北海道2023夏 その2
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 2023.09.03 石狩厚田 → 幌延 (晴)

尿意で目が覚めたのが3時48分。起床予定が4時だったのでそのまま起床。トイレにレッツゴーである。第二駐車場も私が来てから2台以上は増えている。就寝前にトイレに行くときに気づいたのだが、フェリーに乗っていたN-VANの1台がココに居たのには驚いた。行動まで似ているとは…。そのままモードチェンジを行い、4時半には完了。4時ではまだ外は真っ暗であったが、少し明るくなってきている。少し移動してこのレポートを打っている。5時前にはかなり外が明るくなってきたので出発することにした。国道231号線を北上する。気温は19度と涼しいというより少し寒いくらいだ。車なので暖房を入れておけば良いので楽だ。 まずは増毛駅跡に寄ってみる。特に変化はないようだ。コンビニに入って朝食。毎度の貧しいパターンが始まる。ココでコーヒーでも飲みたいが節約。続いて北上して留萌駅跡に寄る。前回は廃線寸前だったので現役の駅であったし、駅の中には絶滅危惧種の駅ソバがあって、開店時間を待って食した。今回行ってみると、大きな駅舎は駅名などが剥離されてみすぼらしい感じになっていた。いかにも死にましたという感じが涙を誘う。私以外にも車で来て撮影している人がいた(笑) 北上を続けるが、どうにも眠たくなったのでコンビニに入りホットコーヒーを飲む。量はレギュラーだけど濃いものは+20円なのだが、この店は謎のキャンペーン?で同額100円だった。そろそろ暑くなってきているので失敗気味だったがホットコーヒーを飲む。築別を通った時、なんとなく駅があったなぁ…と気になって駅跡をネットで検索して行ってみる。が、本当に何もなくなって空き地で草ボウボウ状態。記念碑や痕跡のかけらもなかった。当時はそれなりの駅だったはずなのに…炭坑関連なので町自体の寂れ方もハンパない感じだった。 あまりも天気が良いので、初山別の天文台とキャンプ場にも寄ってみた。ここのキャンプ場も環境が良いのに無料と太っ腹だ。以前は何度か利用したし、家族旅行でもバンガローを利用したことがある。高台になっているので景色もサイコー。ということで撮影をしておいた。道が空いているしまっすぐで信号もないので燃費もグングン上がってくる。ついに表示で20km/Lを越える。幌延に入る前に給油をしておく。実際の燃費も19.95km/Lと過去最高になった。幌延のコンビニで昼食。昨年も食べたところだ。今回は車なのでイート車なので楽だ。店内製作ホットシェフの「べーこんおかか」おにぎりを食べてみるが、ベーコンが少ない気がする。お値段的にもノーマルの筋子の方がいいかも。キャンプ場は地元の人の車が一台停まっているだけの寂しい状態であった。キレイで無料なのになぜか人気が無い。単に位置の問題だけだと思うのだが。11時20分に到着、急ぎモードチェンジを行う。バイクを下ろして寝るモードにしておくのと、バイクの服に着替えるのがあるので40分ではキツかった。少し遅れて出発。先ほどからバイクが多くて、ライダーでないことが悔やまれたがやっとライダーになれたという喜びが爆発した。が、浮かれていたので胸プロテクター装着を忘れていたことに後で気づく。全高松ハードプロテクター協会会長のゴリ○さんに怒られてしまう~。気温は25度くらいとスリーシーズンのちょっと厚手のジャケットをフルエアロモードにして丁度良いくらい。道道106号の海岸線沿いに出ると、青空と信号の無い直線道路と海岸+利尻島の風景が気持ちよい。特に目的はない。が、この状況のこの道を走れる幸せを感じる。行き交うライダーも盛り上がっているせいか交わすピースサイン(現在のヤエー)にも力が入っているのを感じる。ライダーであって良かったと思える瞬間かも。春にも来たが、寒いのとライダーが少ないので盛り上がり方はビミョー。やはり北海道は夏だとしみじみ思った。旅人宿のあしたの城というのがあるのだが、一度も行ったことがない。どんなところか見てみようと行ってみる。道道からの最後のアクセス路が少し悪く、GTR級のバイクだと若干不安っぽい。もちろんハンターカブなら問題無し。建物は思ったよりキレイな感じだった。一度は泊まってみたいと思っている。行くところもないのでとりあえず北上して抜海駅まで行ってみる。抜海駅も廃止案が何度も出ているが、地元の援助でなんとか延命している。が、そろそろ危ない感じがする。そして、勇知駅と兜沼駅にも寄ってみる。ここも廃止確定っぽい駅たちだ。回りの民家…少ないしね。思い出したのが、廃止された駅。兜沼駅の南にかつては芦川駅が存在した。廃止されてかなりたつが、この駅は80年代に兜沼のキャンプ場でT見氏とキャンプしていて雨が降ってきたので急ぎ待避して、この駅で一晩ビバークしたことがある。その駅舎(と言っても旧車掌車を改造したダルマ駅舎)を個人の家の庭で保存されているという情報を最近仕入れていたので行ってみる。家でGoogle ストリートビューにて必死で探して位置は特定したのだが、特定した位置を持ってくるのを忘れるという大失態。が、駅から異様に近かったことだけは覚えていたので実際走ると…ストリートビューで探すよりずっと短い時間で捜し当ててしまった。保存状況はかなり良い。が、中は個人の物置とし使っているようで保存の意志は無いようだった。時間もちょうど良いので豊富町で買い物でもして帰るか…と思って寄ってみるが、日曜日はスーパー関連はお休み。宿泊地の幌延町も行きがけに調べたが複数あるどれもお休み。田舎のスーパーは日曜はお休みと思い知った今回であった。スーパーで安い酒(と無料の氷)があれば仕入れて帰ろうとハンターカブに保冷ボックスを積んでいたのに当てが外れた。夕焼けがキレイだったら風呂はあきらめて夕日を見たいと思っていたので、再び海岸線まで戻るが利尻島にかかる雲はあいかわらずあるし、空もかすんでいたので、しばらく便所のある休憩所で時間をつぶしたが…無駄だった。オトンルイの風力発電所(と、その北の新しい発電所:浜里ウインドファーム2023年5月稼働開始)付近で、そろそろ夕日の斜陽になってきた光線の下で写真を撮っておく。そこから幌延まで一気に戻る。調べるとガソリンスタンドが日曜は17時までなのだ(豊富町では休みだったし)。無事給油してキャンプ場に戻る。17時ちょっと前というところ。着替えてバイクにカバーをかぶせておき、車ででかける。バイクを下ろすと宴会モードや就寝モード状態でも運転可能なのだ。バイクで行くより車で行った方が楽で便利。昼に食べた町内のコンビニで夕食。ついでに酒と水+氷を買って、保冷ボックスに入れておく。その足で、町内にある銭湯に向かった。ここは410円と爆安料金(幌延町老人福祉センターだけあって65歳以上は200円。70歳を超えると100円)。入ると、それほど広くは無いがしっかりと清掃されておりサウナもついている十分なものであった。番台のオッチャンも話好きで愛想がよくいろいろ話をしてしまった。 さっぱりしてキャンプ場に戻り、就寝モードから宴会モードへとチェンジして、買ってきた酒を飲みながらこのレポートを打っている。モードチェンジは必要だが、作業をするにはテーブルが無いと辛いのでコレも今後利用したいと思った。 ということで、いろいろ忙しいが、することを全てして明日に備える。 天気予報がコロコロ変わって今後の予定を立てるのが厳しい。 なお、車中泊中の車内で蚊が出たので、今年買ったUSB電源利用のアースノーマットを使ってみた。意外と電力を食ってモバイルバッテリー1個で2晩がいいところなのがちょっと残念。気のせいか蚊がいなくなった…気がする。


道の駅石狩あいろーど
厚田 黄色いN-VANが

あいろーど厚田
第二駐車場への道

旧増毛駅跡
変化は無いようだ

旧増毛駅前
歴史的建造物

増毛のセイコーマート
今回最初のセコマ

貧しい朝食
コレがパターンに

旧留萌駅跡
一気にやつれた感じ

旧留萌駅跡
構内の様子

旧留萌駅跡
既に草ボウボウ

駅の裏は道の駅
るもい

道の駅への連絡路
線路をぶった切る

日本海側を北上
小平付近

今回最初の一杯
ホットコーヒー

築別駅跡?
草ボウボウの空き地

初山別村
しょさんべつ天文台

初山別村
みさき台公園

初山別村
天文台への道

燃費がとても良い
20km/L越え

幌延に入る前に
給油しておきます

幌延の
セイコーマートで

貧しく昼食
弁当とおにぎり

急ぎバイクを下ろして
モードチェンジ

準備をして
ライダーに変身

道道106号線
毎度の風景

利尻島は残念ながら
少し雲がかかっている

利尻礼文サロベツ
国立公園という名?

北緯45度
モニュメント

いつものところで
トイレ休憩

あしたの城という
旅人宿に行ってみます

最後のアクセス道が
オンロードでは厳しいか?

道道106号線を北上
ライダー多数かも

理屈抜きで
眺めも楽しい

天気が良いと最高です
曇ると…ショボーン

最北の無人駅?
抜海駅

カブなら自然に
入っちゃう

乳牛のいる風景
これも北海道

勇知駅
廃止寸前

個人所有になっていた
旧芦川駅駅舎

豊富駅
ここも変わらず

駅前のマンホール
まだキレイな状態

再度サロベツ原野へ
夕焼けはどうかな?

空は青いが
利尻は霞む…

浜里ウインドファーム
今年稼働みたい

オトンルイは停止が
少し延期か?

今年導入のリアボックス
対応のカバーは便利

幌延のセイコーマート
車の中でイートアウト

定番ホットシェフ弁当と
お安いサラダ

町内の銭湯
幌延町老人福祉センター

就寝モード

少し変形して
宴会作業モード

あと少し椅子に
工夫が必要かな

夜中のチャット風景


 2023.09.04 幌延 → 宗谷岬 →浜頓別 → 幌延 (晴/曇)

昨日は酒を飲んだせいもあり2時間おきにトイレに行った。朝は霧がかった感じで晴れてはいるようだが視界が悪いビミョーな天気だった。結局6時間睡眠の4時起きで5時過ぎに出発。天気予報では稚内は8時から10時くらいが天気が良さそうだ。雨は降らないがイイ時間を狙いたい。去年と今年の5月にダメだった白い道のリベンジが果たしたい。と、40号線を北上していたつもりが現れた標識には「音威子府、名寄」とあり逆走が判明。15kmほどロスしてUターンする。途中、豊富のセイコーマートで朝食。南側のセイコーマートは6時半という中途半端な開店時間だったので開いてなかった。よく行く北側のセイコーマートで朝食になった。あいかわらずパンとおにぎりとカツゲンだけと貧しい。結局、宗谷岬には8時頃到着。と、柏屋さんの方に行くと、なんと例のGTRさんが停まっていた。コレで4度目の再会(笑) 出発時はN-VANだったので記念撮影ができなかったが、今回はハンターカブとGTRを並べて記念撮影。続いて、宗谷岬から白い道の入り口へとアクセスする。途中は宗谷丘陵への道と一部同じであり、本当に走っていて気持ちよい道なのだが天気次第の道だ。予報通り天気は晴れている。快晴だと空が青一色となって写真的にはビミョーだが、今日は適度に雲がありイイ感じだ。が、注意しないと太陽が雲にかかって光線的にビミョーになる時があるのが難点。白い道へのアクセス道の途中で写真を撮りながら走る。この時間ともなるとバイクの方も多数だ。車は思ったより少なくバイクの方が圧倒的に多かった。白い道は毎年きちんと補修されている。春先はまだ補修がされてなくて白い度がビミョー(新しい貝殻追加されてない)なのだが、夏以降は良くなっている。そして空も白い雲もバッチリ混じって良い天気。時々、太陽が雲に隠れてしまうのが難点だったが、なんとか写真は撮れた。これで、kedamono塾長の呪い&スピ☆様の陰謀に負けた5月のリベンジができたと思う。 今回宗谷地方に来たのは、かつての天北線の駅跡を巡りたいと思っていたからだ。最近、個人が3Dでかつての天北線を再現して、それを動画にしたものがUPされているのを見て感化されている。ネタが良いし、BGMがNHKの小さな旅や明るい農村を使っていてソレが心に刺さっている。ということで天北線の駅跡を巡る旅に出た。 2000年初頭、私は廃線巡りにハマっていた。当時はネットの情報も少なく、Google マップもなかった。廃線の駅跡を探すのは、少ない情報と、古い地図や、回りの状況などを現地で見て、本当に宝探しをするように回って、まだ当時は廃線から10数年だったので痕跡も今より多く残っていてソレを見つけて喜んでいた。 が、今は廃線から30年がたって痕跡の多くは消されてしまった。が、逆にあとから記念碑などが出来たりするところもあるから不思議だ。今回は、痕跡というより、記念碑を探しての旅となった。今はWikipediaで天北線を検索すると駅名リストが出てきて、それをクリックすると詳細情報が出、そこにある緯度経度情報をクリックするとGoogle マップに飛んでくれ、そこからワンタッチで経路検索やナビに移れる。もはや現役の駅を巡ると同じ感覚で駅跡に行けてしまう。宝探し感覚は無くなったが便利で早い。コレが当時あったらなぁ。 ということで、次々とマジで機械的に駅が巡れてしまった。全く痕跡すら無い駅もあるが、割と新しく駅名標を模した看板を作ってくれたりしていて、駅跡の痕跡をしみじみと眺める。路盤跡が残っていたり、ホームの一部が残っていたりとなかなか楽しい。が、1つ、マジでココ?という秘境感あふれる位置にある駅にはビビった。ハンターカブでないと入れない草むらまで突進して訪問したが、熊の出現が怖いのでホーンを鳴らしながら走った。ホーンの聞こえる位置に人など全くいないだろう恐ろしい場所だった。 ということで、本日は前半線の浜頓別駅跡までの訪問だったが、数が多くて終了したのが13時過ぎ。途中で腹が減ったのだが、途中の道にはコンビニどころか商店すら無い、今はすっかり寂れたところだった。廃線になったのも仕方ない。浜頓別のコンビニで遅い昼食。遅かったので弁当類がほとんど売り切れており、残ったもので我慢。ここから道道84号にて幌延へと戻る。距離にして五十数キロというところか。途中、快走路ではあるが信号はもちろん民家すらない道で、本当に寂しい。疲れているし急がないので法定速度60のところを50で巡航。これくらいが気持ち良い。途中で停まって休憩したが電波すら届かない秘境であった。 幌延には15時に到着。キャンプ場にはライダーが1名いたのでお話しした。BAJAに乗る老ライダーだが、5月末から居て9月末くらいまで居るそうだ。なかなかの強者。 時間に余裕があるので、バイクの掃除をしたり、服を着替えて昨日と同じ風呂に。その前に、今日は開いているスーパー2軒に行ったが氷の無料サービスは無かった。酒の値段もコンビニと10円違うかどうかのレベルだった。あきらめて、風呂に入り、昨日同様、セイコーマートに行って弁当を買ってその場で食べる。イートインが無いが車内なのでなんとかなる。そして酒と氷を買い込んで昨日同様戻って、宴会モードになり飲みながらこのレポートを打っている。明日の天気はビミョーだ。場合によっては、バイクを置いて車で回るという、今までに無いパターンになるかもしれない。バイクを置いていくのは心配だが仕方ない。積み下ろしが大変だし、積んだままだと夜寝るのも辛い。バイクのカバーもかけているので雨は大丈夫だから、置いておく方が盗難などを除くと得策になる。 などと考えながら夜はふけていく。ちょっと早めの行動をしているので時間的に余裕がある。いつもこれくらいなら良いが、欲張って遅くなるので自業自得というところか。 酒を飲んだせいで夜中に2回目が覚めてトイレに行った。


2日目の出発
下ろしているので楽

キャンプ場
ほとんど利用者無し

雲海っぽい夜明け
気持ちの良い朝

元気いっぱい走行開始
さぁ北を目指して…ん??

いきなり逆走
南へ走っていた(゚Д゚)

豊富町
セイコーマート

今日もワンパターン
貧しい朝食

開源パーキング
シェルター

日本最北端
宗谷岬へ到着

灯台も改装中?
観光客はそこそこ

淡路のGTRさんと
再会の図

間宮堂も復活
(定休日でしたが)

宗谷丘陵
バイクでのお勧め道

天気が良ければ
走って爽快

最果ての海を眺めて
快適に走る

白い道の入口を
求めて走る

交通量は少なめ
走りやすい

やっと白い道と
青い空(笑)

3度目でリベンジなる
なんとか間に合った

もう曇が迫っている
昼からは曇りっぽい

旧天北線 恵北駅跡
公園っぽいところ

旧天北線 樺岡駅跡
個人宅の庭の隣??

旧天北線 沼川駅跡
公園ぽいところだ

旧天北線 鬼志別駅跡
現在はバスターミナル

バスターミナル内展示
なかなかの充実

旧天北線 芦野駅付近
廃屋が…

旧天北線 芦野駅付近
地区が廃っぽい

カムイト沼
マイナーな沼です

旧天北線 浅茅野駅跡
キレイに整備されている

廃線跡は北オホーツク
サイクリングロード??

旧天北線 飛行場前駅跡
道が草で封鎖されている

飛行場前駅ホーム?
熊出そうです

山軽駅跡への道
コレが道?

山軽駅 待合室跡
これ以上近づけず

ハンターカブなら
来れるが熊が…(汗)

浜頓別の
セイコーマート

時間が遅かったので
売れ残りを…

旧天北線 浜頓別駅跡
旧バスターミナル跡

幌延に戻って
給油しておきます

キャンプ場に
戻りました

晩飯はやっぱり
セイコーマートで

夕焼けが
キレイでした

キャンプ場には
バイクが数台

夜中の作業モード
飲みながらの作業


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