北海道2023 その	5 本文へジャンプ



 2023.05.24 根室 → 釧路 → 摩周湖 → 阿寒湖 (晴)
予定通り4時起きで準備をして5時に出発。珍しく遅れなかった。出発しようとすると、宿の2階の自室の窓から昨日の神戸のライダーさんが手を振って見送ってくれた。出発時間を伝えておいたが、わざわざ起きて見送ってくれるとは朝から昭和感が炸裂して気分が良い。 しかし寒い。今日も6度だ。これまでは割と我慢してきたのだが、それが裏目に出て体が冷えて微妙に調子が悪い。これまでも冷やすと喉が痛くなり咳が少し出て鼻水も出るという傾向があったが、まさにソレ。念のため昨日から常備薬の風邪薬を飲んでいる。割とゆるい薬で、軽い炎症止めという感じ。少し走ったところで、コレはいかんと、下半身はカッパの下を履き、上は背中に入れていた防風インナーを着用。これでかなり暖かくなった。もちろん上は電熱ベストと薄手のフリースも着ている。早めに着て正解。昼からもそれほど気温が上がることがなく、この装備のおかげで体が冷えるのを防げた感じだ。昨日からやっときゃ良かったな。最初の仕事は茶内酪農展望台に行くこと。当時は展望台からの景色を撮影している。おそらくココというところに行ってみる。当時はなかった公園が出来て、国道からの引き込み道路も舗装されている。が…きっとココだろう…たぶん。続いて西へと走り、セイコーマートにて朝食。あまり早く食べると食材が入荷してないこともあるので開店すこし時間がたったくらいが良いと思う。少し大きめのセイコーマートを選んだおかげでイートインがあったので10%消費税にてイートインした。座って食べることができるのは楽である。座れるので温かいカップ麺も食べておいた。釧路に入る前にセイコーマートでホットコーヒーを飲む。寒い日に温かいコーヒーはイイ感じ(だがトイレが心配)。次の仕事は釧路駅訪問。当時は駅の軒下にバイクを停めて撮影している。大きな町の駅なのに、なんて緩い時代なんだ…と思っていた。が、今回行ってみると、人影も少なく、当時と似た位置までバイクを持って行って余裕で撮影できた。駅の大きさから想像できない寂れた感じだ。あと、駅舎もほとんど変わって無い気がする。それもビックリポイントかも。続いて釧路湿原を望む北斗展望台へ。現在は市営の立派な展望台が出来ているが、どうもその位置と違うようなのだ。少し北側に道路横が膨らんだ路側帯になっており展望っぽいポイントになっている。おそらくココがかつての展望所と…思う…たぶん。今は手前の木々が茂って展望がビミョーなのだが、こういうことって多いような気がする。そして道道を北上して弟子屈へ。道の駅摩周でトイレ休憩。コーヒーを飲むとトイレが近い。体調ビミョーなのでキャンプは厳しいと判断。ここで今日の宿の阿寒湖にあるビジネスホテルを電話で予約する。風邪薬だが、持ってきたものが少なかったので弟子屈のツルハドラッグで追加購入。いつもの摩周湖との分岐点にあるホクレンで給油してから摩周湖第一展望台へ。ここは90年代に有料化されて硫黄山の共通駐車券が必要だ。バイクは200円なり。有料になってから入るのは…確か新婚旅行以来か、あと1回あったかのレベル。当時は看板があって撮影したと思われるポイントがあったのでそこで撮影。続いて第三展望台へ。ここはあいかわらず無料だし、落ち着いているのでこちらの方がお勧め。展望もこちらの方が良いと思うのだが…。そして続いては硫黄山に行く前に、屈斜路湖を少し上から眺めるポイントへと向かう。舗装路から分岐して、しばらくあまり広くない未舗装を走って最後まで行き着かずに途中から撮った(と思う)写真が残っている。他の人も写っているのでマニアックポイントではないと思われる。この写真は長い間、津別峠へと向かう道が未舗装だったと思っていたのだが、当時の写真の撮影時間が画像に記録されているのだが、第三展望台と硫黄山の間にあるのだ。いくらなんでも津別峠へは行けない。あと湖の写り方が小清水高原方面からの雰囲気もある。ということで、そちらに走っていくが、小清水高原まで上がると写ってる画像より高度が高そうだ。 ということは道道そのものが未舗装で途中で屈斜路湖を見たのかとも思うが、今の道幅を考えるとありえない感じもする。いったい私はどこに行ってたのだろうか。 ということで、時間もないので道を戻り、川湯温泉へ。セイコーマートで少し遅い昼食。続いて硫黄山へ。先ほどのチケットの半券で入場可能。歩いて山の方まで行って当時のマネをしながら記念撮影。ここもそれほど観光客が多くなく、三脚立ててセルフタイマー撮影しても、ほとんど他人の迷惑にならない。アジア系観光客もいるのだが少ない。中華の団体さんがいないのは幸せ。続き、屈斜路湖半のボート乗り場近くで看板を背に記念撮影。ココも観光客むじんくんだったのでバイクを近くまで押していって余裕で撮影可能だった。もちろん当時はぬるかったので人がいたかもしれないけどできた時代だ。そして屈斜路湖を回って美幌峠へ。意外とコレが距離がある。当時はタイムアウトを計算してか、美幌峠には到達できていない。おそらく湖が近くに見える最後のポイントにある駐車帯に停まって撮影しただろう写真が残っている。ソレもマネしておく。が、木々が茂っていて展望がさっぱり。40年の歳月のせいか…。天気が良いのでついでに美幌峠には行っておく。少し霞んでいるのが残念。ここからターンして弟子屈に戻る。先ほど給油したホクレンにて再度給油。阿寒では給油ができないおそれがあるのでしておく。そしてセイコーマートでコーヒーを飲み、水も買っておく。ここから阿寒までは40Kmと比較的近い。ビジネスホテルなのでチェックインも緩いし時間も思ったより遅くないので余裕で法定速度を下回る速度で走る。阿寒には17時過ぎには到着。チェックインする前に、かつて宿泊した阿寒エンジェルユースホステル跡に行ってみる。すっかりと更地になっている。(帰ってから気づいたがガソリンスタンド西の空き地を撮影していたが、東側が正解だった(゚Д゚))向かいの林の中を見るとエゾ鹿が10頭ほどこちらを見ていた。こんな数がまとまっていると道に飛び出すと続いて走るので車やバイクに当たり放題になる。怖い話である。阿寒湖湖畔に行って、当時撮影しただろう、遊覧ボート乗り場付近を撮影しておく。17時を回ると、駐車場の係員を含みほとんど人影がなく寂しい感じになっている。夜の温泉街のにぎわいとはほど遠い感じだ。17時半にホテルにチェックイン。基本料金4000円に今日は寒いので暖房費500円が加わって4500円なり。施設は、昭和40年代そのものの構造であり、昭和感ハンパない。ありがたいことに道路を挟んだ目の前がセイコーマートだ。バイクで行くより歩く方がずっと早い。コロナの頃から人手不足で21時で閉店とビックリ営業時間だそうだ。とりあえず、ホットシェフのカツ丼弁当を買って食べる。ビールは売れ残って少し安くなっているクラシックの春の薫りだ。 風呂は3名は入れる広さだが、今日は宿泊客が少ないのか(表には車1台とバイク2台のみ)貸し切り状態であった。が、錆色がついた昭和感のある風呂だった。今日も掲示板やレポートを打つ作業をするが、体力温存のため22時前には就寝。ここで気づいたが、布団がヘン。マットが無い。掛け布団2枚あるんじゃね?みたいな布団だが、敷き布団が薄いことまさに煎餅布団。マット無しと併せて厳しいが、体力消耗していたので一気に落ちてしまった。夜中にトイレで2回起きたが…敷き布団はビミョーだ。トイレも暗く狭いし、洗面所が無い。水場も無い(お湯は共用ポットがあるが)。ビジネスホテルを名乗るが昭和のショボい民宿という感じかな。でも、一応、浴衣とタオルとひげ剃り&歯磨きはついていた。


民宿たかの 神戸の
ライダーに見送られ出発

茶内酪農展望台
立派な公園になってる

展望台からの景色
多分ココがそうだろう

展望台の前には
売店もある公園に

朝飯は毎度の
セイコーマートで

肌寒いので温かい
ラーメンも追加で

湿原っぽいところに
線路が走る

厚岸側が見えたので
停まって撮影

釧路手前で
コーヒーブレイク

釧路駅にて
意外と人がいない

かつての北斗展望台か?
今はただの路側帯駐車場

展望も今ひとつ
手前の木々が茂りすぎ

道の駅摩周
トイレ休憩

JRの駅にもあるが
ココにも足湯が…

弟子屈のドラッグストアで
風邪薬を追加

摩周湖YHは
今も健在…らしい

摩周湖第一展望台
バイクは200円

初めてカブ仲間が…
でもコンタクト取れず

第一展望台にて
記念撮影

第一展望台から見る
摩周湖の風景

有料展望台から摩周湖を
見る観光客

摩周湖第三展望台
駐車場からの風景

第三展望台から見る
摩周湖の風景

第三展望台路側帯
駐車して記念撮影

かつて撮影したのは
ココじゃないなぁ

小清水高原は
眺望が良すぎる

じゃあ、途中で
撮影したのか??

川湯温泉の
セコマで昼食

硫黄山
新婚旅行でも来たな…

最初の時から41年
新婚の時から24年

まぁ…変わってないと
言えば変わってない

あんまり変わる
要素が無いかも

屈斜路湖畔
記念撮影

屈斜路湖貸しボート
お客少ないです

屈斜路湖
クッシーの模型が…

美幌峠への途中
かつてはココまで来た

天気が良いので
美幌峠へ行っておく

いつもながら眺めが
良くて気持ち良い

道の駅美幌峠
去年は車中泊した

弟子屈で給油
いつものホクレン

隣のセコマで休憩
コーヒーを飲む

阿寒湖へと向かう
今日は走行距離が長い

双岳台
毎度のポイント

ビジネスホテルまつおか
阿寒の中ではお安い方

今年は鹿さん
どこでも多数

阿寒エンジェルユース跡
は…ガソリンスタンドの右

阿寒湖
夕方はむじんくん

阿寒湖
営業時間終了感あり

晩飯は向かいの
セコマで買う

ビジネスホテルと言うより
民宿っぱい作り

昭和40年代感炸裂
布団はマット無し

煎餅ぶとん1枚は
今時無い仕様です


 2023.05.25 阿寒湖  →  十勝三股 → 層雲峡 (晴)

昨日は疲れたのもあるが十分睡眠がとれた。が、煎餅布団のおかげで少々体が痛い。6時に起きるつもりが5時半には目が覚めたので起床。準備をして6時半には出発。出発前に宮崎のトライアンフタイガー900の方とも少し話したが、あちらも煎餅布団のみだったと言うので、マットが無いのがこのホテルの標準なのか?今時無い仕様だと驚く。朝から天気が良く、予報では朝方の気温が低いとあるが温度計は12度を表示している。急遽、カッパの下は収納。上の防風インナーも収納しておいた。とりあえず出発時には電熱ベストの電源も入れておく。十分暖かい感じで走り出す。まずは美幌へと向かう。今は道の駅になっている旧国鉄北見相生駅跡に寄る。廃線当時から留め置かれているキハ22だが、一時期は朽ちてボロボロになっていた。2000年代初頭にキレイに塗り直されていたが、またボロボロになっていたが、今日見るとまた再塗装してもらえたようだ。撤去にならないで末永く保存して欲しいものだ。津別のセイコーマートで朝食。毎度の貧しい朝食だった。美幌経由北見を抜けたあたりで暑くそして眠くなったので再度セイコーマートに入る。コーヒーと水を買っておく。ジャケットの下の電熱ベストと薄手のフリースを収納。グローブの防寒インナーも外しておいた。直射日光が当たる温度計は30度を越えて表示されることもあったが実際は20数度というところだろう。カラっとしていることもあって過ごしやすくいい感じ。留辺蘂へ向かい給油をしようとしたがホクレンのスタンドは廃業していた。調べると先の温根湯に西へ向かう最後のガソリンスタンドがあるので行って給油。非セルフのホクレンだったが仕方ない。ここから今日の最初の仕事のジャンボトイレを探すが、行きすぎたようだ。見落とすわけもないのだが、停まって場所を調べる。グーグル先生でも出てこないマイナーなポイントだが、全検索すると自分の記事がひっかかり訪問日時がわかる。持ってきた北海道の過去写真を表示し埋め込んだGPSタグから地図表示させる。そして周りをグーグルアースで見ると…更地っぽい。位置は停まったところから5kmほど手前なので戻ってみるが、やはり更地で何もない。道路沿いの小さなドライブイン群という感じだし、横には小さな池もあったはずなのだが全くの更地になっていた。また一つ思い出の地が消えてしまって残念無念。(帰ってから調べると、2018年まではグーグルアースの過去データに建物はあったが2021年には更地になっていた)続いて西へと向かい石北峠を登るが、小さい排気量のバイクでは結構辛い。石北峠にはかつて小さいお土産屋さんが並んでいたが火事で焼失してから復旧せず、手前の道の駅の中に入ったようだ。石北峠を越え、大雪ダムの分岐点まで行く。本来はこのまま層雲峡に向かうのだが、番外編に突入する。明日の行程の十勝三股にある三股山荘に寄りたいのだが、明日だと早朝になって営業時間外となる。ということで、時間の余裕のある今日のうちに寄っておく。ちょうどお昼ご飯時の12時に到着。他にお客もおらず、ゆっくりとできた。後から入ってきた函館の方(車)と店主と3人でまったりと会話して過ごす。毎年1回の贅沢な昼食だ。食後のコーヒー込みで1600円なり。ここで周囲のガソリンスタンド事情を聞くが、かつては糠平や層雲峡にあったそうだが、今はここから南は上士幌で40km、北は上川で60kmあるという。これから層雲峡に向かって、そこから折り返して糠平に向かうと120〜130kmにはなろう。現在120kmくらいなので本来は大丈夫なのだが、糠平が開いてない場合はちょっとキツくなる。まだ時間的にも余裕があるので一度上川に行ってから層雲峡に戻ることにする。とりあえず層雲峡に向かう。仕事として手前の銀河の滝で写真。手前に看板が無いと焦ったが奥の方にあったので写真を撮れた。観光客が少ないので余裕だ。層雲峡の温泉街に入る。まずは、本日のお宿候補の民宿とだてを探すが、セイコーマートの裏なので簡単に発見。思ったより普通っぽいのでOKとする。次に仕事としてかつて宿泊した層雲峡YHを探す。家族旅行をした2013年当時はYHとして活動していたが、YHとしての営業を終了。その後、別の方が登山客相手の層雲峡ホステルとして営業している。が、登山客相手なのか夏の営業のみで6月からなので現在は営業期間外。写真を撮っておく。ここから一度、上川へ向かう。上川のホクレンのスタンドもセルフではない。何度か利用したことのあるスタンドだ。スタンドの看板には帯広方面まで100kmはガソリンスタンドが無いとあるが、これだから過去にも給油しているわけだ。給油後、トンボ帰りで層雲峡へ。民宿とだてに入って本日泊まれるか確認。表の看板には4070円よりとあるが、値上がり前なので現在は4290円とのこと。それでも安いのでOKとする。そして何よりも驚いたのは、宿の1階は駐車ガレージになっておりバイクを入れてもらえたことだ。しかも夜はシャッターが閉まるという民宿たかのと同じスタイルだ。これはポイントが高く、今後の宿泊の考慮に入るレベルだ。しかも民宿との表記だが、内部構造や部屋の構造はビジネスホテルに近い。ただ、風呂が隣の温泉を前提としていて小さなシャワーが1つあるだけなのが残念。だが、どう見ても誰も他に泊まってないので余裕で使って問題無かった。昨日同様に向かいがコンビニなので簡単に飯を買いに行って晩飯とする。そして、またこのレポートを打っている。今夜は昨夜と違ってベッドの上に布団があってきわめて普通だ。暖房器具も新しめで昨日より良い。どっちかというと昨日が民宿で今日がビジネスホテルという感じだ。昨日の方が良かったのは、風呂があったことと、タオルや浴衣がついていたことかな。 今日は天気が良くて気温も上がった。テレビのニュースでもその話題が多かった。佐呂間で30度を越えたようだ。私が泊まった時とは大きな違い。明日もまだ天気はもつが夜から下るという話もありそうだ。明日からの行程のことで頭が痛い。が、本日も体力温存のため21時には寝たのであった。


ホテルの前は
セイコーマート

ビジネスホテルまつおか
観光向きではないかも

国鉄 北見相生駅跡
道の駅になっている

保存されている
キハ22

再度塗装されたか
多少回復気味でした

津別のセイコー
マートで朝飯

留辺蘂のセイコー
マートでコーヒー

温根湯で給油
これから給油困難

まっすぐな道
人家が減ってくる

かつての牛乳
飲み放題の施設跡

ジャンボトイレ
タレ放題が懐かしい

石北峠
意外と標高が高い

昔あったお土産屋さん群
は火事で焼失移転

大雪ダムの
ダム湖

山々の山頂には
まだ雪が…

ちょうど昼飯時に
十勝三股に到着

三股山荘
毎年来ています

空いていて
ゆっくりできました

牧場の
ビーフライス

厨房付近
山小屋風です

無人の野になった町
林鉄工場跡も朽果寸前

来た道を戻ります
また三国峠越えです

三国峠 小型バイクで
峠越えはキツい

峠の売店やトイレ
それほど人は多くない

大雪山防災ターミナル
ありがたいトイレ

鹿さんが出てきた
ここにも多数

途中でも多数遭遇
衝突注意です

大雪ダムへの道は
閉鎖されていた

層雲峡観光施設
かつては国道だった

かつてと同じ様に
記念撮影

層雲峡ユースホステル跡
宿として健在も期間外だった

上川まで北上して
給油しておきます

上川から上士幌まで
100km給油不可地帯です

民宿とだて
ガレージ装備!!

2階が受付です

雨の日にありがたい
盗難対策万全

コンビニ弁当で
貧しく夕食

民宿とありますが
ビジネスホテルに近い

比較的安価で
宿泊には十分

観光地にあって
貴重な宿です


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