朝4時に起床。外は既に少し明るくなってきている。が、霧っぽいし、空も曇って雲海の雰囲気は皆無だ。少し横になって睡眠のプラスをした後、4時半前に撤収準備を開始した。5時を過ぎると他の車中泊者も出てきているので、外に出てモードチェンジを始めるが、風が強くて苦労した。雨も辛いが風も辛い。なんとか5時40分に出発。とりあえず、弟子屈のセイコーマートにて朝食。開陽台に向かうが、そう遠くない。7時半頃に到着。予想ではステキな青空の下、ライダー変身する予定だったが美幌峠よりはマシだが曇っている。駐車場に車も少なくハンターカブを下ろして準備をする。下ろして準備をするだけ(車内は放置)だと30分くらいで準備が済み8時にスタートした。天気は良くなってきて昼からさらに良くなると期待しながら走る。とりあえず、知床斜里の方へ行くが、途中、裏摩周展望台に寄ってみる。が、北の方に行くにつれて空が暗くなり霧状の雨粒がシールドにつくようになる。ヲイヲイ話が違うぞ〜と思いながら走る。裏摩周展望台はあまり来ていない。まだ朝早かったのでライダーが1台来ただけ。車も少ない。摩周湖は少しは霧がかっていたが割と見えた方だ。空はマジで曇りで霧雨という感じ。さらに北上を続けていると、小雨が来た。道路も濡れているので雨が降っているゾーンという感じだった。ちょうどJRの札弦駅が道路沿いにあったので、駅前の木陰に入る。小雨なので木の下でも濡れないのでバイクと共に入り雨宿り。一息つくくらいの時間で雨は上がり、さらに北上を続ける。路面が、かなり濡れた場所があり、雨からそれほどたっていないという感じの雰囲気の場所が時々現れる。スポット的に降る雨のようだ。雨雲レーダーにも映らないやっかいな奴。知床斜里駅前のコンビニでコーヒー休憩。睡眠時間が少ないので眠いことも多い。天気はあいかわらずビミョー。せめて昼から天気が回復するんじゃないのか?と
天気予報に文句も言いたくなる。普段は斜里からウトロへ抜け、知床横断道路を使う(おそらく多くのライダーや観光客はそちらのパターンだろう)が、今日はショートカットで根室標津の方へと向かう。途中には昭和45年、北海道の廃線の2番目となって廃止された根北線の終着駅である越川駅跡に行ってみる。例の方法でグーグル先生に道案内を頼んだが、人家すらない空き地の手前で道がヤバくなっている。こんなところが終着じゃ、すぐ廃止されるね。少し南には、延伸予定で工事をされていたアーチ型の橋である越川橋梁が残っている。国道を拡張するときにジャマになるので橋をぶった切っているのが残念だが、残っているだけマシ。割と良い感じの橋なので国道が分離してアーチをくぐった方が観光的には良かっただろうな。まだ、空は曇って霧雨が時々来る。時々、路面が激しく濡れていて、少し前には本降りだったのだろうと予想される。対向車はとても少ないがたまに来ると、水を跳ね上げてくれるので困ったものだ。知床半島の根本を縦断する国道だが、半分の峠を越えたところから徐々に空が明るくなり青空が見えてきて日がさしてきた。やっと回復か?と喜ぶが、これからも晴れと曇りと霧雨が混在する謎の天気に悩まされる。まぁ、カッパを着ないで済むだけマシだが、ツーリング気分はあまり盛り上がらない。根室標津には昼前に到着。セイコーマートにて昼食をとる。イートインが無いのが残念だが、コスパの良いカップめん(今年新発売のオリジナル麺)を含むバージョンで固めてみた。コンビニの外でウンコ座りをして麺をすするのは…貧乏感ハンパない。ここから中標津まで戻るのだが、そう遠くはない。割とお手軽1周コースだ。そのまま帰ると時間が早いので、少し弟子屈の方へと国道を西へと進む。たまたまネットを見て気づいたのだが、廃線跡(標津線)の上春別駅跡にはホームが残っていたところ、2020年に模擬駅名標が設置されたという。行ったことがなかったこともあり今回是非行きたいポイントだった。例の方法でグーグル先生に導かれ、迷うことなく到着。この季節なら雑草に埋もれているはずのホームもキレイに刈られており、ハンターカブで手前まで突進して記念撮影。なかなかの状態だった。ここまできたらついでに…と隣の西春別駅跡にも行く。ここは別海町の公園となっており広い園内には模擬駅ホームにD51やキハ22と共に別海町の駅の駅名標が立てられている。公園内には鉄道記念館もあって(管理人常駐)無料で見学可能。中は紙の切符などは朽ちて変色しているが、その他の展示は、建屋共々かなり良い状態に見えた。
中標津に戻る前に、計根別のセイコーマートで休憩。ホットコーヒーを注文して買ったが…機械が壊れており返金となったので缶コーヒーで我慢した。ここ以外であと2軒、同じ機械が故障中と表記されホットコーヒーが飲めなかったところがあったので店員さんに聞いたが、部品が壊れてエラーを出す…と言っていた。おそらく古い機械なので一気に壊れるところが出てきていると思われる。他のコンビニと比較してもショボい感じの機械(Lサイズすらない)なのでそろそろ潮時だろう。計根別のセイコーマートだが、外観が旧タイプのものだった。他では見かけなくなった昔のタイプで、ホットシェフの表示も「こんなのだったっけ?」と記憶すら無いタイプだった。ある意味貴重な店舗かも。中標津に戻り、給油してから開陽台に戻る。観光客やバイクはそれなりにいるが思ったより少ない。少しカブの掃除をしてから積み込み作業を行う。少し慣れてきた感があって順調に搭載。とりあえず明日のこともあるのでN−VANの給油。少し早いが向かいのセイコーマートにて夕食。少しだけお高いがホットシェフのカツカレーだ。サラダは昨日もお安い税別128円のものが品切れていたが今日も無い。仕方がないのでお高い税別200円のサラダを食うがコスパは落ちる。日没に間に合うように開陽台に戻ったが雲も多く焼けもなく寂しい夕暮れだった。観光客もほとんどいない。車中泊も少なく人気は今一つ。バイクのテントも1つだけと寂しかった。ここで車内でタブレットの作業を行っておく。19時を過ぎる頃、雲はあるけれども星が見えたので、撮影をしておく。ここで満天の星空が見えたら泊まりたかったが、昨日のリベンジをするべく美幌峠へと向かう。到着は既に9時半を回ったところだ。昨日と違って風も強くないし霧も出てない。星空がキレイに見えていた。思ったより全方向に視界が効いて、開陽台でなくてもココでも見えると思った。天ノ川も見えるくらいの快晴の星空だった。が、気温は思ったより低い感じだ。上が半袖Tシャツにかなり薄い長袖フリース、そして緊急用のウインドブレーカーだ。
急ぎモードチェンジをしてビバークモードになる。酒を飲むときは運転席をノーマル状態にして飲んでみたが具合が良い。今日は遅いので2本だけ。うち1本を贅沢に本物のビール(クラシック)にしたが、リッチ感が違うな。結局、就寝は0時を回ったところ。が、車内ですら13度となって、夜中に寒くて目が覚めた。今回は、内地も暑いし北海道も記録的暑さということで、寒さ対策をサボってしまい、これ以上の厚着が不可能だ。仕方がないので、シュラフの上からバイクのジャケットをかぶせてみたが以外と温かく感じられた。睡眠不足の失策だ。 |