駅 本文へジャンプ


苫小牧駅−様似駅




   路盤流出

元々海岸沿いを走るという不利な環境であったが…よくいままで無事だったと不思議なくらいです。2015年以降の災害により路盤流出や鉄橋の崩壊が起こった。その復旧に多額の費用がかかるためJR単独による復旧は困難となったが、公共交通機関だからJRがなんとかしろと口は出すが金は出さない自治体との協議も成立するわけもなく、廃止方向で進んでいるようです。(2018年9月現在)
残念ではありますが、自治体から金が出ない以上誰が見ても廃線確実でしょう。

(追記)2021年4月に正式廃止となりました。

2018/08/11







   苫小牧駅 (とまこまい)  2018/08/11


このあたりではフェリーも到着する港があったり、工業地帯もあったりと大きな都市です。町も比較的大きく駅も立派になっています。分岐する線も2つあるのですが、どちらもぱっとせず廃線の噂すら出る路線です。駅自体は、札幌付近の高架の駅とさほど差が無いような気がします。


廃線になる前に…とりあえず ゆうふつ駅の記載のある駅名標です

以下1982/9/14


初めて北海道にツーリングに行った時のもの。調べるとすぐこの後に現在の駅舎になったとあります。建て替え中には見えませんが…場所変わったのかな?





   勇払駅 (ゆうふつ)  2018/08/11


苫小牧の隣の駅です。苫小牧自体は大きな町なのですが、駅の回りは何もありません。近くまで住宅街が近づいているのですが、不思議なロケーションです。駅舎も何か民家っぽい建屋になっており過去は何か施設が入っていたと思われます。今は、窓が閉鎖されており不気味な感じすらします。駅構内も異様に広く、かつては貨車のヤードか何かあったかと思われます。


鵡川以降は列車が運休して既に3年以上たっています。復旧の見通しすら立たず、廃線はほぼ確実と思われます。巻き添えをくって、このあたりも一緒に廃線になると思われます。鵡川以降に乗客があるせいか(現在代行バス)、車両は2両編成で走っています。車両も老朽化激しい日高本線カラーのキハ40でしたでした。これもいつまで見ることができるのか…。





   浜厚真駅 (はまあつま) 2018/08/11


だるま駅舎です。やっぱり回りに何もない駅です。「浜」がつくだけあって厚真はもっと内陸側寄りでしょうか。2017年から発売しているご当地入場券の販売は、内陸部のコンビニで売っていて、買い求めるのに往復20km近くあったような(既に早来駅の方が近かったような気がします)。





   (浜田浦駅 (はまたうら) 廃止)  2018/08/11

以下 2018/08/11


ここはまだ、列車が通る路線です。回りになにもなく閑散としており、見るからに利用感の無い駅でした。廃止は時間の問題かと思われますが…。苫小牧に比較的近いのに…なぜ?という感じがあります。





   鵡川駅 (むかわ) 2022/05/29


2021年4月に正式に鵡川より先が廃止になった。その1年後の訪問だが、あまり代わり映えはしなかった。訪問時が日曜だったせいもあり、利用者には高校生がおらず、きのせいか載っていたのは鉄ちゃんだけだったような気がする。遠くない将来、ここも廃止の臭いがした。

以下 2015/08/21


今年の冬、海岸が浸食され鉄路が流される危険があるため鵡川駅−様似駅間が運休になっています。復旧には莫大な費用がかかるためJR単独での復旧は諦めたようです。かと言って自治体も費用を出さないとなっていて復旧の目処はたってません。苫小牧と静内の間くらいはまだ利用者がいそうですが、それ以降になると、きっと少ないでしょうね。


17時と通学時間帯だったこともあり、2両編成の列車からは割と多くの学生さんが降りてきて、お迎えの自家用車や代行バスに乗り込んでいました。
廃止になるとちょっと辛いかもしれませんが、この様にバスでも十分用は足りるということですね。





   (汐見駅 (しおみ)  廃止)

以下 2015/08/21


国道からも集落からも少し離れたところにあり、とても寂しい感じでした。ブロック作りっぽい丈夫感のある待合室ですね。





   (富川駅 (とみかわ) 廃止)

以下 2015/08/21


回りにはそれなりに人家がありました。駅舎と呼べるクラスの建物があり、割と立派です。






   (日高門別駅 (ひだかもんべつ)  廃止)

以下 2015/08/21


割と大きな町です。さすがに駅も立派ですが、無人駅ですね。構内は交換施設もありました。町の大きさからして、もう少し活気のある駅前かと思っていましたが、すでに交通の要所ではないようですね。






   (豊郷駅 (とよさと)  廃止)

以下 2022/05/29


2021年4月に正式に廃止になりました。意外とそのまま残っていましたが…線路は正式に線路ではなくなるので横断自由になっているのかな??

以下 2015/08/21


国道からも海岸からそれほど離れていない駅です。なんだか寂しい感じです。






   (清畠駅 (きよはた)  廃止)

以下 2015/08/21


豊郷駅とそっくりです。国道から近く海にも近いですが、豊郷駅より海に近い感じです。冬場は厳しいでしょうね。






   (厚賀駅 (あつが)  廃止)

以下 2015/08/21


ここは集落の中野駅です。木造風の駅舎がありました。そんなに古く無さそうな無人駅駅舎の割には大きいですが、他に何に使うつもりだったのでしょうか。待合室の壁のシャッターが閉まってました。






   (大狩部駅 (おおかりべ)  廃止)

以下 2015/08/21


地図の上では国道沿いですが、高低差があり、手前から入らないとアクセスできません。国道が上を通る堤を地下でくぐって行きます。海に激近です。冬の厳しい風だと吹っ飛ばされそうな感じです。待合室はブロック作りで丈夫そうでした。冬の風から守ってくれる大事な建物ですね。






   (節婦駅 (せっぷ) 廃止)

以下 2015/08/21


意外と回りは住宅街という感じのところです。駅舎も比較的新しく、新興住宅街っぽい感じもします。


なぜか札沼線でも時々みかける漢字表記の駅名標。そしてホームにある石の駅名標??





   (新冠駅 (にいかっぷ)  廃止)

以下 2015/08/21


馬産地で有名な地です。静内ほどではないですが、町もそこそこ大きいし、近所に道の駅もあります。が、駅は無人で複合施設になっており、正面には駅名表記もありませんでした。






   (静内駅 (しずない)  廃止)

以下 2022/05/29


2021年4月 正式に日高本線が様似−鵡川間が廃止になった。元からバスターミナルや観光案内所として割と人が来ていたこともあり寂れた感はあまりなかった。駅舎内にあった駅ソバは休止期間の2019年春に訪問したときも今回も健在であり他のお客さんも食べていた。長く続いて欲しいものだ。
駅舎内の出札場所は展示スペースになっていた。まだ構内や線路は当時のまま残っていたが、いつまで残るのだろうか。

以下 2015/08/21


このあたりでは一番大きな町です。国道沿いにいろんなお店が林立していますし、いつの間にかAeonまでできていました。このあたりに住むならこの町ですね。駅もとても立派です。珍しく駅の中に駅ソバがありした。


駅ソバのオバチャンとお話しをしました。まだ駅ソバ歴1年少々の方でしたが、子供の頃親に連れられて食べた記憶があるそうなので、旧駅舎から駅ソバがあって脈々と引き継がれていることがわかりました(^^)/ 駅ソバはとってもステキですね。

以下2001/8/28


建て替え中の静内駅です。木造駅舎が消えて…新しい駅に変わっていくところでした。町のシンボルなのか桜マークが工事中の壁にも描かれていましたね。確か「桜舞う街」というのが静内のキャッチフレーズだったかも。

以下1995/8/13


この頃、某少年サンデー誌に北海道の馬産地をモデルにした連載がありました。とても面白くコミックスも買ってました。その牧場のモデルになったのが静内町なので、駅も登場していましたので私も訪問していました(構内とかホームは残念ながら未訪問)。木造駅舎で有人駅です。もうちょっと真面目に訪問しておけば良かったかも。95年から2001年まで、静内町に通ってましたねぇ…(しみじみ)。
左の全景を拡大すると駅舎の左側に駅ソバ発見。構内ではなく外に隣接する形で駅ソバがあったとは驚きです。看板のフォントが現在の駅ソバの暖簾と同じだったのにはさらに驚きです。





   (東静内駅 (ひがししずない)  廃止)

以下 2015/08/21


国道沿いです。静内町は大きな町ですが、ここまでは市街地が続いていません。それでも民家はありました。駅に…公衆便所がくっついた複合施設(笑)とは驚きました。





   (春立駅 (はるたち)  廃止)

以下 2015/08/21


国道沿いで、小さい集落。公衆便所がくっついた複合施設(笑)というのが東静内駅と似ていますね。






   (日高東別駅 (ひだかとうべつ)  廃止)

以下 2015/08/21


国道から少し離れた小さな集落でした。待合室はブロック作りでした。路線が生きていたとしても駅として生き残るのは苦しいかも…の駅でした。






   (日高三石駅 (ひだかみついし)  廃止)

以下 2015/08/21


国道沿いで、少し大きめの集落がある町でした。今まで何度か見ていましたが訪問したことはありませんでした。複合施設っぽい建物です。






   (蓬栄駅 (ほうえい)  廃止)

以下 2015/08/21


国道から離れています。道のすぐ脇の駅ですが、回りに民家は見あたりませんでした。ちょうど代行バスがやってきましたが…当然のことながら乗り降りする人はいませんでした。






   (本桐駅 (ほんきり) 廃止)

以下 2015/08/21


国道から離れていますが、集落の中の駅です。構内も広く、引き込み線の跡もありました。駅舎は寂しくなっていますが古いものが残っていました。かつては多くの人が利用した駅なんだろう…と思ってしまいます。






   (荻伏駅 (おぎふし)  廃止)

以下 2015/08/21


やはり国道から離れた小さな集落の駅です。かつては島式ホームだったと思われる作りでした。基礎の残るコンクリの上に乗るダルマ駅舎ですが、なにやら絵が描かれているのが不思議な光景です。木造駅舎に描かれるのは迷惑ですが、ダルマ駅舎ならありかもしれません。






   (絵笛駅 (えふえ)  廃止)

以下 2015/08/21


国道からはもちろん、道道からも少し入ったところにあり、ナビが無かったら行けないのでは?と思える、牧場の真ん中で民家の隣という不思議な場所にある駅でした。すぐ後ろで馬たちが遊んでいるのが印象的で、ここを列車が通ってたのか…と驚いたとともに、列車と馬を入れて撮影したかったな…と後悔してしまいました。日高本線は、このまま廃止になるしかないのでしょうか?復活したら絵笛駅は是非再訪したい駅です。








   (浦河駅 (うらかわ)  廃止1)

以下 2015/08/21


日高本線の区間では静内に次ぐ町だと思います。国道から少し離れたところにあり、思ったよりこじんまりとした駅で拍子抜けしました。有人駅で駅員さんもいましたが、入場券を買おうとしても「どこからでも入れるからね〜」と言って無料で入れてくれました。広い構内はかつては貨物を扱う引き込み線が多かったのかな?と思わせる作りでした。列車が不通でしたが、それを狙ってか、代行バス(と路線バスを)使って全駅降車を目指す人が訪問してきたのには驚きました(;゜Д゜)強者はどこにでもいるものです。






   (東町駅 (ひがしちょう)  廃止1)

以下 2015/08/21


集落の民家の中にこっそりとある駅でした。ナビが無いと行けない駅でしょう。意外と集落の回りの景色に溶け込んだ駅でした。






   (日高幌別駅 (ひだかほろべつ)  廃止)

以下 2015/08/21


郵便局までからんだ立派な複合施設になっていました。もう駅なんだか何だかわからない感じで珍しいですが、これも駅のひとつなんだと感心させられました。






   (鵜苫駅 (うとま)  廃止)

以下 2015/08/21



国道沿いのダルマ駅舎でした。ここもダルマ駅舎にペイントがなされていました。生き残るのは厳しそうでした。





   (西様似駅 (にしさまに)  廃止)

以下 2015/08/21



国道より少し入ったところにありました。貯木場という感じの不思議なロケーションでした。かつては木材の搬出が盛んだったのでしょうか?かつては島式ホームだったと思われるホームの造りでした。駅舎はダルマ駅になっていて、このあたりのシリーズとしてかペイントされていました。





   (様似駅 (さまに)  廃止)

以下 2015/08/21



日高本線終着駅です。以前から行ったことはあったのですが、イマイチインパクトに欠ける駅でした。訪問時は列車も来ない状況でしたが委託の駅員さんは在中していて入場券を売ってくれました。駅舎は駅と観光案内所が同居する複合施設っぽい感じになっていました。列車は不通ですが、その代わりに列車代行バスが運行されていました。鉄路は既に来る列車も無いのですが、信号は通電されており、施設もメンテされていいるようでした(保線員さんたちがトロッコで移動しているのを目撃しました)。




ここは通る頻度は少なかったです。駅も馴染みのある駅は静内駅くらいでした。比較的裕福な静内駅付近を除くと、これと言って何もない町が続く感じですし並行する国道も走りにくく、なかなか寄りつきにくかったエリアです。今年不通になってから開通の目処も立たず、廃線の香りが強く漂ってきたので、つい行ってしまいました。国道から少し離れて馴染みのない駅も駅も多く、なかなか楽しめる訪問になりました。
2015/8/21