北海道2025 その4 本文へジャンプ



 2025.09.10 浜頓別 → 新十津川 (晴/曇)

4時起床。昨日の雷雨はそれほど長くなかったし、少々風が吹いたせいかテントはキレイに乾いていた。急ぎ撤収開始。テントが濡れてないので撤収は比較的楽だった。今日は想定より距離を走るので早めに出たい(…と思っていた)。が、そういう時に限って面白いことが起こる。まず、昨夜みかけたトレーサー9GT+Y−AMTのライダーさんと話す。なんとレンタル(約10日間で20万円以上らしいが…)だった。愛知のR1200GSさんに私のベルシスがレアだと話すと、すぐそこにも停まってますよ…と言う。そんなバカな。素人さんは見分けつかないんだよね〜と思ったが念のため見に行くと、なんと私と同じ2025年モデルの1100SEが停まっていた(超驚)関東の方で、7月納車でNinja1000からの乗り換えということだった。ベルシス…意外と流行っているのか?なんてしていると出発は6時半となってしまう。起きたときは曇っていたが気持ちよく晴れてきて、国道238号線を北上し海岸沿いを走るとても気持ちが良い。気温はそれほど低くなく、長袖ヒートテックのみのインナーで十分だった。本来今日は、宗谷岬経由で、この春廃止され解体された抜海駅や雄信内駅の跡を見て、幌延のキャンプ場に早めに入ってまったりする予定だった。が、どうも北の方は天気がビミョーだ。朝方に雨が降るという予報に変わっていたので、できるだけ南下する予定だ。何でも後方支援部隊の彼に相談したところ小平町の望洋台キャンプ場がいいのでは?ということで、留萌の少し北にある小平町まで南下しないといけない。あまり時間的余裕が無いので先を急ぎたい。が…天気が良すぎる。まっすぐ宗谷岬に行けば良いものを、宗谷丘陵の方からアクセスしてみる。とても天気が良く青い空で、海も遠くに見え、ウインドファームの風車も回っているのが見えて走っていてとても気持ちがよい。宗谷岬にも降りて写真を撮る。1月以来9ヶ月ぶりかな。天気はサイコーに良い。となると…ここまで来て白い道を見ない手は無いかも。新車なので走りたくはないがダートと言えない程度の未舗装なので行ってみることにした。行かないと…掲示板にもお越しのスピ☆様(もちろんベルシス1000で白い道に行っておられる)に笑われてしまう気もしたので行ってみる。来ているバイクはほとんどオンロードであった。前回はあまり見えなかった利尻島も今日はよく見えている。ということで写真を撮るが…腕がビミョーなので利尻島が薄く写ってしまって残念。日本最北端のセイコーマートにて朝食。昨年も食べた気がする。毎度同じパターンしかできなくなってきているのが残念。稚内を抜け、オロロンラインに入る。今日は利尻島がよく見えている。雲がほとんど無く、時間によって雲がかかる…ということが無いのでずっと見えている感じだ。毎度のことだが何カ所か停まって写真を撮っておく。抜海駅跡は駅舎がキレイさっぱり無くなっていた。まだホームはあったが立ち入り禁止になっていてよく見ることができなかった。以前は交換施設もあったが廃止前には反対側ホームも入れなくなって棒線化されていた。オロロンラインを南下していると、ベルシスが停まっていることに気づきアクセス。フェリーで一緒になった彼だった。知床峠に続き2回目の再会。偶然ってこんなにあるんだと驚き。かつての80年代のツーリングを思い出す。続いて雄信内駅に寄る。解体が始まったと聞いていたので更地かと思ったが完全な形で残っていた。が、解体業者が入っていて詳しく見ることができなかった。ちょうどお昼の休憩時で作業はしていなかったし重機も無かったので何をしているのだろうか??少し南下を続け、遠別のセイコーマートにて昼食。カルビ丼と野菜ジュースで軽く済ます。。ここで今夜のキャンプ場をキャンピングガイドのWeb版で確認。すると…なんと営業期間はお盆までということで現在は閉鎖中だということが判明(小平町ホームページでも確認)。調べておいて良かったというか…昨日のうちにやっておけのレベル。あれこれ考えたが、まだ少し時間があるのでもっと南下して昨年泊まった新十津川のキャンプフィールドに行くことにした。ここから距離が150kmほどあるので気が遠くなる。が、北海道なら60kmなら1時間以内で着く(キーン走行する人限定)。Google先生も到着時刻は16時前と、普通のキャンプインの時間である。今日は早めにキャンプ場入りしてまったりしたかったがトホホなことになる。時間もあまりないので休憩は最低限にして走り続けた。なぜか昼前から眠くていけない。羽幌で給油した時に眠気防止の薬を飲んでおいたが、コレが割と効いてくれて眠気も吹っ飛び助かった。昨日はオホーツク海、今日は日本海側を走るが、すれ違うライダーが多い気がする。メジャーなルートだからだろうか。留萌から無料高速を使って新十津川入り。16時少し前だったが、キャンプ場での受付が16時まで(すっかり失念していた)だったのでギリギリセーフだった。今日は平日なのでキャンプサイトが1500円、バンガローが2000円とお安い。去年もそうだがこの差ならバンガローがお得なので今年もバンガローを借りる。ここの難点はゴミが捨てられないこと。去年のパターンを踏襲し、滝川市のすき家に行って毎度の牛丼+サラダを食べる。向かいのホクレンにて給油。帰りにセイコーマートに寄り、ビールや水、氷を買っておく。キャンプ場に戻った後、すぐ裏にある温泉に入りに行く。町外の人は600円なり。昨日もそうだったが露天風呂が無いのが残念かも。ここは宿泊施設にもなっているのでレストランもある。が…メニュー書いてないんだよね。なんだか入る気がしませんね〜。今日は管理人さんも言っていたように気温はなま暖かい感じがする。なので風呂上がりのビールが旨い。バンガローの前の焚き火台を利用しイスだけ出して一人呑み会を開始。天気は悪くないし、風もほとんど無い。日が暮れて少し涼しくなったが寒いほどでもない。ビール2本とホットウィスキー1杯飲んでまったり。天気予報を見ながら明日と週末どうするかを考えるが…良いアイデアは出なかった。呑み会開始が19時過ぎで終了が21時半と遅くなってしまった。部屋に戻りデジカメ画像のバックアップ、掲示板への書き込み、レポートの作成と忙しく、終わったのが23時半。急ぎ就寝の準備をして寝る。まぁ、明日はそれほど走らないのでゆっくりとする予定だ。



雨が降ったので
バイクは濡れていた

クッチャロ湖キャンプ場
朝の風景

まさに1/100の奇跡
Versys1100SEが居た

レンタルだそうです
9GT+ Y-AMT

道の駅さるふつ公園
晴れてきた(^^)/

オホーツク国道
238号線

インディギルカ号
遭難者慰霊碑

猿払村
国道238号線

快晴で走っていて
気持ちが良い

オホーツク海沿岸
町も少ない…

鮭でも捕っている?
釣り人多数

道道889号線
宗谷丘陵へ向かう

風車の道の風車が
見えてきた

ホント…多いなぁ
風車だらけ

宗谷岬へ降りる道
視界に海が広がる

宗谷岬灯台が
見えている

宗谷岬駐車場
バイクは多くない

Versysで最北端
地碑までは行けないな…

白い道へと続く道
ここも景色が良い

丘陵が美しい
天気もサイコー

ここからも
風車が見えます

白い道
利尻島も見える

オンロードでも走行可

バイクは大多数が
オンロード車だった

最北のコンビニ(セコマ)
パンで朝食

夕日が丘駐車場
利尻島が良く見えた

抜海駅跡
駅舎消滅(T_T)

まだホームは
削られていなかった

こうほねの家から
利尻島を見る

広い駐車場
トイレあり

夕来展望所
お決まりの撮影

道道106号
まっすぐな道だ

利尻島を見ながら走る
北上の方がいいかな

稚咲内トイレ
ありがたく利用

広島のVersys仲間に
また再開(^^)/

雄信内駅跡
工事関係者多数

駅舎の解体は
まだ始まっていなかった

解体準備は
播但線かも

立て看は放置中

遠別のセコマで昼飯
毎度の弁当で

羽幌のホクレンで
給油しておきます

しんとつかわキャンプ
フィールド受付

平日半額2000円で
バンガローを借りる

滝川のすき家
毎度の晩飯

ワンパターン
650円なり

滝川で給油
明日に備える

帰りに酒を買って
キャンプ場に戻る

ちょうど夕暮れ
空の色が…

日が暮れたので
服を着込んで

外でまったり
酒を飲む

バンガロー内は暖かく
快適に作業中

今年のシュラフは
ダウンです


 2025.09.11 新十津川  → 塩狩 (晴/雨/晴)

朝5時起床。夜も寒くなく快適に眠れた。今日はそれほど距離を走る予定が無いのでゆっくりだ。外は快晴ではないが晴れている。ゆっくりと支度をして、時間があったのでお湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲む。7時に出発。朝方は少し寒いが長袖ヒートテックで大丈夫なレベル。深川から旭川までのJRの駅で未訪問の駅が3つあったのでそれを訪問することにした。途中、すき家が見えたので毎度の朝定食420円をいただく。朝から米が食える幸せを感じる。パンとカツゲンでもだいたい値段は同じなのでご飯をガッツリ食べられる方がお得感がある。3つの駅うち伊納駅は2021年に廃止になっており行ってみるとどこが駅だったのかもうわからないレベルになっている。旭川から2駅目なのに…。あとの2駅も無人駅だ。納内駅では列車が到着。学校が近いのか高校生が降りてきて駅に活気を感じる。ローカル線の朝の風景というところだ。駅訪問はあっという間に終了。旭川経由で今日の宿泊地の塩狩に行くと早すぎる。深川付近まで戻って、旧深名線に沿って北上することにした。天気はとても良くて空が青くツーリング気分が盛り上がる。このあたりは蕎麦栽培が盛んだが、蕎麦の白い花の季節はとっくに終わっており収穫の季節になっている。おかげで蕎麦畑の景色は…まぁただの茶色の畑というところ。途中、鷹泊駅跡に寄ってみる。朽ちかけながらもなぜかそのまま残っている。逆にこういう残り方の方が珍しいかも。少し北の幌加内に向かう。旧駅跡近くのバスターミナルに入った蕎麦屋(雪月花)が人気で前回行った時は待ち行列が長くて断念した。11時OPENの少し前に到着したおかげで待つことなく入店。新蕎麦(ザル)が990円と立派な蕎麦価格。少し緑がかった感じの蕎麦でさっぱりとした味だった。量は…少な目かな。(なぜか大盛り不可と書いていた)ターミナルから出てビックリ。北の空が黒いのだ。急ぎ雨雲レーダーを確認すると。少し北側をかすめるように動く細長くスポット的な雨雲が発生している。このままだと北上しても、ここに居ても雨に会う。南の方は雨雲にかかりにくそうだったので急ぎ来た道を戻る。が、なぜか空が黒くなり大きな雨粒が落ちてきた。なんで?どうして?と理解できなかった。たまたま近くにあった旧沼牛駅舎の方に行ってみたが今日は開館しておらず入れない。雨は激しくなってきたがどうして良いかわからずかなり迷った。ちょっと手前の道沿いに農家の屋根付き納屋っぽいものがあったので戻り、道沿いにバイクを停めて人間だけ雨宿り。バイクに簡易カバーをかけに戻ったが盛大に濡れる羽目になる。雨雲レーダーを確認すると、私が見た後、戻った方向にも雨雲が突如発生してそれにかかっているのだ。Kedamono塾長の呪いのレベルが強力になったのか?まずダミーの雨雲で攪乱して、移動した先に待ちかまえた第二段をぶち込むとい大ワザだろう。かなり激しく降ったが、30分くらいで雨が上がる。バイクはかなり濡れたが泥だらけにはなっていない。水滴をウエスでふき取って来た道を戻ってみる。なぜか幌加内に近づくと道路が乾いている。雨が降った気配すら感じさせないレベル。発生した2つの雨雲の隙間で降らなかったのか? さらに北上しても道路が濡れていない。雨雲レーダーでは確実に激しい雨に逢ったはずなのだが…。所々、木々の陰に濡れた跡があるのだが、気をつけないとわからないレベル。本当に降ったのだろうか?すぐに晴れたのですぐに乾いたのか?気を取り直して北上を続け、士別へと向かった。今年の正月に士別駅にて駅ソバ+カレーを食べたのだが、店主の佐々木のオッチャンが直後に急死してしまい店が無くなったというので行ってみたかったのだ。お店部分はきれいサッパリに無くなって何もなかったかのようになっていた。手を合わせ一礼をしてオッチャンの冥福を祈る。士別駅の駅前の道路も乾いていたが、くぼんだ部分だろうか大きな水たまりが何カ所かあったので、やはりここでも雨が降ったのだろう。近くにある道の駅侍士別に行ってみる。隣に停まっていたNT1100のライダーに聞いたが、留萌から来る途中で盛大に降られたという。おそらく一部同じルートを使っているが、降ったことには間違いないようだ。今日の予報では、名寄より北では朝方雨が降るという予報だった。雨雲レーダーを見ている限り、朝方の宗谷地方には雨雲があまり無く、降らなかったのか?と思ったが、スポット的にゲリラ豪雨が降ったんじゃないだろうか。突然雨雲が発生、移動して消えるという夏の夕立のパターンか? 暑いので自販機で100円コーラを飲んで南下開始。ベルシスの燃料ポンプがまた異音をたてて鳴っていた。が、すぐに消えたが…なんだか心配。さらにスマートモニターの液晶上部3mmくらいの幅で同期が狂ったかのように画像が横流れしてブレている。バイクもモニターもまだ新しいのに…トホホの初期不良かなぁ。士別で給油をしておいた。おとなしく国道を南下して塩狩へ。時間は15時。チェックインは16時(宿主も来てないし)なので時間がある。バイクは屋根の下に置けるので、雨の心配は無いし、晴れても直射日光もない。ということで、荷物を下ろしてチェーンメンテ。紙ウエスで汚れを落とし、小さい缶で持ってきたチェーンオイルを塗布。たぶんコレでいい…と思う。少し延びている感じもあるがダメレベルにはなっていないので放置。まったくチェーンはメンテが大変だ。シャフトドライブが懐かしい。16時前には九州のX−ADVさんがやってきた。珍しく私以外にライダーが居る(過去6回の宿泊ではライダーは私だけ)。今も現役のYH会員さんで70歳ということだ。16時に女将がやってきて受付開始。今日は私と彼の2人だけだという。彼は昨日予約したというので、昨日まで今日の宿泊は私1人予定だったのだろう。受付後、ランドリーで洗濯。記録では最初の北海道では洗濯していたはずだが記憶には無い。その後も記憶がないので久々の洗濯。洗濯機は家庭用で我が家のと同じメーカーで使い方も同じで楽勝。乾燥機は電気式で1時間の利用。Tシャツ、パンツ、靴下×3セットのみだが、Tシャツは乾燥機を使うとシワシワになるので部屋でそのまま干す(速乾性なので朝までに乾く)。パンツと靴下のみなので、まぁちょっと湿ったレベルまで乾いたので、コレも部屋干し。扇風機があったので風を送っておくが、これだけでも乾燥時間がぐっと短くなる。そして、食堂に入ってこのレポート作成。マジで忙しい。食事は18時半からだ。ビールは思い切って大瓶を2本。ちなみに宿泊費と瓶ビール2本、ランドリー使用で10400円なり。ユースとはいえ一般客だし個室なので通常の民宿並のお値段。地元野菜を使った野菜中心の料理は、きれいに盛りつけられ味も良くやわらかいので食べやすい。量は若い人には少ないだろうがカロリーが気になる私みたいな老人にはちょうど良い。女将も横で自分の夕食を食べながら、同宿のX−ADVさんとも楽しい会話だ。彼は親は大工だけど自分は九大卒の独立経営コンサル→企業の相談役を歴任して全国出張、年中飛行機で飛び回っていたということだった。娘さんも九大卒で医師と結婚しているという、忙しいが絵に描いたリッチな成功談という異世界の話で、どう考えてもプアー中心のユースホステルでの会話じゃない(笑)という珍しい話だった。彼は昨日この宿を予約したということだが、もし彼がいなかったら私一人の貸し切り状態という寂しい状態だっただろう。さすがに旅人宿で一人は残念な話だ(過去、ここで1回だけあったが…)。ということで、今日は個室でゆっくりと柔らかい布団で就寝。寝室には洗濯した下着を干しておいたが、速乾性のTシャツ以外は乾燥機で乾かしているので問題なく乾いた。荷物を減らすには途中での洗濯も必須だろう。



テントの片付けが無い
楽な出発準備

余裕の?
インスタントコーヒー

朝からすき家で
定食を…

お安くて米が
食べられるのは良い

駅訪問
納内駅

ローカル線
通学風景かも…

2021年に廃止
伊納駅

駅訪問
近文駅

コーヒーマシン無し
缶コーヒーを飲む

崩壊寸前?
鷹泊駅跡

純白の丘…
ソバの花のシーズンならば

幌加内そば
雪月花

緑色っぽいソバ
大盛り不可??

新ソバを食べた
990円なり

幌加内交流プラザ
背景に黒雲が(゚Д゚)

突如発生した
ゲリラ豪雨に遭う

道端にバイク放棄
人間だけ雨宿り

農機具の車庫?
ありがとうございました

沼牛駅跡
公開されてなかった

道の駅
森と湖の里ほろかない

添牛内駅跡
変化は無いようだ

JR士別駅
駅ソバがあったのに…

フーズサービスささき
完全消滅

駅待合室が
寂しくなりました

道の駅
侍士別

明日に備えて
給油しておきます

塩狩駅
人影無しでした

宿のチェックインは
16時からです

時間があるので
荷物を降ろして

チェーン清掃と
注油をしました

流し撮り失敗(´Д`)
通過の快速なよろ

懐かしい栓抜きで

毎度季節の野菜
満載の夕食

今回は服の
洗濯をしました

宿の部屋は
個室です

ふっくらした布団で
快眠でした


その3へ その5へ 戻る