北海道2023夏 その1 本文へジャンプ



春は41年前の再現でハンターカブのみでの渡道だった。それはそれで楽しいが、やはり広い北海道を走るのは大型バイクが楽しい。そして春は少々寒かったのとバイクシーズンとしては盛り上がりに欠けるので夏にGTRで…と考えていた。が、今年は天候不順で雨の日も多そうだ。意外と暑いかもしれない。JR北海道が駅廃止の情報を出してきて、室蘭本線の長万部の東側3駅が廃止になるそうだ。さらに、旧国鉄天北線の3D動画にハマって天北線の駅跡に行ってみたくなっている。JR路線にも乗っておきたい。などと考えているとGTRで行くより去年と同じN-VAN+CT-125の方がいいのでは?となってしまった。雨なら車で駅巡りできるし…。GTRも老朽化しているし…まぁいいか。
出発前には天気予報が雨っぽい日が続く(道北除く)になっていた。コリャ、N-VAN正解か??

 2023.09.01 自宅 → 舞鶴 (晴)

主夫は忙しい。朝、普段通り起きて家族の朝飯、週2回のゴミ捨てに行き、家族の出勤を見送ってからの出発だ。時刻は9時を少し回ったところ。出発してすぐに水筒を持ってくるのを忘れたことに気づき取りに戻った以外は無事出発。今日は金曜日で平日、高速道路の休日割引の対象外。高速代も高いので今回は早めに家を出て、橋を渡る以外は下道で行くことにした。本四高速はETC割引なら平日でも橋の部分は予想外にお安い。軽四や二輪だと大鳴門橋(鳴門北~淡路島南)が580円、明石海峡大橋(淡路~垂水)が760円とフェリー以下の価格なのだ。高速道路を使うと、巡航が80~100km/hになるが、軽四貨物のN-VANは低速でのパワー重点で作られているせいもあり燃費がかなり落ちて15km/Lを出すのがキツいくらいになる。下道(田舎道)をのんびり走ると空荷状態だと20km/L近くになるのでガソリン代高騰の現在ではかなり効いてくる。ということで、毎度の道を走って徳島に向かう。橋のギリギリになる鳴門北ICから高速に入り、淡路島南PAにてトイレ休憩の後、併設されたICから降り、島内の国道28号線を北上する。洲本まではペースのあがらない道だが、洲本を過ぎたあたりから東海岸沿いを走る頃になると快走路となってツーリング気分が盛り上がる。が、今日は朝から暑い。暑すぎ。午前中はギリギリ30度を下回る感じだったが、昼からは軽く32度を越えてくれる。今回は燃費節約とパワー不足解消のためエアコンは基本的に使わないことにしている。ほとんどやせ我慢の世界だが、マジで暑い。窓全開で走るが信号待ちで停車時には風も来ないので暑さ倍増。室内の温度計は34度くらいを表示している。12時前にセブン-イレブンで昼食。期限切れ切迫で100円引きの弁当と30円引きのおにぎりで済ます。今回は食事も基本コンビニと牛丼屋さんで極限まで節約旅行をする予定。 淡路SAのハイウェイオアシスから高速に入りSAにてトイレ休憩。暑さのため既に空になった水筒の水をウォータークーラーから給水、貧乏感があふれてくる。この暑さでは水無しではかなりキツいので助かる。明石海峡大橋を渡りすぐに垂水ICで降りる。ハンターカブも橋が渡れたらとても便利だとマジで思う。国道175号線まで県道を走り、その後国道にて北上。この道は、兵庫県に住んでいた頃は良く走ったので懐かしい道である。ペースは北上して田舎になるほど快調になってきて、燃費計の数値もどんどん上がってきた。やや不安定な重量物を積んでいるので法定速度くらいしか出せないのだが燃費には良いみたいだ。さすがに暑いので、セブン-イレブンにて110円のアイスコーヒーで休憩。そして、N-VANの後部ドアの窓を少し開けておく(商用N-VANは下位グレードでは後部ドアの窓が開かない。が、上位モデルだと、ほんの少しだけポップアップして開くのだ)。アイスコーヒーと窓OPENの効果か、以後気温が高いままだが体がかなり楽になった気がした。今日はマジで暑さとの戦いという気がする。快調に走って西舞鶴には17時半前に到着。ちょうど良い感じの時間だ。3ヶ月前にも来たすき家にて夕食。高くなったとは言え、まだギリギリのお値段の牛丼400円にサラダセット190円を加えて590円の夕食だ。続いて、毎度のガソリンスタンドにて給油。実測で19.2km/Lという好燃費が出た。途中の表示では最高19.8km/Lが出たし、給油時には19.5km/Lなので割と正確に表示されている気がする。しかし、ガソリンはレギュラーでも180円台を軽く越えておりお財布には厳しい時代だ。この燃費が出れば、ほぼ同燃費のGTRと比べてハイオクで無いだけバイクのGTRより高い経済性を叩き出すと言える。続き、これまた3ヶ月前に来たスーパーのフレッシュバザールで船内の食料を調達。コンビニよりお安いのが良い。その上、どこのスーパーでもやっている氷が無料のサービスがある。今回は、ハンターカブにも積載可能なワークマンの保冷コンテナ(クーラーボックス)を持ってきているので買った麦茶と共に入れておく。船内に乗り込んだ時にビールを買って入れておけば冷たいままゆっくり飲めるので便利だし、道内にてビバークする時にも冷蔵庫として使えそうなので持ってきている。フェリーターミナルには19時前とちょうど良い時間に到着。乗船券を引き替えておく(年齢確認の必要な老人割引なのでオンラインでのe乗船券が発行できない)。 バイクは5台ほどいた。車は3列目の前方だったのでまだ20数台というところ。車が普段のバイクの駐輪位置に居るのが謎。しかもバイクは今まで見たことの無い位置にいる。 バイクの近くで数名が話し込んでいたので混じってみる。今回はニセライダーなのだが、すんなりと話題の輪に入れた。みなさん、ソロで来られた方だったのが良かったのか。FJR1200サイドカーのオッチャン、PCXスクーターの私より2つ上のオバチャン(大阪からで小樽2泊でトンボ帰り。私より古いYHホステラーだった)、18歳の若者。ゼファー1100に乗る小柄なオバチャン(GPZ900R A10も持っているそうだ)と北海道歴は浅いようだが強者&強者候補揃いだった。しばらくすると、GTRが来るではないか。早速アクセスをしてみるが…なんと…2018年に淡路島のPAにて私の出現を予想して接触してくれ、2021年春には偶然豊浜のSAにて再会したライダーだった。3回目の遭遇にお互いビックリ。彼は初めての北海道ということであった(お連れの方が3回目だそうだが)。私より2日早い船で帰るという。普通の会社員の場合は日曜深夜に帰宅のパターン。彼は仕事でN-VANに乗るというN-VAN仲間でもある(笑) N-VANと言えば、本日の車の先頭は黄色いN-VANで車中泊仕様で行く人みたいだった。が、最後の方にまた黄色いN-VANが来たので見てみると中にモンキー(50)が積まれているのが見えた。早速アクセスしてみたが、近くの福知山に住む人(私より年上っぽい)だった。車中泊は考えて無くキャンプするとのことであったが、モンキー50は車の左側ではなく右側(運転席後ろ)に積めてしまうのには驚き。福知山は雪が降るせいか私と同じ4WDで積載重量300kg仲間であった。しかも、燃費節約でエアコンを切っているという、マジ似ている人だったのにはさすがに驚いた。 夕食が早かったので22時頃に夜食のおにぎりを2個食べておく。バイクの乗船は車より10分早い22時40分。いつもの違う位置に停めていたので不思議だったが、驚いたことにいつものスロープを上がって乗る3甲板ではなく、大型トラックなどが入る2甲板へと案内されていた。実際は2甲板のさらに下にある1甲板(下船が一番遅い謎の地下部屋)に入れられるのだろう。不思議だったので誘導員に聞いてみたが「時間がないから」とのことだった。バイクは最終50台くらい。車はお盆よりは少ないが100台くらいはあったと思う。お盆でも舞鶴発で1甲板は無いのに…全くの謎であった。車は定刻の22時50分に乗船開始。特に変わることなく乗船完了。後で見たが、乗り込み口近くのターンテーブルの上までギッシリと車が積まれていた。まるでお盆…だが、バイクが1甲板なのは車を早く積むための本当に時短のためみたい。今日の部屋は老人割引利用で個室なのだが、予約が遅かったので海側の洋室個室が満室だった。仕方がないので和室を選択。初めての和室だ。広さは基本洋室と変わらないはずだが、押入などの配置の関係で狭く感じる。布団は自分で敷くのだが2名分用意されているので押入に戻しておく。最大3名(かなり狭い)可能なので押入には1名分の布団セットが入っていた。売店にてビール2本をゲットしたが、見ると今着ている新日本海フェリーの迷彩柄Tシャツの色違いが売っている。悩んだが、普段必要な消耗品なので色違い2種類を買ってしまった。2200円×2の出費だ。 続いて毎度の、何でも後方支援部隊の彼と遠隔呑み会。毎度のことなながらヨタ話を続けて気づいたら1時半を回るところだった。電波…よくもつなぁ…と毎度感心。暑さで疲れたので速攻で寝る。が風呂に入れなかったので体がベトついている感があった。バイクでもそんなことなかったのに…。ということで出発の日が無事終了。


淡路島南PA
CT-125積載の様子

南淡路にて昼食
セブンイレブン

炭焼き牛カルビ弁当
おにぎり(おかか)

淡路SAより
明石海峡大橋

橋の部分だけ利用
SAにて給水も

滝野付近のセブンにて
アイスコーヒー

道の駅丹波
おばぁちゃんの里

内地の走行だけど
エアコン切りでこの燃費

東舞鶴の
すき屋で夕食

鉄板パターン
サラダ付きで590円

乗船前にいつもの所で
給油をしておきます

フレッシュバザールで
買い出し 氷もゲット

舞鶴港の
赤れんが博物館

博物館前の
海上自衛艦

乗船時間案内
バイクと車が10分差?

フェリーターミナル受付
e乗船券化で空いている

ターミナル内売店
あまり変わらず…

はまなす入港
定刻通りみたい
2018年に淡路で会った
GTRが偶然に…

まだバイクは多くない
バイクの人達とお話

なんだかいつもと
違う場所に停まっている

車はこの時期にしては
多いのかも??

福知山の爺さん
モンキー50積んでた

駆け込み多し
金曜日だから??

いつもと違う場所は
後部から乗るためだった

2甲板から入り
1甲板に入るのだろう

車も無事
乗船完了

初の利用
ステートBの和室

和室は…慣れない
狭い気がする

押し入れ部分

洗面はついている

保冷コンテナに
飲み物を入れておく



 2023.09.02 舞鶴 → 小樽(晴) → 石狩厚田

朝8時前に起床。8時から開く風呂に行く。今まで無かったことだが体が汗でベタついているので朝一番に体を洗ってすっきりした。朝食は昨日買っておいたパン2個。せめてコーヒーが欲しいが船内の缶コーヒーは1本160円なので手が出ない。保冷ボックスがあるのだからスーパーで買っておけば良かった。氷をたくさん入れておいたせいか、昨日夕方から使用しているのだが昼前まで冷たい状態だった。入れて置いた麦茶が冷たくてうまかった。外は雨が降っていて天気が良くない。前日の放送では揺れるかも?ということだったが、普段よりはビミョーに揺れているが困るほどではなかった。10時前に僚船とのすれ違いの案内放送があった。天気が悪かったのでてっきり無いと思ったがしっかりフツーにあった。今回の部屋の前には脱出用の機器が設置されており視界は悪いが、すれ違いは見ることができた。 売店に行ってビールを買う。500mlが1本で400円は高いが、発泡酒でも320円なので我慢してビールを買う。昨日は迷彩柄のTシャツに騙されたが、よく見るとオリーブ色(自衛隊色)のハーフパンツ1600円がある。ワンポイントにTシャツと同様にマークが入っているだけだ。が…騙されてそれもゲットしてしまった。昨日と併せて6000円騙されてしまった。そして、ちゃぶ台にタブレットとキーボードを置いてこのレポートを作成している。悪くはないが、やはり机と椅子で作業した方が気分が出るかも。フォワードサロンで打てたら良いのだけど飲食禁止は辛い。12時には昨日買って置いたカップ焼きそば1個を食べる。いつもながら貧しい食事だ。ほとんど動くこともないのでコレくらいで十分なのだが寂しい。船内で食事をすると安くて朝食と昼食が1000円、夕食1200円になる。コーヒーでも飲もうものならお高級な食事となってしまう。昼食後、布団で横になって休憩。2時過ぎに船内散策するも変化は特に無いようだ。老朽化のせいか、5階のエントランス付近に水漏れ受けでバケツが置かれていたり、4階の給湯室付近の廊下に謎のホースと受けが作られていた(漏水対策?)。この船も就航から19年とけっこう長いのでそろそろ潮時が近い。が、最近は海外に売り飛ばす先が無いらしく、新造船の導入の話が聞こえてこなかった(国の省エネ実証事業とやらがあるようなのでそれを利用して新造船が来るかも)。16時には慣例のお風呂に入りに行く。朝方入ったので軽くつかって疲れを癒すだけなのだが気持ち良い。奥尻島沖を通過する時には電波が回復する。天気予報を確認するが、道東の方の天気が良くない。コレはどう考えても道北に向かって行くしかない。週の半ば以降はまたどうなるか不明だが、道東などがずっと悪いとなると南下できずに困ることになる。道北にずっと居てもネタ切れで困る。 17時半に貧しくカップ麺を食べておく。下船してすき家に行く予定なのでコレだけで十分。18時には夕日が沈むので見に行く。今まで必ず水平線に近い雲に隠れてマトモに落ちたことが無かったのだが、今回はキレイに水平線下まで落ちてくれた。が、回りに雲がほとんどない状態だったのでキレイな焼けは現れず太陽が落ちただけになった。本日のデータバックアップを済ませ、部屋の片づけをしておく。船は定刻の15分前に到着、無事下船。降りてすぐに、すき家に向かう。毎度の牛丼+サラダセットの590円だ。今日は少し北上し、2021年にも休ませてもらった、道の駅石狩あいろーど厚田に向かう。銭函経由で国道337号線~231号線を走り約60km、23時少し前に到着。驚いたことに第一駐車場は、一つおきに停めた車中泊の車でほぼ満杯であった。前回も来た第二駐車場はまだ余裕があり、今日はここで寝ることにした。気温は外気温が21度、室内は24度くらいとちょうど良い感じ。久々のモードチェンジをしたが約30分ちょっとかかってしまった。最初なのでこんなものか。動くと少し体が熱くなって最初の就寝時には汗ばむほどであったが、徐々にちょうど良くなりシュラフに入って就寝。24時前に就寝となった。


遠隔呑み会の様子
ヘッドセットで会話

朝飯は貧しく
パン2個と麦茶

僚船あかしあ
天気はビミョー

Tシャツ2枚と短パン
これで6000円

ちゃぶ台の上での
レポート作成

昼飯は貧しく
カップ焼きそば1個

天気は回復してきた
これが続けばなぁ

老朽化?漏水?

こちらも老朽化?
漏水か??

後部甲板
涼しさは??

晩飯前なので
カップ麺1個食べる

日本海に沈む夕陽
珍しく低層の雲無し

キレイに水平線下に
沈んでくれた

が、雲も少なくキレイな
焼けは出ず

積丹半島旋回前
暑くは無いが寒くも無い

下船準備中
黄色いN-VAN

下船待ち中
車なら割と楽

下船まであと少し
割と早く出られた方

小樽港 はまなすと
N-VAN

すぐにすき家へ
レッツゴー

今晩の晩飯は
昨晩と同じ(汗)

銭函駅
国道337号へ

道の駅
石狩あいろーど厚田

ビバークモードへ
まだ慣れてない…


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