北海道2023 その	4 本文へジャンプ



 2023.05.22 サロマ湖 →  知床 (曇/雨)
朝6時に起床。昨日の天気予報では夕方まで雨っぽかったが、どうみても普通の晴れの天気だ。が、黄砂が飛んでいるのか霞んだ感じはする。早々に出発支度をしておく。7時半に食事。割と一般的な朝食感がある。今日は知床遊覧船の企画が没になったので急がなくて良いのでまったりとしていた。受付時に宿主さんから2022年の20周年ステッカーをもらったが、さろまにあん自体は80年代に既に存在していたはず。奥様に聞くと、お二人とも道外の方で前オーナーから買ったということだった。20年前ならかなり若かったはず。 結局8時20分、宿主の奥様に見送られて出発。天気が良いので気分が良い。41年前に撮影した常呂の丘で撮影。もっともココは去年もハンターカブで来たような気がする。湧網線の路盤跡を横目に見ながら能取湖沿いを網走へと向かう。網走手前の網走刑務所に寄る。当時と同様に門の前でお縄になったポーズで記念撮影。続いて網走駅へ。当時と似たところにバイクを停めて駅舎をバックに撮影。特に変化は無いようなのでそのまま斜里へと向かった。浜小清水あたりの直線道路でかつて撮影していたが、正確にはどこか不明なのでそのへんで撮影。過去のツーリングの再現を続けている。斜里のセイコーマートでトイレ&コーヒー休憩。ここは何度か休憩したことがあるが、コンビニコーヒーが無かったのか???缶コーヒーで休憩。天気は晴れているが意外と気温が上がらない。12度〜という感じで、ジャケットの下は長袖Tシャツのみで走るのはわずかに寒い気がする。が、ベストを着ると走っているときはちょうど良いが降りると若干暑い感じなのでやめておく。オホーツク海岸を淡々と走ってオシンコシンの滝に到着。ここも昔と同じ様なところで記念撮影。そして12時過ぎに無事ウトロに到着。今日の宿のボンズホームさんも確認しておいた。そしてセイコーマートでいつもの貧しい昼食を食べる。買ってから気づいたがゴミ箱が無い。食後、恐る恐る聞いてみたが、店で買って食べたものは捨ててもらえるということで回収してもらえた。阿寒湖など有名観光地は買う前にゴミ箱を確認し無い場合は捨ててもらえるか店員さんに事前に聞くことが必須だ。気のせいではないが、空模様が怪しい。雨雲レーダーを確認すると雨雲がやってきている。近くにある道の駅知床に行くと、屋根付き駐輪場があったので停めて様子見。するとレーダーの予報どおり雨が降ってきた。晴れていれば知床五湖でも回ろうかと思ったが天気が悪い(さらに雨だと)行く意味が無い。しばらくすると、神戸ナンバーのヤマハビラーゴの爺さんライダーがやって来て雨宿り。聞くと、既に網走から雨が降っててカッパを着ているという。私も少し遅かったら雨に遭っていたということだ。私はラッキーだった。さきほどのコンビニに居るときに横に停まっていた静岡ナンバーの車の人(若く見えるが定年組)もVスト650に乗っているということで集まって暇つぶしの会談となる。あとから仙台のNC700ライダーもやってきた。雨ですることが無いのでこれはコレで楽しい。1〜2時間はつぶせたが、3時から5時までは誰も来なかったので暇だった。この時期はライダーはとても少ない。寒いので道の駅の中の椅子に座ってタブレットでネットをしていた。時間がもったいないが濡れてどこかに行くほどでもない。宿まで数百mなのだが濡れていくのもイヤなので待っている。 17時に雨が上がったので宿に行って手続きをする。聞くと宿泊客は私一人ということであった。施設占有できていいのだがむじんくんは寂しい。今日の宿はとほ宿のボンズホームさんだが、日中は喫茶店をやっていて7日間煮込んだカレーが名物らしい。今回は素泊まりで予約していたが、頼めばこのカレーを食うことができるというので夕食にカレー(1050円)を頼んでおく。夕食は共用スペースに持ってきてくれてココで食べる。一人っきりなので寂しい夕食だった。カレーは確かに化学的雑味が無い旨さの濃いカレーであった。辛さより旨さ。こういうカレーはルーだけでも十分酒のつまみになるのだが…酒がないのが残念だった。食後、歩いて近くのセイコーマートに行ってビールとポテチを買ってきて、飲みながらこのレポートを打っている。会話が無いので時間が十分あるのでゆっくりできるが寂しい。10時過ぎには就寝。


さろまにあんの朝食
典型的な朝食かな

さろまにあん出発
出発の儀式?(笑)

古いミルクランドの
マークのあるサイロ

常呂の丘で
記念撮影

丘を上がれば
網走湖が見える

反対側は
オホーツク海

網走刑務所前
お縄になる図

網走駅前
あまり変わらないな

濤沸湖沿いの国道で
記念撮影

缶コーヒーしか売ってない
セコマはタマにある

割と大きなタイプの
セコマなのに…

オシンコシンの滝で
記念撮影

滝が流れる図
かつては旧道からも見えた

知床観光船は…
期間外で出港せず(泣)

ウトロ漁港
かつては普通の港だった

ウトロの
セイコーマートで昼食

道の駅うとろシリエトク
にて雨宿り

ライダーは少なかった
寂しい道の駅

とほ宿
ボンズホームさん

喫茶名物7日間
煮込んだカレー

供用スペース
ゆったりしている

1人で使う贅沢かな
でも…寂しい

ベッドではなく
布団を敷く相部屋

飲みながら
レポート作成の図


 2023.05.23 知床  →  根室 (晴/曇)

朝6時前に起床。天気は悪くはないがスカっと晴れているほどでもない。朝食を食べないので余裕で身支度をして7時には出発。気温は5度と割と寒い。まずは41年前の宿泊地である知床ユースホステル跡に行く。国営の知床野営場の隣にある陽の当たる家の入口側に建っていたが現在は空き地になっている。続いて知床五湖に行く…とゲートが閉まっていて8時からだと書いていた。知床横断道路は8時からだと斜里からこちらに向かう途中の道路にあった電光掲示板で何回か見たので知っていたが五湖もそうだとは知らなかった。で、30分ほど何もできずに待っていた。ここからカムイワッカまでの道路(未舗装林道)が分岐するが、まだ冬期通行止めであり6月からのようだった。工事の車はゲートを開けてもらって入っていた。五湖には8時過ぎに到着。二輪も駐車料200円が必要だ。41年前は時間が無かったので駐車場にある看板だけ撮影して帰っている。せっかくなので今回は見物したいと思っていた。が、昨日は雨だったので行けずじまい。今日は五湖全て行っている時間が無いので、1湖までの木道往復コースのみ歩くことにする。これなら早足で30分くらいで行ける。まだ始まったばかりなので人は少なく歩きやすい。天気は海側は最高に青い空と海が見えるが、山側は霧がかっていてガッカリな風景。最悪ではないけどビミョーな感じだった。途中、鹿がいるのが見えた。今年大流行の熊でなくて良かった。木道の両サイドには電流が流れるケーブルが張り巡らされている。1湖を見学後、知床横断道路を通って知床峠に向かう。山の方には霧っぽいものが見えたので峠付近や羅臼側はもっと霧だろうと諦めていたが、意外や峠自体には霧もなく、羅臼側の方が霧が少なく、北方領土まで見通せる良い天気に見える。が、峠付近は3度と気温がとても低く寒かった。薄手のフリースを着て電熱ベストは弱で運用している。下半身はパッチのみと軽装なのが難点。羅臼に降りてセイコーマートに寄る。まだ朝飯を食ってない。入口に北海道クーポン使用可能とあったので、贅沢に店内調理の筋子おにぎり(350円と税)を含む朝食を買い込む。昨日の宿は北海道LOVEという旅行支援に対応していたので予約時に申し込んで置いた。宿泊料は2割引で、加えて今日までの有効期限ではあるが2000円の電子クーポンをもらえたのだ。使い方がわかりにくいが、専用サイトにあらかじめ登録してあるIDでログインしてマイページのクーポンを使うに入ると現在ゲットしたクーポンがあらわれるので使用するを押す。そうすれば店が用意したQRコードを読み込む窓が開くのでカメラを使ってQRコードを撮影。使用する金額を入れて確認チェックを入れて再度使用するにすると完了する。それをお店の人に見せるとOKなのだ。お店側レジでは金券扱いで処理しているみたいだ。羅臼で給油してさらに南下をする。途中、根室標津のセイコーマートに入りホットコーヒーを飲む。寒い&眠い対策なのだ。温かいコーヒーは助かる。根室標津駅跡にある蒸気機関車を今年も見学。続いて、奥行臼駅跡を見学。ここも老朽化が激しい。建物の垂直が出てないし、電柱や駅名標の傾きも増えている。しかもホームも崩れかけている。朽ち果てるのは時間の問題に見えるのが残念。厚床のセイコーマートで昼食。クーポンがあるので気が大きくなってホットシェフのソースカツ丼を買ってしまう(新製品っぽい)。天気は良く、日差しもあるが気温は上がらない。地元の人が声をかけてくれるが「寒いだろう」と言ってくる。確かに寒い。根室から釧路地方は夏でも寒いくらいだから仕方ない。ここで本日の宿である民宿たかのに電話して予約を取る。(昭和チックな民宿なのでガラガラだと自信があったが、工事関連のオッチャンの宿にもなっているようで意外とお客は多かった。) しばらく走り風連湖のパーキングを過ぎようとした時に、昨日見たバイクをみかけた。で、パーキングに入り探すと仙台のNC700の彼が居た。彼は神戸のライダーと途中で会って話をしたと言う。似たようなコースは再会劇多し…は80年代の定番だ。 根室に入り、まずは根室駅に寄る。駅前に人が多く集まっているし、かぶりものキャラまで出ている。と、この花咲線には優等列車(特急)が走らないはずなのに、はまなす編成の特急が入ってくるのが見えた。なんで〜?と思ったら団体専用の特別列車みたいだ。駅前にはバスも多数で、謎のにぎわいが見えた。列車は折り返すときは回送になるみたいだ。駅訪問の後は、かつての根室の宿であった「根室たまやユースホステル」跡に向かう。ここも位置が特定できている。道沿いで当時撮影した写真からグーグルアースで予習していたが、現在のAEONの横にある更地の駐車場がどうも宿跡っぽい。後ろに写っている建物も同じものがあるし…。で、写真を撮影しておく。次に納沙布岬に向かう。記憶では左回りで行ったはず。距離は20kmちょっととそう遠くはない。風は若干あるが倒れるほどでもないが…気温はやっぱり上がらない。岬に到着。観光客も少なかったので看板横にバイクを停めて記念撮影。続いて岬の灯台にも行って記念撮影。当時もコレをやっている。そして左回り、すなわち半島の北側を回って根室に戻る。途中で、静岡ナンバーの車に抜かれたが、ドライバーは抜きざまにこちらに手を振ったように見えた。コレは奴か?で少し走ったところで停まって確認。昨日の道の駅の彼だった。これで2人目再会。80年代の再来か? そして民宿たかのに到着。バイクをガレージに入れてもらう。20年前とかわってない。聞くと宿主は私と同じ61年生まれだ。ガレージには宿主のNS250Fが置いてあったがこれも激レア。宿主に古い(60年代廃線の)根室拓殖鉄道の話しを聞くと、若い頃は痕跡が結構残っていたということや、母親から聞いた話しでは、坂道登らない車両を乗客が降りて押したという話しを聞いたことを教えてくれた。地元民の貴重な話しを聞けてラッキーだった。その後、雨の後でもあるのでハンターカブのチェーンに注油。油が飛び散りまわって大変だった。やらないよりはマシなのでやっておく。チェーンは少したるんでいて、時間があれば工具を借りて調整できるが時間がないのでパス。あまり伸びると危ないかも。今日の宿は思ったより混雑しているので風呂に先に入る。1人用が1つしか無い上にお湯は交換しないという昭和チックなものだ。でも個室で素泊まり4000円なら仕方ない。と、その時、入口からライダーが入ってくるのが見えた。なんだか見たような爺さん…って、残った昨日会った3人目の神戸のライダーではないか。さすがに3人(全員)の再会は無かったかと思ったが、同宿になっているとは思いもよらなかった。聞くと彼は数日前に予約していたそうなので、私の方が後だ。もうこれはまさしく80年代の再来である。風呂に入った後、食事は根室の定番である、ローカルコンビニであるタイエーに行く。そして店内で焼いている焼き鳥弁当(豚串です)を選ぶ。塩コショー3本と野菜1本の中を選び、塩ダレ串を1本追加、汁ものが欲しかったので小さいラーメンも購入。クーポンの残りがまだ610円あったので気が大きくなっている(笑)そのままイートインで食べ、根室の味を満喫してしまった。ビールとおつまみを買って宿に帰る。帰ってから神戸のライダーの部屋を宿主に聞いて行ってみる。明日の予定を立てているところで、今日の再会を共に喜んでくれて、部屋の前で少し話し込んだ。本当にこんなことってあるんだ。今回の旅は過去の旅の経路を再現している。これは、当時からもう一度あの旅をやってみたいと思っていたが実現していなかったことだ。当然だが、当時とは環境も時代も違っていて同じ道を通っても同じ様な体験ができるわけはない。それでもやってみたかった。おそらくそれは、当時多くの若者が北海道を走っていて、あちこちで何度も同じヤツと再会するという面白い経験ができたことをもう一度体験したいと思っていたからだろう。それは今では全く無理だ。でも、同じコースを走ってみたい…と実行したが、若者同士ではなく老人同士(当時の若者?)でそれが追体験できてしまうとは予想もしなかった。これだけでも今回の旅は正解だったと言えると思う。 で、話はそれるが、彼の泊まった部屋を見たが、私が前回泊まった時と同じ様な部屋で4畳半に布団を敷いて寝るだけ。小さな低い机と小さなテレビがあるだけ。今回の私の部屋は仕事もできそうなテーブルと椅子。テーブルの上のテレビも少し大きい。そして部屋が6畳はあるし簡易ベッド上に布団を敷くタイプと少しグレードが高い気がする。2回目20年目なのでイイ部屋くれたのか?ラッキー。ということで、酒を飲んでレポートを打った後、明日も早いので早く寝ることにする。明日は4時起きで5時出発。一番キツい日なのだ。天気が良さそうなだけはラッキーかな。


ボンズホームさん
7時に出発

知床ユースホステル跡
更地になっている

奥はかつてのユース
ゲストハウスだったが…

敷地の隣は国設
キャンプ場だ(6月より)

ウトロの町を見下ろす
天気はサイコーレベルか?

な…なんと道路閉鎖中
8時からであった(゚Д゚)

カムイワッカ方面は
冬期閉鎖中(6月より)

知床五湖フィールドハウス
駐輪料は200円

高架木道を
歩いて行くことに

朝一番なので
観光客は少ない

山側は…なぜか
霧っぽい天気で(´Д`)

海側はとてもキレイに
見えているのに…

木道の回りには
電流の柵がある

鹿さん発見
今年は多いなぁ…

知床五湖の
第一湖

こちら側は天気が
とても良いのに…

湖側はビミョー
残念な気分

来た道を戻ります
五湖制覇はまた別の時に

知床横断道路へ
まだ残雪が

知床峠の地碑
隅に追いやれた感

国後島がはっきり見える
視界は良好

残雪はあちこちに
ありました

峠付近は若干
霧がかってました

おかげで気温3度
とても寒かった

羅臼側に下ると
天気はとても良くなり

さっきの峠は何だった
のかの天気に

羅臼の
セイコーマートで

クーポンを使って
リッチに朝食

ホットシェフ店内調理の
お高級筋子です

ホクレン以外の
ガソリンスタンドで給油

羅臼側はとても
良い天気でした

根室標津駅跡
転車台

ハンターカブなら
入っていけたりする

また寒々としてきました
知床方面を見る

奥行臼駅跡
朽ちていってる感じ

駅構内
朽ちているなぁ…

電柱や駅名標の
傾きが激しい??

整備されないなら朽ち
果てるのも時間の問題?

町営軌道跡
とりあえず健在

町営軌道跡
いつまでもつか??

昼飯はクーポンで
ホットシェフの弁当

厚床の
セイコーマート

風蓮湖の
パーキングで

昨日の仙台の
NC700さんに再会

JR根室駅
建て替えはしてない

なぜか人だかりが…
かぶり物まで出てる

花咲線には特急は
来ないはずなのに??

団体専用列車
はまます編成が…

ねむろ玉屋YH跡
更地で駐車場

ねむろ玉屋YH跡
ココのはずだ

納沙布岬
看板は重要

納沙布岬
この標識も重要

納沙布岬灯台
かわんない?

岬先端の風景
果て感はある

当時からあった
四島のかけ橋

半島の北側を通り
根室に戻る

民宿たかの
ライダー歓迎??

20年前に泊まった
当時もガレージあり

シャッター付きガレージ
宿主のバイクが…

私と同歳の宿主
80年代のNS250Fが

雨にあったので
チェーンにオイルを

昨日会った神戸の
ビラーゴライダーと再会

夜はご当地コンビニの
タイエーにて

名物焼き鳥弁当
イートインで食す!!

根室の地で
日が暮れる

タイエーの看板
焼き鳥弁当美味し!

民宿たかの
個室です

ベッドだった
確かに寝やすい!

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