朝5時半に起床。外は晴れて天気がよさそうだ。と…今日も期待させられたのだが、実際は曇って寒く、時折小さな水滴が来るという天気の展開になる。エアコンもきちんと効いてビジネスホテル並の快適な宿泊だった。7時前に出発。フロントにお願いしてガレージへのドアの鍵を開けてガレージに入り、外のシャッターを開けてもらう。なかなかの管理なので安心できる。今日の予定はあまり無い。当時は時計台と道庁、札幌テレビ塔に行ったくらいだ。まずは札幌テレビ塔。事前に調べても駐輪が厳しく開店も遅いので写真のみ撮る。当時は登ったはずだがバイクをどこに置いたのか不明。どこだって停められたぬるい時代だから適当に塔の近くに置いたのだろう。次に時計台に行くがまだ開いてない。当時も朝が早かったせいで時計台は開いてなかったので入ってない。時計台は小さいこともあるが、回りがビルで雰囲気全く無いので日本三大ガッカリ名所として有名だ。当時は何に関してもぬるかった時代なのでバイクをどこに停めても大丈夫だったが、今は回りの目が厳しい。カブなので反対車線の歩道まで押して上がり写真撮影。隣にあったトイレは時間外だったので入れない。朝からトイレが異様に近い。近くのセイコーマートに入ったが都会の小さいコンビニはトイレが無い。ナビで検索して大通り公園の一角のトイレに駆け込みなんとかセーフ。続いて道庁だ。旧道庁舎は工事中で本体が覆われていて見ることができなかった。が、覆っている幕に道庁の絵が描かれていて雰囲気だけはわかるようにしていた。さすが観光地だけのことはある。札幌市内は道は広くてゆったりしているが一方通行も多く、大変ややこしい。しかも全く土地勘が無いので最初に来たときは紙の地図を頼りに行動したが、行きたいところにいけずとてもストレスを感じたのを覚えている。特に前日まで信号すら無いような大地を走っていただけにギャップが大き過ぎだったろう。今は、ナビ様の言うとおりに行けばとりあえず問題なく目的地に着けるのでありがたい。もしこれが無かったらどうなっていたことか。少し時間があるので北大のポプラ並木に行ってみる。が、大学構内なので一般車は入れず(きっと当時なら入り放題だろうが)外からの撮影のみになってしまった。歩いてなら入れるので一般観光客なら問題ないはず。ちょうど出勤&登校の時間帯なので市内はどこも人が多い。そして昨日の地下鉄も含め、学生さんなど若者がとても多くてビックリだ。田舎とはココが違うなと思った。そして当時宿泊した札幌宮が丘YHの跡地を探しに行く。ネットで調べたところ、当時の航空写真から場所を推定していたページがあって参考した。すぐ北側が球場など今でも場所が変わってない施設があるので位置関係が簡単にわかる。現在公園になっていて公園内を映しているグーグルのストリートビューで見ても建物の前にあった石積が少し映っている。スマホにGoogle
マップを表示して現在地を確認しながら公園内を歩くと、石積みの後がしっかり残っているところに到着。当時のYHの写真を見ても建屋の回りを石積みが囲んでいる様子がわかるので、コレは間違いないだろう。ということで更地になって公園の中でひっそりと存在している痕跡をしみじみと眺める。これで当時泊まったところには全部行けたことになる。別施設として健在が1件、建屋健在が1件、建屋崩壊中が1件、そして残り7件は更地になっていた。天気はどんよりした曇りでツーリング気分どころではない。公園の外に公衆便所があって公園探索のためバイクを停めておけて助かったがトイレも十分ありがたく利用。なぜこんなところにトイレがあるか不明だが、タクシー、トラック、郵便屋さんが利用していたのを目撃。貴重な市街地のトイレなのだろう。近くのセイコーマートで朝食。おにぎりの筋子がなくてガッカリ。天気が良ければもう少し走りたいが、小樽へ向かうことにする。当時はおそらく国道5号線で戻っただろうが、今回は時間がかなりあるので、定山渓の方に回り、さっぽろ湖(ダムの人造湖)を通って小樽へと抜けることにした。定山渓までは結構市街地が続いてびっくりした。札幌に近いこともあって当時から温泉街として有名であり、過去には鉄道すら走っていた地だ。湖は行ったことがあるのだが、ダムには行ったことがなかった。行ったけど、人…ほとんど居なくて閑散としていた。湖を通って小樽へ向かうが、途中高度が少しあがるせいもあって寒い。〜7度程度まで下がった。今日も電熱ベストは当然として薄手のフリースも着ている。そしてトイレが激近で30分に1回くらい行っているのでは?というトイレ各駅停車になっている。あまりにも寒かったので小樽の近くのセイコーマートでコーヒーブレイク。これまたトイレが近い原因になるのだが温かいコーヒーが欲しかった。天気予報では曇りなのだが雨雲レーダーを見ても少し雨雲がある(函館から来たライダーさんは降られたと言ってたし)。時々小粒の水滴がシールドに着く程度なのだがあまり気分は良くない。とりあえず、フェリーターミナルに行って今日の出航を確認。20日には機関トラブルのためか1往復欠航になっているので心配だったのだ。続いて小樽総合博物館に行ってみる。ここは鉄道関係の展示が立派で、以前行った時は閉館まで時間がなかったため急いでしか見てないので、この際ゆっくりと見学しようと思っていた。が、行ってビックリ定休日。仕方ないのでターミナル近くに戻り、隣のかつない臨海公園を見物。現在、ココはキャンプ禁止だが、当時はバイクも公園内に乗り入れてテントを張っていたのだ。少なくとも97年には多くのライダーがテントを張っていた。が、ぬるい時代は終わってキャンプ禁止で閉め出された。港には新潟航路のあざれあが停泊中だった。夕方の17時発の新潟行きだ。お昼になったので近くのセイコーマートにておにぎり×2個の昼食。出航後は遠隔宴会なので、いつもよりさらに軽く済ませておく。天気が悪そうなので、スポット的な激しい雨が来そうなら市内の屋根の下で雨宿りを考えた。が、そういう雨は来ないっぽい感じだったので小樽観光をすることを決めた。小樽には3つの展望台があるので全部行ってみる。まずは、小樽水族館を越えて行ったところにある祝津パノラマ展望台だ。途中の水族館は廃墟かと思われるくらい人がいない。大丈夫なのかココ??続いては展望台ではないが怪しげな竜宮閣跡に行ってみた。小樽は当時はとても栄えていた町であり、地元の有力者と作ったという絶壁に張り付くように建築された竜宮閣という遊園地(料亭、食堂、演劇場、海水浴場)があってオタモイ園地と言われていたという記事を見ていたので行ってみたかった。なんでこんなところにわざわざ作る?というアクセス不便なところの、さらに建築しにくい絶壁に立派な建屋を作ったのか謎だ。確かに見る者を圧倒しそうな謎の竜宮閣だ。現在でも廃墟として残っていたらそれはそれはステキな廃墟となっていたことだろう。戦後、火事で焼失したらしいが残念。現在は崩落の危険があるので立ち入り禁止になっており、そこへ続く石の階段が残っているのが見えるだけ。続き、小樽駅を撮影した後、旭展望台へ。ここも行ったこと無かったけど、ナビがなければ厳しいかも…という観光地とはほど遠いところだった。が、市内はとても良く見えていい感じであった。さきほどの新日本海フェリーのあざれあが停泊中なのが良く見えた。ここの近くの駐車場にもトイレがあったが、昭和40年代の建築であり、男子トイレが懐かしい便器無しのコンクリート壁と溝があるだけの品であった。が、決して廃トイレではない感じであった。当時はチープではあるが、看板やトイレなどレジャーの普及に合わせていろいろ作られたのだろうな、と想像する。今は、マイナーなところに関しては予算が回らず撤去すらされる時代になっている。トイレが近い身としては寂しい時代。続いて、毛無山の展望台。ここは何度か来ている。羊蹄山の方から余市を通らずバイパスして来る道の途中にある。少し市街からは遠いが、高度が高くて広く見ることができる。が、ココもあまり人気が無い。ネタも尽きたのでターミナル近くまで戻り、ガソリン給油の後、大きな商業施設であるイオン小樽に行く。ここで酒のつまみ、明日のパン、昼の麺を買っておく。最後のセイコーマートも寄るが残念ながら筋子のおにぎりは無かった。バイクに積むのが限界と思われる小さい瓶の「めんみ」(←北海道限定の麺出汁)を1本自分へのお土産として買っておく。フェリーターミナルには4時頃到着。でも、既にバイクが2台停まっている。うち1台は阿寒湖のビジネスホテルで一緒だった宮崎の人だった。17時、新潟航路のあざれあが出るのを見てから近くのすき家に行って晩飯。牛丼とサラダと味噌汁の定番である。これで590円はボチボチ。そしてフェリーターミナルに戻る。しばらくすると徳島ナンバーのバイク2台が来たが登別の熊牧場で会った人たちだった。みなさん、5月末までの老人割引を使っている人たちなのでこの便が最終だ。(明日は小樽発が無いので)。必然的にここに集まるのだろう。暇だったので、データのバックアップや掲示板へのUPを済ませておく。今日は寒いので、待合室内で座って待っていた。外は日が暮れるとさらに寒いのでUSB電熱ベストの電池も交換して継続利用。乗船は22時45分。22時半にバイク置き場に戻ると最後尾に知床で会い、根室の宿で一緒だった神戸のビラーゴ400ライダーも来ていた。本日バイクの乗船は私以外12台、うち4名は会ったことのある人なので1/3も知っている人だった(笑) 乗船するとバイクは船の最後尾に入れられると思ったのだが、なぜか3甲板の右舷に並べて置くことになった。混雑時はココなのだがなぜ? 最後尾なら下船は車の前だが、右舷側だと下船は車の後になるので時間的に不利なのでトホホだ。帰りもステートBの個室を利用している、乗船後、荷物を片づけてビールを売店にて買い込んで何でも後方支援部隊の彼とオンライン飲み会である。最後なので画像付きの通信だ。今回は電波を考慮して部屋は船の左舷側をとったおかげか電波の状況が良く2時間半ほど問題なくビデオ通話可能であった。毎度のことながら酔っぱらいの会話だ。乗船前まで確認したところ、パケットの利用量は3GBを少し切るくらい。実質ほとんどが今回の北海道で利用したことになる。先月の繰り越し分を使い切っている。今までなかったことだ。残りが今月分の3GBなので問題なかろう。6月1日になったらまた3GB今月分が来るしね。今回のビデオ通話は2GBほど使っていた。さすがビデオ通話は容量を食う。ということで就寝は2時半くらいになってしまった。疲れているので爆睡。ただしトイレの関係で2時間おきに起きることになる…トホホ。 |