は、すっかり晴れてこれ以上ない天気になっていた。このキャンプ場はゲートがあって6時にならないと出られない。テントは朝露が大量についてビショビショになっていた。時間があるので水を拭き取って乾かすことにする。キレイに拭くと意外と乾きが早い。なんとか仕舞いをつけて6時にスタートする。気のせいではないが気温が低い。出発時には5度だったので起きたときはもっと低かっただろう。とりあえず、薄手のフリースをそのまま着て電熱の電源は入れなかったが太陽が当たっているのでなんとか走れる。天気が良いので昨年霧で残念だった白い道に行ってみたいと思い急いだ。途中で後ろを見ると利尻富士がキレイに見えたので写真を撮る。他のライダーや車の方も別の場所だが写真を撮っていたので考えることは同じだ。しかしながら宗谷岬に近づくにつれ前方に霧が見えてくる。文字通り怪しい雲行きだ。白い道の出口に行ってみたが昨年同様な霧っぽい雰囲気になったので奥まで入るのをやめて手前のセイコーマートに戻り朝飯を食う。戻った時は天気が良く利尻が良く見えた。さっきの霧は何??という感じ。待っていれば霧が晴れるかと思ったが、宗谷岬方向の空は残念なことに変化は無かった。宗谷岬に行ってみたが霧こそないが本当に残念な真っ白な空だった。とりあえず記念撮影をする。先ほど利尻の写真を撮っていたハーレーライダーさん(40歳)ともお話をしたが、初めての北海道らしく一日に距離をかなり走っている。カウルも全く無い、しかも荷物も背中のザック一つという軽装で走っているが…寒くないのかな?? 今日は太陽が出ないし霧で湿っているのでマジ寒い。さっきの青空は何だったんだと思うくらいの落差だ。ここから国道238号線を南下する。霧が所々濃く出てシールドの視界が非常に悪い。気分もとても盛り下がる。今日は天気的には晴れだと思う。海岸から霧が出ているところは空も白いが、少し内陸にはいると晴れているという感じだ。冷えるのでとにかくトイレが近い。猿払のセイコーマートでホットコーヒーを飲む。途中で抜いた自転車がやってきて話をすると稚内の方でここで折り返すと言う。動いているウチは良いが自転車の薄い服はやっぱり超寒いということだった。食べていたからあげを一ついただいてしまった。コーヒーを飲んだ上に寒いのでトイレが加速する。浜頓別に着いたが時間にまだ余裕があるので旧駅跡でバスターミナルであったところに寄ってみる。交差点がラウンドアバウトになっていたのには驚き。バスターミナル横が道の駅になりバスターミナルも移転していた。旧バスターミナルは図書館になっていた。土曜だがやっていたので係りの人に聞くと、展示していた鉄道資料はすぐ近くの郷土資料館にあるそうだ。が、土日は休みとのことだった。ベニヤ原生花園に行くつもりだったが数キロ行きすぎていることに気づいて戻って過去の写真を真似て撮影。道の駅でトイレをしたのにまたする。付近は広い公園になっているようだ。しかし…頻尿爆発だ。続いてウスタイベ千畳岩を目指して走る。ここもキレイな公園になっていて過去と同様座って記念撮影。さきほどもそうだが誰も観光客がいない。平日な上に天気が霧がかって寒いので景色としてもかなりビミョーである。電熱ベストとグリップヒーターも効いて寒くはないが冷えるのには違いがない。雄武で12時を回ったので昼食のためセイコーマートに入る。モチロントイレもする。イートインが無いので立って食べることのできるパンやにぎり
寿司になるが仕方ない。本来はサロマ湖まで走るのだが特別に興部で中断して番外編に入る。今日は名寄に戻って天塩弥生駅に行く。ここから名寄まではガソリンスタンドすらなさそうなところなので興部にて給油。他に観光ポイントも無いので旧駅跡を回ることにする。すべて行ったことがあるので現状確認だ。まずは道の駅興部。あいかわらず無料宿泊所になった旧キハ22(色はビミョー)は健在であった。続いて買い取られて個人宅になった中興部駅跡。道路から見るだけになるが外観は特に変わりなく健在であった。そして保存された上興部駅跡と台車の無いキハ27も存在確認。トイレもしておく。道沿いに駅名標だけになってしまった一の橋駅と上名寄駅にも寄って写真を撮る。下川駅は駅は無いが広場にキハ22があるが保存状況はあまり良くない。最悪ではないが手入れは少ない方だろう。最後に中名寄駅跡にも寄る。小さなプレハブ駅舎だが保存してくれる人がいて日中内部も公開されている。名寄に入り、今日の宿への差し入れとしてイオンにて菓子類を買って荷物に吊して持って行く。明日のことを考えて駅近くのホクレンセルフスタンドで給油。さきほどからそれほど走ってないし、時間もあるのでゆっくり行ったので燃費も上がっている。道内は巡航速度が高いので燃費がビミョーに悪い。速く走るとリッター60を切ってしまう。宿の天塩弥生駅には4時15分くらいの到着。余裕なので風呂に入っておく。小さい宿なので1つの風呂を交代で湯を入れて入るので時間がかかるし食事から後は時間が無いことが多いので先の風呂は必須だ。聞くと、なにやら知っている人が今日泊まるという。誰??(←騙されている)
しばらして外に出て写真を撮っていると到着した車から人が降りてきたが、知っている人…え??天塩弥生駅香川県人会の百々やんさんだった。今回は会えない予定だったが、密かに合流を狙っていたということでマジでびっくりだった。どうりで途中で交わしたメールの内容でコースがぼやけているはずだ。あと、30歳台のレンタカー(なんとジムニー!)で鉄道跡を回っている方。80歳台の自衛隊退役老人とその妹さんの5人が今日の宿泊者だった。百々やんさんもいるし食事前から話が盛り上がり、旨い飯から駅飲み会にシームレスに移動。特別にアスパラガスを焼いて出してくれてコレがまた旨い。アスパラは今日からの提供(ギリギリ今日から出荷開始だった)でラッキーだった。見たことのない大きさであるが、大きくても旨い。毎度ながらこの宿での満足感は高い。
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