予定通り4時起きで準備をして5時に出発。珍しく遅れなかった。出発しようとすると、宿の2階の自室の窓から昨日の神戸のライダーさんが手を振って見送ってくれた。出発時間を伝えておいたが、わざわざ起きて見送ってくれるとは朝から昭和感が炸裂して気分が良い。
しかし寒い。今日も6度だ。これまでは割と我慢してきたのだが、それが裏目に出て体が冷えて微妙に調子が悪い。これまでも冷やすと喉が痛くなり咳が少し出て鼻水も出るという傾向があったが、まさにソレ。念のため昨日から常備薬の風邪薬を飲んでいる。割とゆるい薬で、軽い炎症止めという感じ。少し走ったところで、コレはいかんと、下半身はカッパの下を履き、上は背中に入れていた防風インナーを着用。これでかなり暖かくなった。もちろん上は電熱ベストと薄手のフリースも着ている。早めに着て正解。昼からもそれほど気温が上がることがなく、この装備のおかげで体が冷えるのを防げた感じだ。昨日からやっときゃ良かったな。最初の仕事は茶内酪農展望台に行くこと。当時は展望台からの景色を撮影している。おそらくココというところに行ってみる。当時はなかった公園が出来て、国道からの引き込み道路も舗装されている。が…きっとココだろう…たぶん。続いて西へと走り、セイコーマートにて朝食。あまり早く食べると食材が入荷してないこともあるので開店すこし時間がたったくらいが良いと思う。少し大きめのセイコーマートを選んだおかげでイートインがあったので10%消費税にてイートインした。座って食べることができるのは楽である。座れるので温かいカップ麺も食べておいた。釧路に入る前にセイコーマートでホットコーヒーを飲む。寒い日に温かいコーヒーはイイ感じ(だがトイレが心配)。次の仕事は釧路駅訪問。当時は駅の軒下にバイクを停めて撮影している。大きな町の駅なのに、なんて緩い時代なんだ…と思っていた。が、今回行ってみると、人影も少なく、当時と似た位置までバイクを持って行って余裕で撮影できた。駅の大きさから想像できない寂れた感じだ。あと、駅舎もほとんど変わって無い気がする。それもビックリポイントかも。続いて釧路湿原を望む北斗展望台へ。現在は市営の立派な展望台が出来ているが、どうもその位置と違うようなのだ。少し北側に道路横が膨らんだ路側帯になっており展望っぽいポイントになっている。おそらくココがかつての展望所と…思う…たぶん。今は手前の木々が茂って展望がビミョーなのだが、こういうことって多いような気がする。そして道道を北上して弟子屈へ。道の駅摩周でトイレ休憩。コーヒーを飲むとトイレが近い。体調ビミョーなのでキャンプは厳しいと判断。ここで今日の宿の阿寒湖にあるビジネスホテルを電話で予約する。風邪薬だが、持ってきたものが少なかったので弟子屈のツルハドラッグで追加購入。いつもの摩周湖との分岐点にあるホクレンで給油してから摩周湖第一展望台へ。ここは90年代に有料化されて硫黄山の共通駐車券が必要だ。バイクは200円なり。有料になってから入るのは…確か新婚旅行以来か、あと1回あったかのレベル。当時は看板があって撮影したと思われるポイントがあったのでそこで撮影。続いて第三展望台へ。ここはあいかわらず無料だし、落ち着いているのでこちらの方がお勧め。展望もこちらの方が良いと思うのだが…。そして続いては硫黄山に行く前に、屈斜路湖を少し上から眺めるポイントへと向かう。舗装路から分岐して、しばらくあまり広くない未舗装を走って最後まで行き着かずに途中から撮った(と思う)写真が残っている。他の人も写っているのでマニアックポイントではないと思われる。この写真は長い間、津別峠へと向かう道が未舗装だったと思っていたのだが、当時の写真の撮影時間が画像に記録されているのだが、第三展望台と硫黄山の間にあるのだ。いくらなんでも津別峠へは行けない。あと湖の写り方が小清水高原方面からの雰囲気もある。ということで、そちらに走っていくが、小清水高原まで上がると写ってる画像より高度が高そうだ。
ということは道道そのものが未舗装で途中で屈斜路湖を見たのかとも思うが、今の道幅を考えるとありえない感じもする。いったい私はどこに行ってたのだろうか。
ということで、時間もないので道を戻り、川湯温泉へ。セイコーマートで少し遅い昼食。続いて硫黄山へ。先ほどのチケットの半券で入場可能。歩いて山の方まで行って当時のマネをしながら記念撮影。ここもそれほど観光客が多くなく、三脚立ててセルフタイマー撮影しても、ほとんど他人の迷惑にならない。アジア系観光客もいるのだが少ない。中華の団体さんがいないのは幸せ。続き、屈斜路湖半のボート乗り場近くで看板を背に記念撮影。ココも観光客むじんくんだったのでバイクを近くまで押していって余裕で撮影可能だった。もちろん当時はぬるかったので人がいたかもしれないけどできた時代だ。そして屈斜路湖を回って美幌峠へ。意外とコレが距離がある。当時はタイムアウトを計算してか、美幌峠には到達できていない。おそらく湖が近くに見える最後のポイントにある駐車帯に停まって撮影しただろう写真が残っている。ソレもマネしておく。が、木々が茂っていて展望がさっぱり。40年の歳月のせいか…。天気が良いのでついでに美幌峠には行っておく。少し霞んでいるのが残念。ここからターンして弟子屈に戻る。先ほど給油したホクレンにて再度給油。阿寒では給油ができないおそれがあるのでしておく。そしてセイコーマートでコーヒーを飲み、水も買っておく。ここから阿寒までは40Kmと比較的近い。ビジネスホテルなのでチェックインも緩いし時間も思ったより遅くないので余裕で法定速度を下回る速度で走る。阿寒には17時過ぎには到着。チェックインする前に、かつて宿泊した阿寒エンジェルユースホステル跡に行ってみる。すっかりと更地になっている。(帰ってから気づいたがガソリンスタンド西の空き地を撮影していたが、東側が正解だった(゚Д゚))向かいの林の中を見るとエゾ鹿が10頭ほどこちらを見ていた。こんな数がまとまっていると道に飛び出すと続いて走るので車やバイクに当たり放題になる。怖い話である。阿寒湖湖畔に行って、当時撮影しただろう、遊覧ボート乗り場付近を撮影しておく。17時を回ると、駐車場の係員を含みほとんど人影がなく寂しい感じになっている。夜の温泉街のにぎわいとはほど遠い感じだ。17時半にホテルにチェックイン。基本料金4000円に今日は寒いので暖房費500円が加わって4500円なり。施設は、昭和40年代そのものの構造であり、昭和感ハンパない。ありがたいことに道路を挟んだ目の前がセイコーマートだ。バイクで行くより歩く方がずっと早い。コロナの頃から人手不足で21時で閉店とビックリ営業時間だそうだ。とりあえず、ホットシェフのカツ丼弁当を買って食べる。ビールは売れ残って少し安くなっているクラシックの春の薫りだ。
風呂は3名は入れる広さだが、今日は宿泊客が少ないのか(表には車1台とバイク2台のみ)貸し切り状態であった。が、錆色がついた昭和感のある風呂だった。今日も掲示板やレポートを打つ作業をするが、体力温存のため22時前には就寝。ここで気づいたが、布団がヘン。マットが無い。掛け布団2枚あるんじゃね?みたいな布団だが、敷き布団が薄いことまさに煎餅布団。マット無しと併せて厳しいが、体力消耗していたので一気に落ちてしまった。夜中にトイレで2回起きたが…敷き布団はビミョーだ。トイレも暗く狭いし、洗面所が無い。水場も無い(お湯は共用ポットがあるが)。ビジネスホテルを名乗るが昭和のショボい民宿という感じかな。でも、一応、浴衣とタオルとひげ剃り&歯磨きはついていた。 |